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美容オイルを普通のクレンジングと同じように使っている人も多いのではないでしょうか?
でも通常のクレンジングオイルと美容オイルでは使用方法にが違うので、注意して使わないと肌トラブルの元になるかも?!
そこで今回は美容オイルでのクレンジングの正しいやり方や使用上の注意など詳しくお話ししていきたいと思います。
美容オイルでのクレンジングって肌に悪いの?ちゃんとメイクは落ちる?
美容オイルでのクレンジングは市販のクレンジングのように界面活性剤などのケミカル成分を含まないため肌への負担も少なそうですよね。
結論としては「美容オイルでのクレンジングって肌に悪いの?」という質問の答えはズバリ「NO」です。
もちろん肌が怪我をして傷があるとか、アレルギーやよほどの肌トラブルがある場合は別ですが、そうでなければ美容オイルは安全性や美容効果も高いので、基本的に毎日安心して使うことができます。
使う美容オイルは肌の悩みや肌質に合わせて自分の肌にあったものを選びましょう。
選び方は別記事の「美容オイルってなに?元ビューティーアドバイザーが薦めるオイル8選!」などに詳しく記載していますので、オイル選びの参考にしてください。
補足としてはホホバオイルを選ぶ場合はクレンジングのみでの使用目的なら精製されたもので十分です。
なぜかというと美容オイルをクレンジングとして使用する場合、他の用途よりも使用量が多くなります。
その点、精製のホホバオイルなら安価で手に入れやすくコスパも良いのでクレンジング用として向いているでしょう。
でも美容オイルでのクレンジングが問題ないとしても、本当にちゃんとメイクが落ちるのかな?とちょっと不安になりますよね。
美容オイルでなぜクレンジングができるのかというと「油(メイクや皮脂汚れ)は油(オイル)で落とす」という理論からです。そのため美容オイルでメイクを落とすことは十分可能ではあります。
でもあくまで美容オイルはメイクなどの油汚れを「浮かし出す」ことしかできません。つまり美容オイルだけでメイクを落としきってくれるわけではないんです。
通常のクレンジングオイルならば界面活性剤の乳化作用でメイクも汚れもスッキリ洗い流すことができますが、美容オイルは界面活性剤が含まれていないためクレンジングしても美容オイルの油膜とともにメイクや皮脂汚れも肌表面に残りやすいのです。
つまり美容オイルでのクレンジングが肌に悪いのか?きちんとメイクが落ちるのか?という疑問の回答としては「正しい使い方や注意点を守れば大丈夫」です。
では正しい使い方と注意点とはどのようなものなのかを次に詳しくお話ししていきましょう。
正しいクレンジング方法と使用上の注意
食用オイルでのクレンジングは控えましょう。
例えばオリーブオイルは食用のものと美容のものがありますよね。
「食用なら量も多いしリーズナブルだからお得」「体にいいものは肌にもいいはず」「エキストラバージンオイルなら食用でもOK」など、食用のオリーブオイルは肌に使ってもいいという情報を目にすることも多いでしょう。
でも残念ながら食用のオイルを肌に使うのはあまりよくありません。なぜなら同じオリーブオイルでも食用と化粧品では精製度や品質管理の面で大きく違いがあるからです。
美容オリーブオイルの場合、肌につけても安全なように不純物などを綺麗に取り除いていますが、食用のオリーブオイルは栄養価や味、風味などを重要視しているため、微量にオリーブの果肉や繊維などの不純物が混ざっていることもあります。
これが肌を傷めたり汚れの原因になってしまうこともあるのです。
また食用には純度を優先することで精製度が低いものもあります。
するとオリーブオイルに含まれるオレイン酸が酸化して、肌の老化やトラブルの原因でもある過酸化脂質を生み出してしまうことになるのです。
クレンジング後、必ず洗顔料で洗い流す。
先にもお話ししましたが、美容オイルのみではメイクを落としきることはできません。
