「家事や育児と仕事をうまくこなせるだろうか?」
「子供に寂しい想いをさせないだろうか?」
「久しぶりの仕事についていけるだろうか?」
「長く休んで自分のポジションは残っているだろうか?」…などなど、育休後の職場復帰にはなにかと不安と怖さが付きまといますよね。
安心して職場復帰するにはポイントがあります!
育休明け職場復帰するために|ママ自身の準備
仕事復帰後の生活リズムに戻しておく
育休中はどうしても子供中心の生活リズムになってしまいます。
急に職場復帰すると、生活リズムがガラリと変わるため、身体がついていかずにうまく仕事をこなすことができません。
また、ママの生活リズムが変わると同時に子供の生活リズムも変わってくるため、職場復帰前に慣らしておいてあげると、保育園などに預けるのもグッと楽になります。
家事分担について夫婦で話し合う
職場復帰前にも、「何となく」でパパがやっている家事があるかもしれません。
育休中で心にゆとりがあるときはやってくれていることに感謝できたのですが、職場復帰をして忙しくなってしまうと心にゆとりがなくなり、「やってくれている」ことよりも「できていない」部分に目がいきがちになります。
男性は細かな空気を読むのが苦手な生き物。
「いつ」「誰が」「何を」「どのように」やるかを明確にすると、びっくりするほどよく動いてくれます!笑
また、細かく分担することでママ自身も「これさえこなしていればOK」と気持ちが楽になりますよ。
家事をできるだけ楽にできるよう準備しておく
家事の手順や動線など、普段は少し手間がかかっても妥協している部分が、忙しくなるととても大きなストレスになることもあります。
思い切って収納を増やしたり、模様替えをしておくと良さそうです。
また、家族の誰かが体調を崩すなど、何かイレギュラーな事態が起きたときに、家事を手伝ってくれる人を確保しておくことも大切。
1週間分の食事をまとめて作ってくれる家政婦さんなども上手に利用しましょう。
困った時の駆け込み寺を確保しておく
子供が熱を出したり、どうしても連れていけない用事ができるなど、夫婦だけでは手が足りないことが多々あります。
毎日の保育所だけでなく、病児保育や臨時の託児所など、子供を一時的に預かってもらえる場所もすぐ利用できるように手配しておきましょう。
また、ママ自身が仕事・家事・育児などで悩んだとき、一人で落ち着く時間を確保する手段や、気軽に相談できる人を見つけておくなど、ママ自身が元気に頑張れるような環境を整えておくことも大切です。
育休明け職場復帰するために|子供の準備
預け先を何パターンか確保する
「熱が出て保育所にいけない」「じいじやばあばが体調を崩して預けられない」など、子供を預けなければならない状況はたくさんあります。
そんなとき、預け先を何パターンか用意しておくと、子供の居場所に困ることがありません。
また、その場所に子供を慣れさせておくことも必要です。
育休中のゆっくり付き添える期間に、子供と一緒に慣らしをするとよいでしょう。
予防接種をできる限り済ませておく
子供ができて驚くのが予防接種の多さ!
任意のものを含めると、なんと30種類にも及ぶそうです。
しかも、同時に接種できなかったり、次の接種までに数か月の期間を要するものもあるので、全てを終わらせるにはかなりの時間がかかります。
また、予防接種をしてから数日は体調を崩したりすることもあるため側について様子を見てあげるほうがいいのですが、仕事復帰してからだと時間を作ることも難しくなってきます。
一緒にゆっくり過ごせる育休中に、できるだけ済ませておくとスムーズです。
卒乳を目指す
子供を預けるとき、一番の問題になるのがこれです。
哺乳瓶を使ったり、離乳食を良く食べてくれているのであれば、完全に卒乳する必要はありませんが、どうしても毎回授乳が必要という場合には、卒乳を目指す方向で動くほうがよさそうです。
キャリアダウンしにくい!復帰のコツ!
産休中や育休中にこまめに顔を出す
長期間会社との関わりがないと、ママ自身も会社や業務の状況がわかりませんし、会社や上司も復帰後にどんな仕事を任せられるのかという目途が立ちにくく、どうしても育休前より軽い仕事を任されがちになります。
復帰後の実力を正当に評価してもらうためにも、無事に生まれた報告なども兼ねて、可能な限り職場に顔を出しコミュニケーションをとることで、職場との信頼関係を保つと復帰しやすいです。
復帰後に所属する部署の上司や同僚を味方につけておく
産休や育休は会社に勤める人がもらえる当然の権利ですが、自分が休みをもらうぶん、職場に負担がかかってしまうのは事実です。
予定通りの産休入りで、しっかりとした引き継ぎなどができていればいいのですが、つわりや切迫流産など、思う通りに引き継ぎができずに休みに入ってしまい、職場に大きな負担をかけてしまうことも少なくありません。
そんなとき、気まずさや自分の体調の悪さも重なって、ついついフォローをおろそかにしがちです。
印象の悪いまま長期の休みに入ってしまうと、復帰しづらいですし、職場も「無責任な人」という印象を持ってしまいます。
できるだけ休んだ後のフォローをしっかりとし、上司や同僚が味方になってもらえるようにしておきましょう。
復帰前に部署が今抱えている仕事や部署の状況を聞いておく
職種や業務内容にもよりますが、1日休んだだけでも状況がガラッと変わってしまっているという仕事も少なくありません。
産休や育休は長い休みになるぶん、復帰後に状況や業務の進め方が変わってしまっていて、うまく仕事が進められなくなる可能性もあります。
復帰前には上司や同僚に連絡をとって復帰先の状況を把握するようにし、復帰後にスムーズに仕事が進められるように準備しておきましょう。
また、復帰前から職場に状況を聞くことで、やる気が伝わって印象も良くなりますし、一度連絡をとるだけでも気持ち的にも復帰しやすくなります。
仕事に必要な勉強をしておく
先ほどの内容と重なりますが、復帰後の職場の状況が変わっていたり、自分も業務から離れて忘れてしまっていることもあるので、復帰に備えて必要な勉強をしておくと、復帰後の仕事がスムーズです。
キャリアアップにつながる資格などを取れていればなおよし!
これは、余裕がある方に限られてしまいますが、復帰後に役立つ資格をとったり、今までの仕事にプラスアルファする何かがあれば、復帰後に職場からの信頼も得やすいですし、仕事の幅が広がって、今までより収入アップも見込めるかもしれません。
復帰後、自分はどんなスタイルやペースで仕事ができるかを整理し、明確に提示しておく
出産や育児は本当に人それぞれで、育児経験者であっても他人の子育て生活を完全に理解することはできません。
育休や復帰によほど慣れている会社でない限り、復帰の受け入れに戸惑うのは当たり前です。
復帰前に自分がどれくらい仕事ができて、どんなときには会社を抜けるかもしれないなど、予想できることをできる限り明確に伝えておくと、会社側も復帰後のビジョンが見えやすく、仕事も任せやすくなります。
まとめ
出産・育児に伴ってママの負担が増えるぶん、周囲のサポートが必要な場面も多くなります。
パパや実家などの身内はもちろんのこと、会社や保育士さんなどとも今まで以上にコミュニケーションをとり、協力してくれる人を増やしておきましょう!
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