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午前中や昼ごろは順調に出ていた母乳が夕方になるにつれ、あまり出なくなったり減ってしまったりしていませんか?
私も娘の授乳時期、夕方はイマイチ出が良くないのでやむを得ずミルクを足したりしていました。
よほど母乳の出が良い人でない限り、この悩みは多くのママさんが感じていることだと思います。
そこで今回はなぜ夕方になると母乳が出なくなるのか?その原因と対処法についてお話ししていこうと思います。
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夕方になると母乳が出なくなる原因と対処法
母乳が出なくなる原因 その① ママの疲労
授乳期間は夜中の授乳も含め、昼夜休みなく続きます。当然、睡眠不足にもなります。
そんな中でも食事の用意、掃除、洗濯など家事をこなしていかなくてはいけない日々が続く状況下で、体力が少しも奪われない人などいないでしょう。
子育てをしながらの主婦業というのは本当にかなりの重労働だと思います!
特に1日の中でこうした疲労が蓄積されていきピークに達してしまうのが夕方なのです。
それでも出産直後の頃は母乳の分泌量が最も多い時期でもあるので特に支障はない場合が多いのですが、産後数ヶ月経つと母乳の分泌量が安定してくることでママのコンディションや疲労の度合いが母乳量に影響しやすくなってきます。
そのため疲労のピーク時である夕方に母乳量が減ってしまうのです。
母乳が出なくなった時の対処法
なるべく睡眠をとる
疲労回復にはやはり睡眠が最も効果的です。しかし夜中の授乳が必要な時期のママさんにとって、まとまった睡眠時間をとることはとても難しいと思います。
しかし夜が無理ならなるべく赤ちゃんと一緒に昼寝するようにしたり、1日の中で短時間づつでも仮眠程度でもかまわないので、なるべく睡眠時間をこまめに作るように心がけて体力を回復させましょう。
また夕方ごろに1日の疲労のピークが来るのなら、その時間帯にはなるべく何もしなくていい状態にしておくのもいいでしょう。
例えば昼間の元気な時間帯に夕食の下ごしらえや準備を終わらせておくなどして、なるべく夕方に家事をしなくて済むように工夫してみましょう。
また夜の11時から朝の5時くらいまでは母乳を作り出すためのホルモンの分泌が昼間の1.5倍以上になると言われています。
だからこそ夜に十分な睡眠をとることが最重要と思われますが、まだ頻回授乳が必要な時期ならば、逆に夜中の授乳がなくなることで分泌量が減ってしまったりします。
ですのでこの時期はなるべく夜中の授乳を最低でも2回(夜中の11時と夜中の2〜3時くらい)は行うようにした方がむしろ日中の母乳の分泌量を増やすことにもつながります。
母乳が出なくなる原因その② ママの水分不足
母乳の分泌には水分補給がとても重要になります。水分不足になると体内の血液がドロドロになってしまい代謝が悪くなります。
血液は母乳の原料ですから当然母乳の分泌量にも大きく影響してきます。
そのため母乳の分泌量を増やすには体内の血流を良くすることがとても重要なのです。
血流を促すにはとにかくこまめな水分補給が必要です。
なぜなら体内の水分は尿や便で約1500ml、呼吸で約500ml、汗で約500mlの計2500mlほどが体内から排出されてしまいます。
これに対し、食事から得られる水分量は約1000ml、そして筋肉細胞内でエネルギーが発生した時に発生する水が約300mlといわれているので、差し引き1200mlは水分補給によって補わなくてはいけません。
そのうえ一般的に夕方は自然と水分摂取を怠りがちな傾向があるため、気をつけていないと人は簡単に水分不足状態に陥りやすいのです。
ただでさえママの体は母乳を作るのに水分が必要なわけですから、出産前よりもさらに水分不足になりやすいため夕方ごろに母乳の分泌が悪くなってしまうのです。
母乳が出なくなった時の対処法
意識的に水分を取るようにする
飲んだ水分が瞬時に母乳に変わるわけではありません。
水分摂取で母乳量を増やすことは血流を促すことで生まれる間接的な作用なので、水分不足になりやすくなる夕方になる前の午前中や昼間から意識的に水分を取るように心がけてみましょう。
水だけをたくさん飲み続けることが辛いようならば、母乳の分泌を促すハーブティーなどがもオススメです。
母乳量を増やすハーブティー
種類 | 効果 |
ラズベリーリーフティー | ・ 母乳分泌を促進する
・母乳の質を向上させる |
レモングラスティー | ・母乳の出を良くする
・リンパの流れを良くして新陳代謝を促す |
フェンネルティー | ・母乳量を増やす
・母乳の質を良くする ・母乳の出を良くする ・デトックス効果 |
ネトルティー | ・ 母乳量を増やす
・母乳の栄養価を高める ・貧血予防 |
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原因 その③ 赤ちゃんの疲労で母乳が吸えない
赤ちゃんも毎日いろんなものを見たり、ママとお散歩しながら外気や太陽の光をあびることなどの些細な日常生活の中でも赤ちゃんなりに体力を使うので疲れてしまいます。
また赤ちゃんにとっておっぱいを吸う行為自体かなり体力を消耗する行為でもあります。
まして低月齢の赤ちゃんならなおさら体力もないので疲れやすいでしょう。
ママが夕方に疲れのピークが来るのと同じように赤ちゃんも夕方ごろに疲れがたまって来るのです。
そうすると赤ちゃんはお腹は空いているのに夕方ごろには吸う力が足りなくなって必要なだけの母乳が飲めなくなってしまいます。
この状況を「母乳が出てないからだ」と勘違いしてしまうことが原因ということもあります。
本当はお腹が空いていておっぱいが欲しいのに吸えなくて泣いてしまう。
でもママはおっぱいをあげても泣く。
オムツが濡れているから?暑いから?寒いから?といろいろチェックしてもどれも当てはまらない。
そうなるととにかく抱っこしてあやす。
しかし赤ちゃんは抱っこを求めているわけではないので泣き続ける。
そうするとママ自身の疲労もあいまってイライラしてしまい、それが赤ちゃんに伝わりさらに泣いてしまうといった最も良くない悪循環に陥ってしまいます。
赤ちゃんの疲労に対する対処法
赤ちゃんの哺乳を手伝ってあげる
疲れている赤ちゃんがおっぱいを飲みやすいようにママが助けてあげましょう。
例えば赤ちゃんが吸っている時におっぱいマッサージをしながら授乳すると、赤ちゃんの吸う力が弱くても母乳が出やすくなり赤ちゃんが哺乳しやすくなります。
詳しいマッサージは方法は『母乳ケアは大丈夫?妊婦さんにおすすめ おっぱいマッサージ方法』の記事に記載していますが、単純におっぱいを揉みながら、溜まっている母乳が乳頭に向かって流れ出るようなイメージで揉み出すようにするだけでもかまいません。
母乳分泌を促進することも目的なら、きちんとしたおっぱいマッサージをするとより効果的でしょう。
ちなみに私はうっすらしこりができた場合などに、しこり部分を優しくマッサージすることでそこに溜まった母乳を外に出すようにしながら授乳していました。そうすることで乳腺炎の予防にもなりました。
ただし注意して欲しいのは、この哺乳のサポートを毎回のようにしてしまうと赤ちゃんも楽に吸えるので自分で努力して吸おうとしなくなってしまいます。
あくまで夕方などの赤ちゃんが疲れてしまっている時にだけ手助けしてあげるようにしましょう。
その他の注意点
先述したように、母乳分泌には血流を促すことが重要になります。
肩こりや腰痛などがあると血流が滞っている証拠なので、当然母乳分泌に影響します。
出産前は肩こりや腰痛とは無縁の人も、出産後は毎日の抱っこなどで肩こりや腰痛を引き起こしやすくなります。
長時間の抱っこや抱っこ紐で抱っこしたまま家事はこれらの大きな原因になるので、赤ちゃんが寝たらなるべく早めに抱っこをやめて横にさせるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回いろいろな対処法を紹介しましたが、いろいろ試してみてもどうしても改善しないようなら夕方は仕方がないことだと割り切るのも大切です。
夕方の1回くらい不十分でも赤ちゃんは平気です!
あまり完璧を求めすぎないよう、肩の力を抜いて母乳育児を楽しんでくださいね!