なので必ずクレンジング後に洗顔料を使って綺麗に洗い流すようにしましょう。
美容オイルでのクレンジング方法はオイルを500円玉ほどとって肌をマッサージするようにクルクルとなじませましょう。
小鼻の周りなどは指の腹を使って念入りに。
肌のベタつきがきになるようなら、蒸しタオルなどで優しくオイルを拭き取ってから洗顔料を使うとさっぱりした使用感になります。
逆に蒸しタオルは使わずに洗顔料で洗うと、洗顔後しっとり感が残るので乾燥肌の人におすすめです。
ウォータープルーフなどの濃いメイクは落ちにくいので注意。
重ね付けしたアイラインやマスカラ、ウォータープルーフなど落ちにくいメイクの場合はやはり専用のポイントメイク落としやクレンジングを使う方が最適。
でも美容オイルも併用する方法がおすすめです。
まず最初に美容オイルをメイクになじませて優しくティッシュオフ。その後いつものクレンジングを使うようにしましょう。
この方法ならデリケートな目元に負担をかけずに濃いメイクをしっかり落とすことができますよ。
乳液+美容オイルでクレンジング
美容オイルでのクレンジング方法には他にもこんな使い方があります。
まずコットンにたっぷり乳液をつけて、そこに数滴の美容オイルをたらして混ぜるように軽くもみこみましょう。
そのコットンで肌に摩擦をかけないように優しくクルクルとマッサージするように拭き取っていきましょう。
クレンジング後のツッパリ感が少なく、肌触りもしっとりするのでおすすめ。メイクが薄めの人ならこの方法のみでもメイクが落とせますよ。
温度に注意
美容オイルによっては温度によって固まりやすいものもあります。
例えばホホバオイルは7℃以下で固まりやすい性質を持っています。
クレンジングに使うためにはオイルの質感がサラッとしていないと肌にうまくなじまなくなります。
なのでクレンジングをするときは室温が10℃以上のところで使用しましょう。
もし固まってしまったら容器ごとぬるま湯につけておくと元に戻ります。
パッチテスト
美容オイルは肌に優しいものではありますが、アレルギーや敏感肌、妊娠中の人は肌が過敏になっているので使用前はなるべくパッチテストを行うようにしてください。
腕の内側などに少量を塗り、時間をおいて異常がないかを確かめてください。
使用期限
美容オイルには酸化しにくいものもたくさんありますが、それでも使用期限を守らないと劣化したものを肌につけることになってしまいます。
酸化しにくいものであってもなるべく開封後は1年を目安に使い切る方が安全でしょう。
美容オイルでのクレンジングのメリット
メリットは合成界面活性剤などのケミカル成分を使わずにメイク落としができることです。
合成界面活性剤が一概に肌に悪いというわけではありませんが、敏感肌や乾燥肌の人などにとっては負担となり肌トラブルを起こす原因になっていることもあります。
その点、美容オイルには合成界面活性剤が含まれていないので安心して使うことができるのです。
美容オイルでのクレンジングのデメリット
デメリットは通常のクレンジングよりも手間がかかるということです。
美容オイルだけではメイクを浮かせることはできても、それだけでスッキリ落としきるのは難しいです。
そのためクレンジング後はティッシュオフや蒸しタオルで拭き取った後、さらに洗顔料を使って洗い落とさなければいけません。
このように通常のクレンジングよりもいろいろと手間がかかってしまうのが最大のデメリットでしょう。
美容オイルクレンジングが向いているのはこんな人
- 敏感肌・乾燥肌の人
- メイクが薄めの人
- 市販のクレンジングで肌荒れしやすい人
- マッサージも兼ねたい人
市販のクレンジングが向いている人
- 濃いメイクの人
- 手早く簡単に落としたい人
まとめ
いかがでしたか?
美容オイルでのクレンジングは正しい使い方と注意点に気をつければ何も問題ありません。
それどころか美肌ケアをしながらメイクが落とせるという優れものアイテム!
最近なんだか肌の調子が悪いという人はぜひこの機会に美容オイルクレンジングを試してみましょう。