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プレママさん必読!赤ちゃんの医療費で損をしないための乳幼児医療証とは?その手続き方法

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プレママさんや、ママにとって関心の高いのが乳幼児医療費助成制度ですよね。

生後間もなくから様々な疾患で病院へ行くことも多い為、赤ちゃんが生まれる前に知っておきたい制度でもあります。
その助成を受ける為に必要になるのが乳幼児医療証です。

今回はまず乳幼児医療費助成制度についてひとつずつ解説しながら、プレママやママのみなさんのお役に立てるよう乳幼児医療証の手続きについても解説していきます。

尚、赤ちゃんの医療費助成については、平成28年以降、各制度の名称や対象年齢が改定されている自治体も多くあります。

その点についても解説していますのであわせて読んでみて下さいね。

赤ちゃんの医療費助成制度って?ママが知っておきたい制度内容


赤ちゃんが生まれた後に病院にかかるとき、助成の対象となる年齢、助成される金額については、自治体によって違いがあります。

まずは、医療費助成制度の制度内容を解説していきます。

助成される内容と、その助成方法

大人が病院へ行った際に、本来かかる診療費の一部を窓口で支払いますよね。
乳幼児医療費助成制度は、子育て支援の一環として行われている制度のひとつで、窓口で支払うべき自己負担分を、自治体が助成してくれるものです。
助成される方法や自己負担の金額については自治体により様々です。

多くの自治体で行われている助成方法は、ママが赤ちゃんを病院に連れて行った場合に、健康保険証と乳幼児用医療証を窓口に呈示します。その後、

  • 窓口での自己負担は数百円から千円程度必要で、それ以上の支払いは不要
  • 窓口での支払いは自己負担し、申請すると返還される
  • 一定年齢までは自己負担が数百円から千円程度必要でそれ以上が不要。一定年齢を超えると支払いは自己負担し、申請後に返還される

などがあります。

助成される費用と助成されない費用

実際に医療機関へ支払うものの中で、助成されない費用があるので、ママはしっかりと把握しておきましょう。

助成されるもの

赤ちゃんの入院や通院に対する医療費と、その薬代など、健康保険の対象となるものが助成されます。

助成されないもの

入院中の食事代や、個室などの差額ベッド代、薬の容器代や、健康診断、予防接種など健康保険対象外の費用は助成されません。

そして助成されるもの、されないものについても、自治体によるところが大きくあります。
特に、通院か入院かによって、医療費と薬代が助成される場合とされない場合が助成対象年齢によって分かれている自治体も多くあります。

日々忙しいママも、自治体のサイトのチェックは細かく行うようにしましょう。

実際はどうすればいいの?乳幼児医療証をもらう手続き

医療費助成を受ける場合には、赤ちゃんの乳幼児医療証(医療費受給資格証など)を医療機関へ提示する必要があります。

まずは、ママやパパが加入している健康保険に赤ちゃんが加入していなければなりません。赤ちゃんが生まれたら、加入している健康保険組合に必ず連絡し、手続き方法を尋ねましょう。

その後、自治体の役場・役所で乳幼児医療証交付の手続きが必要になります。赤ちゃんが生まれた時の出生届を出す場合にはもちろんですが、引っ越しをした場合は新しい住所のある自治体で新たに医療証を交付してもらいましょう。

自治体により異なりますが、概ねの手続き方法としては以下のような流れになります。

乳幼児医療証をもらう手続き場所

各自治体の役場・役所の社会福祉課、市民課など

 

乳幼児医療証をもらう手続きに必要なもの

子供の健康保険証、印鑑、ママやパパなど申請する人の本人確認書類(運転免許証やパスポート、個人番号カードなど)。

マイナンバーの確認が必要な場合は個人番号カードや通知カード、住民票などが必要な場合もあります。

自治体で違う乳幼児医療費助成制度

今回の解説では、「乳幼児医療費助成制度」と表記していますが、自治体によっては、乳幼児だけではなく子どもが一定の年齢になるまで枠を広げ「子ども医療費助成制度」である場合があります。

厚生労働省が平成28年6月に発表した「平成27年度 乳幼児等に係る医療費の援助についての調査結果」という資料によると、全ての都道府県、市区町村で乳幼児等に係る医療費の援助を実施している事が分かります。
都道府県の支援では就学前までが最も多く、市区町村では15歳年度末までの支援が最も多い、という統計が出ています。

また、平成27年度の調査後に厚生労働省は子どもの医療制度の在り方について検討会を行い、平成28年後半から対象年齢の拡大など制度を改定する自治体が増えています。その為、上の子供さんがいるママでも、制度内容が違うというといった事も起こりえます。

自治体のサイトをチェックする場合は、赤ちゃんを妊娠した時、出産した時、実際に病院へ行く時、と出来る限りこまめにチェックする事をおすすめします。

まとめ

赤ちゃんの為の医療費助成制度は自治体で大きく違うので、乳幼児医療証をもらう手続きには、ママの下調べは欠かせません。

赤ちゃんが生まれてからはいろいろな事がワッと押し寄せて、なかなかゆっくり出来ない…というママも多いのではないでしょうか。
ママになってからでも遅いということではありませんが、出来ればプレママさんのうちに、自治体の赤ちゃんに対する支援などはシッカリ調べておきたいところです。

お住いの自治体のサイトをチェックする事で、今まで知らなかった事を知るきっかけにもなるかもしれません。
医療費助成制度の内容と乳幼児医療証交付についてはもちろんですが、一時的に託児サービスを利用する費用を助成するなど育児支援に力を入れている自治体もありますし、赤ちゃんの休日夜間の診療を行っている医療機関などと併せて確認しておくと、のちのち便利です。

年度毎にお住いの自治体の支援制度が変わる事もありますので、自治体からの配布物などお知らせを見ることはもちろんですが、時間のある時には自治体のサイトをチェックを忘れずに行ってみて下さいね。

be-a-mother編集部: