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    Categories: 子育て

赤ちゃんの平熱は何度くらい?体温の測り方とおすすめの体温計3選

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一般的に赤ちゃんは大人よりも体温が高いといわれていて、確かに抱っこなどをすると、赤ちゃんの温かさに驚くことがあります。

しかしそうなると、赤ちゃんが本当に熱を出したときにわかりにくいですよね。

赤ちゃんの体調の変化にいち早く気がつくためにも、赤ちゃんの平熱を知っておくことは大事です。

今回は赤ちゃんの平熱は何度ぐらいなのか?また体温の測り方やおすすめの体温計などについてご紹介していきます。

新生児の平熱はどのくらい?体温の測り方とおすすめの体温計3選

赤ちゃんの平熱は何度?

まずは赤ちゃんの平熱をご紹介します。赤ちゃんの平熱は36.5~37.5度と幅広く、また大人よりも高いことが多いです。

一般的に37.5度以上の熱があると病気と判断されることが多いのですが、赤ちゃんによっては37.5度以上でも元気にしていたりと、個人差があります。

また赤ちゃんの体温には以下のような特徴があります。

新生児や乳児の体温は変化しやすい

赤ちゃんは自分で体温を調整する機能が未熟で、周りの環境に左右されやすいという性質があります。

たとえば寒い冬に外にいると体温が下がりますし、温かくなるようにと服や上着を着せすぎると体温が上がります。

赤ちゃんに体への負担を減らすためには、なるべく周りの気温が一定になるようにしてあげると良いので、エアコンで部屋を冷やしすぎたり、温めすぎて外気温と大きく差が出るのは避けて、服も脱ぎ着させやすいものにしましょう。

月齢とともに安定していく

最初は高いと感じられる新生児の体温は、月齢とともにどんどん下がっていくと思う人もいるようですが、どちらかというと、下がるというよりは、環境によって影響されやすかった体温が、月齢とともに自分で体を動かして温められるようになったり、汗腺が発達して体温調整ができるようになったりすることで、だんだん安定してくるようになる、と考える方が正しいようです。

赤ちゃんの平熱の正しい測り方は?

では次に赤ちゃんの平熱を測るときに大事なポイントをご紹介します。

  1. 耳か脇の下で測る
  2. 決まった時間に測る
  3. 1日だけではなく継続して図る

耳か脇の下で測る

赤ちゃんの体温を測るときは、耳か脇の下で測るのが一般的です。

ただし耳で測る方が脇の下で測るよりも体温が高くなりますので、一度耳で測ると決めたら、その後も変わらず耳で測るように、脇の下で測ると決めたらその後も脇の下で測るようにしてください。

耳で測る方法
  1. 耳垢が溜まっていたり汚れていると正確に計れないので、耳をキレイにしておきましょう。
  2. 耳の上部を優しく後ろ側に引っ張って耳の穴をまっすぐにします。
  3. プローブを耳の穴に沿って入れ、計測します。奥まで入れすぎて鼓膜を傷つけないように注意しましょう。
脇の下で測る方法
  1. 赤ちゃんは汗っかきのため、測る前に脇の下をサッと拭いて水分をとります。
  2. 一番体温が高い、脇の中心部分に当たるようにして体温計を挟みます。
  3. 体温計が落ちたりズレたりしないよう、腕ごと固定して計測します。

赤ちゃんが泣くと体温が上がってしまうので、出来れば泣かないうちにサッと測ってしまいましょう。

体勢は寝かせたままでも膝に座らせてもどちらでもOKです。

決まった時間に測る

赤ちゃんに限らず、人の体温は1日の中で変動し、朝低くて夜になるにつれて高くなります。

そのため、計測する時間が毎日同じ時間になるよう、朝起きたら測る、などあらかじめ決めておいた方が良いです。

また起床時・午前・午後・夜など1日に複数回測るようにすると、赤ちゃんの体温変動のリズムも分かるようになります。

1日だけではなく継続して測る

平熱は1日測ってみただけではわかりません。

赤ちゃんの体温は環境によって変動しやすいため、たまたまその日が寒い日だといつもより体温が低い、反対に動いたあとだったりするといつもより体温が高い可能性があります。

少なくとも1週間は続けて測ることが正しい平熱を知るためには必要です。

赤ちゃんの体温を測るのにおすすめの体温計

赤ちゃんに使う体温計は、電子体温計がおすすめです。

最も正確に測れるのは水銀体温計ですが、検温に5~10分の時間を必要としますし、万が一割れてしまったときに危険です。

電子体温計の中でも、以下の特徴があるようなものが理想です。

  • 赤ちゃんに合ったサイズが小さいもの
  • 短時間で測定できるもの
  • 検温部分が柔らかくなっているもの
  • 温度の表示が見やすいもの

赤ちゃんを保育園に預ける場合など毎日検温が必要になることもあります。

毎日でも負担にならないような、できるだけ簡単に検温できるものがおすすめです。

新生児や乳児におすすめの体温計3選

今回はおすすめの体温計を3つご紹介します。ご自分の使いやすそうなものを見つけてくださいね。

ピジョン おでこで測るベビー体温計  チビオンタッチ


おでこに1秒当てるだけで、簡単に熱が測れます。赤ちゃんの服を脱がせたりする手間がなく、寝ている赤ちゃんを起こすこともないので使いやすいと人気。

また片手で持ちやすい形状なので、赤ちゃんを抱っこしたままでも使えます。毎日でもストレスなく使えます。

  • 税込価格:13,500円
  • 本体重量:約45g(電池含む)
  • 寸法:幅47X高さ45.5mm
  • 電源:CR2032電池(1個)
  • メーカー:ピジョン

オムロン 耳式体温計 けんおんくん

耳に入れて測るタイプで、こちらも最短1秒で測定することができます。耳を触られるのが苦手な子も、測定時間が一瞬だと我慢できそうですね。

測定中のもっとも高い温度を表示する「ぴったりセンシング機能」で、何度も測りなおす手間もかからず正確に測定できます。

  • 税込価格:4,104円
  • 本体重量:約50g(電池含む)
  • 寸法:幅45X高さ94X奥行き58mm
  • 電源:CR2032電池(1個)
  • メーカー:オムロン

ピジョン チビオンフィット


脇の下に挟むタイプの体温計です。30秒でさっと測れるスピード検温と10分間じっくりと測る実測検温が選べます。

赤ちゃんの脇に挟みやすい大きさで、感温部は大きめ。小数点以下2桁まで表示されるので、より正確に赤ちゃんの体温を測れます。

  • 税込価格:4,104円
  • 本体重量:約37g(電池含む)
  • 寸法:幅39.4X高さ65X奥行き77.4mm
  • 電源:CR2032電池(1個)
  • メーカー:ピジョン

赤ちゃんの熱 高い・低いの判断基準は?

平熱よりも高い場合

冒頭で書いたとおり、37.5度以上で発熱と判断される場合もありますが、赤ちゃんによっては37.5度が平熱の範囲内である場合もあります。

熱が出ている場合以外にも、服を着せすぎたり布団かけすぎている場合や室温が高い場合には、赤ちゃんの体温があがってしまいます。

赤ちゃんが汗ばんでいる場合には服の枚数を減らしたり、空調を適温に調節してから、再度体温を測ってみてください。

一般的に赤ちゃんにとって快適な室温は、夏は26~28度、冬は20~23度といわれています。参考にしてください。

上記の対応をとっても熱が高いままで、かつ以下のような様子が見られるなら、発熱している可能性がありますので、小児科を受診してください。

  • いつもより機嫌が悪くグズグズ寝ない
  • 食欲がない
  • 顔色が悪い
  • 下痢や嘔吐がある

平熱よりも低い場合

赤ちゃんの体温が36度以下であれば、低体温の可能性があります。

原因として考えられるのは、エアコンや扇風機の風が赤ちゃんに直接当たって冷えてしまっていること。

もしくは汗をかいたまま放置してしまい、汗の蒸発で体温が奪われてしまっていること。

エアコンや扇風機の風は赤ちゃんに直接当てずに、壁に当てて部屋全体を循環するように向きを調整し、赤ちゃんが汗をかいているときにはサッと拭いたり着替えをさせて体が冷えないようにしてあげてください。

これらの対策をとってもまだ体温が低いという場合には、上着を着せたり布団をかけてあげるなどして、赤ちゃんが寒くないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

赤ちゃんの平熱は36.5~37.5度と個々人によって差がありますが、大事なのは毎日赤ちゃんの体温を測定して、その子の平熱を知っておくことです。

赤ちゃんはまわりの環境によって体温が変動しやすいので、いつもより少し体温が高い・低いといって慌てず、服の枚数や室温を調整するなどしてみてください。

体温は赤ちゃんの健康状態を知るためのバロメーターにもなりますので、できる限りこまめに測って様子を見るようにしてください。

be-a-mother編集部: