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【地震に備えて】赤ちゃんがいる家庭で慌てないための防災グッズご紹介

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地震や台風、大雨による洪水など日本は本当に災害が多く、関東大震災以降は特に、もしものときのために防災グッズを常備されている家庭が多いのではないかと思います。

一般的な防災グッズの内容は、消防庁やメーカーのHPなどにも掲載され広く知られていますが、子どもや赤ちゃんがいる場合に必要な防災グッズについては、知らない人も多いのではないでしょうか。

今回は基本的な防災グッズに加えて、赤ちゃんや子どものいる家庭が準備するべき防災グッズと準備するときの注意点についてご紹介いたします。

緊急時も慌てない。赤ちゃんと子供の防災グッズリスト

地震の怖さを知っておこう

防災グッズリストをご紹介する前に、まずは万が一地震が発生したときの対処法と避難時の注意点についてご説明いたします。

地震が起こったときの対処法

  1.  地震がおこったら、まずは机の下に隠れるなど、ご自分と赤ちゃんの頭を守るようにしてください。
  2. 揺れがおさまったら火の始末をし、ドアや窓を開けます。
  3. TVやラジオで正しい情報を確認し、必要があれば避難の準備をします。
  4. 避難の際にはブレーカーを落とし、ガスの元栓は締めます。

避難時の注意点

  • 避難は救急車などの妨げにならないよう、車よりも徒歩で避難するようにしましょう。
  • ベビーカーでの避難は、ガレキなどがあると通行が困難になるほか、赤ちゃんが地面に近いところのホコリを吸ってしまいやすくなるので避けてください。抱っこ紐などを使ってしっかり抱えるようにしましょう。
  • 津波が発生した際には遠いところよりも高いところに逃げるようにしてください。津波は1度だけではなく何度も襲ってくるので、地震が起こってからしばらくは、河川や海岸に近づかないようにしましょう。
  • 避難時にはガレキなどを踏んで怪我をしないようにするため、必ず靴を履くこと。丈夫な紐靴がおすすめです。
  • 避難時の理想的な服装は長袖、長ズボンに帽子や手袋をつけ、防災ベストを重ねたスタイルです。防災ベストは収納力があり、防寒性にも優れています。釣り用のベストでも代用可能です。

用意しておきたい防災グッズリスト

地震発生時の対処法や避難時の注意点が分かったところで、次にいよいよ準備しておくべき防災グッズをご紹介していきます。

基本の防災グッズリスト

  • 3日分の非常食・・・おすすめは赤ちゃんの離乳食にも使えるレトルトのお粥、保存期間の長い缶詰の惣菜、ビタミン不足を補えるフルーツ缶など、いくつかの種類を持っておくことです。赤ちゃんや子どもには、ぐずり対策やストレス緩和のためにチョコレートやあめ、ビスケットなどのお菓子もあると尚良いです。
  • ラップ・・・あるとお皿代わりになり、使い捨てできるので便利。また食品に直接触れなくて済むので衛生的です。
  • 懐中電灯、ラジオ、予備の電池
  • タオル・・・怪我をしたときの止血用にも使えますし、ビニール袋やティッシュペーパーなどと組み合わせて即席のおむつや生理用品を作ることもできます。
  • 救急用品・・・薬や絆創膏、包帯など
  • 衣料品3日分
  • 生理用品、ティッシュペーパーなどの衛生用品
  • 保険証や預金通帳などの貴重品
  • 飲料水・・・飲料水として最低でも1人あたり1日2L、トイレを流したり手を洗ったりということも考えると、1日3L程度準備しておきましょう。

赤ちゃん、子どもに必要な防災グッズリスト

  • 防災頭巾、ヘルメット、帽子・・・赤ちゃんや子どものサイズにあったものを。
  • 赤ちゃん用、子ども用の靴・・・抱っこして避難する場合は忘れがちです。常に避難用のバッグに入れておくようにしましょう。
  • 抱っこひも・・・避難グッズを持たなければならないため、赤ちゃんをしっかり抱えて両手があけられるものがおすすめです。
  • おむつやパンツ・・・おむつが取れたと思った子でも、避難場所ではストレスなどからトイレが上手くできないこともあります。また使い捨てできるといった意味でもおむつはあると便利です。
  • おしりふき・・・身体ふきとしても利用できます。
  • ミルク、使い捨て哺乳びん・・・使い捨てタイプだと消毒や洗浄が必要ないので、ガスや水が使えないときにも安心です。
  • ミルク用の蒸留水・・・普通の飲料水を使うと、赤ちゃんがミネラル過多になって脱水症状を起こしてしまう場合があります。できれば蒸留水を使うようにしましょう。
  • 着替え
  • おもちゃやお菓子・・・避難所でのストレス緩和や、人が沢山いる場所でぐずった時に。

防災グッズを準備するときの注意点

  • 災害が起こったとき、支援物資が手元に届くまで約3日かかるといわれています。最低でも3日分の食料や水、衣料品等は防災バッグの中に入れておくようにしましょう。
  • 子どもが食物アレルギーを持っている場合、非常食にも注意が必要です。万が一親とはぐれたときのために、除外食品を記載したカードやお薬手帳なども準備しておくと安心です。また救援物資が届いたとしても、その中にアレルギー対応食品があるかどうかは不明です。自治体によってはアレルビー対応食品の備蓄場所を公開しているところもありますので、念入りに下調べしておきましょう。
  • 缶詰の食品などは子どもが味を嫌がって食べないときがあります。1週間や1ヶ月単位で非常食を消費しながら買い足していくローリングストックと呼ばれる方法を取り入れたり、災害時を想定した防災ピクニックをおこなったりして味に慣れさせておくと、非常時のストレスも少なくて済みます。
  • 防災グッズは定期的に見直すようにしましょう。食品の賞味期限に注意するほか、衣類やおむつ、ヘルメットや靴などは子どもの成長に合ったものが必要です。

外出時の防災アイテムは?

家だけではなく、外出先で地震に遭うこともあります。外出先に毎回避難バッグを持ち歩くのは不可能ですが、緊急時に備えて、最低でも以下の3点は、外出時に常に持ち歩くようにしましょう。

  1. スーパーのレジ袋・・・緊急時に赤ちゃんのおむつカバーとして使えます。
  2. ホイッスル・・・閉じ込められたときや救助のときに、自分の居場所を知らせるようにするため。
  3. 母子手帳・・・避難グッズにしまっておくと不便ですし、外出時に赤ちゃんが緊急で体調を崩したときなどのために持っておいた方が良いです。

いつ起こるか分からないからこそ備えを

地震のほかにも火事や洪水など、災害はいつ起こるか分かりません。

有事に備えて、防災グッズを詰めたバッグは玄関などのもって行きやすい場所に置いておくほか、寝室にも避難用の運動靴を1足準備する、玄関に防災ベストや釣りベストを1着掛けておきようにするなど、パニックになったときでもサッと対応できるように、日頃から準備しておくことが大切です。

念のため、以下に地震以外の災害が起こった際の、避難時の注意点についてもまとめておきます。

地震で火事が起こったときの対処法

  • 濡れタオルで鼻と口を押さえて煙を吸い込まないようにしましょう。水を頭から被るのも効果的です。
  • 煙で周囲が見えない場合は、壁伝いに下の方におりるようにしてください。煙は上のほうに溜まりますので、子どもをしっかり抱きかかえて姿勢を低くして避難するようにしてください。
  • 避難時に扉を閉めながら逃げると、炎が燃え広がるのを防げます。

地震で洪水が起こったときの対処

  • 水位を確認し、腰の高さまである場合は、無理に避難しようとせずに高い場所で救助を待つようにします。無理に動くと、水流で流されたりする危険があります。
  • 長靴は動きにくいため、運動靴を履くようにしてください。裸足では怪我をする恐れがあります。
  • 避難する際には自分と子どもの身体をロープでつなぎ、流されたりはぐれないようにしてください。

地震が発生じに雷が鳴っているときの対処

  • 鉄骨、鉄筋の建物か、車の中に入るようにします。
  • 屋外にいる場合は、平らな場所に腹ばいになってなるべく姿勢を低くします。子どもが立ち上がらないようにしっかりと押さえてください。

まとめ

地震などの予期できない災害は、災害が起こってから、なるべく被害を最小限に抑えられるようにスムーズに対応することが重要です。

そのためには事前の準備や情報収集が大切になります。

赤ちゃんや子どもがいる家庭では、大人用だけでなく、子ども用の避難グッズも忘れずに常備しておきましょう。

いざ災害が起こってからでは遅いので、今回の記事も参考にしていただき、事前にしっかり準備しておくようにしてください。


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be-a-mother編集部: