乾燥やオイリーなど様々な肌トラブルが混在する混合肌。
複雑な肌質なだけに化粧崩れも起こしやすいのが悩みのタネですよね。
しかも忙しいママさんたちは化粧直しする時間なんてなかなかとれないので、なるべくメイクが崩れないように予防したいですよね。
そこで今回は混合肌の化粧崩れを抑える方法についてお話ししていきます。
混合肌とは?
混合肌とは部分的に状態が異なった肌質のことをいいます。
例えば「おでこや鼻(Tゾーン)は脂っぽいのに頬などは乾燥してつっぱる」といった状態が最も多いパターンですが、他にも「普通肌と乾燥肌」や「普通肌とオイリー肌」などの組み合わせでも部分的に肌質が違えば混合肌ということになります。
30代を過ぎた頃からホルモンバランスの影響により混合肌に変わることもあるようです。産後のママさんたちは特にホルモンバランスの影響を受けやすいので混合肌対策も気をつけておきたいですね。
また季節によっても肌質が変わってしまい混合肌になることもあります。
混合肌のメイク崩れの原因と対策
混合肌のメイク崩れの原因は肌内部の水分不足が原因です。肌は内部が乾燥すると自分で肌を守ろうとして過剰に皮脂を分泌してしまいます。
Tゾーンはもともと皮脂分泌の多い部分なので過剰に分泌しやすいためその油分でヨレたり、ファンデーションが汚くムラになって取れたりなどの化粧崩れを起こしてしまいます。
また頬や目元、口元など乾燥しやすく皮脂分泌があまり発達していない部分は肌内部の水分不足がそのまま肌表面の乾燥を引き起こしてしまいます。
するとファンデーションと肌の密着性が悪くなり肌から浮いてきて、ひび割れたり粉を吹いたようになったり、シワにファンデーションが入り込んで目立つなどの化粧崩れを起こしたりします。
こうした混合肌の化粧崩れの対策法はズバリ「部分的な肌質の違いに合わせてスキンケアやメイクも使い分けること」です。そのためには自分の肌のどの部分がどういう肌質なのかをきちんと見極めることが大切です。
とはいえ、わざわざ肌質の違いに合わせてスキンケアアイテムを使い分けるのは面倒だし忙しくてムリ!という場合はオイリーと乾燥のうち、より深刻な状態の方に合わせてスキンケアを選ぶようにしましょう。
(つけ方や使い方について詳しくは後ほどお話しします。)
いずれにせよ、よく自分の肌を観察して自分はどういった組み合わせの混合肌で、メイクが崩れやすいところはどこなのかなど、自分できちんと把握しておきましょう。
これで崩れない!混合肌の化粧崩れ対策!
メイク前の肌は土台です。土台がしっかりしていないとメイクのノリも持ちも悪くなってしまい崩れやすくなります。
皮脂崩れでも乾燥崩れでも原因は肌内部の乾燥なので保湿ケアはしっかりとしましょう。
基本的には乾燥が気になるところには乳液やクリームなどで保湿し、皮脂が気になるところは内部の水分不足が原因なので化粧水や美容液などで水分メインの保湿をするようにしましょう。
特にメイク前の土台づくりとして、3〜5分ほどのフェイスパックはおすすめです。朝は忙しい時間ですが、家事などをしながらでもいいのでメイク前のパックで肌にしっかり水分を与えて保湿するようにしましょう。
(乾燥肌、オイリー肌の詳しいケアに関しては別記事「肌の若さを保つためには乾燥肌のケアが必須!これだけは必要な10のケア方法」や「意外と知られていない オイリー肌の原因とケア方法」に記載しています。)
ではこれらを踏まえて、混合肌の化粧崩れ対策として、スキンケアとメイクのコツや方法を詳しくご紹介していきましょう。
スキンケア編
皮脂崩れしやすいところの乳液やクリームは少量にする
主におでこや鼻などのTゾーンだと思いますが、皮脂分泌が多いところに油分である乳液やクリームを足しすぎると余計に皮脂崩れを引き起こしてしまいます。
つける量は頬など乾燥しやすいところをつけた後、手のひらに残っている分をTゾーンに押さえるようにしてつける程度でかまいません。
皮脂崩れしやすいところに収れん化粧水
夏など暑い季節は特に汗もかきやすくなるので、Tゾーンなどの過剰な皮脂分泌と合わさってさらに化粧崩れしやすくなります。
Tゾーンだけ毛穴を引き締める効果のある「収れん化粧水」を使うようにするとメイクが崩れにくくなり、もちが良くなります。
洗顔時は皮脂量の多い部分のみに泡をつけて洗う
皮脂が多いTゾーンだけに泡をつけて洗い、乾燥するところにはあえて泡はつけずに洗ってみてください。
乾燥する部分はTゾーンを洗い流すときに流れる泡と一緒についでに洗い流すくらいの方が潤いを取りすぎずにすみます。
特に乾燥する部分にはクリームやパック
目元や口元は皮脂腺が発達していないのでどんな肌質の人も乾燥しやすい部分です。
特に冬場など乾燥しやすい季節は目元や口元に専用クリームや部分用パックパックなどで集中ケアをするようにしましょう。
メイク編
Tゾーン用メイク下地をつける
皮脂崩れを起こしやすいのは大抵がTゾーンです。皮脂吸収タイプのTゾーン専用のメイク下地をファンデーション前につけるとメイクが崩れにくくなります。
下地の後、仕上げはスポンジ!
