X
    Categories: 子育て

赤ちゃん、子供の誤飲はいつまで?ママができる対策と先輩ママの経験談

Sponsored Link

お座りやハイハイが出来るようになったり、歩けるようになった赤ちゃんは周りのものに興味を示します。

そして何でも手にとって、舐めたり口の中に入れたりします。親からすると、変なものや危ないものを誤飲したりしないか、気が気ではありませんよね。

一体いつまでこの心配は続くのでしょうか・・・。

今回は赤ちゃんの誤飲に注意しなければならない時期と、誤飲防止のためにできる対策についてご紹介いたします。

この記事を参考にして、少しでも皆様の育児が楽になれば幸いです。

赤ちゃんや子供の誤飲はいつからいつまで?予防最前線は収納や片づけ

赤ちゃんや子供の誤飲の時期は?

一般的に赤ちゃんの誤飲が始まるのは、生後5~6ヶ月ごろと言われています。

この頃になると腰がしっかりしてお座りができるようになり、寝てばかりいた頃と比べて視野がぐっと広まって色々なものに興味を示します。

また物を掴む力も強くなってきているので、近くにあるものはすぐに掴んで口の中に入れてしまいます。

赤ちゃんがものを口の中に入れるのは、口に入れたときの感触や温度、味などで、そのものが何かを確認しているそう。

大人が初めて見るものを触ったりにおいを嗅いだりするのと同じです。

この行為は生後7~8ヶ月になってハイハイやつかまり立ちができるようになると、さらに勢いを増します。

今までよりも行動範囲が広くなってより多くのものが目に入るので仕方がないといえば仕方がないのですが、目に見えるものを端から掴んで、口に入れて、確認して、の繰り返しです。

ハイハイをしだした頃から1歳半~2歳頃までが最も誤飲に気をつけるべき時期だといえるでしょう。

1歳をすぎて離乳食がはじまると、口に入れたときに食べ物かそうでないかの区別がつくようになり、この行動は一段落します。

味覚や触覚が発達するので、ものを口に入れなくても見たり触ったりすることでそれが何かわかるようになったり、理解力が身についてきて、親や周りの人が「これは食べてはいけないよ」というのを聞けるようになるのも大きいです。

成長の度合いには個人差があり、2歳頃までものを口に入れる動作が続くこともありますが、焦らずのんびり様子を見てあげてください。

赤ちゃんの誤飲を防ぐ心得

赤ちゃんはものを口に入れてしまうのは、好奇心の表れであり、成長の証でもあります。

ものを口に入れること自体は悪いことではなく、それによって、脳が刺激されたり、免疫力がついたりもします。

成長するうえで避けては通れない行動ですし、この月齢の赤ちゃんを叱って聞かせたとしても理解出来ないことのほうが多いため、大人のほうで事前に防ぐしかありません。そのためには整理整頓が最も重要です。

整理をする場合には赤ちゃんの目線は大人よりもずっと低いということに注意しましょう。

大人が普段は気が付かないカーペットの間のホコリなども、赤ちゃんはすぐに見つけて口の中にいれてしまいます。

普段あまり注目しない低い場所を良く見て防止策を講じるようにしましょう。

次に、赤ちゃんの誤飲を防ぐためのおすすめ収納テクをご紹介します。

誤飲を防ぐ収納テク

その1:子供がいるスペースを安全に作ってしまう

赤ちゃんを誤飲の危険から遠ざけるためには、いっそのこと赤ちゃんが遊ぶスペースを区切ってしまうと楽です。

ベビーサークルなどを使ってスペースを仕切り、その中にはおもちゃや絵本を置くと決めて、誤飲しそうな小さなものは置かない、窓枠などの角にはすべてガードをとりつける、など安全管理を徹底しましょう。

赤ちゃんが遊ぶ範囲を決めてしまると家中の安全管理をするよりもグッと楽になりますし、遊んだあとの片付けも時短できます。

遊びスペースはキッチンから見える場所など、常にお母さんの目に入るところに作るとさらに安心ですね。

その2:目に触れさせない

好奇心旺盛な赤ちゃんは目に見えるもの、特に親が触っているものなどは自分も触ってみたい、口にいれてみたい、と思います。

誤飲の危険がある小さなものや、赤ちゃんに触られて困るものは、高い位置にしまうなどして、とにかく赤ちゃんの目に触れさせないようにしましょう。

このことは、お母さんだけではなく、お父さんや兄姉も徹底する必要があります。あるお母さんは、毎日朝起きてすぐに以下のような作業をされているようです。

  • 遊び専用部屋に危ないものが落ちていないか確認する
  • テーブルや床に危険なものが置きっぱなしになっていないか確認する
  • 赤ちゃんが起きる前に軽くモップ掛けをして小さなごみなどを取り除く

これによって赤ちゃんの誤飲を防げるだけでなく、なくしてしまったUSBのキャップが見つかったり、小銭を拾ったりもしたそうです。

我が家は大丈夫と過信せず、毎日確認をすることが大切です。

家庭内で誤飲に注意したいもの

次に赤ちゃんの誤飲事故が多いものをご紹介します。以下のものが家にないかどうか、ある場合はきちんと赤ちゃんの手の届かないところに収納されているか、床などに落ちていないかしっかり確認してください。

  • タバコやその吸い殻
  • 金属製品(クリップや硬貨など)
  • ボタン電池
  • 洗剤類
  • 食品(お菓子など)
  • 乾燥剤
  • ペットボトルの蓋など
  • 小さなおもちゃ

ちなみに誤飲事故の第1位はタバコやその吸い殻です。

愛煙家がいる家庭では、灰皿を置く位置などに気をつけましょう。

また兄姉がいる家庭では食べかけのお菓子やその袋に入っている乾燥剤、遊びおわったおもちゃ類なども注意が必要です。

お兄さんお姉さんがおもちゃを使ったりお菓子を食べる場所には、できるだけ赤ちゃんを近づけないようにしましょう。

家庭内で危険が潜む場所

誤飲以外にも、口に含むだけで危険があるものも、家庭内には存在します。

感電の恐れのあるコンセントやコード類は手の届かない位置に収納したり、モールで隠すなどして安全対策をしましょう。

ゴミ箱や引き出しの中のものも、口に入れると有害なものが含まれている場合があります。

ストッパーを取り付けて赤ちゃんが開けられなくしたり、高い位置に置いて手が届かないようにするなど、工夫してください。

夕方が最も危険!

赤ちゃんの誤飲事故が起こるのは、夕方が最も多いそうです。

ちょうど夕飯の支度で忙しいぐらいですね。

お母さんはしなければならないことが沢山あり、ついつい赤ちゃんから目を離してしまうこともあります。

この時間帯には赤ちゃんをおぶって家事をする、他の家族に面倒を見てもらうようにするなど工夫して、特に気をつけるようにしてください。

赤ちゃんの誤飲に注意!9カ月の息子が食べた恐ろしいもの

ゾッとする体験談

ここであるお母さんからの体験談をご紹介します。

こちらのご家庭では、息子さんが8ヶ月になってハイハイしはじめた頃から、キッチンや玄関にベビーゲートを設置したり、机の角にはクッションをつけたり、部屋の隅のゴミ箱を撤去したりと、赤ちゃんのための安全対策を徹底していたそう。

しかしある日、書類整理をしていた最中、トイレに行って少し目を離した瞬間に、息子さんが引き出しのストッパーを解除し、なんと中にいたカメムシを食べてしまったそう!

すぐに医療相談ダイヤルに電話して、電話先の相談員さんの指示に従ってガーゼで口の中をぬぐい、赤ちゃん用歯ブラシで洗浄して、赤ちゃんの体調に問題がなく済んだそうなのですが、これが毒のある虫だったり、喉に詰まるような大きなものだったらと思うと、ちょっとゾッとしますよね。

このお母さんは引き出しにきちんとストッパーを設置していたにも関わらず、他の人が開閉している様子を見て赤ちゃんが解除方法を覚え、お母さんがいない間に自力で外してしまったよう。

カメムシも引き出しの隅にいたようで、お母さんが書類を整理していた間は気が付かず、本当に不意の出来事だったそうです。

このように入念に対策しているつもりでも、どこに危険が潜んでいるか分かりません。

部屋の危機管理を徹底すると同時に、赤ちゃんが遊んでいる間は目を離してはいけませんね。

赤ちゃんが誤飲したときの対処法は?

上のお母さんのように、どんなに気をつけていても赤ちゃんが誤飲してしまうこともあります。

万が一赤ちゃんが誤飲してしまったときはどう対処すれば良いかをご紹介します。

対処法を知っておくと、いざというときにあせらず対応することができますよ。

喉に異物が詰まって窒息しそうなときには、異物を吐き出させる

吐き出させ方は、赤ちゃんの背中をたたくか、赤ちゃんを後ろから抱きかかえてみぞおちの辺りを両手でグッと押し上げてみてください。

母子手帳にもやり方が記載されていますので、万が一の事態に備えて確認しておきましょう。

以下の場合はすぐに病院に連れて行くか、救急車を呼ぶこと

  • 上記のやり方で喉に詰まった異物を取り除くことができない場合
  • 洗剤などの液体を飲み込んだ場合
  • ボタンなど小さなものを完全に飲み込んでしまった場合
  • 電池、たばこ、薬のような危険なものを舐めた、または飲み込んだ場合

飲み込んだものによっては、水を飲ませたり吐かせたりしないほうが良いものもあります。

自分で判断して応急措置をせずに、すぐに病院に連絡してください。

まとめ

いかがでしたか?

赤ちゃんの誤飲は時として命の危機をも招きます。

かと言って赤ちゃんがものを口に入れるのは成長の証であり、止められないことですので、大人のほうで十分に気をつけてあげてください。

赤ちゃんが動くスペースに危険物は置かないように、家族みんなで整理整頓を徹底しましょう。

be-a-mother編集部: