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みなさんはお子さんの乳歯が抜けたらどうしていますか?
空に向かって投げると良いとか、枕の下に入れておくと良いとか、いろいろな言い伝えがありますが、保存しておくと親子にとって貴重な思い出の品になります。
最近は乳歯を保存するための専用ケースも売られています。抜けた歯を全部保存できるものや、インテリアになるような可愛いものまで、いろいろありますよ。
今回は抜けた乳歯の保存方法と、保存する際におすすめの乳歯ケースについてご紹介します。
乳歯は保存した方がいい?保存方法は?
乳歯が抜ける時期とは
5~6歳頃に抜け始めることが多い
一般的には幼稚園卒業~小学校入学あたりの5~6歳ごろに乳歯が抜け始め、小学校卒業頃にすべての歯が永久歯に生え変わることが多いようです。
ただし個人差があり、小学校の高学年になってから一気に生え変わる子もいます。
周囲の子と比べて自分の子が早い、遅いといってあまり神経質になる必要はありません。自然に生え変わるまで気長に待ちましょう。
一番早めに抜けるのは下の前歯
乳歯の中で一番最初に抜けやすいのは、中切歯(ちゅうせっし)と呼ばれる下の前歯です。早い子の場合は、幼稚園年中ぐらいにこの中切歯が生え変わり、その次に奥歯が生えてきます。
これらの歯は永久歯で、今後抜けても新しく生えてくることはありません。
歯磨きをしっかりして、虫歯にならないように気をつけましょう。
乳歯が抜けたら屋根の上に投げる?
日本の伝統と習慣
日本で多いのは、上の歯が抜けたら縁側に向かって下に投げ、下の歯が抜けたら屋根に向かって上に投げるというもの。
次の歯が、上の歯の場合は下向きに、下の歯の場合は上向きに、まっすぐ元気に生えてくるように、という願いが込められています。
しかし最近ではマンションやアパート住まいの人が多く、歯を気軽に投げられないという事情もあります。
欧米では枕の下
日本だけでなく、世界各国でも抜けた歯にまつわる伝統や言い伝えがあります。
欧米では、抜けた乳歯を枕の下に置いて寝ると、夜中に妖精がやって来て、歯とコインを取り替えてくれると言われています。
一説では虫歯や汚れている歯は取り替えてもらえないという話があり、子供たちの歯磨き促進や虫歯予防にも役立っているようです。
乳歯を再生医療に役立てる方法
歯髄細胞バンクに預ける
抜けた歯を保存したり医療機関に預けて、再生医療に役立てるという方法もあります。
歯髄細胞バンクとは、抜けた歯の細胞を冷凍保存しておいて、本人や家族に何かがあったときに再生医療として活用できる制度です。
非常に革新的な制度ですが、歯を預けるのには10年間保存で30万円、更新料に12万円がかかり、かなり高額です。
乳歯を寄付して再生医療の研究に
自分や家族のために保存するのではなく、乳歯を最先端医療に寄付するという方法もあります。
現在、乳歯を使った様々な再生医療が注目されており、現在では治療困難と言われている病気や怪我の完治が、将来的に乳歯を使って可能になるかもしれません。
抜けた乳歯をケースに保存するメリット
上記のように抜けた乳歯をどうするかについては、様々な選択肢があり、親や子供自身が自由に選択できるようになっています。
最近では言い伝えにしたがって投げたり、医療機関に預けるのではなく、記念として大切に保管したい、という保護者も増えているそう。
ただしご家庭で保管する場合は、乳歯は小さくてなくしやすいので、専用の乳歯ケースに入れておくことをおすすめします。
将来お子さんが大きくなってから見せてあげると、思い出話が弾むかもしれません。
乳歯ケースのおすすめ人気ランキング10選【成長の証をしっかり保管!】
乳歯ケースの上手な選び方
乳歯を保存する、と決めた場合、専用の乳歯ケースを選びましょう。
乳歯を何本保存するか、またケースはどこに保管する予定かなどを考慮して、適切なものを選んでください。
以下に購入する際のチェックポイントを書いておきますので、購入の際に参考にしてください。
乳歯ケースのタイプをチェック
乳歯ケースは<全ての歯を納められるタイプ>と<1つの歯だけを保存するタイプ>の大きく2つに分けられます。
それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
思い出は丸ごと保管!全ての歯を納められるタイプ
このタイプはケースの内部が細かく仕切られていて、どこにどの歯を保存するのか決められていることが多いです。
その分、将来見返したときに思い出が蘇りやすいというメリットがあります。
デメリットは全ての歯を仕舞うので、箱が大きくて場所を取るということ。
また全ての歯が抜けるまでには数年かかるので、箱に仕舞うのを忘れないようにする必要があります。
色んな思い出のしおりとして♪1つの歯だけを保存するタイプ
乳歯は思い出として取っておきたいけれど、全部の歯は必要ない、という人には1本もしくは2本程度の歯を保管できるタイプがおすすめです。
メリットはケースが小さくて収納に困らないということと、雑貨のように可愛いデザインのケースも多く、インテリアにもなるということ。
デメリットは、やっぱり他の歯も残したい、となったときにケースを買い換えたり買い足す手間やコストがかかることです。
本体の素材をチェック
市販の乳歯ケースは、桐などでできた木製のものと、プラスチック製のものが主です。
木製のものは丈夫で落としたりしても簡単には割れず、また見た目にも高級感があります。
ただし保管の場所に気をつけないと湿気によってカビたりする可能性もあるので、注意が必要です。
プラスチック製の場合はカビる心配はありませんが、落とすと割れたりしやすいので、その点に注意しましょう。
デザインはカラフルでポップなものが多く、若い人に人気ですが、高級感という意味では木製に劣ります。
乳歯ケースをプレゼントにと考えている場合は、木製のものにするか、プラスチック製でもデザイン性の高いものにすると良いでしょう。
本体のサイズ・形をチェック
特に全ての歯が収納できるタイプの場合、ケース自体がやや大きなものになります。
乳歯ケースを購入する前に家のどこに置くのか、スペースを考えましょう。
例えば引出の中に保管するつもりなら、ケースの厚みのチェックも必要です。
また、平らなケースや四角い形をしたケースの場合は本棚などに立てかけて収納することも可能ですが、丸みのあるタイプだと難しいです。
保管場所を考えて、適当な形・サイズのものを選びましょう。
歯を入れるスペースのチェックも
全ての歯が保管できるタイプの場合、前歯はここ、奥歯はここ、と入れる位置が決められていることが多いです。
しかし、歯の根が長く残った場合など、定位置に収まりきらない場合もあるそう。
実際に商品を手にとって確認できるなら、個々のスペースも確認しておいたほうが良さそうです。
歯が抜けた日を記入できるスペースがあるかチェック
最後に、歯が抜けた日をメモするスペースがあるかどうかもチェックしておきましょう。
抜けた日付が分かれば、思い出も蘇りやすいですよね。
商品によっては、歯が抜けた日付をケースに直接書き込めるものや、日付シールにメモして貼れるものもあります。
こうした細かな部分もチェックしておくと、買ったあとで後悔せずに済みます。
乳歯ケースのおすすめ人気ランキング10選
これまでのチェックポイントを元に、おすすめの乳歯ケースをランキング形式でご紹介します。気になるものがありましたら、ぜひインターネットなどで検索してみてください。
10位:コウケン お名前入り乳歯ケース 国産桐仕様
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納
- 素材:桐
- 本体サイズ:直径10cm・高さ2.3cm
- 本体の形状:円形
- 収納箇所のサイズ:一般的な乳歯の入るサイズ
- 日付記入箇所:有…箱に直接記入するタイプ
「お名前入り乳歯ケース」という名前の通り、購入するときにお子さんの名前をケースに印字してもらえます。
自分専用のケースということで、お子さんも喜ぶこと間違いなし。全ての歯を収納するタイプですが、手のひらに収まるコンパクトサイズです。
通気性、防虫性に優れた国産の桐で出来ていて、長期保存にも向いています。
9位:ビーグラッドストア 乳歯ケース楕円
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納
- 素材:本体…桐・保護板…アクリル
- 本体サイズ:幅9cm×縦11.5cm×高さ2.3cm(化粧箱…幅10cm×縦13cm×高さ3cm)
- 本体の形状:たまご型(化粧箱は長方形)
- 収納箇所のサイズ:一般的な乳歯の入るサイズ
- 日付記入箇所:有…保護板に記載する
木製のケースですが、職人さんがひとつひとつ丁寧に磨いているので、ささくれなどがなく、すべすべの手触り。
楕円形のケースなので、このままでは保管しにくいという人は、長方形の化粧箱に入れたまま保管するのがおすすめです。
8位:おもしろ名札工房 スマイルティース君
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納
- 素材:桐・アクリル・磁石・脱脂綿
- 本体サイズ:縦105mm×横110mm×厚み30mm
- 本体の形状:丸みのある歯の形
- 収納箇所のサイズ:一般的な乳歯の入るサイズ
- 日付記入箇所:有…保護板に記載する
歯のキャラクター「スマイルティース君」が描かれた可愛らしい乳歯ケース。
ただ可愛いだけでなく、内部にはマグネット付きの厚めの保護板がついていて、乳歯をしっかり守ってくれます。
顔の表情がいろいろ選べるので、兄弟姉妹で揃えても。
7位:丸和貿易 キンダーシュピール
<詳細情報>
- ケースのタイプ:1つもしくは複数の歯を収納
- 素材:木
- 本体サイズ:約4cm×4.4cm×4.5cm
- 本体の形状:丸いツボ状のスタンドタイプ
- 収納箇所のサイズ:全部収納するタイプよりも穴は深め・乳歯が1~2本入る
- 日付記入箇所:無
お人形の顔のような可愛い乳歯ケース。帽子部分が蓋になっています。
蓋の内側はパッキン付きなので、倒れても乳歯が飛び出たりせず、しっかり保管してくれます。
乳歯ケースとして使わなくなっても、ピアス入れなどに使っても可愛いですよ。
amazonで購入する6位:株式会社P&A 乳歯のおうち
<詳細情報>
- ケースのタイプ:1つもしくは複数の歯を収納
- 素材:木
- 本体サイズ:約3cm×3.5cm×4.5cm
- 本体の形状:歯の形のスタンドタイプ
- 収納箇所のサイズ:一般的な乳歯が5本程度入る
- 日付記入箇所:無
1本だけでなく、数本の乳歯を残したい方におすすめ。
最大10~15本程度の乳歯が入ります。
蓋の色は全5色。途中で、やっぱり全部の歯を残したい!となったら、色違いを購入して並べて置いても可愛いと思います。
5位:ノンノン 乳歯のお部屋
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納
- 素材:プラスチック樹脂
- 本体サイズ:手のひらサイズ
- 本体の形状:半円状
- 収納箇所のサイズ:一般的な乳歯の入るサイズ
- 日付記入箇所:有…シールに書いて貼る
プラスチック製でとてもシンプルなデザインの乳歯ケース。
買った後にビーズやシールなどを使って自分でデコレーションするのが人気なようです。
楽天市場の商品レビューにはデコレーションされた写真がいくつも掲載されているので、参考にしてみてください。
4位:ソルビィ 桐箱乳歯ケースたまて歯庫
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納
- 素材:桐・ポリプロピレン
- 本体サイズ:縦5.5cm×幅17.5cm×厚さ2.0cm
- 本体の形状:長方形
- 収納箇所のサイズ:一般的な乳歯の入るサイズ
- 日付記入箇所:有…保護板に記載する
意外と珍しい長方形のケースで、立てかけたり隙間に収納したりするのにも便利です。
日付を書く部分にも可愛らしいデザインが施されていて、1本1本歯を収納していくのが楽しみになります。
防虫性の高い桐製でプレゼントにも人気です。
3位:ビーエムシージャパン 抜けた日シール付トゥースボックス
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納
- 素材:ブナ材
- 本体サイズ:縦10cm×幅14cm×厚み3.2cm
- 本体の形状:角の丸い長方形
- 収納箇所のサイズ:前歯用…直径約7.5mm/深さ約13mm・奥歯用…直径約11mm/深さ約13mm
- 日付記入箇所:有…シールに書いて貼る
宝石箱のようなデザインが、特に女の子やママさんに人気です。
20本の歯が入れられる場所がそれぞれ決められているので、迷わず保管できます。
蓋の裏にはお子さんの誕生日や誕生時の身長・体重をかけるスペースもあり、親子の思い出を保管するのに最適です。
2位:ビーグラッドストア 乳歯ケースりんご
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納
- 素材:桐・アクリル板
- 本体サイズ:縦56mm×幅162mm×厚み20mm
- 本体の形状:長方形
- 収納箇所のサイズ:上の歯…直径12mm/深さ9mm・下の歯…直径8mm/深さ9mm
- 日付記入箇所:有…保護板に記載する
シンプルで保管しやすいデザイン。
4位の商品と同じく、長方形のケースなので本棚や引出に収納するのも楽です。
また、歯を入れるスペースが他の商品より少し深めになっているので、根の深い歯も問題なく保管できるようになっています。
年齢・性別問わず使えるデザインというのも高ポイントです。
1位:ONLYOU 乳歯ケース ティースケーキ
<詳細情報>
- ケースのタイプ:全ての歯を収納・素材:ケヤキ
- 本体サイズ:12.3cm×12.5cm×3cm
- 本体の形状:子供の顔をイメージした丸みのある形
- 収納箇所のサイズ:一般的な乳歯の入るサイズ
- 日付記入箇所:有…シールに書いて貼る
ピンセット・コットンが付属になっているので、歯を洗ったあとはこれひとつでしっかり保存ができます。
男の子用と女の子用があり、箱の中には産毛を入れるスペースもあるという優れもの。頭の部分が平らになっているので、立てて保管することもできます。
抜けた乳歯をキレイに保存するために
抜けた歯をそのまま保存すると、歯についた雑菌のせいで乳歯が欠けたり、乳歯ケースが傷んだりしてしまいます。
キレイに保存するために、歯を乳歯ケースに収める前にオキシドールでしっかりと洗浄しましょう。
洗浄に必要なもの
- オキシドール
- 入れ物(コップ、ペットボトルの蓋など)
- 歯ブラシ(使い古しでも良い)
- つまようじ、または歯間ブラシ
- コットン
入れ物はオキシドールを入れるために使います。
乳歯1本分を洗浄する場合は、ペットボトルの蓋を活用してもOKです。
洗浄の方法
- 抜けた乳歯を流水で洗い、オキシドールを入れた入れ物に一晩漬け置きする
- 一晩たったら乳歯を取り出し、歯ブラシで磨きながら流水で洗う
- 取りきれない汚れは、つまようじや歯間ブラシを使う
- 清潔なコットンの上に置いて、しっかり乾燥させてから乳歯ケースに保存する
この他にも、熱湯消毒する方法やキッチンハイターで漂白洗浄するという方法もあります。
乳歯ケースに保存する前に、長期間保存できるようにしっかりした準備しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
大切なお子さんの乳歯を、投げたりせずに残しておきたいと考える親御さんも最近は増えてきているようです。
保存しておく場合には、歯が欠けたりしないようにきちんと洗浄した上で、なくさないように専用のケースに入れておきましょう。
お子さんと一緒にケースを探すと、乳歯を保存するのもより楽しくなりますね。今回ご紹介した以外にもいろいろなケースがありますので、探してみてください。