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まだ母乳やミルクしか飲んでいないのに、赤ちゃんの口臭が気になったことはありませんか?
毎日赤ちゃんと接しているお母さんは些細なことでも気になってしまいますよね。
実は、赤ちゃんの口臭で悩んでいる方は意外と多く、筆者も我が子の口から酸っぱい臭いを感じたことがあったので気になっていました。
今回は赤ちゃんの口臭について、考えられる原因と、その対処法についてまとめました。
赤ちゃんの口臭の考えられる原因
大人の口臭というと、口腔内の病気や、食べ物、胃腸からくるものが多いとされていますが、赤ちゃんの口臭の原因はどのようなことなのでしょうか。
考えられる原因をみていきましょう。
赤ちゃんが風邪ぎみのとき
赤ちゃんが発熱しているときや、体調不良の時は免疫力が落ちており、唾液の分泌量が低下して口臭が発生する場合があります。
また、ストレスがたまってるときや、食欲がないときも同じです。
赤ちゃんの便秘によるもの
便秘とは、長い間便が腸の中に留まっていることや、出にくい場合を言います。
便秘になることで大腸に便が溜まり、ガスが発生してしまいます。
その臭いが赤ちゃんの口臭から感じられて臭くなることがあります。
赤ちゃんの便秘の症状とは?
- 3日に1回以上出ない
- 便が硬く、出す時に痛がる
- 出す時に肛門が切れて血が出る
- 便が硬くてコロコロ状である
- 柔らかい便が少しずつ頻繁に出ている
上記にあげた症状で当てはまるものがあれば、様子をみてみましょう。赤ちゃんは便秘になりやすく、便を出す力が弱いことや、我慢をしてしまうことが原因と言われています。
>>「どう対処したらいいの?子供の便秘の特徴とその対処法」こちらの記事を参考にしてください。
赤ちゃんの乳歯やロについた食べカス
離乳食が始まり、乳歯が生え始めている赤ちゃんは、食べカスが歯について歯石として残っていたり、舌に白くカスが残る「舌苔」になっている可能性があります。
舌苔は歯が生えていない赤ちゃんも母乳やミルクの飲み残しが溜まってしまいがちです。
舌苔は大人の口臭の原因の1つでもあり、口の中の乾燥や寝不足にも繋がってしまいます。
赤ちゃんが口呼吸になっている
大人も同じですが、赤ちゃんの口臭の原因として1番考えられるのが、口呼吸です。
口呼吸になっていると口の中が乾燥して、唾液の分泌量が減ることで、細菌が繁殖しやすくなり嫌な臭いを感じるようになります。
大人の口の中では何百種類もの最近が存在していると言われていますが、赤ちゃんの口の中にも細菌は多く存在しています。
しかし、全ての細菌が悪さをするわけではなく、健康維持に欠かせない細菌もいます。
口呼吸になることで考えられる悪影響
- 虫歯になりやすくなる
- 風邪をひきやすくなる
- 口をポカンとあけるのが癖になり、ぼやけた顔つきになる
口呼吸になると口臭が嫌な臭いになるだけではなく、上記のような悪影響も考えられます。
口をあけていることで口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなり、ウィルスが口の中から体内に入りやすくなるため風邪をひきやすくなります。
また、口呼吸が癖になることで、口をポカンとあけていることが多く、ぼやけた顔つきになってしまうことも。
蓄膿症の可能性
口呼吸になってしまう原因として、蓄膿症も考えられます。
蓄膿症の正式名称は「慢性副鼻腔炎」といい、鼻の奥の空洞部分に細菌が感染し、膿がたまってしまうことです。
それが原因で口臭がきつくなる可能性があります。
赤ちゃんの蓄膿症は生後6カ月を過ぎたあとになりやすく、特に冬場はかかりやすいです。
口をポカンと開けていたり、黄色や緑色の粘り気のある鼻水が続くようでしたら病院へ足を運ぶようにしましょう。
赤ちゃんの口臭の対処方法
赤ちゃんの口臭についてさまざまな原因が考えられるようですが、原因を突き止めて対処していきましょう。
鼻づまりを解消させてあげる
赤ちゃんの気管は狭いため、鼻水などがでることで鼻づまりや鼻炎になりやすいです。
口呼吸になってしまうのは、卒乳したころが多いと言われています。
まずは鼻づまりを解消してあげましょう。
鼻が詰まっているようであれば吸入器で吸い取ったり、綿棒で優しく取り除くようにしましょう。
お部屋が乾燥しているようであれば加湿器を使用したり、温かいお風呂に浸かることも鼻づまりを解消してくれます。
蓄膿症は鼻水や鼻づまりが長く続くことで発症してしまう場合がありますので、赤ちゃんの鼻が詰まって寝苦しそうにしていたり、鼻水が止まらないようでしたら病院に行きましょう。
水分補給を行う
口の中が乾燥しないように、水分補給をこまめにおこなうようにしましょう。
口の中が乾燥することで、唾液の量も減少して細菌が発生してしまいます。
唾液には口内環境を整える働きや、細菌を予防する効果があります。
特に風邪をひいている時や、外出後やお風呂上がりなど、水分補給には気をつけるようにしましょう。
便秘に気をつける
赤ちゃんも便秘になることで腸の中にガスがたまり、口臭の原因となってしまいます。
特に便秘になりやすい時期は、乳幼児だと母乳・ミルクから移行する離乳食開始時期。
幼児期になるとトイレトレーニング時期、学童期だと学校生活の開始時期だと言われています。
その時期は特に注意をして、生活習慣を見直して体のリズムを作ることや、こまめに水分補給をすること(白湯がおすすめ)、食生活では食物繊維や発酵食品を献立に取り入れましょう。
また、運動不足解消も排便を促してくれます。
こちらの記事も参考にしてください。
>>『赤ちゃんに白湯はのませていいの?白湯の効果と作りかた。』
口の中や周りをきれいにしておく
赤ちゃんはよだれが多いので、口の中の細菌の数はそこまで多くはありませんが、乳歯が生えてくるころから口腔菌の定着が始まってきます。
歯が生えてからは、濡れたガーゼで歯ぐきを拭いたり、歯ブラシに慣れたら食後や寝る前に歯ブラシで磨く癖をつけましょう。
食べカスを防ぐことにより、虫歯予防にもなります。
舌が白くなる舌苔になっていたら、濡れたガーゼで優しく舌を拭いてあげるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
赤ちゃんにも口臭にはさまざまな原因があり、口呼吸や免疫力が下がったときに口臭が気になる場合が多いようです。
お母さんは毎日赤ちゃんと接していて、いつもと違うと感じることもあると思います。
まだ言葉を話せない赤ちゃんは、お母さんになんらかのサインを出して伝えようとしています。
違和感を感じることがあれば様子をみて、早めに対処することで早く症状が改善するかもしれません。
可愛い赤ちゃんがすくすく元気に育ちますように。