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    Categories: 子育て

子供が虫嫌い!それは親のせい?おすすめ克服方法

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子供といえば、大人が気持ち悪がって触れないような虫を平気で触ったり、夏休みなんかにはセミやカブトムシなどを採集しに行くようなイメージですが、中には虫嫌いの子供もいるようです。

特に困ることがなければ良いのですが、将来、林間学校の際に嫌な思いをしたり、男の子の場合は女の子の前で格好つけられなくなるかもしれません。

気になるなら治してあげたほうが良いかもしれませんね。

今回は体験談も交えて、子供の虫嫌いを治す方法についてご紹介します。

怖い、気持ち悪いなどで子供が「虫嫌い」オススメ克服法

子供が虫を怖がる理由を考えよう

虫嫌いを克服するために、子供がどうして無視を嫌がったり怖がったりするのか、その理由を考えてみましょう。

虫が気持ち悪い、毒があって怖い、と本当に虫が大嫌いな子もいますが、中には最初は平気だったのに、途中から急に無視を怖がるようになる子も。

そんな子供たちが突然虫を怖がるようになる主な理由は以下の2つです。

怖い!嫌い!ブームの時期

子供が成長するにあたり、暗闇や狭いところ、動物など、なんでも怖い怖いという時期があります。

もちろん本当に怖がっているときもありますが、中には「怖い」ということで周囲が反応したり、周りが同じように盛り上がるのを面白がっている場合も。

遊んでいるだけで実際には怖くないので、このような場合は放っておくとそのうち飽きて怖がらなくなります。

親の反応を見て

子供は親が怖がるものは怖いものだ、と思ってしまいます。

最初は虫を怖がらなかった子供でも、ママが叫んで逃げる様子を見て、「何か恐ろしいものなのかもしれない」と思って近寄らなくなったり、自分も同じように逃げ惑うようになる場合も。

親の反応は良くも悪くも子供に影響を与えるものです。子供に虫嫌いを克服させたければ、まずは親が克服するか、子供と一緒に克服していくのが望ましいです。

虫のどこが嫌いなのか、ポイントをチェック

遊びではなく、虫が本当に嫌いになってしまった子や、元々虫が嫌いな子は、いったい虫のどんなところが嫌なのでしょうか。

嫌いなポイントは人によって様々ですが

  • 足や目がたくさんあって気持ちが悪い
  • 毒があって怖い
  • かまれそう、刺されそうで怖い
  • いきなり飛ぶ・跳ねるので怖い
  • さわると粉がつく・ヌルッとする・不潔
  • 存在自体が気持ち悪い。見るだけ・考えるだけで寒気がする

などという理由が多いようです。見た目の気持ち悪さのほかに予測できない動きをするから怖い、という意見もあります。しかし冒頭で述べたとおり、虫にはたくさんの種類があって、姿かたちも様々です。

たとえばヌメヌメするミミズが嫌でも、蝶々やカブトムシなら平気、ということがあるかもしれません。

最初はそういった平気な虫から慣れていけば良いと思います。虫のどういったところが嫌なのか分かると、子供にとって平気な虫の種類が予測できてきます。

子供の虫嫌いを克服するおすすめの方法

子供が虫を怖がる理由が分かったところで、いよいよおすすめの克服法をご紹介します。ポイントは次の3つです。

  • 子供の「怖い」という気持ちを認め、段階的に虫に慣れさせる
  • 子供が興味を持てるような資料を用意する
  • 虫を身近に感じられる環境をつくる

具体的にはどうすればよいか、これから説明していきます。

ステップ1:動かない虫と触れ合う

最初から動く虫と対峙するのはハードルが高い場合、まずは図や写真、映像で虫に慣れましょう。

図鑑や写真で虫に親しもう!

虫のことを知るためには図鑑や写真集がおすすめです。

一言で虫と言っても、たくさんの種類があって姿かたちも違います。実は昆虫は地球上の生物の中で最も種類が多く、しかも年々新種が発見されています。

さまざまな虫を眺めることで、「気持ち悪い」という印象から「面白い」という印象に変わればしめたもの。

大きな図鑑だと結構良い値段がしますので、その場合は図書館に行くのも良いかもしれません。

図書館に行く時間がない方はネットで写真を見る、という手もあります。

おすすめの図鑑

『クモの巣図鑑』(新海 明, 谷川 明男)、『いろいろたまご図鑑』(皆越 ようせい)

おすすめのサイト

「海野和男のデジタル昆虫記」http://www.goo.ne.jp/green/life/unno/

写真も苦手なママ&子どもにもおすすめ!虫の絵本

虫を写真で見るのも気持ち悪い、という人には虫が可愛くデフォルメされたような絵本がおすすめ。

最初に絵本で興味をもってもらってから、写真でリアルな虫を見せて「これがあおむしさんだよ」と説明する、というように徐々に虫に慣れてもらう方法もあります。

おすすめの絵本

『はらぺこあおむし』(エリック=カール、もり ひさし)、『蝶を編む人』(立花えりか)

映画やアニメで虫の世界を親しもう

絵本のほか、映画やアニメを見せるのもおすすめです。子供がストーリーに引き込まれるような、見やすくて、キャラクターが魅力的なものがおすすめ。

外で実際に虫を見たときにも想像力を働かせて頭の中で自分のストーリーを作り、気持ち悪がっていたことも忘れているかもしれません。

おすすめの映画

『バグズ・ライフ』『アンツ』『ビー・ムービ』『みつばちハッチ』

ステップ2:リアルな虫を身近に感じる

虫に少し慣れてきたら、次は実際に動く虫と触れあってみましょう。

触らなくても良いので、虫を間近に見て、身近に感じることが大切です。

どうしても虫と触れ合えない場合はテレビでリアルな虫の生態を見るのでも大丈夫です。

博物館や昆虫展に行ってみよう!

博物館やショッピングセンターなどで開催される昆虫展では、普段は見られないような珍しい種類の虫が見られることがあります。

子供が少し虫に興味を持ち始めたら、「行ってみない?」と誘ってみるのはいかがでしょうか。

もしかしたら虫に触れられる体験コーナーなどもあるかもしれません。特に普段、虫を見る機会のない都会の子にはおすすめです。

ホタルが光る姿を見てみよう

夏、近所にホタルが集まる川などがあれば、子供といっしょに見に行ってみましょう。

きっと暗闇の中で光る姿に感動し、気持ち悪い、怖いという印象など、どこかに飛んでいってしまうと思います。

ホタルを見るツアーに参加してみるのも良いですね。

テレビで、昆虫や小さな生き物の特集を見てみよう!

近くに虫と触れ合える場所がない、という方はテレビで見るのでも良いです。

おすすめはNHK総合で日曜日の夜に放送されている「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」。

昆虫特集もよく放映されています。世界各国の珍しい昆虫も多く取り上げられていて、虫が苦手な子供でも興味を持ちやすいです。


虫嫌いを克服するためには、原因を探るとともに、子供が「怖い」と思わないように段階的に虫に慣れさせてあげることが必要です。

今回ご紹介したほかに、上の兄姉がいる場合は一緒に遊ぶうちに虫に触れる機会に出会い、兄姉が恐怖心を取り払ってくれる、という場合もあります。

あまり形式にとらわれず、子供が興味を持ったところを入口にして虫に触れさせる機会を作ると良いようです。

子供の「虫嫌い」を克服する方法

 

体験談その1:虫が苦手という思い込み

あるママからの相談内容をご紹介します。5歳の息子がいて幼稚園の行事で「虫捕り」があるが、息子が虫が苦手で幼稚園を休みたいと言っている。

というもの。

それに対するネット上での回答は、息子さんは虫が苦手と思いこんでいるだけかもしれないので、とりあえず行かせるだけ行かせてみては、というものでした。

実際にこのママさんがどうされたのかは分からないのですが、確かに思い込み、というのは一理あります。子供は周囲の大人の反応を見て怖いかどうか判断します。そして大人は接したものがないものとの遭遇は怖いと感じるもの。

そのため見たことがない虫を見ると叫んだり逃げたりするのです。しかし実際に接してみれば意外と平気だったり、可愛く思えてきたりもする人もいるよう。

この息子さんは周りの大人が虫を怖がっているため、虫イコール怖いもの、と思い込んでいるのかもしれません。

無理に虫を捕まえたり触ったりさせる必要はありませんが、周囲の大人が怖がらずに虫と接している姿を見せるだけでも、虫に対する意識が変わることがあります。

ネット上の回答のとおり、この子は虫が苦手、と決め付けずに、虫と触れ合う機会を与えてみれば、思わぬ効果があるかもしれません。

体験談その2:母の努力で息子の虫嫌いを克服

2番目はどうしてもミミズが嫌いで、見つけるとすぐにママに抱っこをせがむ男の子。

この子に対して、ママは自分もミミズが苦手だというのに我慢して、まずはミミズが怖くないということを言って聞かせ、最終的には生きているミミズを自分の手の上に乗せて息子に見せたのだそう。

そうすると息子も興味を持ってミミズに触れ、その後ほとんど全ての虫嫌いが治ったそう。やはり子供にとって周囲の大人の影響は大きいようです。

見た目が気持ち悪くても周りが平気な様子を見せれば、大丈夫と安心するのでしょうね。

虫嫌いの男性に対する世間の声

虫が嫌いな男性に対する世の中の意見はどうなのでしょうか?

日本経済新聞社が読者に対して行ったアンケートの中に「虫が嫌いな男性をあなたはどう思いますか?」という興味深いものがあります。この質問に対する回答は44.1%が「格好悪いと思う」「少し格好悪いと思う」、54.5%が「仕方がない」「問題はない」でした。

つまり、世の中の半分以上の人が、男性の虫嫌いを仕方がないと思っているということです。

したがって、男の子だからといってどうしても無理なものを無理やり克服させる必要はないようです。

それよりも子供が好きなことに関する能力を伸ばしてあげるほうに時間や労力を割いたほうが、親も楽しく子育てできるかもしれません。

子供の虫嫌いを克服するためには、大人が虫を怖がらない姿勢を見せることも大切です。

しかし、そのようにしてもどうしても生理的に虫が嫌い、という子もいるかもしれません。子供が泣き喚く場合などは無理をさせすぎず、また機会があったら試せばいいや、ぐらいの気持ちで一旦虫嫌い克服は回避してOK。

何事もやりすぎると逆効果になってしまいますし、虫嫌いが治らなくても何とかなりますので、親も子も頑張りすぎないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

虫が苦手な子にはアニメや絵本などとっつきやすいところから虫になれさせ、徐々に段階をあげていく方法がおすすめです。

また周囲の大人が虫と触れ合う様子を見せて、虫は怖くないんだということを教えてあげるのも大事。

すぐには克服できないかもしれませんが、克服できなくても死ぬわけはないので、いつか克服できればいいな、ぐらい気楽に考えて頑張ってみてください。

be-a-mother編集部: