妊娠の喜びと共におとずれる妊娠初期症状といえば、まず「つわり」が思い浮かぶのではないでしょうか?人それぞれ症状の重さに違いはあれど、妊婦の約50〜70%はつわりを経験するといわれています。
そこで今回は自分で出来るつわりの軽減方法と、私の実践に基づいたオススメつわり対策も合わせてご紹介したいと思います。
つわりの軽減方法 20選!!
それでは先輩ママさんたちが実践したつわり軽減方法の中から選び抜いた20選を、私の経験談と合わせて紹介していきます。
つわり軽減方法 生活習慣編
横になる
妊娠中は疲れやすくなり、つわりを引き起こしやすくなります。疲れたらすぐに横になり体を休めましょう。
水分補給
吐くことによる脱水症状を防ぐためにもできるだけ水分をとるようにしましょう。
マウスウォッシュ
吐くことで口の中が気持ち悪くなりそれがまた吐き気をもよおすので、吐いたらマウスウォッシュでうがいして口の中をスッキリさせましょう。
食べられるものを食べられる時に食べる
吐きつわりの場合、食べると吐き気がするので食欲がなくなりがちです。無理をせず栄養のことなどきにしないようにし、食べられるものだけを食べるようにしましょう。
つわりが起こる妊娠初期の胎児はまだとても小さいため発育に必要な栄養分はほんの少しで十分です。ママがつわりで十分に食事を取れていなくても赤ちゃんの成長の妨げるほどの悪影響を与えることはないので安心してください。
こまめに回数を分けて食事をする
空腹時に吐き気をもよおす食べつわりの人に有効です。1日3食ではなく、こまめに回数を分けて食事を少量づつとるようにしてみてください。一口大のおにぎりやフルーツなどを常備しておくといいでしょう。
吐き気は我慢しない
今まで「吐く」といった経験がほとんどない人の場合、吐き気が起こった時に思わず我慢して吐かないように押さえ込んでしまいがちです。
しかし吐く方がスッキリして楽になる効果もあるので我慢して抑えるのはやめましょう。
体を冷やさない
昔から妊婦に冷えは禁物といわれています。特に足元が冷えるとつわりが酷くなるともいわれているので、靴下やレッグウォーマーなどで足元をしっかり温めましょう。
体を締め付けない服装や下着にする
締め付け感があると吐き気が酷くなることもあります。ゆったりとした服装やマタニティ用の下着に変えてみましょう。
マスク・ハンカチで予防
妊娠中、においに敏感になることで特定のにおいに反応して吐き気をもよおすといった「においつわり」の場合、ニオイの元を嗅がずに済むことでつわりを予防できます。
マスクやハンカチにミント系や柑橘系の香りのものを少量つけておくのもいいでしょう。
つわり軽減方法:食べ物,飲み物,その他編
アロマオイル
ペパーミント レモングラス ベルガモットなどのアロマオイルはつわりを軽減する効果があるといわれています。
しかし妊娠中は皮膚が敏感になることもあるのでアロママッサージやアロマバスなどの直接皮膚に触れる使い方よりも、ティッシュなどにアロマオイルを2〜3滴たらして芳香剤として使うことをオススメします。
ハーブティを飲む
ジンジャー、ペパーミント、ルイボス、オレンジピールなど、つわり軽減効果のあるハーブティがあります。
特に私のオススメはローズヒップです。ローズヒップの程よい酸味で吐き気がずいぶん和らぎました。
しかしハーブティの中には妊娠中に飲んではいけないものもあるので気をつけてください。
漢方を飲む
つわりを軽減する作用の漢方もあります。漢方はやんわりと改善していくものなので西洋医学の薬のように即効性はありませんが、自分にピッタリ合った漢方なら非常に効果的であり、即効性もあるといわれています。
妊婦でも飲めるものも多くあるので担当医に相談の上、試してみるのもいいと思います。相性のいい漢方に巡り会えるかもしれません。
アメやガム
ミント系や柑橘系などスッキリするアメやガムも効果的です。
常に吐き気がする吐きつわりの場合にはもちろん、食べつわりの場合は空腹感が和らぎ、吐き気が抑えられる効果もあります。
また、絶えず唾液が分泌されて口の中にある自分の唾液で気持ち悪くなる「よだれつわり」の場合、唾液が飲み込みやすくなるといった作用もあります。
ツボ押し
つわりに効くツボというのもあります。
例えば腕の内側にある「内関(ないかん)」足の裏にある「裏内庭(うらないてい)」膝の下あたりにある「足三里(あしさんり)」などが代表的です。
効果には個人差はありますが試してみるのもいいと思います。こちらも担当医に相談の上、試すようにしてください。
ビタミンB6を摂取する
ビタミンB6にはつわりを軽減する効果があります。主に豚肉やブロッコリーなどに多く含まれているので、比較的吐きつわりが軽い人はなるべく摂取するようにしてみてください。
冷たい食べ物より温かい食べ物
つわりに効果的な食べ物はトマトやもずく、そうめんやシャーベットなど冷たい食べ物が多いですよね。
夏ならさっぱりしていいのですが私のつわりの時期は真冬だったため、こうした冷たい食べ物をとると寒さで身震いし、それにより吐き気をもよおすといったことがよくありました。つわりが冬の時期の妊婦さんは気をつけてみてください。
炭酸水を飲む
私の場合、実はこれが1番有効的でした。炭酸水は私だけでなく多くの妊婦さん達も効果を感じているようです。
炭酸水には3つの利点があります。
- 飲んだ瞬間から炭酸のシュワッとした清涼感が喉を通ることですぐに吐き気を和らげる即効性があること。
- 食べつわりの場合、炭酸の効果で胃が膨れるので空腹感による吐き気を抑えることもできます。
- 炭酸を飲むことでゲップが出やすくなります。ゲップがでるとスッキリし吐き気が和らぎます。
私はつわりの時期は毎日、一日中飲んでいました。妊娠中の体重増加を防ぐためにも糖質オフのものを選んでくださいね。
つわり軽減方法:行動編
音楽を聴きながら散歩
これも私が実践した中でとても効果があったものです。
音楽を聴くことで気を紛らわせ、吐き気や気持ち悪さを和らげる方法です。
散歩も同時に行うことで妊娠中の適度な運動にもなるので一石二鳥でした。
子供が生まれたら音楽を聴きながら歩くなんてことは出来なくなるので、妊婦のうちに楽しんでおくのもいいと思いますよ。
家事をサボる
家事の中でも特に料理はつわりの時期にとても辛く感じやすいです。
特にニオイつわりの人ならなおさら大変です。辛い時はお惣菜や外食に頼るようにしましょう。
痛い出費になるかもしれませんが、つわりの時期の必要経費だと思って体を十分労わることも大切です。
趣味などで気を紛らわせる
音楽を聴きながら散歩と重複しますがテレビや読書、また妊婦にも出来る範囲のスポーツ、ショッピングや映画鑑賞など自分が夢中になって楽しめることや趣味に打ち込むことで吐き気や気持ち悪さを遠ざける方法です。
もちろんそれが出来ないほど重症の場合は別ですが、気持ち悪いという感覚はさらなる吐き気をもよおしてしまいがちなので、気を紛らわせることでこの悪循環を断つことはとても有効的です。
夫や周りの人に甘える
つわりの時期は周囲の協力がとても大切です。迷惑をかけまいと無理をすることはつわりを悪化させます。
子育ては1人では出来ないものです。子供が生まれたら嫌でも周りの人に頼らざるを得なくなる時が必ずきます。
その時に甘えるための練習だと思って、お腹の赤ちゃんのためにもけして無理はしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?つわりは辛く苦しいものですが赤ちゃんが元気にお腹の中で育っている証拠でもあります。
そしてつわりには必ず終わりがきます。その時まで赤ちゃんの誕生を楽しみにしながら前向きに乗り越えていってください。