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夫婦2人だけのときはいい感じだったのに、子供ができた途端、旦那が甘えたり、ワガママを言ったりして、手がかかるようになった!
そのように感じたことのあるママさんは意外と多いようです。実は子供だけでなく、大人でも赤ちゃん返りに似た行動をとることがあるそう。
大人の赤ちゃん返りとはどのようなものか、また旦那が赤ちゃん返りをする原因とその対処法について、ご紹介していきます。
大人の赤ちゃん返り、子ども返りとは?原因と対処法について
赤ちゃん返りする旦那
旦那の赤ちゃん返りというと、なかなか想像できないかもしれませんが、具体的には妻の妊娠中や子育て中に、旦那が下記のような行動をとることです。
- 子どもと張り合う
- 家事に非協力的
- 家庭を省みず、趣味や付き合いを謳歌する
- 妻に対し、無理な要求が増える
このほか、本当に赤ちゃんのように泣き出したり、赤ちゃん言葉を話す男性もいるそう。ただでさえ育児で大変な時期に手のかかる子供がもうひとり増えたようになり、ママさんは本当に大変な状況になります。
自分が育児に必死な日々を送っているのに、上記のような行動をされると、旦那さんのことを父親の自覚がない、と感じたり、「自分のことぐらい自分でして!」とイライラしてしまうことも。
それまで夫婦関係が上手く行っていたのに、旦那の赤ちゃん返りをきっかけに悪くなり、「子供が成長したら絶対に離婚する」と考えるようになったという話も聞きます。
旦那の赤ちゃん返りは、それまで甘えん坊でもなかった頼れるタイプの旦那にも起こりうる現象らしく、下記のような事例もあります。
ある家庭の事例
外面は国家公務員で仕事をバリバリこなし、しっかり者のイメージが強くて、何でもやってくれそうな旦那さんですが、家に帰ると次のようなワガママを言ったりします。
「肉料理じゃなきゃ食べない」
「靴下どこ~」(場所が分かっているのにわざと)
「ねえ、リモコンとお茶とって」(目の前にあるのにも関わらず)
「飲み会があるから、服出しておいて」
「明日から出張、支度お願い」(1日休みで充分時間があったのに、直前になって言う)
何でもかんでも妻に頼むので、妻はストレスが爆発して、旦那を無視したり、子供をつれて実家に帰ったりした時期もあり、一時は離婚の危機にまで発展したそうです。
赤ちゃん返りする原因
なぜ、夫婦2人のときは頼れる存在だった旦那が、急に子供のようなワガママを言うようになるのでしょうか?原因は次の2つです。
- これまで自分を見てくれていた妻が急に子供にかかりきりになって寂しさを感じている
- 父親という役割を急に受け入れられず、戸惑っている
それまで双方向で関心を持っていた妻が、急に子供にかかりきりになって、旦那は自分の気持ちが一方通行になったように感じ、寂しいと思うようになるそうです。
妻の関心を何とか自分の方に向けたくて、育児中で忙しいことは分かっていながらも、なんだかんだ理由をつけて構ってもらおうとするのは、赤ちゃんだけでなく自分の方を見て欲しいから。2人目が生まれたときに上の子が赤ちゃん返りするのと同じ理由ですね。
また、妊娠・出産を経てその後赤ちゃんにかかりきりになるため、一気に母親の自覚が芽生える女性と比べて、男性は育児をする中で徐々に父親であることを自覚するようになります。
まだ赤ちゃんがいる生活になれず、戸惑っているため、甘えたり、子供のような行動をしているとも考えられます。
やっかいなのは、赤ちゃん返りの行動を、多くの旦那が無意識のうちにやってしまっている、ということ。
それを他人から指摘されるとプライドが傷つけられたように感じて、ムキになって反発する場合もありますので、「赤ちゃん返りをしているな」と思っても、温かい目で見守ってあげましょう。
赤ちゃん返りした旦那への対処法
旦那が寂しさや戸惑いから赤ちゃん返りをするのだということが分かりましたが、だからといっていちいち旦那のワガママに付き合っていては、
妻の方がてんてこまいになってしまいます。そこで、有効な対処法を2つご紹介いたします。
- 子供抜きの夫婦だけの時間を取るようにする
