見出し
離乳食中期になると、赤ちゃんが離乳食を自分の手で掴み、自ら口に運んで食べる「手づかみ食べ」のメニューを取り入れていきます。
そこで、活躍してくれるのがおやき。赤ちゃんが食べやすい形に成形することができて、固さも調節できます。
入れる材料によってご飯にもおやつにも取り入れることができて、食材を成型して焼くだけで作れてしまうので簡単に作ることができるんです。
筆者の子供も手づかみ食べ真っ盛り!おやきはいつからとりいれた方がいいのか、気をつけたい保存方法、おすすめレシピもご紹介します!
離乳食におやき!いつから大丈夫?
5~6カ月ごろ
ゴックン期 |
7~8カ月ごろ
モグモグ期 |
9~11カ月ごろ
カミカミ期 |
1歳~1歳6カ月ごろ
パクパク期 |
× | ○ | ○ | ○ |
離乳食で使われるおやきは、小麦粉や片栗粉などの粉類や、米やじゃがいもなどの糖類と混ぜて成形されているもののことです。
赤ちゃんが食べ物に興味を持ち始めた9カ月ごろに、手づかみ食べの練習としておやきをスタートする人が多いです。
うまく食べさせるコツは、赤ちゃんが持ちやすくて食べやすい形に成形することや、赤ちゃんに合った固さに調節することです。
最初のうちはうまく口に運ぶことができませんが、食べものを握りつぶし、手で感触を確かめたりして、食べこぼしたり、口に詰め込み過ぎたりを経験しながら一口の量を覚えていきます。
おやきは赤ちゃんに合った大きさや固さに調節できるので、手づかみ食べの練習にぴったりです。
こちらの記事も参考にしてください。
>>離乳食で遊ぶ、、手づかみ食べはどこまで許していいの?
手づかみ食べの重要性
手づかみ食べは汚れるし、お行儀が悪いからイヤだと思っているお母さんも多いのではないでしょうか。
テーブル周りだけではなく、赤ちゃんやママの服も汚れて掃除がより一層大変になるんですよね。
しかし、手づかみ食べによって赤ちゃんの食べる意欲を引き出すだけではなく、食べものを目で確かめ、手を使って口に運ぶ一連の流れは、脳の発達段階においてとても重要なことです。
最初は手を全部使って、ギュッと握ります。
いろいろな食材を手づかみさせることによって指先を使うようになり、少しずつ器用になっていきます。口に運ぶ量も調節して学ぶことで、感覚器官が発達し、知恵がつきます。
また、スプーンや食器などにも関心を持ち始め、箸などの移行もスムーズにいきます。
手づかみ食べを繰り返すことによって、赤ちゃんの脳が鍛えられて、自ら積極的に取り組む力が育っていきます。
これも赤ちゃんの成長の一歩だと思うと、取り入れていきたいですよね。
手づかみ食べをさせるときに注意すること
はじめて手づかみ食べをさせる時は一口サイズにして、おやきの厚さも厚くなり過ぎないように注意しましょう。
また、じゃがいもなどのイモ類は水分が少ないので、マッシュしていても喉につまりやすいです。
おやきのかたまりのまま飲み込んでしまわないように、食事中は当たり前ですが、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
おやきに入れる材料は月齢にあったものを選び、味加減や食材の大きさなども気をつけるようにしましょう。
おやきの冷凍保存は?
おやきは冷凍保存することができます。
おやきが冷めたら1つずつラップに包み、冷凍用保存パックに移しかえます。
注意してほしいことは、おやきに冷凍保存していた野菜などの材料を使ってはいけないところです。
その場合再冷凍になってしまいますので避けましょう。
手づかみ食べにおやき おすすめ離乳食レシピ
7ヶ月以降のモグモグ期におすすめレシピ
かぼちゃとコーンのおやき
赤ちゃんの大好きな組み合わせ。自然な甘みで大人が食べても美味しかったです。
おやきの固さは片栗粉の量で調節できます。
多めに入れると固めのおやきに仕上がります。
焦げやすいので注意してください。
材料
- かぼちゃ・・1/2
- コーン(ホールタイプ)・・1/2
作り方
- ホールタイプのコーン缶の水気をきる。かぼちゃはタネと皮をとり、一口大にきる。
- 1.と水を小鍋に入れて、やわらかくなるまで茹でる。
- 鍋から取り出し、熱いうちにマッシュする。片栗粉で固さを調節する。
- フライパンを温め、丸く成形する。(サラダ油をひくと焦げにくくなるますが、今回は油はひかずに作りました。)
- 中弱火で両面に焼き色がつくまで焼く。
野菜のおやき
家にある野菜を使って。食べ慣れている味なのでパクパク。
じゃがいもを使うと食材をまとめやすく、成形しやすいです。
材料
- じゃがいも・・2個
- にんじん・・半分
- たまねぎ・・半分
- 片栗粉・・適量
作り方
- にんじんと玉ねぎはみじん切りにして、じゃがいもと一緒にやわらかくなるまで茹でる。
- じゃがいもがフォークでつぶせるくらいやわらかくなったらマッシュして混ぜ合わせる。片栗粉で固さを調節する。
- 丸く成形したらフライパンを熱し、中火で両面軽く焼きめがつくまで焼く
ひじきたっぷりおやき
食物繊維やビタミンや鉄分、カルシウムなど、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素がつまっているひじき。
特に鉄分は生後9カ月を過ぎると母乳やミルクだけでは補いきれなくなり、鉄分不足になる子も多くいます。
おやきにすれば、ひじきが苦手な子でも食べやすいですよ。
材料
- じゃがいも・・50g
- 乾燥ひじき・・20g
- にんじん・・10g
- 片栗粉・・適量
作り方
- 乾燥ひじきは水で戻し、水気をきったらみじん切りにして、やわらかく茹でる。
- にんじんはみじんぎりにして、じゃがいもと一緒にやわらかくなるまで茹でる。熱いうちにマッシュする。
- 1.,2.を混ぜ合わせて、片栗粉で固さを調節する。
- 成形したらフライパンを熱し、中火で両面軽く焼きめがつくまで焼く。
♣離乳食中期後期~さつまいも豆腐おやき♣
赤ちゃんの食べ慣れた食材で、優しい甘さで食感も◎。
材料
- さつまいも・・30g
- 豆腐・・50g
- 片栗粉 ・・小さじ1~小さじ3
作り方
- さつまいもに火を通し柔らかくします。
- 材料をすべて器に入れます。片栗粉は粉のまま。
- 練るように混ぜ合わせます。
- 食べやすい大きさにテフロン加工のフライパンで油もひかずに焼いていきます。
- 弱火で焦がさないようにひっくり返しながら焼く。
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/1015601)
【離乳食】豆腐のおやき
栄養バランスばっちり。豆腐を入れることでじゃがいものモサモサ感も気にならなくなります。
材料
- 豆腐(木綿)・・1/3~半丁
- じゃがいも・・1個
- しらす干し・・小さじ1
- 鮭(ほぐしたもの)・・小さじ1
- ほうれん草(みじん切り)・・小さじ2
- 片栗粉 ・・少々
作り方
- じゃがいもの皮をむきを一口大に切って水にさらしてから、柔らかくなるまで水から茹でます。
- ほうれん草は茹でて水にさらしてみじん切りに。しらす干しは、必要なら一度茹でて細かく切っておきます
- 鮭はほぐします 豆腐は軽く茹でておきます
- すべてをボウルにいれてじゃがいもをつぶしながら材料を混ぜます。片栗粉をいれて混ぜます
- 好きな大きさに丸めて、フライパンで油をひかずに両面焼いたら出来上がりです。
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/4401036)
簡単さつまいもバナナおやき。離乳食にも◎
砂糖を使わなくても甘みがしっかりする組み合わせ。朝食やおやつにもばっちり。
材料
- さつまいも(小)・・2本
- バナナ(小)・・2本
- 卵・・1個
- 牛乳・・大さじ1
作り方
- さつまいもの皮をむき適当な大きさに切ってレンジで6分温めます。
- マッシャーで潰して、バナナも一緒に入れて潰していきます。
- しっかり潰せたら、卵1個と牛乳大さじ1を入れてスプーンでしっかり混ぜていきます。
- 薄くバターを引いたフライパンにスプーンでのせて弱火で焼いていきます。大きさはどのくらいでもOKです。
- 1分くらいで焼き色が付くのでひっくり返しさらに1分加熱します。火を止めて蓋をしてさらに1分余熱で温めます。
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/4378085)
まとめ
苦手な食材や、栄養価の高い食材と混ぜ合わせたり、おやつに手づかみ食べの練習としておやきを与えるのもいいですよね。
赤ちゃんは手づかみ食べを通して自分で食べられることの楽しさを知り、学んでいきます。
日々手づかみ食べが上手になっていく姿を見ていると愛おしさが増してきます。
赤ちゃんが進んで食べてくれる美味しいおやきを作ってあげたいですね。
この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます。
おすすめ記事:順番も大事!?離乳食に野菜を使うタイミングと進め方
おすすめ記事:おやつとしてもおすすめ!ホットケーキ(パンケーキ)離乳食レシピ!
おすすめ記事:離乳食で遊ぶ、、手づかみ食べはどこまで許していいの?