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近年、美容オイルが高い人気を集めています。
スキンケアからメイクまで幅広く使えるというのが人気の理由でもありますよね。
でもその反面「オイルを使うと肌が日焼けしてしまうんじゃないの?」なんて心配の声もあるんですよね。
そこで今回は美容オイルでの日焼けの原因や注意点、また美容オイルの正しいスキンケアについて詳しくお話ししていきましょう。
オイルをつけると日焼けするの?
「オイルをつけると日焼けをする」という説の発端はおそらく①昔の化粧品の「化粧焼け」のイメージ②サンオイルのイメージ の2つからくるものが大きいのではないでしょうか?
たしかに昔は化粧品の成分に含まれる鉱物油の酸化によって、「化粧焼け」という症状を起こし肌が黒くなってしまうということもあったようですが、それは大昔の話。現在の化粧品の成分で化粧品焼けを起こすことはまずありえません。
またサンオイルはたしかに日焼けをするためのオイルですが、やみくもにただ肌を焼くためのものではありません。
肌に負担がかからないように成分が調整されており、マイルドに日焼けができるようにとUV成分も少し配合されています。
つまり「オイルをつけると日焼けをする」というのは、おそらくこうした間違ったイメージからくるものが大きいと思われます。
美容オイルで日焼けしてしまう原因
美容オイルで日焼けの心配は「油焼け」と言われるものからくるものでしょう。
油焼けは紫外線や熱などで油が酸化してしまうことで、肌が色素沈着を起こして黒くなってしまう状態のことをいいます。つまり「美容オイルによる日焼け」というのは酸化が原因ということなのです。
美容オイルの中には酸化しやすいタイプのものがあり、それらのオイルを朝のスキンケアやファンデーションに混ぜて使用したりすることで、日中の紫外線を浴びてオイルが酸化してしまい「油焼け」を起こすという可能性があります。
また精製度の悪いオイルもそれに含まれた不純物が原因で酸化を引き起こして日焼けしてしまう原因になったりします。
でも純度100%など純度の高いオイルや酸化しにくいオイルを選べば日焼けの心配をする必要はありません。
むしろ日焼け止め効果や美白効果などがある美容オイルもたくさんあるので、日頃の紫外線ケアに積極的に取り入れていきたいですね。
オイルによって違う!美容オイルの正しい使い方
美容オイルによっては酸化しやすいタイプのオイルというのがあります。でもこれらのオイルは絶対使ってはいけないということではありません。
酸化しやすいオイルは朝のスキンケアやメイクでは使わないようにして、夜のスキンケアに使用すればいいのです。
逆に美容オイルには酸化しにくいタイプのものもありますし、日焼け予防効果のあるものなど様々な種類があります。
せっかく肌に合ったオイルなのに酸化しやすいというだけで使用をやめてしまうのはもったいないんです!
次にご紹介する美容オイルを参考に、上手に正しく使い分けて日常のスキンケアにしっかり活かしていきましょう。
酸化しやすいオイルの場合
- 月見草オイル
- 馬油
- ローズウッドオイル
- グレープシードオイル
- ローズヒップオイル
- 亜麻仁油
- ボラジオイル など
これらのオイルは朝ではなく夜寝る前のスキンケアに使用しましょう。
酸化しにくいオイルの場合
- ホホバオイル
- スクワランオイル
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- つばき油
- アルガンオイル など
これらのオイルは朝夜どちらのケアでもOKです。
日焼け予防効果のあるオイルの場合
- ホホバオイル
- ココナッツオイル
- アルガンオイル など
これらのオイルには抗酸化作用があるので皮脂酸化や日焼け防止の効果があります。
でも完全に日焼け止めができるというものではありません。
あくまで日焼けによる肌への悪影響を抑えるといったものなので、必ず外出時は日焼け止めもつけるようにしましょう。
日焼け止め効果が含まれたオイルの場合
- アボカドオイル(SPF15ほど)
- ダイズオイル(SPF10ほど)
- キャロットシードオイル(SPF38〜40ほど)
- アルガンオイル(SPF5〜8ほど)
- オリーブオイル(SPF8〜10ほど) など
これらのオイルは保湿力も高いので乾燥対策とUV対策の両方が期待できます。
でもUVA波をブロックするPA効果はないので、やはりこちらの場合も外出時は日焼け止めを必ず使うようにしましょう。
(尚、それぞれの美容オイルの効果について詳しくは別記事「美容オイルってなに?元ビューティーアドバイザーが薦めるオイル8選!」にも記載しています。)
日焼け後にも最適!美容オイルの効果と正しいケア方法
日焼けしちゃった後の肌に
うっかり日焼けしちゃって赤くなったり炎症を起こしてしまった肌に美容オイルでのケアがとても効果的。
美容オイルには日焼け後の軽いやけどの状態の肌の炎症やほてりを和らげ、早く鎮めてくれる作用があります。
また紫外線によって荒れて乾燥した肌を保湿・保護する効果もあります。
日焼け後の肌に正しい美容オイルケア
日焼け後、炎症やほてりがある場合はまずは肌を冷やすことが先決です。でもその後にいつものスキンケアをつけると、紫外線で傷んだ肌には刺激になってしまい、新たな肌トラブルの原因になってしまいます。
美容オイルは冷やした後の肌に優しくなじませるようにしましょう。美容オイルが傷んだ肌をいたわりながら、炎症を鎮めたりメラニンの増加を抑えてくれます。
炎症やほてりはない場合は、美容オイルの後に化粧水や美容液、乳液など、いつものスキンケアをしてもかまいません。
痛みやほてりがなくとも、紫外線を浴びた後の肌は水分が逃げてカラカラの状態です。
美容オイルのブースターとしての作用により、化粧水の浸透をより高めてくれるので紫外線で失われた水分をたっぷり肌に補うことができます。
おすすめは馬油やローズヒップオイルです。どちらも酸化しやすいオイルなのですが、炎症ケアは通常夜に行うものなので問題ありません。
特に馬油は痛みを伴うほど強いほてりでも、就寝前につけて寝ると翌朝には炎症が治まるのでおすすめですよ。
シミ・シワ・ニキビなどを防ぐ
日焼け後の肌は炎症の有無にかかわらず、メラニンが増加しシミができやすくなります。
また紫外線による乾燥や炎症などでシワやたるみなどの肌老化やニキビ・吹き出物、さらにニキビ跡などの肌トラブルを起こしやすくなります。
こうした場合の肌に美容オイルはメラニンの増加による色素沈着を防ぐ働きがあります。
また高い抗酸化作用を持つオイルの効果で日焼け後の肌老化やトラブルを起こさせないようにすることもできます。
シミ・シワ・ニキビ予防に正しい美容オイルケア
日焼け後のシミやシワなどの肌トラブル予防としてケアする場合はスキンケアの一番最後に使ったり、洗顔後すぐつけてブースターとして使うなど、いつものスキンケアにプラスする形で組み込んでいきましょう。
おすすめは美白ケアにはコメヌカオイルやホホバオイル。ニキビにはスクワランオイルもいいでしょう。
くすみを防ぐ
夕方ごろになると肌の透明感がなくなり、疲れてくすんだ顔色になっていませんか?
これは時間が経つにつれ、分泌された皮脂とファンデーションなどが混ざり合って酸化して黒ずんでいることが原因のひとつ。
でもこの場合も美容オイルの抗酸化作用によって、皮脂酸化による肌のくすみをある程度防いでくれるんです。
また紫外線の影響を受けると古い角質がたまりやすくなり、肌表面が固くごわついてしまい、肌がくすんでしまいます。
こうしたくすみの大きな原因である古い角質も美容オイルなら柔らかく取り除き、滑らかで透明感のある肌にしてくれる働きがあります。
くすみを防ぐための正しい美容オイルケア
皮脂酸化によるくすみにはファンデーションや下地、メイク前のスキンケアに抗酸化作用の高い美容オイルを少量を混ぜて使いましょう。
おすすめはアルガンオイルやオリーブオイルなど。
またくすみの原因の古い角質はオイルマッサージで優しく取り除きましょう。
(オイルマッサージについて詳しくは別記事「美容オイルの使い方【基礎から応用まで!】使い方をまちがえると老化肌に><」に記載しています。)
まとめ
いかがでしたか?
美容オイルは正しい使い方をすれば日焼けの心配は全くありません!
むしろ紫外線ケアにとっても有効的なアイテムなので、日頃のスキンケアにぜひ取り入れてみましょう!