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パパやママと赤ちゃんの愛情をグッと深めるスキンシップのひとつであるベビーマッサージ。
パパやママの優しい声と温かい手のひらを通して、赤ちゃんもパパもママも心も身体も満たされ健やかな成長が促されるこのベビーマッサージ。ぜひお家でもトライしてみたいですよね!
今回はベビーマッサージはいつから始めればいいのかという疑問にお答えします。そしてマッサージをしてもいい時としてはダメな時も合わせてご紹介します。
ベビーマッサージはいつから始めていいの?
ベビーマッサージをいつから始めるかという事については諸説色々あり、ベビーマッサージ講師により意見は様々です。
生後間もなくの赤ちゃんは皮膚が非常に薄くまだ摩擦にも慣れておらず、またパパやママも特に始めてのお子さんだと抱っことお世話で精一杯であったり、ママも身体を休める時期でもあるため、基本的には本格的なベビーマッサージを開始するのは赤ちゃんの首が据わり始めるおおよそ生後2ヶ月以降が好ましいと言われています。
しかし、生まれて間もない赤ちゃんでも服の上からそっとさすってあげたり、オムツ替えの時などに優しく足を撫でてあげるだけでも十分に良いスキンシップです。
赤ちゃんの様子を見ながら少しずつステップアップしながら進めてあげるのが良いかもしれませんね。
赤ちゃんにもパパやママにもストレスなくマッサージ出来ることが一番です。
ベビーマッサージをしてはいけないとき
赤ちゃんの機嫌が悪いとき
赤ちゃんがご機嫌が良くなくぐずっているような時は避けましょう。
大人だって気分が優れない時やイライラしている時はあまり構って欲しくないと思ったりしませんか?赤ちゃんの場合はお腹が空いていたりオムツが汚れていたり、理由があって泣いている事も多いのでマッサージによってその理由に気づいてあげる事ができないと言う事のないように、出来るだけご機嫌ナナメの時は避けましょう。
無理にベビーマッサージをすると赤ちゃんがベビーマッサージを苦痛に感じてしまい「ベビーマッサージ=苦痛な時間」と認識し、以後マッサージをする際にいつもご機嫌が悪くなるという事になり兼ねません。
予防接種前後24~48時間以内
マッサージをすると好転反応といってマッサージ後に湿疹ができる事があります。
これは体調が悪かったり病気であったりする為ではなく、マッサージによって体の老廃物が身体の外に出た証であり、好転反応による湿疹は悪いものではありませんが、予防接種の際湿疹があると注射をしてもらう事ができません。
せっかく時間を作って予防接種に連れて行ってもその為に先延ばしになってはパパやママも赤ちゃんも大変です。
また、マッサージをする事で血行が良くなり血流が良くなるので予防接種後もオススメできません。予防接種の前後最低でも24時間、ゆとりを持って48時間は念のためベビーマッサージはお休みしましょう。
腫れやアザなど皮膚に炎症を起こしているとき
赤ちゃんの頃は皮膚も弱くあせもや湿疹ができやすいものです。そんな時はマッサージなどで患部を刺激せずマッサージは中止して下さい。
ベビーマッサージに使用するマッサージ剤は基本的にはオイルである事がほとんどです。
特にあせも等がある場合オイルが毛穴をふたしてしまい治癒を遅らせる原因にもなり兼ねません。赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。
毎日の観察も兼ねベビーマッサージをし、異変があれば速やかにマッサージを中断し医師の診察を受けましょう。
赤ちゃんの具合が悪いとき
中には赤ちゃんは発熱した時熱が頭にこもりやすいので、ベビーマッサージによって熱を分散させる為にも発熱時にはベビーマッサージが有効である。と言う方も居ますが、基本的には体調の悪いときにはベビーマッサージは行わない方がいいでしょう。赤ちゃんの具合が悪いときに必要なのは十分な休息と水分と、パパやママの優しい抱っこです。
ミルクやおっぱいを飲んだあと、満腹のとき
ミルクやおっぱい等を飲んで満腹状態の時にベビーマッサージをするのは避けましょう。
適度に圧をかけてお腹や胸をマッサージするので、せっかく飲んだミルクやおっぱいを吐いてしまうかもしれないからです。空腹でもなく満腹でもない時間を選ぶといいですね。
人やテレビなどで賑やかいとき
お家にお客さんが来ていたりテレビやラジオなどがついていて騒がしい環境でのマッサージはオススメ出来ません。
ベビーマッサージはパパやママと赤ちゃんがマッサージによって親子のコミュニケーションをはかり愛情を深めるのが目的です。マッサージするパパやママが誰かとおしゃべりしていたり、テレビやラジオに気を取られて赤ちゃんを見てあげられなかったら、ベビーマッサージをする意味がなくなってしまうのです。
また、ざわざわと騒がしい環境では赤ちゃんもそわそわ落ち着かずゆったりとした気持ちでベビーマッサージを受ける事ができません。
マッサージをする側のパパやママも、マッサージを受ける側の赤ちゃんもお互いにベビーマッサージという行為に集中できる環境が整わなければ、その時にマッサージすることはオススメできません。
パパやママの気分や体調が優れないとき
寝かしつけの際など寝かしつけるパパやママが「「早く寝ないかな」と思い少し焦ったりイライラしたりしていると赤ちゃんはそれを察してかまったく寝ず、しまいしはグズグズ泣き出した」なんて話は聞いたことありませんか?それは赤ちゃんにパパやママの焦りやイライラの気持ちが伝わるからと言われています。
なんとなくの雰囲気でそう感じるのか、はたまた抱っこした時の鼓動やぬくもりで感じるのかはわかりませんが、これはマッサージにもまったく同じことが言えます。
まったく同じようにマッサージしているつもりでも、イライラしている時と穏やかな気持ちでいる時とでは手のぬくもりや動きはまったく違うと言われています。また声のトーンも自然と変わってくることでしょう。
マッサージする側のパパやママもされる側の赤ちゃんもお互いが癒し癒され温かい肌のぬくもりを感じてコミュニケーションをはかる事が目的なので、パパやママの気分や体調が優れない時はベビーマッサージはお休みしましょう。
ベビーマッサージやっていいとき
- 赤ちゃんの機嫌のいいとき
- パパやママの気分や体調のいいとき
- お風呂上りや夜寝る前がおすすめ
すでに「やってはいけないとき」を前述していますので、基本的にはそれ以外の時であればベビーマッサージをやってもいい時という事になります。
赤ちゃんが体調など崩しておらず機嫌が良く、また同様にパパやママも体調が良く心身ともにリラックスした状態である事が好ましいでしょう。
特に保湿も兼ねてお風呂上りにマッサージしたり、夜寝る前にマッサージする事によって適度な疲労感とリラクゼーション効果により赤ちゃんは夜よく寝てくれるようになると言われています。
また、夕方になると酷くグズる黄昏泣きをする赤ちゃんは、その少し前にお腹や仙骨の辺りのマッサージを念入りにしてあげる事で黄昏泣きの緩和につながると言われいています。
これは黄昏泣きの原因のひとつが夕方になるとお腹に溜まったガスが苦しくて泣くという説があるからで、お腹のマッサージでガス抜きを手伝ってあげることで黄昏泣きを回避する為だと言われています。
このように目的によってマッサージする時間帯を選ぶのも良いでしょう。
まとめ
今回はマッサージを始める時期についてとやっていい時いけない時をご紹介しました。
始める時期ややっていい時など明確な決まりはありません。また毎日継続してやらなければいけないという事もありませんので、赤ちゃんの様子をよく見てパパやママのいい時に、一通りの手順ができなくとも、オムツ替えの時に少し足をさすったり、お着替えの時に軽く撫でたりするだけでも十分に愛情は伝わります。
あまり「やらないと!」と気負わずに赤ちゃんとの濃密なコミュニケーションの時間を大切にチャレンジしてみて下さいね。