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近年、大人気の美容オイル。でも「美容オイルに興味はあるけれど、ニキビ肌に使ってもいいの?なんだかニキビが悪化しそう…」と、ちょっと心配ではありませんか?
ニキビに油を与えるなんて最もNGのスキンケアのように思っちゃいますよね。
でも実は美容オイルはニキビにとても効果的なスキンケアアイテムでもあるんです!
そこで今回はニキビに効果的な美容オイルと正しい使い方について詳しくお話ししていきましょう。
美容オイルがニキビに効果的ってホント?
一口に美容オイルといってもその種類はさまざまですが、ほとんどの美容オイルには①保湿効果と②抗酸化作用の2つの働きがあります。
そしてこの2つがニキビにとても有効的に働きかけてくれるのです。
でも美容オイルがニキビに効果的といっても、どんなニキビ肌でもOKというわけではありません。
美容オイルがNGの肌はズバリ「オイリー肌」です。
オイリー肌の場合、ただでさえ過剰な皮脂分泌で肌が油分過多になっている状態に、さらにオイル(油分)を与えてしまうと毛穴詰まりを起こしてニキビが出来たり悪化したりしてしまうからです。
美容オイルが効果的に働くのは混合肌やインナードライ肌、または年齢肌など肌内部の乾燥が原因でニキビが出来てしまうタイプに向いています。
では美容オイルがどのように効果的に働きかけるかというと、次の4つになります。
美容オイルがニキビに効く4つの理由
保湿効果で毛穴詰まりによるニキビ発生を防ぐ
水分不足によって乾燥した肌は、これ以上水分が逃げないようにと過剰に皮脂(油)を出して蓋をしようとする働きがあります。
皮脂分泌によって開いた毛穴に皮脂や古い角質が詰まってしまいニキビができてしまうのです。
でも美容オイルで保湿することで、開いた毛穴の周りの皮膚をふっくらさせて毛穴を閉じさせて毛穴詰まりを抑えることが出来ます。
過剰な皮脂分泌を抑える
美容オイルは人の正常な皮脂膜に近いとされているので、これを肌につけることで肌が「もう皮脂膜ができてるから皮脂を出す必要がない」と認識します。
これにより皮脂の過剰分泌を抑えることができるのです。
ニキビの原因の古い角質を柔らかく取り除く
古い角質がたまって硬くなってしまった肌を柔らかく整えることで、その後の化粧水などの浸透力を高めることができ、肌内部の水分不足の乾燥を改善することができます。
抗酸化作用でニキビ跡予防
美容オイルの抗酸化作用によって肌の老化原因である活性酸素を防止します。
これによりニキビの色素沈着を防いでニキビ跡を作らせないようにしてくれます。
ニキビに効果的な美容オイル
では具体的にニキビに効果的な美容オイルをご紹介していきましょう。
ローズヒップオイル
ローズヒップはニキビケアに欠かせない美容成分であるビタミンCが豊富に含まれており「ビタミンCの塊」と言われるほど美肌効果に優れた美容オイルです。
また新しい肌細胞の再生を促してくれるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸も豊富。
さらに炎症を抑えたり肌を修復する作用もあるのでニキビにとても効果的なんです。メラニン抑制効果もあるのでニキビ跡の予防にもなります。
使用感はしっとりめで肌に潤いとハリを与えるので、乾燥や年齢肌による大人ニキビ肌に最適です。
注意点は酸化しやすいオイルなので、開封後はなるべく早めに使い切るようにし、直射日光を避けて保管するようにしましょう。
そしてなるべく朝の使用は控え、夜のスキンケアとして使うようにしましょう。
ホホバオイル
ホホバオイルにはニキビの炎症やアクネ菌を抑えたり、肌のターンオーバーを促す効果もあるのでニキビ跡の改善にも効果的です。
ホホバオイルの成分の90%が人の皮脂の構造に近いため、浸透力や肌なじみが良いです。
また皮脂の汚れを浮かせてとるクレンジング効果と保湿効果で、肌の水分と油分のバランスを正常に整えてくれます。
またビタミンEの効果で皮脂の酸化を抑えながら肌表面を抗菌してくれるので、ニキビ予防にもなります。
どちらかというと酸化しにくいタイプのオイルになりますが、なるべく開封後は1年を目安に使い切る方が品質的にもベストな状態で使用できるでしょう。
スクワランオイル
サメの肝臓エキス、またはオリーブオイルや米ぬかなどから抽出した動物性・植物性の天然由来の美容オイルです。
低刺激で殺菌効果もあり、オイルなのに比較的サラサラしていて通気性が高いのが特徴的です。そのためオイリータイプの肌質の人でも比較的負担なく使用できるでしょう。
スクワランはもともと人間に体内にも存在する成分で、酸素を運ぶ役割を持っています。そのためスクワランの作用によって酸素が行き渡り、肌細胞を活性化させることでニキビの改善に働きかけてくれます。
またクレンジング効果で硬くなった角質を保湿しながら柔らかくすることで、乾燥や毛穴詰まりによるニキビを防ぐことができます。
アルガンオイル
アルガンオイルはアンチエイジングにとても効果的な美容オイルで、ビタミンEやカロテンが豊富に含まれています。
ビタミンEには抗酸化作用があり、肌のターンオーバーを活性化することで乾燥や年齢肌による大人ニキビに効果的に働きかけます。
またアルガンオイルに含まれるリノール酸の働きが赤みや炎症のあるニキビやニキビ跡を改善していきます。
特にアンチエイジングケアに使用される美容オイルなので保湿力が高く、健康な肌の皮脂膜を作り潤いを保ちます。
ただし、アルガンオイルの成分の一つであるオレイン酸にはアクネ菌を活発化させる恐れがあるため、オイリー肌や炎症ニキビがある人は注意しましょう。
(酸化しやすい美容オイルについて詳しくは別記事「美容オイルで日焼けは大丈夫!?油焼けに要注意 オイルを使った正しいスキンケア」に記載しています。)
美容オイルの正しい使い方
使い方①導入液(ブースター)として
インナードライや混合肌によるニキビには肌内部にしっかりと潤いを送り届けることが大切です。そのためには美容オイルをブースターとして使う方法がおすすめ。
洗顔後すぐの肌に美容オイルを薄くのばし、その後いつものスキンケアをしましょう。
美容オイルの導入液としての効果でにより、後に使う化粧水や美容液の効果をより高めてくれます。
使い方②マッサージ&蒸しタオル
美容オイルをたっぷりめ(500円玉くらい)に手に取り、顔全体になじませながら優しくマッサージしていきましょう。
美容オイルのクレンジング+保湿効果によって、古い角質や毛穴詰まりを取り除き、肌表面を正常に整えてくれます。
マッサージ後は濡らしたタオルを絞って電子レンジで30秒〜1分ほど回して蒸しタオルを作り、顔全体に1分〜3分ほどのせてから優しく拭き取っていきましょう。肌がやわらかく滑らかになりますよ。
使い方③ニキビにピンポイントで使う
大人ニキビの場合、ニキビの周辺の皮膚は実は乾燥しています。特に口周りやアゴ周辺は乾燥して皮膚が硬くなりやすいため大人ニキビが出来やすい部分です。
こうしたニキビができている部分に少量でいいので美容オイルを優しくなじませましょう。
「ニキビにピンポイントでオイルをつけるなんて…」と抵抗があるかもしれませんが、先にもお話ししてきた通り、インナードライ肌や混合肌、年齢肌のニキビは肌内部の乾燥が原因なので、オイリー肌や炎症ニキビでないのなら、美容オイルをつけることはむしろニキビの改善につながるのです。
使い方④オイルパック
使い方②の後に優しく洗顔をしましょう。洗顔後、再度美容オイルを肌に薄くのばして10〜15分ほど置いてオイルパック。
パックしながら蒸しタオルやスチーマーを当ててもいいですが、湯船に浸かりながらだと血行も良くなりさらに効果的。
その後、優しくクルクルマッサージして毛穴汚れを取り除いてから、優しく洗い流しましょう。
その後いつものスキンケアでもいいですが、使い方①や③のケアも肌状態に応じて組み合わせるのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
美容オイルがニキビに効果的かどうかは肌質と使い方によるところが大きいでしょう。
今回ご紹介した美容オイルや正しい使い方を参考にして、ぜひニキビケアに活用してみてくださいね。