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薄着の季節が近づくにつれ気になってくるのがワキや脚などのムダ毛ですよね。
「エステやクリニックに行って脱毛したいけど子供もいて時間もないしお金もかかる…やっぱり自分でムダ毛処理するのが1番いいのかな?」といろいろ悩んで迷っているママさんに!
今回は8種類の脱毛方法のご紹介と選び方や注意点などをお話ししていきます。
脱毛の種類と特徴
脱毛方法にはエステサロンやクリニックの施術と自宅でのセルフ脱毛を合わせると全部で8種類ほどあります。
ではそれぞれの特徴やメリット・デメリットを説明していきましょう。
エステの光脱毛
エステサロンは主に光脱毛になります。
1回の施術時間は全身の場合は約1〜3時間。
施術期間は部位によりますがワキだと1ヶ月に1回のペースで5〜6回くらいやると毛が少なくなってきて、10〜12回くらいで効果を実感できるようです。
痛みもほとんどなく費用面もリーズナブルな価格設定な場合が多いです。
例えばムダ毛の気になる部位を何箇所か合わせてのセット料金だったり、サロンによってはワキなら数百円や無料で打ち放題といったプランを設けているところもあります。
エステサロンの光脱毛にはIPL脱毛とS.S.C脱毛の2種類の脱毛法があります。
IPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛
IPL脱毛は毛根に熱をあたえることで毛のタンパク質を熱変性させて脱毛する方法です。
痛みや皮膚へのダメージもほとんどなく、広範囲に光を照射できるので施術時間も短時間で済みます。
毛のメラニン色素に飲み反応し熱変性させることで毛と毛根を処理し脱毛を促します。
IPL脱毛のインテンス・パルス・ライトという可視光線には肌を活性化させキメを整えたり毛穴を引き締めるといった美肌効果があります。
S.S.C脱毛
植物から抽出されたフィリニーブという成分が含まれたトレジャービーンズというジェルを施術前に皮膚に塗り、クリプトンライトという光を照射し、その温熱効果で皮膚の毛穴を開かせ有効成分であるフィリニーブが毛穴に浸透します。
これにより毛の成長を抑制させ脱毛を促すという脱毛法です。
フィリニーブには肌を柔らかくしたり、リフレッシュ効果や鎮静作用などがあります。
美肌効果を与えながら施術することで、肌をいたわりながら毛根とその周辺組織を傷めずに脱毛を促すことができます。
クリニックのレーザー脱毛
脱毛というのはそもそも医療行為になります。そして脱毛はレーザーでしかできません。
ですのでエステサロンの脱毛は厳密に言えば「減毛」というものになり、あくまで脱毛を促すための施術ということになります。
そのためエステサロンでは「永久脱毛」という言葉を謳い文句にしてはいけませんし、もちろんレーザー脱毛をすることもできません。
その点医師の判断のもと安全で確実に脱毛できるというのがクリニック脱毛の最大のメリットといえるでしょう。
レーザーはエステサロンで使用される光脱毛の器械よりも出力が強いので脱毛効果も高いです。
施術期間も部位や毛質にもよりますが、毛周期に合わせてワキなら1ヶ月に1回のペース、ひざ下なら2ヶ月に1回のペースで約5〜8回施術で脱毛が完了するのでエステサロンよりも大幅に短期間で済むのも大きなメリットといえます。
費用はエステサロンよりは高めにはなりますが、昔と比べると現在はわりと手軽な料金設定になっているクリニックが多いです。
昔は毛穴に専用の針を刺して毛根を焼いていくニードル脱毛が主流でしたが、痛みも強く施術時間も長いといったデメリットが多いため、現在はほとんどのクリニックエステサロンでもニードル脱毛は行なっていません。
クリニックのレーザー脱毛は「アレキサンドライトレーザー」と「ダイオードレーザー」の2種類が主流です。
アレキサンドライトレーザー
毛根と毛乳頭のメラニン細胞のみにレーザー光を吸収させることで、皮膚にメラニンを多く含む東洋人でも安全かつ効果的に脱毛できるレーザー機です。
東洋人のメラニン量との相性が良いということから日本でも多くのクリニックで使用されています。
脱毛と同時に冷却ガスを発射して肌を冷やしていくので、施術前に冷却ジェルを塗る必要がなく施術時間の短縮にもなります。
痛みには個人差がありますが、一般的にゴムでパチンと弾かれたような程度の痛みといわれています。
メラニンに反応するので色素の薄い毛の人や毛の細い人には脱毛効果が現れにくいとされています。
ダイオードレーザー
半導体レーザーともいわれており、こちらも東洋人・日本人向きの脱毛レーザー機です。
冷却装置も内蔵されているので痛みもほとんどありません。
脱毛効果も高く男性のヒゲや、アレキサンドライトレーザーでは難しかった産毛なども脱毛ができます。
そして皮膚の表面部分にはほぼ反応せず影響がないため、脱毛施術ができなかった日焼け肌の人や色黒の人でも脱毛が可能です。
(ただし、日焼け後の炎症などが治っていない状態の肌は施術不可です。)
照射する範囲も広いのでより短時間で施術ができます。
《ライトシアーDuet》
私はこの脱毛器でワキとひざ下の脱毛施術を受けました。
この機械はパルス幅を肌の色や毛の太さに合わせて調整できるので、どのような毛質でも安全に脱毛することができる脱毛器です。
特にライトシアーDuetは独自の吸引機能付きの大型のヘッドで吸引をしながらレーザーを照射するので、従来のレーザー脱毛器と比べると大幅に痛みが少なく、また施術時間も少ないです。
まるで掃除機で吸われるような感覚があり、同時に毛が焼ける焦げ臭さも少しありました。
最も驚いたのは施術時間の速さで、ワキの場合は両ワキで3分かからないほどでした。
器械がうまく当たりにくい細かい部分だけは吸引タイプではない従来の小型ヘッドでした。
エステとクリニック どっちがいい?
