目の印象は顔の印象を最も左右するパーツですよね。目元がたるんでいたりシワがあると目が小さく見えたり疲れて見えるだけでなく、老けた印象に見えてしまいます!
…ということは目元を若々しい印象に変えれば見た目年齢も変わるってこと!
そこで今回はまぶたのしわ・たるみの原因と対策について詳しくお話ししていきましょう。
まぶたのしわ・たるみの原因
まぶたの筋肉の衰え
目の周りの筋肉である眼輪筋(がんりんきん)が衰えて支える力が弱くなり、まぶたがたるみ・しわができてしまいます。
眼輪筋が衰えていると額を引き上げてまぶたを開けるようになるため、ひたいにも横ジワができやすくなります。
まぶたの皮膚がしぼむ
まぶたの皮膚が加齢によって弾力を失い、たるみやシワが出てしまいます。
皮膚のハリや弾力を司るコラーゲンやそれを支える線維芽細胞が年齢とともに衰えたり再生されにくくなることで皮膚がしぼんでしまいたるみやしわになってしまいます。
たるみを悪化させる原因
まぶたのたるみ・しわは次の4つの要因が重なることでさらに悪化してしまいます。
乾燥
まぶたを含む目周りの皮膚は約0.5mmほどしかありません。顔の他の皮膚の部分の厚さは約2mmであることからも目元の皮膚は特に薄い部分といえるでしょう。
皮膚が薄いということはそれだけ刺激も受けやすくもありますし、皮脂腺もほとんどないので皮脂膜も作られにくいことから肌の潤いを保つ力も弱く乾燥しやすいのです。
そして乾燥によって皮膚がしぼんでたるみやしわができやすくなってしまいます。
目の負担
パソコンやスマホの見すぎやコンタクト使用による目周りの筋肉疲労や血行不良。
またアイメイクのクレンジングや洗顔で目元をこすることで摩擦の刺激を毎日少しづつ積み重ねてしまい、たるみとしわを引き起こす原因に。
紫外線
紫外線は皮膚の乾燥を悪化させますし、肌の弾力を失わせ肌を老化させてしまいます。
紫外線に当たることで活性酸素という肌の老化原因物質が発生し、コラーゲンやエラスチンを変性させてしまったり、破壊酵素を増やしてしまうことで目元のたるみやシワの原因になります。
浅い呼吸
ストレスなどの影響で呼吸が浅くなることがあります。
すると酸素を十分に取り込んでいないことになり、それが皮膚の再生力や古い角質や老廃物の排出力を低下させてしまいます。それは目周りの皮膚にも影響を与えます。
特にまぶたの下側に老廃物が溜まりやすくなり、まぶたのむくみを引き起こすことでたるみ・しわを招く原因になります。
まぶたのしわ・たるみ対策
眼輪筋トレーニング
毎日コツコツと地道に目元の筋トレをすることで、まぶたのたるみ・しわ対策につながります。1日の中で気づいた時にこまめに続けていきましょう。
眼輪筋トレ⑴
目尻と目頭それぞれに人差し指・中指を当てて軽く押さえる。
- 眼球だけ(目線だけ)を動かして上を見る。
- まぶしい時のように目をゆっくりと細める。
- そのまま20秒キープ。
眼輪筋トレ⑵
額に手のひらを当てる(額でまぶたを引き上げてしまわないように、また眉毛が上がらないようにするため)
- 目の奥の筋肉を意識しながら、目を大きく見開く。この時に眉毛は動かさないように注意。
- そのまま5秒キープし、ゆっくり戻す。 この行程を5回で1セットとし、1日に2セットを目標に。
目元に負担をかけないようにする
アイメイクを落とす時などの摩擦は目元に大きな負担となります。まぶたは皮膚が特に薄い部位だからこそ刺激を受けやすいので、アイメイクを取るときはきちんとアイメイク専用リムーバーで優しく丁寧にクレンジングするようにしましょう。
(詳しくは別記事「綺麗なママは使っているアイメイクリムーバー!メイクの落とし方とリムーバーを使う理由」に記載しています。)
また、つい目をこすったり、洗顔時にゴシゴシと力を入れて洗ってしまう癖がある人は気をつけましょう。極力目元というのは触れないことが鉄則なので、それを心がけながら癖を直すようにしてください。
パソコンやスマホを長時間連続で使用しないように、こまめに休憩を入れて目を休めましょう。またパソコンやスマホを使用するとき姿勢が悪かったりしていませんか?パソコン画面は真正面の目線よりも下の位置にある方が目が疲れにくいので、使用中の姿勢や画面の高さなどもチェックしてみてくださいね。
UV対策
紫外線は肌老化を招きやすく肌のハリや弾力を奪い、たるみやシワを引き起こします。
目元のUV対策といえばやはりサングラスが最適。
日焼け止めや帽子なども併用してしっかりとUV対策をしていきましょう。
目元ツボ押しマッサージ
まぶたのたるみに効く目元のツボ押しマッサージを紹介します。
【救後(きゅうご)】マッサージ
目尻の斜め下にある、骨がくぼんでいる部分。
薬指など力が入りすぎない指で、まずは目頭に指の腹を当てて救後に向かって押し流し、目尻に向かって軽く弾くように流す。
【魚腰(ぎょよう)】マッサージ
眉毛の真ん中の下の部分。
心地よいと思う強さで指の腹を使い、眉毛を押し上げるように揉む。これを20回ほど。
【瞳子りょう(どうしりょう)】マッサージ
目尻から約1cmくらい外側にあるくぼみ。ここも心地よい強さで軽く押す。
頭皮マッサージ
顔の皮膚は頭皮とつながりが深いので、頭皮のマッサージをすることで顔全体のリフトアップにもつながるといわれています。
もちろん目元のたるみにも効果的なので、目元の筋トレやツボ押しマッサージのように習慣づけてみましょう。
1日1回、お風呂上がりなどは血行も良くなっているのでさらに効果的です。
おすすめ頭皮マッサージ方法
まずは準備として側頭部の筋肉と頭皮をほぐしておきましょう。
- 指の第1〜2関節の指の甲を耳の上部分に当てる。
- 心地よい強さで頭皮を動かすようにしながらグリグリとマッサージ。
- 少しづつ頭の後ろへずらすようにして後頭部にくるまで頭皮をマッサージしていく。
- 親指が耳の後ろ、小指がこめかみにくるように指の腹を当てて、わしづかみをするように頭皮に当てる。
- 指の腹を頭皮につけたまま引き上げるようにマッサージ。
- 少しづつ上へずらしながらマッサージし、頭頂部まできたら終わり。
4.〜5.を5回ほど繰り返しましょう。
アイクリーム
目元は皮膚が薄いので美容成分が浸透しにくく維持しにくい部位です。皮脂腺がほとんどないのでクリームなどの油分でしっかり保湿することが大切です。
ですが顔全体用のクリームだと皮膚の薄さや構造が違う目元には効果が届きにくいことも。
やはり目元には目元専用のアイクリームがしっかり美容成分が届くように作られているので効果的でしょう。特にレチノール配合のものがおすすめですよ。
まぶたのむくみを避ける
まぶたがむくむことで、たるみやしわを招きやすくなります。
塩分や水分、アルコールの取りすぎでまぶたがむくみやすくなったりするので、夜寝る前などは特にこれらの過剰摂取は控えるようにしましょう。
自律神経とまぶたのたるみとの関係
まぶたがたるむことでまぶたの筋肉が緊張します。
まぶたの筋肉は頭皮の筋肉とつながっているので、同時に頭皮の筋肉も緊張してしまいます。
すると脳も緊張し自律神経が常にONの状態になってしまうことで不眠や慢性疲労、またそれらによって引き起こされる精神疾患の恐れもあります。
このように自律神経にまで影響を与えてしまうまぶたのたるみは「眼瞼下垂症」という疾患の可能性があります。
これはまぶたのたるみにより二重の幅が変わったり、きちんとまぶたが開けにくくなったりして見た目にもまぶたが重そうで眠たそうな表情に見える症状です。
この原因は生まれつきの人や目に関する疾患などで後天的になる場合、また加齢や長年のコンタクト使用によるドライアイや角膜が傷ついたりすることで眼瞼下垂症を引き起こすという場合もあります。
眼瞼下垂症の治療は状態や治療目的によって保険適用か適用外かに分かれます。
例えばまぶたが開けにくく視野が狭くなるなど、日常生活に支障が出る場合などは保険適用になります。
しかし見た目を改善することが目的の場合は美容整形などが対象になり保険適用外の治療となります。
まとめ
いかがでしたか?
目元のたるみはできるだけ早めのケアと継続がとても大切です。
今回ご紹介したケア方法はどれも手軽なものばかりです。
諦めずに毎日コツコツとケアをして活き活きと若々しい目元をキープしていきましょう!
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