お掃除中に掃除機の音を怖がって泣いてしまう赤ちゃんは結構いるそうです。
泣くのがかわいそうだからといって掃除をしないわけにはいきませんし、先輩ママたちはどのように対処してきたのでしょうか?
先輩ママの体験談を交えながら、赤ちゃんがいる家庭で掃除機をかけるときのコツや、赤ちゃんが泣くときの対処法などについてご紹介いたします。
赤ちゃんが掃除機で泣く時の対処法とは?
先輩ママの体験談とアドバイス
きっと急に大きな音が出てびっくりするのだと思います
「うちの赤ちゃんは掃除機をかけると泣きます。
きっと急に大きな音が出てびっくりするのだと思います。
そして大好きなお母さんは掃除機に夢中で自分には構ってくれないし、抱っこもしてくれないので泣いているのだと思います。
やはり赤ちゃんが掃除機をかけると泣いてしまったら、掃除機をかけ続けるのではなく一旦手を止めておんぶをするか、抱っこ紐をして掃除機をかける方が泣き続けなくて済むと思います。
(中略)只今2歳5ヶ月。
ようやく掃除機の音にも慣れて泣かない様になりました。
それまでは、掃除機をかけると泣きながら逃げるので、おんぶして子供が泣く中掃除機をかけたり、毎日はフロアーシートで拭き掃除のみにし週末パパに赤ちゃんを預けて掃除機かけたりしていました。」(東京都 R.K)
大きな音も「ママが一緒だから怖くないよ」と話しかけました
「我が子は生まれてから生後5か月くらいまでは、掃除機をしていても全く泣かずに寝てしまうこともありました。
ですが、生後6か月から泣いてしまうようになりました。大きな物体がママの後ろをうろうろしていること、大きな音にびっくりして泣いているようでした。
掃除機をするときはまず抱っこ紐でおんぶをして大きな音も『ママが一緒だから怖くないよ』と話しかけました。
少しずつ怖がらなくなってきたら、掃除機をかけているときは子供の大好きなテレビ番組を見せていたところ、気がつくと泣かなくなりました。
赤ちゃんなりに掃除機を怖がったりして泣いているのだと思います。
お腹が空いたり、おしりが汚れてきもちが悪くて泣いていた頃とはまた違った泣き方に成長も感じられますよね。
いきなりは無理でも、少しずつお子さんが掃除機を克服されるといいですね。」(千葉県H.H)
起きていても寝ていても普段通りに生活をしました
「母親から『初めての子だと静かにしすぎて神経質になるよ!』と言われ、生活音に慣れさせました。
掃除機の音、食器を洗っている時の音で泣いてしまっていたので、起きていても寝ていても普段通りに生活をしました。
夜の就寝時間はさすがに静かにしますが、それ以外は側でも掃除機をかけたり、食器洗いをしているうちに全く動じなくなりました。
私がもともと神経質な性格で、寝ているときは静かにすることを心がけていましたが逆だったようです。
母親に教えてもらって実践したことにより、生活音に慣れてくれて家事もだいぶ楽になりました。
赤ちゃんのときは特にほとんど寝ているので、音を気にしながらだと親が疲れてしまいますもんね。
普段通りの生活!やってみてください。」(東京都 A.K)
赤ちゃんが掃除機で泣く時の対処法は?
先輩ママの体験談を見ていると、赤ちゃんが掃除機の音を怖がって泣いたときの対処法は大きく分けて以下のとおりです。
- 赤ちゃんを掃除機の音が聞こえないところに移動させる
- 抱っこ紐でおんぶしながら掃除する
- 何かに夢中になっている隙にかける
- あえて生活音に慣れさせる
- 掃除機を使わずに掃除する
それぞれ細かく見ていきましょう。
赤ちゃんを掃除機の音が聞こえないところに移動させる
音が怖いのであれば、なるべくその音を聞こえないようにしてあげる、という方法です。
一番効果はあると思いますが、ママひとりでは長時間赤ちゃんから目を離しておくのは心配ですよね。
できればパパや上の兄弟がいるときに、別の部屋で一緒に遊んでもらったり、お散歩に連れて行ってもらえると助かりますね。
抱っこ紐でおんぶしながら掃除する
掃除機をかけていて赤ちゃんが泣く原因は、掃除機の音が怖いから、という以外にママが構ってくれないから、というのもあるそうです。
赤ちゃんをおんぶして話しかけてあげながら掃除することで、赤ちゃんはほっとするようです。
またママの体温を感じることで恐怖心も和らぎ、中には掃除機がけの最中に寝てしまう子もいるようです。
何かに夢中になっている隙にかける
赤ちゃんが一人で遊んだりTVを見られる年齢になっているなら、好きなおもちゃを渡したり、好きな番組を見せているうちに掃除機をかけてしまいましょう。
もちろん音は怖いと思うのですが、遊びたい、TVを見たいという気持ちが優先している場合は、掃除機をかけてもあまり気にならず、遊びやTVに集中していてくれることもあります。
あえて生活音に慣れさせる
掃除機のほかにも、洗濯機の脱水音やドアが急に閉まる音など、生活をする中で大きな音が出るものはたくさんあります。
それら全部を取り除くのは不可能な話ですので、いっそのこと赤ちゃんが泣いても何もせずに大きな音に慣れてもらう、という手もあります。
慣れるまでは毎回泣いて大変かもしれませんが、赤ちゃんは環境に適応する能力もありますので、一旦慣れると大抵の生活音は平気になります。
掃除機を使わずに掃除する
赤ちゃんが掃除機を嫌がる場合でなくても、育児中はやることが山のようにあり、なかなか掃除機をかけるタイミングがつかめないこともあります。
そんなときは無理をせずに掃除機以外の方法で気になるところだけパッとお掃除してしまい、他の人が赤ちゃんを見てくれる時間や、まとまった時間が取れた時に掃除機がけをすると良いでしょう。
掃除機をかけられないときのお役立ち掃除グッズ
ほうきとちりとり
昔ながらのお掃除セットです。掃除機のように電源を入れたりしなくても、気づいたときにサッと掃除できるので便利。
小さめのほうきとちりとりがセットになった商品もあり、安く販売されていますので、各部屋に置いておけば、わざわざ別の部屋にほうきとちりとりを取りに行ったりしまったりする手間もなくて楽です。
フローリングワイパー
フローリング床のお部屋には非常に便利なお掃除グッズです。
ドライタイプのシートでほこりを取り除いたあと、ウェットタイプで拭き掃除をすれば床がピカピカになります。
汚れてもシートを替えれば良いだけですので手間いらずですし、柄の長いものだと腰を曲げる体勢にならなくても良いので楽に掃除ができます。
ホコリは夜住人が活動していない間に床に溜まるので、朝おきてすぐにフローリングワイパーを使って掃除をするのがおすすめです。
粘着カーペットクリーナー
いわゆるコロコロ。カーペット床やソファなどの掃除をするのに便利です。
幅の広いものやミニサイズ、強粘着タイプなど様々な種類がありますので、用途や好みに合わせて選んでください。
ロボット掃除機
赤ちゃんと一緒に外出している間に部屋の掃除機がけをしてくれるので、赤ちゃんが泣く心配もありませんし、ママもとても楽できます。
費用はかかりますが、特に赤ちゃんにいる家庭にとっては非常に便利な商品だと思います。
赤ちゃんが掃除機の音を嫌がる場合には上記で紹介した方法を試してみてください。
赤ちゃんの場合、1度上手く行った方法でも、次回も上手く行くとは限りません。そんなときは別の方法を試すなどして、上手に対応してあげてください。
赤ちゃんがいる家の掃除機がけのコツ!嫌がる場合の対策は?
赤ちゃんがいても掃除機をかけた方が良い理由
家の中にあるホコリにはハウスダストやダニなど、アレルギーの原因になるものも含まれています。
単に家の中を清潔にするだけでなく、掃除機をかけることは赤ちゃんのアレルギー予防にも効果があります。
毎日は無理でも週に1回は掃除機をかけるようにしたいですね。
赤ちゃんのための掃除機選びのポイント
掃除機によっては吸い取ったハウスダストやダニが排気に交じって一部排出されてしまうようなものもあります。
掃除機を選ぶときには吸引力だけでなく、排気のきれいさにも注目しましょう。
紙パック式の場合
紙パック式の掃除機の場合は、掃除機自体より、品質の高い紙パックを使うことが重要です。
多層構造になっている紙パックの場合は抗菌効果や防臭効果があります。
安価な各社共通の紙パックも販売されていますが、排気のきれいさに着目するのであればメーカー専用の商品を使うのがおすすめです。
サイクロン式の場合
サイクロン式の場合はゴミ入れの部分のお手入れが必要になります。
お手入れのしやすさをチェックするのも重要ですし、排気削減にこだわる場合は「ULPAフィルター」「HEPAフィルター」などの高性能なフィルターを採用しているものを選ぶと良いでしょう。
赤ちゃんがいる家庭で掃除機をかける時の注意点
- 掃除機の排気がでるので、換気のためには窓は開けながら掃除機をかける
- ハウスダストの量を減少させるためにも、出来る限りマメにかけるようにする
- 排気にハウスダストが含まれている可能性もあるので、掃除機中は赤ちゃんを遠ざける
- 赤ちゃんがハイハイしながら掃除機をおいかかえる場合はやめさせる
赤ちゃんがいる家庭で掃除機をかけるベストタイミングは?
掃除機の音を怖がらない赤ちゃんの場合
掃除機の音が平気な赤ちゃんは、寝ている間に掃除機をかけてしまうのが一番良いです。
床に寝かせている場合は、掃除機の排気がかからないように気をつけましょう、不安な場合はベビーベッドや別室に寝かせておくのが安心です。
掃除機の音で起きる場合には、朝や夕方などの赤ちゃんに起きていて欲しい時間帯にかけるようにしましょう。
掃除機の音を怖がる赤ちゃんの場合
掃除機の時間を短縮するため、事前にフローリングモップをかけるなどして、ある程度きれいにしておきましょう。
そうすると掃除機時間の短縮でなるだけでなく、ハウスダストも効率的に除去されるそうです。
この場合も赤ちゃんに起きていてほしい朝や夕方などの時間帯にかけるようにしましょう。
赤ちゃんがいる家庭での正しい掃除機のかけ方
ホコリを吸うだけでなく、ダニやハウスダスト除去など、掃除機の効果を最大限に発揮するために、掃除機は正しい方法でかけましょう。
フローリングの場合
床がフローリング素材の場合は、汚れが目立ちにくいのですが実は皮脂汚れやハウスダストが付着しています。
これらの汚れを取るためには、フローリングの目に沿って掃除機をかけるが大事。
その際、あまりヘッドを床に強く押し当てるとフローリングに傷がついてしまうので、優しく滑らせるだけで大丈夫です。
フローリングの掃除は朝がおすすめ!
先ほども書いたとおり、フローリングの掃除機がけは朝一番にするのがおすすめです。
ホコリは人が動くと空中に舞い上がります。家族みんなが寝静まり、活動しなくなりと舞い上がったホコリが床に落ちて、朝には降り積もった状態になっています。
そこで掃除機をかけて一気にホコリや汚れを吸い取ってしまいましょう。
畳の場合
畳の場合は、フローリングと似ていて、畳の目に沿って、なるべく力をいれずに滑らせるようにしてかけます。
畳にはフローリング以上にダニが潜んでいるので、全て吸い取れるようにゆっくりとかけるようにしてください。
畳は夜がおすすめ
ダニは夜行性で夜に活動を始めるので、暗くなってから掃除機をかけるのがおすすめです。
朝や昼に掃除機をかけたい場合はカーテンを閉めて部屋を暗くし、1時間後ぐらいするとダニが夜と勘違いして動き出すので、そのタイミングで掃除機をかけるようにしてください。
カーペットやラグマットの場合
カーペットやラクマットや毛と毛の間にホコリや食べかすなどの細かい汚れが溜まってしまいますので、より掃除機での掃除が重要になります。
フローリングや畳とは逆に、毛足に逆らって、ゆっくりと掃除機を動かすようにしてください。
まず一定方向に掃除機をかけ、つぎに先ほどかけた方向とは垂直方向になるように二度がけします。
そうすると取り除きにくいゴミをしっかり吸い上げることができます。
赤ちゃんがいる家庭では特に、ハウスダストの量を効率よく減らせるよう、掃除機は正しい方法でかけましょう。
高機能なフィルターや紙パックを内蔵しているものだとより安心ですね。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんが掃除機の音を怖がって泣いてしまうときには、恐怖心を減らすために色々対策してあげてみてください。
何もせずに音に慣れさせる、というのもひとつの対策です。掃除機はホコリを減らすだけでなく、ハウスダストの予防にも繋がりますので、正しいやり方で、できるだけマメにかけるようにしましょう。
掃除機をかけるのが難しいときも、他のやり方で掃除をするようにしてください。