専門の施術を受けて脱毛したい人にとってはまず最初に「エステとクリニックどちらで脱毛すればいいの?」という悩みが湧いてくるのではないでしょうか?
費用面を考えるとエステはお得ですが、脱毛効果や施術期間が短時間で済むのはクリニックですし、どちらが良いのか迷ってしまいますよね。
私は以前、美容皮膚科クリニックで施術スタッフとして勤務していました。
その時に感じていたのは、エステの脱毛器の脱毛効果には毛質などによる個人差がとても大きいため、脱毛を実感するまでに2年以上もかかる人や最悪な場合は長期間かけて通い続けても全く脱毛効果がみられないという人までいました。
そして、そうした方達が結局クリニック脱毛に駆け込んできているのを何度も目にしていました。
ですのでできればクリニック脱毛が最適でしょう。
しかしそうはいってもエステのリーズナブルなプランはとても魅力的ですし、効果がきちんと現れる人も当然たくさんいるのも事実です。
これらのことからおすすめしたいのは「最初はエステで脱毛し、ある程度毛が減らせたら仕上げにクリニックの脱毛に切り替える」という方法です。
これならコストを抑えつつ脱毛効果も得られる最良の脱毛プランではないでしょうか?
どちらかで迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
セルフ脱毛
エステサロンやクリニックに通う時間を作る余裕がないといった忙しいママさんにとっては気になった時に自宅で自分で気軽にすぐにでき、費用も低額なのがセルフ脱毛のメリットですよね。
でも永久脱毛は不可能であるため、常に定期的に処理しなければならないこと。
また脱毛効果自体も個人差が大きく、合わないものを使用した場合、酷ければ皮膚などにトラブルを起こす可能性もあるので注意しましょう。
家庭用脱毛器
光脱毛タイプのフラッシュ式や熱で毛を焼くサーミコン式などが一般的に販売されている家庭用脱毛器です。
昔から比べると痛みの軽減や脱毛効果も高くなってきているようです。
手軽に家庭でできることがメリットですが、家庭用脱毛器は高額なものが多いので効果と費用をしっかり見極めなくて選ぶようにしましょう。
カミソリ
毛剃り用のカミソリにはT字型、L字型、I字型などの形があり、肌に沿わせて生えている毛を剃って除毛していく方法です。
安価ですし最も手軽で一般的な方法ですが、摩擦などの負担がかかると皮膚に負担がかかりやすく、皮膚の弱い人は特にカミソリ負けなどの皮膚炎を起こす事もあります。
ですので剃る前にはシェービングクリームを使い、処理後は保湿するようにしましょう。
シェービングクリーム代わりにボディソープを使用するのは洗浄力とカミソリの負担が合わさり皮膚にダメージを与えることになるのでやめましょう。
電気シェーバーの場合は皮膚に直接刃が触れないような作りになっていることもあります。
またカミソリをお風呂場においておくと雑菌が繁殖したり、刃が痛んで剃りにくくなるので使用後はきちんと乾燥させ清潔に保ちましょう。
刃の取り換えもケチらずこまめに。
除毛クリーム・ムース
ムダ毛の気になる箇所に塗って毛を溶かして除毛していく方法です。
表に見えているムダ毛のみを取り除くので、毛穴や毛根を傷めることなく毛だけ除毛できることがメリットです。
しかし毛根までは除毛できないので、毛穴がポツポツ黒くみえてしまうこともあります。
また、塗ってから時間をおいて洗い流すといった使用方法のため、急ぎの時や時間がない時の処理には向きません。
ワックス (ブラジリアンワックス)
脱毛用のワックスを温めてから肌に塗り、毛にワックスを密着させてから剥がして毛を抜き取る方法です。
エステサロンなどでよく行われますが、自宅でセルフで行うことも可能です。
メリットは光やレーザー脱毛などと違い、脱毛までに期間がかからないので急にムダ毛処理が必要になった時にすぐに脱毛できる点です。
またカミソリや除毛クリームと違い毛穴から引っこ抜くので、ムダ毛のない状態が約6週間と長持ちし肌への負担も少ないです。
しかし慣れるまでは難しい方法なので、毛のない部分の角質まで剥がして皮膚を傷めてしまったり、毛が綺麗に抜けずに肌に負担をかけて炎症や埋もれ毛などのトラブルになってしまうこともあるので気をつけましょう。
毛抜きはNG!
毛抜きで1本1本抜いていくという方法もありますが、これはおすすめできません。
毛抜きは肌(特に毛穴)への負担がかなり大きく手作業で進めていくため、おかしな抜き方をしてしまうとその部分に炎症や埋もれ毛ができたりブツブツになったりします。
そして処理前よりも恥ずかしい肌になってしまうといったケースがとても多いです。
数本だけちょっと抜くだけならいいですがムダ毛処理の方法としては向いていません。
まとめ
いかがでしたか?
毛質や肌質は人それぞれ違います。時間や費用面なども合わせて、どの脱毛方法が自分に合っているかをしっかり見極めて選んでくださいね。