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    Categories: 子育て

こどもが自転車に乗り始めたら検討するべき自転車保険とは?

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少しずつ練習して乗れるようになった自転車…始めは嬉しく思いながら見守っていたのに、子供はママがヒヤッとするような乗り方をしてみたり、活動範囲が広がって遠くまで乗って行ったりしますよね。

もしも転倒して擦り傷が出来てしまう程度なら「今度は気を付けようね」で済むかもしれません。しかし、もし第三者を巻き込んでしまったらどうでしょうか。

多額の賠償金が発生する自転車事故がニュースになることもしばしばあります。その上、子供が起こした事故は、家族の監督責任が問われるケースもあります。

そのような背景から、自転車保険加入を義務付ける自治体も増え始めています。

自転車に乗る人を取り巻く環境の変化と、自転車に乗り始めた子供は傍目に見ていても心配なことから、自転車保険を検討するママが多いのではないでしょうか。

今回はそんなママの為に、自転車保険について解説していきます。

自動車保険や傷害保険、火災保険など他の保険と重なる補償もある自転車保険について詳しくなり、安心してお子さんの自転車ライフを見守ってあげて下さいね。

どうしてママ達は自転車保険を選ぶの?


まずは、客観的なデータとして、警視庁が毎年発表している自転車事故関連データを見てみましょう。

 

出典:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/index.html

平成28年分の統計によると、全国で起きた交通事故全体のうち自転車が関わる事故は18.2パーセントにのぼります。

全国で起きた自転車を含む事故は約9万3千件、そのうち負傷してしまった人は約9万人、死亡してしまった人は509人です。
この統計は自転車を含む事故、なので相手が自動車や歩行者の場合が含まれています。そして例年減少傾向にあります。
それでも万が一、その数字に入ってしまった場合の為に、自転車保険に加入したり、加入を検討している人が多いのも事実です。

子供の事故であっても、監督責任が問われることもあるママにとって、考えておくべきポイントとしては以下のような事があります。

  • 子供が自転車事故を起こし加害者になってしまった場合
    相手の治療費や休業損害、壊してしまった物などへの賠償金。
  • 子供が事故の被害者になってしまった場合
    事故相手との交渉、子供の治療にかかる医療費

自転車保険は上記のような点に対応した補償が充実している為に、多くのママ達から選ばれているのです。

ただし、損害保険は一つの保険で多くの補償が付いている場合があるので注意が必要です。
他の項目も併せて読んで、補償が重なって保険料が無駄にならないよう注意しましょう。

子供を守る自転車保険ってどんな補償内容なの?

子供が加害者になってしまった場合と、被害者になってしまった場合のどちらにも対応できる自転車保険が人気です。
その補償内容が支持される理由について解説していきます。

自転車事故で子供が加害者になってしまった場合

  • 相手への賠償金が保険から補償され、高額となりがちな賠償に備える
  • 相手との交渉を、ママに代わって保険会社が示談交渉を行う
    相手との交渉を弁護士が行い、その費用が保険金から支払われる

自転車事故で子供が被害者になってしまった場合

  • 相手の保険加入状況や支払う意思などに関わらず、自転車保険から入院・手術・後遺障害・死亡などに対して保険金が支払われる

などがママ達に支持されています。

自転車保険はいろいろな保険会社が取り扱っており、補償内容も、特約もさまざまなものがあります。

傷害保険と一体となり自転車に乗っている時以外にも日常生活での怪我に対応したものや、
故障して乗れない自転車を指定の場所まで運んでくれる自転車用のロードサービスが付いたものなどもあります。

子供は対象外になるものもありますので、各保険会社へ資料を取り寄せる場合などは、契約年齢もチェックしておきましょう。

賢いママはここをチェック!自転車保険加入前に知っておきたいポイント

資料請求や契約の前に、ママに知っておくべきポイントがあります。

自転車保険は損害保険の一種である為に、新たに自転車保険に加入しなくても、補償内容が被ってしまう事があるのです。

その場合、同じ補償に対して保険料を重複して支払ってしまい、損をしてしまいます。

ご家庭に重複した補償がないか、そして補償が不足していないかを知る為に、以下の点をチェックしておきましょう。

家庭にマイカーがあり、自動車保険に加入している場合

自動車保険の補償内容には、自動車乗車中以外の事故でも補償されるものがあります。

怪我での入院・手術・後遺障害・死亡や、賠償が必要な場合の賠償金、弁護士費用などを補償してくれる特約については、

その補償が自動車乗車中のみなのか、日常生活も補償されるのかを確認しましょう。

証券を見たり、ネットで自分の契約内容を見ても不明な場合は、自動車保険会社のコールセンターに尋ねると回答を得る事ができます。

ママやパパなど家族が傷害保険や火災保険に加入している場合

自動車保険とは違って、傷害保険や火災保険は3年、5年、10年など長期契約をしている場合があり、手続きをするスパンが長い為に見落としがちです。

傷害保険は、同居の家族の日常生活での怪我がすべて補償される家族型もあります。ママやパパが加入している場合は、家族型ではないかの確認を行いましょう。

また、傷害保険と火災保険には、特約として個人賠償責任保険が付いているかどうかも併せて確認しましょう。

購入した自転車にTSマークが付いている場合

子供の為に購入した自転車に、赤色や青色のTSマークと呼ばれるシールが貼付されていませんか?

もしも貼付されている場合には、その自転車には傷害保険と個人賠償責任保険が付帯しています。

公益財団法人 日本交通管理技術協会の公式サイトに記載されているTSマーク について確認してみましょう。

https://www.tmt.or.jp/safety/index2.html

補償期間は1年間で、年に一度指定の自転車安全整備店にて点検整備を受ける事で付帯保険が更新されます。

まとめ

子供が自転車に乗り始めた時には、いろいろな事が心配になりますよね。

自転車事故は、自動車保険同様に多額の賠償金が発生するケースもあり、幼い子供が原因の場合にはママを始めとして保護者が監督責任を負う事もあります。

ママが安心して、子供が自転車に乗る事を見守る為には、自転車保険は是非検討したい保険です。
ご家庭で既に加入しているものがないかをチェックし、もしもまだ加入していないようであれば、資料請求を行い加入を検討してみましょう。

自転車に乗っている子供が怪我をしないよう見守り、もしも自転車事故を起こしてしまったり巻き込まれてしまった時に頼りになる内容の保険で備えておきましょう。

be-a-mother編集部: