生後間もない赤ちゃんの沐浴の時期から使っているベビーソープ。
当たり前のようにずっと使い続けているけど「これって生後何ヶ月頃まで全身に使うの?」「いつ頃からシャンプーで髪の毛を洗うようにすればいいの?」と疑問に思いませんか?
そこで今回はベビー用のシャンプーを始める時期や選び方、また正しいシャンプーの仕方や赤ちゃんのお肌のお悩み別のおすすめベビーシャンプーをご紹介していきましょう。
ベビー用のシャンプーっていつから始めるの?
生後間もない赤ちゃんは個人差はあれど、基本的には髪の毛は薄くて毛質も細いですよね。
なので髪の毛も身体もベビーソープで充分洗うことができたと思います。
でも生後数ヶ月してだんだん髪の毛の量が増えてくると、ベビーソープで洗うことで髪がきしんだり、パサついたり、絡まったりしやすくなってきます。
これはなぜかというと、ベビーシャンプーというのは泡が肌に残ってしまうと赤ちゃんの敏感な肌に負担がかかる恐れがあることから、基本的に泡切れの良さを重要視して作られているからです。
でもベビーシャンプーなら赤ちゃんの頭皮に負担をかけずに優しく洗えますし、量の多い髪の毛も絡まったりせずサラサラの髪にしてくれるんです。
ベビーシャンプーはいつから使わなければいけないという決まりはありませんが、ベビーソープで洗うと髪がきしむ・パサつく・絡まるといった違和感が感じられるようになったらベビーシャンプーへの切り替え時でしょう。
男の子の場合は短髪や坊主頭にすれば対処できるので問題ないのかもしれませんが、女の子の場合はそうもいきませんよね。
なので髪の量が増えてきたら髪の毛の状態を見つつ、ベビーシャンプーへの切り替え時期に注意していきましょう。
ベビーシャンプーの選び方
ベビーシャンプーは断然泡タイプがおすすめ!
髪の量が多い子だと、まだつかまり立ちやおすわりくらいしか出来ないような頃に、すでに髪の毛がたくさん!ということもあります。
まだそのぐらい小さい時の入浴はとっても手がかかる作業です。
なのに手でわざわざ泡立てないといけないタイプだと面倒だしとっても大変!
でも泡タイプのベビーシャンプーなら子供を抱っこしたり支えたりしながら、片手で押すだけで泡が出てくるのでスムーズにシャンプーできてママも楽チン!
断然、ベビーシャンプーは泡で出てくるタイプをおすすめします!
ベビーシャンプー成分に注意
シャンプーの約90%は水と界面活性剤です。
よくシャンプーに使用される界面活性剤には「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」などが洗浄成分としてよく使われています。
でもこれらの界面活性剤は洗剤などにも使用されるほど洗浄力が強いので、赤ちゃんのデリケートな肌には刺激や負担になる恐れがあります。
洗浄力が強すぎると肌に必要な潤いや皮脂まで取りすぎてしまい肌トラブルの原因に。
ですので、なるべくこれらの界面活性剤が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
よく使われるベビーシャンプーの成分
アミノ酸系洗浄成分
- メリット:低刺激で洗い上がりはしっとり。安全性も高い。
- デメリット:洗浄力が弱く泡立ちが悪い
(ココイルグルタミン酸・ココイルアラニン・ラウロイルメチルアラニンナトリウム・ラウロイルシルクアミノ酸ナトリウム など)
ベタイン系洗浄成分
- メリット:低刺激で適度な洗浄力もある。コンディショニング力が高い。
- デメリット:他の洗浄成分に比べて、泡が肌に残りやすい性質なのでしっかりすすがなくてはいけない
(コカミドプロピルベタイン・ラウラミドプロピルベタイン など)
タウリン系洗浄成分
- メリット:泡切れが良く低刺激。髪がきしみにくい。
- デメリット:髪にふんわりとしたボリュームが出にくい。
(ココイルメチルタウリンナトリウム・ラウロイルメチルアラニンナトリウム など)
正しいベビーシャンプーの仕方
赤ちゃんの頭皮や髪の毛をきれいに保つためにも正しいシャンプー方法で洗ってあげましょう。
洗う時は次の2点に注意してみてくださいね。
乾いた髪の毛にいきなりシャンプーをのせない
赤ちゃんの頭皮や髪の毛に負担をかけないためにも、まずは髪の毛全体を充分に濡らしてから泡のシャンプーを頭皮につけるようにしましょう。
泡タイプじゃないシャンプーなら、必ず手でよく泡立ててから頭につけるようにしましょう。
くれぐれも泡立っていないシャンプーを直接頭皮につけたりしないようにしてくださいね。
シャンプーを流すときは下向きに
お座りができるくらいの赤ちゃんなら、シャンプーを洗い流す時は下を向かせてから流してください。上を向くよりも下を向く方が頭皮や髪の毛に泡が残留しにくいです。
ベビーシャンプーは目に入ったとしても痛くない成分のものが多くあるので、目に入るのが心配なら、そうしたタイプのベビーシャンプーを選びましょう。
下向きで流すのを嫌がる子もいますが、その場合はまずは後頭部だけを洗い流した後、下を向かせて洗い流すと顔に泡がかかりにくいでしょう。
下を向かせる時はなるべく目一杯に。泡を残すことのないようしっかりすすいで上げることを心がけましょう。
赤ちゃんの乳児湿疹について
生後間もない赤ちゃんはママのホルモンの影響を強く受けます。
ママの女性ホルモンによって赤ちゃんの皮脂分泌が活発化し、毛穴や皮膚に皮脂汚れとして溜まりやすくなります。
するとそこに雑菌やホコリなどが付着して湿疹ができることがあります。これが乳児湿疹です。
乳児湿疹を改善するポイントは余分な皮脂をきちんと取り除いて、肌を清潔に保つことです。
また泡が肌に残っていると、それが刺激となり湿疹につながるのでしっかりと洗い流すように気をつけましょう。
心配な場合は洗い流した後、仕上げに沐浴用のガーゼタオルなどにぬるま湯を含ませてふき取るといいでしょう。
おすすめベビーシャンプー
カサカサ乾燥が気になる赤ちゃんに!
ピジョン 泡シャンプーボトル
生まれた時に赤ちゃんの肌についている「胎脂」に近いという保湿成分を配合した泡のベビーシャンプーです。
皮脂を取りすぎず潤いを守りながら、赤ちゃんの髪を弱酸性のきめ細かな泡で優しく洗うことができます。目にもしみにくくて、すすぎも早いのでスムーズで楽チン。
無香料・無着色・パラベンフリー
和光堂 ミルふわ ベビーシャンプー 髪用泡タイプ
母乳に含まれている保湿成分を見本に作られたベビーの髪用の泡シャンプーです。
頭皮に潤いを与えながら、弱酸性の泡で髪の毛を優しく洗うことができます。
無香料・無着色。新生児からでも安心して使えるような低刺激性のシャンプーなので、生まれた時から髪がフサフサな新生児の赤ちゃんにも安心して使えますよ。
アトピタ 保湿頭皮シャンプー
頭皮に刺激を与えずに汚れを素早く洗い流すことができる泡シャンプーです。
頭皮のケアに重点を置いていて、頭皮や肌に洗浄成分が残りにくい処方や抗炎症作用、また頭皮のかゆみ防止効果もあり、さまざまな頭皮のトラブルを防ぐことができます。
また、キハダ樹皮エキスという保湿成分が頭皮の乾燥による荒れを防ぎます。
乳児湿疹でお悩みの赤ちゃんに!
ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー
頭皮のべたつきやにおいが気になるという赤ちゃんにおすすめ。
頭皮の余分な皮脂や汚れを優しく洗い落としてくれるベビーシャンプーです。
パサついたり、細くて絡まりやすい赤ちゃんの髪の毛をしっとりさせてくれます。
小児皮膚科協力の元に作られた低刺激性・弱酸性のシャンプーなので目や口に入っても大丈夫。
泡切れも素早くて使い心地も良いですよ。
ママと赤ちゃんが共用で使えるボディクリームなどのスキンケアも充実しています。
ビーンスターク 薬用ヘアシャンプー
粉ミルクメーカーであるビーンスタークの薬用ベビーシャンプーです。
医薬部外品の低刺激性シャンプーでフケやかゆみ、においを防ぎ、頭皮や髪の毛を清潔に保ちます。
泡立ちが良いので1プッシュで充分洗えます。スッキリとした洗い上がり。
無香料・無着色・弱酸性・パラベンフリー。
自然派ママに人気!無添加・植物系ベビーシャンプー
パックスベビー 全身シャンプー
赤ちゃんの皮脂に含まれるパルミトイルオレイン酸を多く含んでいるというマカダミアナッツ油を使用した植物性のベビーシャンプーです。
界面活性剤や合成酸化防止剤などを使わず、無香料・無着色で安心。
同じシリーズにママも赤ちゃんと共用で使えるボディクリームなどもあります。
べべブー ボディ&ヘアウォッシュ
成分の99%が天然由来の国産オーガニックの全身ベビーシャンプーです。
オーガニック系のものは泡立てが必要なものが多いのですが、これは泡タイプなのでプッシュするだけで優しい泡が出てきます。
新生児から使えますし、これ1つで髪の毛も体もOK。
ナチュラルで癒される香りなので赤ちゃんもママも幸せな気分でバスタイムが過ごせそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
肌質や状態に合わせて、デリケートな赤ちゃんの肌を優しくいたわってあげられるベビーシャンプーを見つけてくださいね!
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