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アンパンマン大好き時代は誰もが小さいころに通る道だと言われていますよね。
ちょうど今子育てされているお母さんたちも、昔はアンパンマンが好きだったのではないでしょうか。しかしなぜ、アンパンマンはこんなにも長い間愛されているのでしょうか。
実はそれには子供の心をつかむ、しっかりとした理由があるんです。思わず「なるほど~!」と納得してしまう、アンパンマンの魅力についてまとめました。自分のお子さんと重ねながら、昔を思い返しながら読んでくださいね。
アンパンマンは子供たちだけではなく、お母さんたちのヒーローでもあることも分かりますよ!
アンパンマンを好きになるのはいつから?
子供がアンパンマンに夢中になりだす年齢は2歳前後だと言われています。
しかし、1歳を過ぎたあたりからアンパンマンを見て笑ったり、泣きやむ子もいるそうです。0歳児用のアンパンマンのおもちゃもたくさん販売されていますよね。
早いうちからアンパンマンが身近にいる状態だと早くに夢中になるのかもしれません。
男子トップ3(0~2歳対象) | ||
1位 | きかんしゃトーマス | 29.0% |
2位 | それいけ!アンパンマン | 27.0% |
3位 | いないいないばあっ! | 9.0% |
女子トップ3(0~2歳対象) | ||
1位 | それいけ!アンパンマン | 45.0% |
2位 | いないいないばあっ! | 16.0% |
3位 | しまじろう | 7.0% |
男女総合トップ5(0歳~12歳対象) | ||
1位 | 妖怪ウォッチ | 11.9% |
2位 | それいけ!アンパンマン | 11.6% |
3位 | きかんしゃトーマス | 5.6% |
4位 | ドラエもん | 5.3% |
5位 | プリキュアシリーズ | 4.4% |
玩具メーカーの、株式会社バンダイは「お子さまの好きなキャラクターに関するランキング調査」を毎年実施しています。
2016年の0歳~2歳を対象にしたアンケートだと、男の子は2位、女の子は1位と男女ともに愛されているのだと分かります。また、0歳~12歳を対象とした男女総合ランキングでも堂々の2位にランクイン。
1988年から放送され続けて、今なお愛されているアンパンマンはすごいですね。
株式会社バンダイ調べ「お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査」
(実施期間2016年5月13日~5月15日 800人対象)
(参考サイト:http://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question228.pdf)
アンパンマンを卒業するのは?
子供によってそれぞれではありますが、4、5歳くらいには卒業してしまいます。上に紹介しているバンダイの好きなキャラクター調査でも、6歳以上のお子さんを対象としたランキングには、アンパンマンの名前があがっていません。
あんなにアンパンマン!アンパンマン!だったのに、いつしか興味はなくなり、それから男の子は戦隊もの、女の子はプリキュアなど、興味の対象がそれぞれ変わってきます。
しかし上の結果を見ても0歳~2歳のお子さまには、アンパンマンは絶大なる人気を誇っていることが分かります。それは一体なぜなのでしょうか。アンパンマンの魅力についてみていきたいと思います。
アンパンマンの魅力その1 まあるい顔
幼児が1番最初に認識する形は丸だと言われて、角ばったものよりも丸い形状のオモチャなどを好んで触ったりする傾向があるとされています。
それはお母さんのおっぱいの形が丸であることから、やわらかさや温かさを感じるとの理由も上がっています。また、赤ちゃんは人間の顔が好きです。じーっと見つめられたことがある人も多いのではないでしょうか。特に人間の正面を向いた顔を見ると、ニコっと笑う確率が高いそうです。
アンパンマンは大きな丸型の輪郭に、顔のパーツの鼻やほっぺ、手なども丸く、曲線からなるパーツが揃っているので、赤ちゃんの好きな形なのです。
アンパンマンの魅力その2 彩色
赤ちゃんがお母さんのお腹から生まれてきて、最初に感じるのは明るさだと言われています。
認識する色はモノクロから始まり、そのあと赤色、青色、緑と色を認識していくそうです。赤ちゃんは視覚発達は未熟で、1歳ごろになると視力は0.6ほどになり、大人と同じように見えてくるのは3歳くらいだと言われています。
ですので、赤ちゃんは曖昧な色や形が苦手で原色を好む傾向があるので、鼻やほっぺ、洋服が赤、手足やベルトが黄色と、はっきりとした配色が使われていることから赤ちゃんにとって分かりやすい絵なのです。
アンパンマンの魅力その3 名前
赤ちゃんの喃語は生後4カ月ごろから少しずつ始まると言われていて、最初は「あー」や「くー」から始まり、離乳食が始まり唇が鍛えられると「バブバブ」や「ダァダァ」などの子音を出せるようになってきます。
生後10カ月ごろになると、「ママ」や「パパ」などの連続した音を発するようになってきます。両親は「パパだよー」「ママだよー」と口にすることが多いことから、赤ちゃんも少しずつその意味が分かるようになってきます。
アンパンマンにはパパの“パ”やママの”マ”も含まれています。子供にとって親しみやすく、乳児が呼びやすい名前でもあるのです。
アンパンマンの魅力その4 分かりやすいストーリー
毎回バイキンマンがアンパンマンたちを困らせて、アンパンマンがやっつけるという分かりやすいストーリー。
子供にも内容が分かりやすく、困っている子を助けるという観点から、子供も応援したくなるのではないでしょうか。また、キャラクターの数も多く、現在1500体以上もいるとのこと。キャラクター数でギネスも取得しているほどです。
ストーリーだけではなく、豊富で個性的なキャラクターもアンパンマンに魅了される1つなのかもしれません。
まとめ
アンパンマンの名前、形、色、全てが子供のツボを得ているということから、今なお絶大なる人気を誇っている理由も納得ですね。アニメが始まると子供はテレビに引き込まれるかのように夢中になり、虜にしてしまうアンパンマン。
いつも忙しいお母さんにとっては助かる存在であり、子供だけではなくお母さんたちのヒーローでもあったんですね。これからもずっと愛され続けてほしいですね!