- 旦那を「やればできる子」扱いして育メンに育てる
子供抜きの夫婦だけの時間を取るようにする
そもそも子供ができて、妻が自分の方を見てくれなくなった寂しさから、旦那は赤ちゃん返りしているわけですから、元の夫婦である時間を持つようにすれば、寂しさはある程度解消されます。
子供が寝ている間の数時間でも良いので、夫婦でゆっくり食事をしたり、話をしたりする時間を持つようにしてみましょう。
妻が自分の方を見てくれている、構ってくれているという安心感を得ることができれば、旦那の赤ちゃん返りも落ち着きますし、妻も育児の気分転換になります。周りの協力が得られるなら、月に1度でも、子供を預けて夫婦でデートに出かけるのも良いでしょう。
そうは言っても、周りに親戚がいなくて子供を預けるのが難しかったり、旦那の仕事が忙しくて夫婦の時間をなかなか持てない場合もあります。そんな場合は次にご紹介する方法がおすすめです。
旦那を「やればできる子」扱いして育メンに育てる
多くのママさんたちが実践し、そして効果を得ているのがこちらの方法です。
妻側の我慢と努力が必要ですが、一旦、旦那を「手のかかる長男」として扱うようにしてみましょう。旦那の甘えたい気持ちは仕方がないもの、として捉え、一旦受け入れてあげます。
要望も出来る限りは聞いてあげ、その代わり困ったことがあれば「今ちょっと手が足りなくて困っているの、これお願いできないかな」と子供相手にするようにお願いしてみましょう。
きっと旦那は喜んで動いてくれることだと思います。最初はお手伝いも下手かもしれませんが、大げさに褒めて気分を良くさせると、そのうち自発的に手伝ってくれるようになります。
本来ならば妻側から何も言わなくても、旦那には最初から父親の自覚を持って子育てや家事を手伝ってもらいたいものですが、先ほども説明したとおり、旦那は急に父親になったことに戸惑いを覚えている場合もあります。
こちらが上手く誘導してあげると、将来きっと立派な育メンになってくれますので、最初の間だけぐっと我慢して、子供に教えるように家事や子育てをひとつひとつ教えていきましょう。
旦那の赤ちゃん返りにイライラしたら?
特に自分も育児になれていない最初の方は、手のかかる旦那に対してイライラしてしまうことでしょう。
しかし、そのイライラをぶつけてしまっては、必ず同じようにイライラした態度や言葉が返ってきて、悪循環に陥ってしまします。自分のストレスをなくすためだと考えて、一旦旦那の赤ちゃん返りを受け入れてあげましょう。
家庭によっては、子供が生まれると、旦那が赤ちゃん返りするどころか、逆に妻や子供に無関心になってしまうこともあるそうです。
そう思うと赤ちゃん返りをして甘えてくるうちは、愛情が妻に向いている証拠だと考えられます。
旦那の気持ちが他に向いてしまうよりはずっと良い状況だと考えて、甘えてくる旦那を受け入れてあげましょう。
旦那の赤ちゃん返りはいつまで?時間が経てば治る?
個人差はあるものの、旦那の赤ちゃん返りは時間が経つにつれて治ることが多いようです。
妻からの愛情を感じてもらい、父親の自覚を持ってもらうための最短ルートはなるべく旦那を頼るようにすることだそうです。
男性は頼られると自分の存在意義や責任感を感じて俄然張り切りますので、小さな用事でもお願いするようにしましょう。
先ほども述べたとおり、上手くいってもいかなくても、必ず褒めてあげてください。
最初は子供に頼むような小さな用事もできなかった旦那が、徐々に頼れる父親になり、気づいたら赤ちゃん返りもすっかり無くなっているでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
旦那のような大人でも、子どもが生まれると、急に妻を取られたことように感じて、寂しさや戸惑いを覚え、構ってもらうためにワガママを言ったりすることがあるようです。
旦那がそのような行動をとったときには、イライラせずに、妻に対する愛情表現のひとつだと考えて、優しく受け止めてあげましょう。
そして子供相手にするように、上手に頼みごとをして、育メンに育てていくと、将来妻も楽ができます。
大変だとは思いますが、頑張ってくださいね。