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仕事に復帰する予定で産休・育休をもらっていたのに、急に旦那の転勤が決まって退職しなければならなくなった・・・。
会社に申し訳ないやら気まずいやらで中々報告しにくいですよね。同じような境遇の方は、どうされてきたのでしょうか?
今回は育児休暇中に、旦那の転勤などでやむを得ず退職が決まってしまった場合の対処方法や、退職時の挨拶の例文をご紹介します。
悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
育休中に夫の転勤が決まり、やむを得ず退職された方いらっしゃいますか?…
Q.「育休中に夫の転勤が決まり、やむを得ず退職された方いらっしゃいますか?」
育休中に夫の転勤が決まってしまい、退職せざるをえなくなった・・・そんなときどうしたら良いのか、という子育てママさんからの質問に対して、ネットでは次のような回答がありました。
A.1「私、そうでしたよ。しかも、復帰する2ヶ月前に。事情が事情なので、私は何も言われませんでしたよ。(略)」
A.2「私も同じです。引越を伴う転勤なので、私は通勤が難しくなりやむを得ず退職しました。(正確には今月末付で退職です)仕方ないね…という反応でした。(略)」
このように、自己都合で辞めるのならともかく、旦那さんの転勤というやむを得ない理由での退職の場合、周りも事情を理解してくれるようです。退職すること
が決まってしまったら、なるべく早い段階で正直に会社に話しましょう。
Q.「電話で報告しましたか?実際に会社にも行かれました?」
退職を報告するにあたり、実際に会社に行くか、それとも電話報告で済ませるか、という質問については、以下の回答でした。
A.「先に、電話して。菓子折持って、会社に行きましたよ。」
やはり実際に会社の人たちの顔を見て、直接事情を説明すると、誤解も生まれませんし、何より誠意が伝わります。
しかし会社側も繁忙期や諸事情があるでしょうから、先に上司に電話で報告し、その上でいついつに挨拶に伺いたいのですが、と事前相談してから訪問するのがマナーです。電話をする時間帯も、午前中などの忙しい時間は避け、ある程度落ち着いた時間帯にかけるようにしましょう。
この質問者様は、このあと会社に電話で報告したところ、すんなりと分かってもらえたそう。今までお世話になった会社なので、なるべくお互い気持ちよくお別れしたいですよね。言いにくいことではありますが、誠意が伝わるよう、正直にお話ししてみてください。きっと分かってもらえると思います。
(Q&Aの出典:https://qa.mamari.jp/question/674257)
育休を取っていて退職する場合の挨拶について!すぐに使える文例を紹介
育休中や育休後の退職でも挨拶は必要?
先ほどの質問者様のような、旦那の転勤のようなやむを得ない理由や、復帰を前提としていたが保育園が見つからない・体調が安定しない・家事と育児の両立が思いのほか大変、などの理由で、育休中や育休後に退職を決意した場合、退職手続きのほかに、お世話になった職場への挨拶が必要です。
育休中は、戻ってくることを前提に、代替要員を雇ったり、その分他の人がカバーしてくれていたりと、多かれ少なかれ自分の仕事を同僚や上司にフォローしてもらっている状態です。
その時点で負担をかけてしまっているので、そのお礼の気持ちと、また急なこちらの都合で予定通りの復帰が出来なくなり、さらに迷惑をかけてしまうのですから、お詫びの気持ちの両方を兼ねて、挨拶は必ずすべきでしょう。
できれば手土産を持参して挨拶に伺うと、自分で直接説明できますし、できる範囲で引継ぎをしたり、荷物があれば持ち帰ることもできますので、会社としても助かります。
手土産はみんなで分けられるような、なるべく日持ちのするお菓子などにしましょう。のしをかけて渡すのであれば「御礼」とするのが良いでしょう。
もしも事情があって、直接会社に出向くことが出来ないのであれば、せめて挨拶状と菓子折りを送付しましょう。
いずれの方法を取るにしても、これまでお世話になった会社を去るのですから、自分もすっきりとした気持ちで退職できるようにしましょう。
育休を取っていて退職する場合の挨拶
退職の挨拶ですが、具体的に何を言えば良いのか分からない、という人が多いようです。
自分の言葉で感謝を伝えられればそれで構わないのですが、どうしても分からない、という場合は後で掲載する文例をアレンジする形でも大丈夫です。自分の言葉で伝える場合は、以下の内容が入っていればOKです。
- 退職理由
- 職場復帰せずに退職することのお詫び
- お世話になったことへの感謝の言葉
- 自分の今後について
- 会社の将来と上司や同僚への心遣い
これらの内容に加えて、在職中の楽しかったこと、特に大変だったことなど、エピソードを盛り込んでも良いでしょう。
育休を取っていて退職する場合の挨拶の文例
それでは実際の挨拶の文例をご紹介します。スピーチの文例と手紙の文例をそれぞれご紹介しますので、参考にしてください。
スピーチ文例
「本日は、お忙しい中、このような場を設けていただき、ありがとうございます。
私事で大変恐縮ではありますが、この度、育児に専念するため、本日付で退職をさせていただくこととなりました。
当初は、出産しても仕事に復帰することを希望しておりましたが、育児休業中に悩んだ結果、家庭に専念することにいたしました。
長期休暇を認めていただき、職場復帰に向けたくさんのご配慮、ご厚意をいただいたにもかかわらず、皆さんにはたくさんのご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。
在職中は、皆さんからたくさんのご指導をいただき感謝しております。
ここでの経験や知識をこれからの人生に活かしていければと思っております。
最後になりましたが、○○会社の益々のご発展と、これからの皆様のご健康とご活躍を願っております。
〇年間、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。」
スピーチの場合は、実際に会社に出向いての挨拶となりますから、忙しい中で自分の挨拶の時間をとってくれたことに対する感謝も述べたほうが良いですね。
挨拶文の文例
「拝啓
○○の候、皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、私こと
〇月〇日をもちまして○○会社を退社いたしました。
〇月〇日に長男を出産し、今後は育児に専念していきたいと思っております。
産休時当初は、仕事に復帰しようと考えておりましたが、このような形で退職となってしまい、様々なご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
また、長期休暇を認めて下さり、職場復帰に向けてのご配慮やご厚意をいただきましたこと、感謝申し上げます。
在職中、大過なく勤務することができましたことは、皆様の温かいお力添えがあってこそのことであると思っております。
こちらで学んだ経験を生かして、これからの人生にチャレンジして参ります。
今まで、本当にお世話になりました。心より感謝を申し上げます。
本来であれば、ご挨拶に伺うべきところではありますが、まずは書中をもちまして、お礼かたがたご挨拶とさせて頂きたく、重ねて非礼をお詫び申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展と、皆様のご健勝、ご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
敬具
平成〇年〇月〇日
名前」
手紙の場合は「拝啓」や「敬具」のほか、時候の挨拶をつけます。堅苦しく思うかもしれませんが、ビジネスの場では当然のマナーです。時候の挨拶が分からない人は、参考書やインターネットなどで調べてみてください。
スピーチや手紙のほかにメールという方法もありますが、メールはどちらかというと社外や全社など複数人に向けた挨拶になります。
お世話になった方々には出来るだけ直接感謝の気持ちを伝える機会を持つと、お互いに晴れやかな気持ちで次に進めるのではないかと思います。
育休を取得して退職してしまうというのは、他の人に影響を与えることになってしまいますので、しっかりとお詫びと感謝の気持ちを伝えるようにしてください。
<文例の出典:https://ikuji-life.info/archives/3970>
まとめ
いかがでしたか?
やむを得ない事情で育休中に退職するのは仕方のないことですが、周りの人に迷惑がかかることも事実です。
分かった時点で出来るだけ早く会社に報告し、後日改めて挨拶に行くか挨拶状を送付して感謝とお詫びの気持ちを伝えましょう。
飛ぶ鳥跡を濁さずといいますが、気持ちの面でもすっきり晴れやかにお別れができると良いですね。