スポンジはファンデーションの時だけでなく下地でも使うと、より化粧崩れ防止になります。
下地を顔全体になじませた後、スポンジで肌をトントンと優しく叩き込むことで下地が肌に密着して崩れにくくなります。
鼻周りは崩れやすいのでスポンジの角を使って念入りに!
崩れやすい部分のファンデーションはとにかく薄く!
化粧崩れはファンデーションを正しくつけることが重要なカギを握っています。
基本はとにかく薄くつけること!乾燥崩れの場合も皮脂崩れの場合もファンデーションを多めに塗ってしまうと余計に崩れやすくなり、後で修正も効かなくなってしまうので気をつけましょう。
リキッドやクリームファンデーションなら下地と同じように、頬や広いところは手のひらで、小鼻など細かいところは指でなじませてから仕上げにスポンジでトントンと優しく叩き込み、肌にファンデーションを密着させるようにしましょう。
パウダリーの場合はスポンジでつけると多めについてしまいがちなので、ブラシでつけるようにするとおすすめです。フワッと薄づきな仕上がりになりますよ。
またブラシ以外にもフェイスパウダーをつける丸いパフで固形のパウダリーファンデーションをつけ、肌にクルクルとなじませるようにしてつけると厚塗りを防ぐことができます。
スポンジでつけるよりもとてもナチュラルな仕上がりになりますよ。
忙しいママさんにおすすめの時短メイク法!IKKOさん直伝「男塗り」!
美容家のIKKOさんがオススメしていたファンデーションの塗り方です。
やり方は簡単!リキッドかクリームファンデを手のひらに取り、両手を擦り合わせて手のひらにファンデをなじませます。そして両手についているファンデーションを肌につけるだけです。
つけ方は塗るのではなく、肌を押さえるようにして手のひらで優しく叩き込むようになじませてください。
自然と薄づきにな仕上がりでとてもナチュラル!簡単だけど崩れにくいベースメイクが仕上がるので、忙しいママさんの時短メイクにはうってつけの方法ですよ!カバーし切れていない部分は指でトントンと薄く重ねていきましょう。
乾燥崩れには下地+美容オイル1滴
乾燥崩れを起こしやすい部分には保湿力の高い美容成分が入った下地を使いましょう。
それでも乾燥してしまうようなら、下地に美容オイルを1滴だけ混ぜてつけてみてください。
保湿の持続性があがるので乾燥崩れしにくくなります。
フェイスパウダーは使い分ける
Tゾーンなど皮脂崩れの部分には必ずメイクの最後につけるようにしましょう。でも乾燥しやすい部分にはあまりつけないようにしましょう。
メイクした後 仕上げに化粧水スプレー
メイクを全て終えた後、仕上げに顔全体に化粧水スプレーを吹きかけると肌にファンデが密着しメイクのもちが良くなります。メイクしたての粉っぽさを消すこともできて素肌感のある仕上がりになります。
化粧水スプレーは粒子が細かい「アベンヌ」などがおすすめです。スプレーした際、肌に水分が付いているままだと蒸発するときに乾燥してしまうので、水滴はティッシュで軽く押さえるようにしましょう。
日中の保湿で化粧崩れを防ぐ
日中、乾燥が気になる時、またお仕事ママさんならメイク直しの時などにメイクの上からでも化粧水スプレーをかけて肌の水分補給をしましょう。保湿することで過剰な皮脂分泌を予防できます。
また目元など特に乾燥してシワっぽくなりやすい部分には化粧水スプレーでは保湿しきれません。代わりに乳液を少量つけて保湿しましょう。
メイクの上から多くつけすぎるとヨレてしまうので、ほんの少しだけを指先に取り目元に薄くつけましょう。
その後は軽くティッシュで押さえてからパウダーなどでメイク直しをしてください。
油取り紙は逆効果!
油取り紙はベタつく皮脂をスッキリ取り除けるのでついつい使いたくなりますが、必要な油分まで取ってしまい、余計に皮脂を分泌させて逆に化粧崩れを招いてしまいます。
脂取り紙ではなくティッシュで押さえる方が余分な皮脂だけを取ることができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
混合肌の化粧崩れを防ぐ方法をご紹介しましたが、どれも簡単なものばかりなのでやってみてくださいね。
肌質の違いに合わせたスキンケアとメイク方法で化粧崩れを防いで1日中綺麗な肌で過ごしましょう!
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