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夏は日焼けの季節!家族で海や山、プールなどのレジャーを思う存分楽しみたいですよね。
でも気づけば顔や背中に黒いシミやぶつぶつが出来てどうしよう…綺麗な日焼け肌ならともかく顔も背中もシミとぶつぶつだらけ!…なんて悲しいですよね。
そこで今回はなぜ黒いシミやぶつぶつができるのか?その原因と、家庭で気軽にできるセルフケア方法についてお話ししていきたいと思います。
顔や背中に黒いシミやぶつぶつができる原因
日焼けをすると顔や背中に黒いシミやぶつぶつができる主な理由はやはり紫外線によるものが大きいですが、それ以外にも原因として考えられるものがたくさんあります。
では黒いシミやぶつぶつの原因についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
黒いシミができる原因
顔や特に背中にできる黒いシミな場合は、肌の炎症後にできる色素沈着が主な原因です。
なぜなら背中は顔に比べると実は皮脂腺の量が少ないので比較的乾燥しやすい部位です。
背中は汗をかきやすい部位なので乾燥に気づきにくいですが、乾燥で肌のバリア機能低下すると様々な外的刺激を受けやすくなり炎症も引き起こしやすくなるのです。
炎症を引き起こす原因には主に次の5つがあります。
紫外線
やはりシミの原因といえば紫外線です。紫外線に当たることでメラノサイトが活発化し、メラニン色素を発生させます。
これはメラニンによって肌を黒くすることで刺激から肌を守ろうとする防御反応ですが、メラニンの肌細胞が排出されないまま残ってしまうことで肌表面に黒いシミとして現れてしまいます。
これは加齢や紫外線などの刺激によって肌のターンオーバー機能が低下していることが原因です。
またメラニンの発生は紫外線を浴びてから約3日間発生し続けるのですが、これを抑えるためになるべく早く美白ケアをするのが効果的ですが、炎症があるうちは肌の負担になるのでできません。
つまり炎症が酷くて長引いてしまうことで、この重要な3日間にシミ予防のケアが全くできないままになり黒いシミとなってしまうのです。
ニキビ
もともと顔や背中にニキビができている状態だった場合、そこに紫外線が当たることでニキビの炎症が悪化してニキビ跡が黒いシミになることもあります。
また背中は顔の皮膚の倍近く厚みがあるのでそれだけターンオーバーが長く、古い角質や汚れが溜まりやすくニキビができやすい部位です。
汗疹(あせも)
汗疹(あせも)は大量に汗をかいた後に湿疹やかゆみ、赤みや炎症が出る皮膚疾患です。
湿疹(しっしん)ができたあせもの場合は痒みが強く出やすく、酷くなると色素沈着をおこすことも。
そして痒みが痒みを引き起こしていく「イッチスクラッチ」を繰り返すことでかきむしってしまい皮膚が損傷してしまいます。
すると皮膚細胞の働きが鈍り、ターンオーバーが低下し、引っかき傷の跡が色素沈着を悪化させシミになってしまうのです。
また掻きむしることで肌に刺激を与えてしまうと、メラトニンが活性化しメラニンが分泌されてしまい黒いシミができやすくなります。
(汗疹について詳しくは別記事「え?赤ちゃんだけじゃなく私にも汗疹が…しかも跡が残っちゃった…治す方法はあるの?」にも記載しています。)
肌質
黒いシミの原因である肌の炎症の出来やすさはもともとの肌質にもよります。
乾燥肌や敏感肌の人は肌のバリア機能が低下しやすいので刺激をうけやすく炎症も出やすいですし、オイリー肌は皮脂詰まりでニキビやそれに伴う炎症が出やすいのです。
さらにアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を持つ人はちょっとした外敵刺激でもすぐ炎症を引き起こしやすい肌質でもあります。
炎症が出やすい肌というのはそれに伴う色素沈着も出やすいため、黒いシミができやすい肌質ともいえます。
ホルモンバランス
生理前や妊娠中、ピルなどのホルモン治療の薬を服用中の時などはホルモンバランスの影響によってシミができやすくなることも。
この時期のプロゲステロンなどの女性ホルモンの影響によって肌質が敏感になることから、メラニンの分泌が増えやすくなることからシミができやすくなります。
ぶつぶつができる原因
ニキビの悪化
紫外線による日焼けでニキビの炎症が悪化しぶつぶつの状態になってしまいます。さらに悪化するとかゆみや痛みも伴うことも。
特に背中などにできやすい黒いぶつぶつの場合は、炎症のある赤ニキビになる前のニキビが皮脂酸化を起こして黒ずんでいることもあります。
こうした黒ニキビの場合は炎症前なので痛みやかゆみがほとんどありません。そのためニキビだとは認識しにくく、黒くてぶつぶつしたできものとして見えてしまいます。
アレルギー反応
紫外線によって肌が黒くなるよりも赤く炎症が出やすい色白の人は日焼けによるぶつぶつができやすい傾向にあります。
また普通は日焼けをすると肌が赤くなってから黒くなるはずなのに、赤くならずに代わりにぶつぶつができてしまうということもあります。
これは赤くなりやすい人はメラノサイトの働きが鈍いのでメラニンが分泌されにくいからです。
メラニンを発生させることはメラニンによって肌を守ろうとする機能ですが、その機能がうまく働かないことで肌にアレルギー反応のような症状としてぶつぶつができてしまうことがあります。
日焼け止めクリーム
日焼け止めクリームをしっかり塗っていたのに日焼けでぶつぶつが…!という人は、もしかすると日焼け止めクリーム自体がぶつぶつの原因ということも。
日焼け止めには紫外線吸収剤という成分が入っていることがあり、特にSPFやPA値が高い、紫外線の防止力が強いものほど紫外線吸収剤が配合されている場合が多いです。
紫外線吸収剤というのは肌に膜をはり、その膜に紫外線を吸収させることで肌を守るのですが、この吸収した膜は紫外線の熱を持ってしまいます。
そのため例えば長時間強い日差しを浴び続けたりすると、肌が軽いやけど状態になることもあります。
そのやけどの症状としてぶつぶつができるのです。
シャンプーやコンディショナーのすすぎ残し
顔のニキビがメイク落としの洗い残しや洗顔料のすすぎ残しが原因の場合がありますが、これと同じく背中のぶつぶつがシャンプーやコンディショナーなどのすすぎ残しが原因である場合があります。
とくに日焼け後のバリア機能が低下した肌にシャンプーなどが付着することでニキビができやすくなることも。
髪の毛や下着 衣服などの接触性の刺激
長い髪の毛の女性の場合、背中に毛先が触れることで刺激になったりします。
髪の毛以外にも下着や衣服などの摩擦による刺激がニキビや汗疹などの炎症原因を引き起こしやすくなります。
特に日焼けによってバリア機能が低下している肌には本来刺激にはならないようなものが強い刺激や負担の原因になることもあるのです。
黒いシミやぶつぶつを治したい!セルフケア方法
まず炎症の原因を改善することを優先しましょう。
そして日焼けの炎症が出ていてほてりや痛みなどがある場合はとにかく冷やして炎症を鎮め、その後しっかりと保湿ケアをしましょう。
(詳しくは別記事「【必見】子供と遊んだら日焼けが…日焼けした肌を最短で白くする方法」にも記載しています。)
そして次に紫外線を再び浴びないようにしっかりとUV対策を心がけましょう。
日焼け止めをはじめ、様々な日焼け止め対策グッズも活用していきましょう。
(日焼け止め対策グッズに関して詳しくは「先輩ママ推奨!日焼け止め対策グッズランキング!」に記載しています)
また黒いシミやぶつぶつの改善には肌の生まれ変わりを促すことが改善の近道でもあります。
ターンオーバーを整えるケアとしてピーリングをするのもいいですし、紫外線で衰えたバリア機能も整えるためにも日常の保湿ケアは最重要!
特に日焼け後は肌の水分蒸発が激しいので化粧水などでたっぷりと水分補給をしましょう。
そしてニキビや汗疹による肌の炎症も黒いシミやぶつぶつの原因なのでニキビケアや汗疹ケアも心がけましょう。
特に生理前や妊娠中などのホルモンバランスの影響を受けやすい時期はUV対策とケアに注意しましょう。スキンケアをこの時期だけ敏感肌用や美白ものに変えてみるのもいいかもしれませんね。
もしかゆみや痛みの症状が強く出ている場合は市販薬もsります。症状がひどいようなら皮膚科を受診するようにしましょう。
背中のケア方法
顔はともかく背中の場合、なかなか手が届きにくいのでセルフケアが難しい部位かもしれません。
次に紹介する方法は手軽にできる背中のセルフケア方法なのでぜひ試してみてください。
重曹入浴
重曹のアルカリ性成分には毛穴の汚れを取り除いたり、ターンオーバーを促す働きがあります。
ターンオーバーを促すことで黒いシミの排出やぶつぶつ肌の改善につながります。また雑菌などを殺菌する効果もあります。
やんわりとした作用なので効果が現れるまで時間はかかりますが、毎日の入浴時についでにできるケアなのでオススメです。
やり方はひとつかみ程度の重曹を湯船に入れて浸かるだけです。
ただし入浴後は必ずシャワーでしっかりと肌についた重曹を洗い流すようにしてください。そして入浴後の美白ケアのボディクリームなどで保湿ケアも忘れずに!
粗塩&ハチミツ
これも入浴時にボディソープとして使用することで、肌の古い角質を除去するピーリング効果や毛穴の汚れを取り除いて肌を引き締める作用もあります。
これも粗塩とハチミツを混ぜたもので体を洗うだけという簡単な方法です。
肌が弱い人や乾燥肌の人はハチミツを多めにするなど工夫してみてください。あまりゴシゴシ強くこすりすぎないよう、優しくマッサージしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
黒いシミやぶつぶつのセルフケア方法をご紹介しましたが、最善のセルフケア方法はやはり日焼けを予防することです。
でもしっかりUV対策したけどできちゃった!という場合でも、焦らず諦めずに今回紹介したケアを頑張ってください!
この夏は思いっきりレジャーを楽しんで 楽しい思い出をたくさん作ってくださいね!
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