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    Categories: 子育て

子供に自信をつけさせるメンタル強化トレーニング!

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メンタルの強さは人生の色々なところで役に立ちます。

初対面の人相手の自己紹介や、部活の試合の大切な場面、入試本番のテスト、大事な仕事のプレゼンテーションなど、重要な場面で実力を発揮できるかどうかで人生が大きく左右されますし、メンタルの強さは人付き合いの仕方にも影響します。

自分の子供がメンタルが弱いな・・・と感じたときに、トレーニングによって強化することは可能なのでしょうか?

今回は子供のメンタルを強化するため、元サッカー選手のメンタルトレーナーのアドバイスや先輩ママパパたちの体験談をご紹介します。

子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング

先ずご紹介するのは、元サッカー選手でメンタルトレーナーの森川陽太郎氏が推奨するメンタルトレーニング法です。

どんな場面でも実力を発揮できる「OKライン®メソッド」

緊張したりプレッシャーを感じる場面でも、自信を持って本来の実力を発揮するためには、「緊張するな」「心配いらないよ」という声掛けは逆効果。

子供にとって自己肯定感が持てるような声掛けをしてあげましょう、というのが森川さんの推奨する「OKライン®メソッド」です。

例えば、逆上がりができない子が鉄棒に触れたら「嫌だったのに触れて偉いね」「今日は鉄棒に近づけたね」と、出来たことにフォーカスして褒めてあげることが大事。子供は成功体験を積み重ねることで「できる」という自信を身につけることができます。親はその子に応じて適切な「OKライン®」を設定してあげましょう。

「OKライン®」は子供が確実にできるレベルで設定することが重要です。子供は目標が達成できないと自信をなくしてしまします。そのため「OKライン®」は世間の求めるレベルとは無関係に設定してOK。

例えば、文字が読めない子供に対して、親戚や幼稚園の先生は簡単な絵本を読めるようになることを求めるかもしれませんが、それではレベルが高すぎて、達成できない可能性があります。

自分で好きな本を選ばせて、1冊持ってこられたら「自分で選べたね、すごいね」と褒めてあげる、という程度で良いのです。

どんなレベルであっても設定された目標を達成できた、という体験によって子供の自己肯定感が高まり、どんな目標に対しても高いモチベーションを持てるようになっていきます。

成功体験を積むには以下のような簡単なトレーニングもおすすめです。

家庭で出来る簡単なトレーニング

同じ色を探す

自分がいる場所(部屋の中や公園の中など)で、同じ色を探すゲームをしましょう。

目標は7つ。レベルが上がってきたら時間設定を設けても良いでしょう。

幼稚園に行くのをぐずるときには、「幼稚園に行くまでに今日は赤いものを7つ見つけよう」というようにアレンジしても使えます。

鉛筆立てゲーム

小さい子には少し難しいかもしれませんが、小学校入学前ぐらいの子にはおすすめ。

鉛筆をテーブルを垂直になるように立てるゲームですが、倒さずに連続10回立てられれば成功です。

挑戦できるのは1日2回だけ、など制限を決めると、いざという時に集中力を高められる練習にもなり、勝負強さが身に付きます。

チャンスは何度もあるわけではありませんので。

10円玉立て

さらに高学年の子におすすめなのが、テーブルの上に3分間で10円玉を何枚立たせることができるか、というゲーム。

これをやってから宿題に取り掛かると、集中力が高まった状態で臨めるため、効率的に宿題をすることができます。

ペットボトル当て

子供が当てられる距離にペットボトルを置いてボールを転がし、当てて倒すというゲームです。

10回投げて7回倒せたら成功とします。

成功体験が得られる上に、試行錯誤を行ったり、集中力を高める訓練にもなります。

わくわくグッズ

宿題がなかなか進まない子におすすめです。

好きなキャラクターの消しゴムや鉛筆などのグッズを買っておいて、ここまで出来たらこのアイテムを使って良い、とルールを作ります。

宿題の途中に目標を設定することで小さいな成功体験が積み重ねられ、また集中力やモチベーションも持続します。

ガッツポーズやハイタッチ

1日の中で嬉しいことがあったら、ガッツポーズをする、親とハイタッチをする、など決めておきましょう。

これを10日間、1日10回と、期間と回数を決めて行いましょう。

小さなことにも達成感を感じ喜びを表現することで自己肯定感が高まり、自信を持って行動できるようになります。


最初から高い目標を設定してしまっては、それが達成できなかったときに子供が自信を失ってしまいます。

それよりも確実に達成できるゴールを設定してあげて、達成できた喜びを味あわせてあげるほうが、自己肯定感やモチベーションの向上につながり、どんな場面でも自信を持って挑んでいけるようになります。

目標設定のレベルが重要になりますので、子供の能力をよく見極めて設定してあげてくださいね。

「子どものメンタルが弱い……」ママがすべき我が子へのフォローとは

次にご紹介するのは、実際に子供のメンタルが弱い・・・と感じた先輩ママパパたちの体験談です。

みなさんどのように対策されたでしょうか。

鍛えるというより「認める」 自己肯定感がカギ

「今日あったことを話してくれるときに、少しでも伸びた所やできなくても挑戦しようと思ったことなど、プラスになることを探して褒めています。

あと空手を習い始めてからは少しの事ではへこたれない子になったなと思います。

私はメンタルが強い方ですが子どもも同じくそうとは限らないので、親である私がそのままの子どもを正面から受け止めて理解してあげないとと思ってます」

「自主性を重んじる。見ていてイライラするかもしれないけど、大人が先回りしないようにする」

「子どもに対して、ああすれば?こうすれば?とは言わず放っておく。自分で何でもさせる」

「よく話を聞いてやる。気持ちを汲んでやって話をして、最後は自分に決めさせる」

(クチコミ出典:https://select.mamastar.jp/84675)

 

メンタルを鍛えるためにあえて何かする、というわけではなく、子供の言うことややる事をそのまま受け止めてあげる、という意見が多く目立ちました。

成功体験を持つだけでなく、自分が認められているということを感じるだけでも自己肯定感は育つようです。

メンタルの弱さも子どもの「個性」だと受け入れる

「自己肯定は大事。でも、自信がある、ないは気質もある。臆病で小心者は、よくいえば慎重。いくら自己肯定感があっても、自信がなく、堂々とできない。これは、生まれ持った気質によると思う」

「うちの子は、メンタル強すぎてサッカーのコーチに怒られても口答えするし上級生とも喧嘩するし辛い。メンタル弱い繊細な子の方が真面目に勉強したり運動にしても練習してる気がする。メンタル強いのは強いで悩むよ」

「同じ様に育てたのに長男はメンタル強くて負けず嫌い次男はメンタル弱くて繊細。二人とも真逆のタイプだけど、それぞれに良さも悪さもある。メンタル弱いからって悪いことばかりじゃないし無理矢理矯正させなくてもいいんじゃないかな?」

(クチコミ出典:https://select.mamastar.jp/84675)

メンタルの弱さは性格なので特に克服する必要もないのでは、という意見もありました。

メンタルが弱くても悪いことばかりではなく、物事に慎重になる、人の気持ちを繊細に汲んであげられるようになるなどの利点もあります。

メンタル強化のために子供の個性を潰してしまうのではなく、良いところも見て受け入れてあげるようにすると自信につながっていくかもしれません。


クチコミではメンタルを無理やり強化しようとするのではなく、ありのままの子供の姿を受け入れてあげる、という意見が目立ちました。

確かにメンタルが弱くても良いところはありますし、ありのままの自分でも肯定されていると感じれば、子供の自己肯定感は育っていくでしょう。

積極的に何かしない分、親はもどかしく感じるかもしれませんが、子供が元々もっている能力や性格を伸ばしてあげるという点で、とても良い方法ですね。

まとめ

いかがでしたか?

子供のメンタルを強化するためには「成功体験を積ませる」「特に何もせずにありのままを受け入れる」という2つの方法がありました。どちらも子供に自信を持たせるにはとても良い方法だと思います。

いずれにせよ、親が子供に愛情を持って接し、肯定してあげることが重要になります。

一番近くにいる親に肯定されることで、子供は自信を持ち、外の世界でも様々なことに挑戦していけるようになるでしょう。

こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。

be-a-mother編集部: