もし愛する人と結婚を考えたときに、その人がうつ病だったら…。
「うつ病」を抱えていると結婚は不可能なのでしょうか。
答えは「NO」です!
うつ病でも結婚生活をうまく続けるためのコツがあります!
それではうつ病でありながら結婚生活をうまく続けるには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
ここでは、うつ病を抱えて結婚する際に心配になるポイントと、結婚生活がうまくいくためのポイントについてご紹介します。
うつ病でも結婚して良いの? 不安になる5つのポイント
結婚を考え始めたり、プロポーズされたり…でも自分は「うつ病」を抱えていると思うと、そんな幸せな気分も一転!結婚を止めてしまいたいと思うような不安が襲ってくるものです。
でもまずは冷静になりましょう。そのためにここではうつ病を抱えながら結婚を考えたときに、不安になりやすい5つのポイントを紹介します。
1、うつ病を理由に相手が離れて行ってしまうのではないか
状態によっては家事も満足に出来ないこともあるうつ病。
そんな自分の姿を見たら、相手の愛情も冷めてしまうのではないか…。
結婚となればさらにその可能性が高まると感じ、不安になることが多いポイントです。
2、親族の反対にあうのではないか
結婚によって相手の両親や親族と関わるようになります。
しかしそこで理解が得られず、結婚を反対されてしまうのではないか、受け入れてもらえないのではないか…。
結婚までの道のりが遠ざかってしまったり、結婚生活に悪影響が出そうに感じて、不安になるポイントです。
3、結婚して環境が変わり、うつ病が悪化してしまうのではないか
結婚によって、それまでの生活とはガラリと変わることが多いでしょう。
もしかしたら転職や退職、引っ越しが必要になるかもしれません。
そんな環境の変化は大きなストレスになります。そのせいでうつ病が悪化してしまうのではないかと不安になってしまうかもしれません。
4、子どもは持てないのではないか
結婚相手との間に子どもが欲しいけれど、うつ病を抱えて子育ては出来るのだろうか…。
また、治療のために投薬治療を行っているけど、そのことの影響はあるのかどうかなども不安になりやすい部分です。
5、うつ病の自分は結婚する価値がないのではないか
うつ病の症状が重い時には布団から起き上がれなかったりするもの。
そんな時に満足に家事が出来ない自分には結婚する資格はない、こんな自分には価値がないと思ってしまい、とても不安になってしまいがちです。
うつ病でも結婚生活がうまくいくポイント8項目
色々な不安がよぎってなかなか結婚後の生活が思い浮かばなかったりするものですが、うつ病を抱えたままでも結婚生活はうまくいきます!
しかしそのためにはうまくいくためのコツがあります。
その8つのポイントを紹介するので、参考にしてみてくださいね。
1、病気への理解
うつ病を抱え、結婚生活を送るためにはまず相手に病気のことを理解してもらう必要があります。
もし理解してもらえないまま結婚生活を始めてしまうと、例えば少し休んでいたいな、という時に「いつまでもゴロゴロばかりして」と非難されてしまうかもしれません。
それでは結婚生活がうまくいくとは考えられません。
一般的な知識を知ってもらうはもちろんですが、症状は一人ひとり異なるもの。
どんな症状の時に、どんな対応をしてほしいのかを共有しておけると良いでしょう。
その時自分で説明するのも良いですが、一緒に病院に行き、主治医の話を聞くのも良い方法です。
治療方針を理解してもらうことで、治療にも良い効果が現れるかもしれません。
2、親族の理解
結婚は家同士の結びつきです。
うつ病であることで猛反対を受けたという話をよく聞きます。
また親族の無理解がストレスになり、うつ病が悪化したり、離婚にまで発展してしまう可能性も。
しかし、筆者の知り合いには、旦那さんのご両親の理解が深く、お姑さんに家事や通院のサポートを受けながら幸せに家庭生活を送っている方がいます。
聞けば根気強く症状の説明と、治療の流れを夫婦で説明したとのこと。
また子育てをするにあたっても親族のサポートは不可欠になってきます。
親族の理解は結婚生活をうまく続けるために必要なポイントです。
3、お互いの距離感を大切にする
結婚によって信頼できる相手といつも一緒に過ごせるようになります。
しかしそのことでうつ病の症状がより身近に感じられるようになり、過剰に心配されたり、逆に「いつものことだ」とつらい時に放っておかれたりすることも。
家族であってもつかず離れず、心地の良い距離感を保つことが大切です。
そのためには日頃からしっかりコミュニケーションをとる習慣を身に着けておきましょう。
4、依存しないようにする
相手に自分のことを知ってほしい、見ていてほしいと思うのは自然な気持ちです。
しかしそのことを相手に強制するようになってしまったり、甘えるのが当然になってしまっては結婚生活はうまくいかないでしょう。
そのことによってお互いの存在が重荷になってしまうはずです。
結婚相手は自分とは異なる一人の人間だ、ということをしっかり心に留めておきましょう。
5、申し訳ない気持ちは持たない
うつ病の回復には休息は欠かせません。
そのことで家事が出来なかったり、結婚相手に任せっきりになってしまうこともあるはずです。
しかしそのことを申し訳なく思っていては結婚生活は長続きしないでしょう。
例えば自分ではなく、相手がうつ病だったらどうしますか?
きっと自分が相手のために家事や仕事をやろう、と思うはずです。
結婚生活は助け合って成り立っていくものです。
「申し訳なさ」でではなく、「感謝」の気持ちを伝えるようにしていきましょう。
6、規則正しい生活を心がける
二人だけの結婚生活が始まると、何となく生活のリズムもルーズになりがちです。
うつ病の症状が重い時には好きな時に寝て起きる生活も必要ですが、ある程度回復してきた段階では、睡眠のリズムを整えていくことが大切です。
朝はきちんと朝日を浴びパジャマを着替え、夜には入浴して早めに就寝する、基本的な生活リズムを整えることが回復のキーであり、夫婦がお互いに健康に過ごすためのポイントです。
7、周囲と比較し焦らない
結婚するとどうしても他の家庭の様子や、奥さんや旦那さんの様子が気になってしまうもの。
「良い奥さん(旦那さん)になりたい」と思って、自分に過度のプレッシャーを与えてしまいがちです。
しかしうつ病にはそのプレッシャーは大敵です。症状が悪化してしまうこともあるでしょう。
良い奥さん(旦那さん)になりたいという気持ちは誰もが持ちます。
でもそこで焦らず、自分のペースで出来ることから始めましょう。
8、自分の判断で治療をやめない
結婚を考えられるということは、きっとうつ病の症状が良くなっている状態だと思います。
しかしそこで勝手に治療をやめてしまうことは絶対にやめましょう。
結婚生活が始まると、思わぬところでストレスがかかり、調子を崩してしまうことがよくあります。
また子どもを望んだ時には病気や薬の影響を考えて、主治医と相談しながら妊娠・出産を進めていくことになります。
幸せな家族生活を続けていくためにも、治療を勝手に中断させてしまうことは止めましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
うつ病を抱えて結婚するとなると、様々な不安が浮かんでくるものです。
確かに環境の変化や、周囲からの見方が変わることでストレスも増えることが多いです。
しかしうつ病じゃなかったとしても、結婚には大きな不安が伴うものです。
その不安を一人で抱えずに、相手と分かち合えるのが結婚の良いところではないでしょうか。
幸せな生活を送っていくためにも今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね。