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子どもの幼稚園や保育園の送り迎えにあると便利な子ども乗せ自転車。
普通の自転車で慣れているから、子どもを乗せて走行するのもへっちゃらだと思っていませんか？
前や後ろ、もしくは前後に子どもを乗せて走行する場合、思っている以上に大変で、危険性も高いんです。
お子さんの安全のためにも、これから子ども乗せ自転車を使用する方や、現在使用している人にも知っておいて頂きたい注意点をまとめました。
子ども乗せ自転車とは？
前後に子どもを乗せられるように設計されたものや、普通の自転車に子ども用座席を取り付けたもののことを指します。
子ども乗せ自転車は、前後どちらかに荷重がかかっても転倒しにくい設計になっており、フレームも丈夫で、スタンドも一般的な自転車よりも幅広な作りになっています。
タイヤのサイズも小型化されており、重心が低いことでふらつき防止など、安全性が高い設計になっているのが特徴です。
しかし、前や後ろ、または前後に子どもを乗せて走行する場合は重さでバランスを崩してしまう恐れもありますので、走行中や駐輪するときも注意をしましょう。
子どもをいつからいつまで乗せられるの？
前乗せ、後ろ乗せタイプどっちがいいの？
前乗せタイプ
- 使用目安：10カ月ごろ（１人で座れるようになるころ）～４歳未満
- 身長100cmまで／体重15kgまで
後ろ乗せタイプ
- 使用目安：２歳ごろ～６歳未満
- 身長115cmまで／体重22kgまで
子ども乗せ自転車は１歳～３歳は前に乗せて、３歳以降は後ろに乗せる場合が多いです。
後ろ乗せタイプは、安全性を考えて２歳ごろから推奨されており、法律上、６歳未満までと定められています。将来子ども２人を乗せて走行したいと考えている方は、３人乗りができる自転車「幼児2人同乗基準適合車」の表示があるものをおすすめします。
子ども乗せ自転車の注意点
（出典：主婦の子ども乗せ自転車利用に関する意識調査：自転車の安全利用促進委員会）
自転車の安全利用促進委員会が集計したデータによると、1人で乗っている時よりも、2倍以上の危険と感じた経験があると回答しています。
子どもが大きく動いたときや、子どもが寝てしまったとき、立とうとしたときなど、子どもが動くことによってバランスを崩してしまうことが多くの原因となっていることが分かりました。
１人で乗る自転車よりも、子どもを乗せて走行する場合のほうが危険性の高さが分かっていただけたかと思います。
それでは、どのようなことに気をつけて走行すればいいのでしょうか。知っておいて頂きたい注意点と、気をつけたいことについてご紹介します。
シートベルトとヘルメットを必ず使用する
まだ言葉が通じないお子さんの場合、じっとしているのが難しいのでシートベルトは必須です。
もちろん大きくなっても安全性を守るために使用し、シートのベルトもお子さんに合わせて調節するようにしましょう。
また、ヘルメットは頭部を保護するのに必要です。
シートベルトはしていても、ヘルメットを着用していない人が多いと聞きますが、非常に危険ですので、必ず使用するようにしましょう。
お子さんが１歳以上になってから乗せる
前乗せタイプのものは10カ月くらいからが目安とされていますが、１歳未満の乳児の場合、ヘルメットを着用させると首への負担が大きいことや、しっかり座ることができない理由から不安定になりやすいです。
できれば１歳を過ぎたころから自転車を利用することをおすすめします。
定期メンテナンスをする
自転車協会が定めた自転車安全基準を満たしている「ＢＢＡマーク」や、製品安全協会が定めた「ＳＧマーク」がついているものはより安全性が高いですが、部品が破損していたり、劣化して錆びていたりと自転車自体が安全な状態でなければ意味がありません。
年に１回は自転車販売店などで点検をしてもらうようにして、タイヤにちゃんと空気が入っているか、ライトはつくか、ブレーキがしっかりきくかなど、日常的に点検するようにしましょう。
乗せるときは後部から、降ろすときは前部から
お子さんを前後に乗せる場合、走行中だけではなく、駐輪するときも注意が必要です。
３人乗り自転車の場合、乗せるときは後部座席→前部座席に乗せて、降ろすときは前部座席→後部座席にしましょう。
安定性の高い子ども乗せ自転車でも転倒しやすくなりますので気をつけましょう。
まとめ
子ども乗せ自転車の危険性や注意点について分かっていただけましたか？
子ども乗せ自転車を購入したら、すぐに一般の道路を走行せずに、まずは安全な道で練習することから始めてみるといいかもしれないですね。
また、走行に慣れたときも、スピードを出しすぎるなど気を抜いて走行することのないようにしたいです。
子ども乗せ自転車の危険性をしっかり理解した上で、子どもの安全を守るために安全運転を心掛けて走行しましょう。
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