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将来はげちゃうか心配!知らなきゃ損 赤ちゃんの髪質診断とケア方法

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生まれたばかりの赤ちゃんの髪の毛。

でも「フサフサの子は将来薄くなる」なんて話を聞いたことありませんか?それが本当なら将来はげちゃうの?!とママは心配になりますよね。

一方でなかなか赤ちゃんの髪の量が増えなくて薄いままだと「このまま生えないのかも…?」と不安になってしまうママもいます。

そこで今回は、はたして赤ちゃんの時の髪の状態が将来の髪質までも決めてしまうのか?!という疑問についての回答と、赤ちゃんの髪質の変化とケア方法についてご紹介していきたいと思います。

髪の毛が薄い赤ちゃんって将来はげちゃうの??

ズバリ結論から言ってしまうと、赤ちゃんの髪の毛が薄いからといって将来はげたり薄毛になるということはありません。

そもそも赤ちゃんの毛の量は実はみんなほぼ同じ量なんです。つまり髪の毛が薄く見えたり濃く見えたりと個人差があるのは、実は毛の「量」ではなく毛の「色素の濃さ」に個人差があるからなんです。

そして毛の色素を含め、赤ちゃんの毛質というのは成長とともに変わるもの。

そのため今、薄毛の赤ちゃんだからといって将来はげるということはありませんし、反対にフサフサの赤ちゃんが将来はげるといったこともありません。

あくまで乳児や幼児の頃の髪の状態は一過性のものということ。

つまり赤ちゃんの時の髪の状態と大人になった時の髪の状態との関連性はほとんどないのです。

赤ちゃんは胎児の頃から毛が生えている

赤ちゃんの髪の質というのは成長とともに変化します。

最初は赤ちゃんに生えている毛は体毛も髪の毛も全て「産毛」になります。生まれたばかりの赤ちゃんは柔らかくてホワホワも綿毛のような産毛に覆われています。

この毛は妊娠3〜6ヶ月の胎児の時から全身の毛穴から生えていて、この産毛で赤ちゃんは自分の体を温めています。

そしてほとんどの場合、妊娠32〜36週頃にはこの産毛が全部抜けて羊水の中に吸収されます。

しかし未熟児や早産、またそう言った理由はなくとも一部の赤ちゃんの中には産毛が抜けないまま生まれてくる子もいます。

そんな赤ちゃんでも結局は生後2〜3週間ほどで産毛が生え変わることがほとんどなので心配いりません。

これは赤ちゃんの肌を守るための役割だった産毛が、皮膚が成長し強くなっていくにつれ、その役割を終えて抜けていき新たに幼児の毛質へと変わっていくという立派な成長過程でもあるのです。

子供の髪質は変化する

髪質は生まれつきの遺伝もありますが、生活習慣や環境などさまざまなものが合わさることで髪質・毛質に影響していくとされています。

まず生まれたての赤ちゃんに生えているのは「産毛」といわれるとても細くて柔らかい毛です。そして幼児期には産毛よりは丈夫ですが、まだ未成熟な「軟毛」とよばれる毛に生え変わっていきます。

そして小学校高学年頃からの思春期の時期からは「硬毛」とよばれる、大人の毛質と同じ毛質へと変化していきます。

つまり小学校を入学する頃くらいに、その人のその後の毛質・髪質がおおよそ決まるのです。

全部の髪の毛の生え変わりサイクルというのは約6年ごとといわれているので、生まれてからまずは小学校入学ごろ、次に小学校卒業する頃という節目で髪質がはっきり決まっていきます。

また生え変わり方にも子供によって個人差があります。

特に乳児から幼児にかけての生え変わりの頃は、毛が抜けながら同時に生え変わっていく子は常に量も変わらずフサフサの状態が保てます。

一方で一旦、生え変わる毛が全部抜けてしまってから生え変わっていくタイプの子もいます。

その場合、生え変わるまでの期間は薄毛になってしまうこともありますが、これもただの個人差で一過性のものなので心配いりません。

年齢別 髪質の変化とケア方法

髪質は成長するにつれて変化していきます。

ではどのように変化していくのか、そして年齢や時期に合わせたケア方法についてみていきましょう。

新生児〜生後2ヶ月ごろまで

一応、毛の量や質には生まれつきの個人差もありますが、一般的に生まれた時は産毛と言われる色素が薄く細く柔らかい毛なので薄く見えることが多いでしょう。

濃く見える場合も薄く見える場合も、同じ産毛なのでケア方法は同じです。

赤ちゃんは頭皮などの皮膚がデリケートですが、産毛も同様に弱くデリケートな毛質です。

また子供は代謝が活発なものですが、特に生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんはママのホルモンの影響から皮脂分泌が活発です。

そのため乳児性脂漏性湿疹が起こりやすく、これによって赤ちゃんの抜け毛を引き起こすことがあります。

そのためこの時期のケア方法としては、毎日の入浴で頭皮をいたわりながら清潔に保ってあげることが大切です。

頭を洗うシャンプーはなるべく優しい成分のベビーソープやベビーシャンプーで洗ってあげましょう。

またベビー用のヘアブラシやクシなどで優しくブラッシングして整えてあげましょう。

ベビー用のブラシはブラシの毛もとても柔らかいですし、クシも先端が丸くなっているので赤ちゃんの頭皮に負担がかからず安心です。

3ヶ月〜5ヶ月

この頃以前の赤ちゃんは首が座る前なので、1日のほとんどは寝て過ごしています。

ですが首が座ってからは寝ていても首の向きを変えたりする動きが活発になってくるので、後頭部の髪の毛が布団や床にこすれてしまい、一時的に毛が薄くなることもあります。

また逆にずっと同じ向きで寝ていると、いつも下になっている部分の毛だけが薄くなることも。

もちろんこれらは一時的なものなのでさほど心配はいりませんが、気になるようでしたら同じ向きで長時間寝かせないように向きを変えてあげたり、ドーナツ枕などを利用して向きグセを改善してみましょう。

そしてまだまだ弱くデリケートな毛質の時期です。引き続きベビーシャンプーやベビーシャンプーを使用し、ベビー用のヘアブラシやクシでケアしてあげましょう。

6ヶ月〜11ヶ月

この頃から前髪だけ伸びるor伸びない、後ろの毛だけ生えるor生えない、頭頂部だけ薄いor濃い、といったように生え方に個人差が出てきます。

この頃になると頭だけでなく身体も活発に動くようになります。例えば仰向けのままズリバイをしたりなど大人の想像を超える動きがどんどん増えてきます。

こうした動きによって、例えば後頭部の毛が摩擦でダメージを受け、切れたり抜けたりする原因になることも。酷いと毛が絡まってしまい円形や帯状に一気に抜けてしまったり、毛玉ができてしまうこともあります。

これらを回避するには例えば、この頃になると首も腰も座ってくるので、寝かせてばかりにせずなるべくおすわりさせるようにするといいでしょう。

また毛の絡まりや毛玉のケア方法はやはりブラッシングが大切です。

ブラッシングの方法は毛玉になっているところの毛束を少量づつつまんで、少しづつ優しくとかしていきましょう。毛の根元が引っ張られると痛いので、引っ張らないように注意してください。

朝起きた時や昼寝の後の寝起き時、入浴後や就寝前など1日の中でこまめにブラッシングしてあげてください。

授乳中なども赤ちゃんがリラックスしている状態なのでいいですよ。

ベビーブラシの場合、ブラシの毛が柔らかすぎると毛玉をとかすのは難しいので、目が細かめのベビーコームを使うようにしましょう。

1歳〜1歳半頃まで

乳児の頃に比べて太くてしっかりとした毛が生えてくる時期です。

それまで薄毛に見えていた子もだんだんと濃くなってくるでしょう。

髪の毛が伸びるのが早い子の場合、生まれて初めてのヘアカットをするのがこの頃かもしれません。

この頃くらいからベビーシャンプーにこだわらなくても、子供用のシャンプーや低刺激で無添加系のシャンプーなどに変えてみてもいいでしょう。

ただし子供は代謝が高いので、大人用のしっとりタイプのシャンプーだと皮脂や汚れをとりきれない可能性があるので気をつけましょう。

1歳半〜2歳以降

この頃になるとしっかりした毛質の髪の毛が生え揃い、心配なほど薄毛の子というのはほとんどいなくなってきます。

女の子の場合、髪の毛を結んだりできるくらい太く長く伸びている頃でしょう。

また3歳以降になってくるとママのヘアカットでは上手くカットしにくくなってきて、美容室デビューをし始める子も出てきます。

とはいえ、小学校入学前の幼児の頃までの毛質は大人の毛ほどはしっかりしていません。

長く伸ばした髪型だと絡まりやすいので丁寧に優しくブラッシングしてあげましょう。

ブラッシングは先にお話しした方法です。無理に引っ張ってとかさないように注意しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

赤ちゃんの髪の状態で将来の髪の状態が決まるなんてことはないのです。

とはいえ赤ちゃんの髪の毛は繊細なので、成長に応じたケアをしてあげましょう。

Nemonon: 元BA(ビューティアドバイザー)& 美容クリニック勤務経験を活かして「いつまでもキレイなママでいたい!」そう願うママさんたちがもっと輝くための美容情報を提供していきたいと思っています! 同じ子育てママとしての立場からファッション関連や妊娠・出産・子育て関連など、みなさんのお役に立てるような情報も書かせていただいてます。