X

妊娠さんの肌荒れの原因は!?肌荒れの原因とおすすめの対処法

Sponsored Link

妊娠中は様々な体の変化が見られますが、その中で対処に困りがちなのが「肌荒れ」だと思います。

妊娠すると肌質が変わる人も多く、敏感になったり乾燥しやすくなったり、吹き出物などの目に見えるトラブルが起こる人もいると思います。

しかし妊娠中ということで体に影響の少ないものを使ってケアしていきたいと考える人もいるでしょうし、妊娠した途端今まで使っていたスキンケア用品や、こだわっていたスキンケア方法が合わなくなってしまうこともあります。

このページでは妊娠中の妊婦には様々な体の変化が起こるといえど、その体の変化の一つである肌荒れの原因はなんなのか?その理由と対処法をご紹介したいと思います。

妊婦さんの肌荒れ|妊娠初期の肌荒れが起こりやすい原因は?

妊娠初期の肌荒れは、「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌が増加することが原因の一つだと言われています。

「プロゲステロン」は妊娠をサポートしてくれるホルモンでもあり、卵巣から分泌される「プロゲステロン」は子宮内の状態を整えながら胎盤を形成し、胎盤が完成する妊娠16週頃になると胎盤から分泌され、妊娠の持続をサポートしてくれます。

「プロゲステロン」には、皮脂量の増加やメラニン色素の生成促進する働きがあり、生理前にも多く分泌されます。その為、皮脂量の増加によって肌がべたついたり、吹き出物が出たり、メラニン色素の生成促進によってシミやそばかすが増えたりすることがあります。

「プロゲステロン」には胃や腸にある筋肉を緩める作用もあり、消化器官のぜんどう運動が低下しやすくなります。その為、便を下に押し出す力が弱くなり、弛緩性便秘を引き起こします。便が溜まると排出しきれない毒素が肌表面に吹き出物となって表れます。

また、つわりで栄養や水分が十分に摂れなかったり、睡眠不足などによって、血行不良によるくすみや、むくみ、たるみを引き起こすこともあります。

妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養が吸収されやすくなっていたり、体の中がどんどん変化していくので、そちらに栄養がまわってしまう事が考えられます。

妊婦さんの肌荒れ|妊娠初期の肌荒れ、どんな症状?

妊娠初期に見られる肌荒れは、下記の様な肌荒れの症状があらわれます。

  • 皮脂の分泌量が増えたことによって、油分過多となり吹き出物が出る
  • 皮脂の分泌量が増えべたつきを感じやすくなると過度なケアをしてしまい、かえって乾燥してしまう場合も
  • メラニン色素の生成が促進されることによってシミやそばかすが増える、濃くなる
  • 便秘によって体内に毒素が溜まり、それが吹き出物となる
  • 栄養不足や睡眠不足による、肌の乾燥やたるみ、目の下のクマ
  • ホルモンバランスの乱れなどで妊娠前までに使用していた化粧品が合わなくなりトラブルが起こる場合も

おすすめの妊娠初期の肌荒れ対処法&対策

皮脂の分泌が活発になっているので、食品による油分の摂取を控え栄養バランスの整った食生活を心がけましょう。

体内に毒素を溜め込まないようにすることが大切です。

様々な種類の野菜を摂るのは難しいですが、スムージーにしてしまえば簡単にたくさんの栄養素を摂取することができます。摂りたい栄養素や好きな食べ物を組み合わせてオリジナルスムージーを作るのも楽しいと思います。

また、妊娠中は薬に頼るのは気が引ける、という方もいらっしゃるかと思いますが、便秘に悩み始めたら、妊婦健診などで病院で相談してみましょう。弱めのお薬から順々に様子を見ながら処方してくれると思います。

また、妊娠初期は体も心も不安定なことが多く、ストレスを溜めてしまいがちになります。リラックスする時間を設け、身も心も休めてあげることがお肌の健康にも繋がります。睡眠不足や疲労は肌トラブルの原因にもなり、くすみやたるみなど、肌の老化にも繋がります。

せっかくのマタニティライフを楽しく過ごすためにも、しっかりと休養を摂ることも大切です。

そして、妊娠中は肌が敏感になることもあるのでスキンケア用品も無添加の物に変えたり、手作りの物を使用してみるのもいいと思います。私が妊娠していたときは、妊娠前と同じスキンケア用品を使ってもピリピリと刺激を感じてしまい、かといって選りすぐって高値のものを試す余裕もなかったので、自分好みの化粧水を手作りしていました。薬局などで材料は簡単に手に入るので、お手軽に始められます。

妊娠初期の肌荒れに効く、スキンケアとおすすめの使い方は?

妊娠初期は皮脂の分泌が増えるので肌がべたつく人もいるかと思いますが、肌が脂っぽいからといって、油分を取り除いてばかりいると、肌は油分が足りていないと勘違いして余計に皮脂が分泌されてしまい、肌の脂っぽさを助長させかねません。

また、油分を取り除きたくてケアをしているつもりでも、水分まで取り除いてしまうと肌の乾燥にも繋がります。肌がべたついている時こそ、しっかりと保湿が必要です。肌の水分と油分のバランスを保つことで自然と落ち着いてきます。

妊娠して、急に肌荒れを起こし始めたからといっても、刺激に弱い時期でもあるので気長にケアを続けていきましょう。また、摩擦に弱くなることもありますので、過度なピーリングは避け、コットンで刺激を感じるようであれば手で直接スキンケアするようにすると良いです。

妊娠中期~後期の肌荒れが起こりやす原因は?

妊娠初期に比べて体調が落ち着いたり、妊娠している自分自身に慣れてくるであろう妊娠中期~後期ですが、まだまだ肌荒れが落ち着かない、なんて方もいますよね。

お腹がどんどん大きくなってくる妊娠中期~後期ですが、お腹が大きくなるにつれて苦しさを感じることも出てくるのではないでしょうか。

胃が圧迫されていっぺんにたくさん食べられなくなったり、というのはよく聞きますが、そのほかにも大きくなったお腹、子宮に圧迫されて機能が低下している内臓があります。そのひとつが、肝臓です。肝臓は機能が落ちてくると、胆汁の循環がうまくいかなくなり、溜まりやすくなります。胆汁の成分が蓄積するとヒスタミンが増加し、見た目には何もなくても皮膚にかゆみが生じます

また、子宮により多くの水分を取り込もうと体が働いたために母体自身には水分が足りなくなって乾燥することもあります。お腹が大きくなるにつれて皮膚がつっぱるようになり、そこが痒くなることもあります。

そして、胃や腸も圧迫されて狭くなってくると排出されにくくなり、体内に毒素が溜まりやすくなってきます。お腹が大きくなるにつれて力むのも気が引けたり、思うように力が入らず便が出せなかったりします。そうすると体内で毒素はどんどん溜まっていき、それが皮膚表面へ吹き出物として排出されはじめます。

妊娠中期~後期の肌荒れはどんな症状?

とにかく全身が痒い

見た目にわかるブツブツもあれば、まったく何も出ていないのに痒い場合も。

お腹が大きくなるにつれて皮膚がつっぱるような感覚があり、痒みを生じることも

皮膚のつっぱりを感じ始めたら特に注意が必要です
皆さんが恐れる”妊娠線”ができ始めているかもしれません…
妊娠線とは体型の急激な変化に皮膚の細胞がついていけずに断裂が起き、線状斑が現れることをいいます

吹き出物

毒素の排出が上手くいっていなかったり、ホルモンバランスの乱れによるもの

おすすめの妊娠中期~後期の肌荒れ、対策

吹き出物に関しては、妊娠初期で前述したとおり、体調に合わせてケアをしていくことが大切です。

ただ、同じ妊娠中であっても初期、中期、後期によって肌の状態が異なる場合もありますので、少しずつ状態を見ながらケアを行ってください。急に改善しようとすると負担になる場合もありますので、焦らず、原因をしっかりと考え、自分自身と向き合いながらゆっくりと行ってくださいね。

体の痒みに関しては、原因は様々ですが、まずは規則正しい生活を心がけ、免疫力の低下を防ぐことです。規則正しく生活し、しっかりと休養を取ることによって身も心も安定しやすく、様々なトラブルを防ぐことができます。

また、大きくなるお腹を止めるわけにはいきませんが、体重のコントロールをしっかりと行い、ゆるやかに体重を増やしていくことによって皮膚への負担も減り、妊娠線も出来にくくなります。

そして、見た目に変化のあるなしに関係なく、保湿をしっかりすることが大切です。肌をしっかりと保湿すると、肌のバリア機能の低下を防ぎ、さまざまな外部からの攻撃にも耐えることができます。

汗疹や湿疹など、何か原因の特定できるような痒みであれば病院でお薬を処方してもらってください。ステロイドの入っているお薬であっても皮膚から吸収される量は極少量だと言われており、赤ちゃんや母乳への影響はほとんどないと考えていいそうです。

妊娠中期~後期の肌荒れに効く、スキンケアとおすすめの使い方は?

妊娠中期~後期におこる痒みにおすすめするケアの方法をご紹介します。
まずは体を常に清潔に保ち、一度刺激を感じた化粧品や石鹸などは使わないようにしましょう。ピリピリしただけのものが、回数を重ねると肌に赤みが生じたり、ボロボロになる場合もあります。

また、新しい化粧品などを購入する際にはメーカーや使い心地、香りだけでなく、裏面などに表記されている成分を見てください。

アレルギーとなる成分が少量でも含まれていると妊娠前はなんともなくても、敏感になっている肌が過剰に反応してしまうこともあります。メイク用品だけでなく、ボディソープや洗顔せっけんなど、肌に触れるすべての物に原因があると考えてもらったほうがいいと思います。

入浴後に保湿をするのはもちろんですが、汗をかいたあとや、寝起きなど、布で皮膚をこする機会のあった後には保湿を心がけてください。

保湿するクリームは刺激のない、市販の物でも構いませんし、妊娠線の予防に特化しているとされる商品もあります。また、病院で薬の入っていない保湿剤を処方してくれますので、そちらも手軽に利用できると思います。

まとめ

いかがでしたか?妊娠中は様々なトラブルが次々と起こる方も多く、せっかくのマタニティライフなのに…と参ってしまうかもしれませんが、こまめに少しずつケアをしていくことで、トラブルを回避することができます。

様々なトラブルやその原因、対処法などをご紹介しましたが、これらは特別な事ではなく、”健康的”な生活を心がけることによって対応していけることばかりです。

そのときの状態に合わせて、少しずつ、無理のない程度にケアを行っていきましょう。

be-a-mother編集部:
Related Post