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子供はお絵描きが大好きですが、当然、年齢とともに描けるレベルも徐々に上がってきます。
最初はグルグル力任せに描くのが精一杯だった子も、小学生に上がるころには色鉛筆の繊細な線で人の顔も描けるようになるなんて凄いですよね。
子供の成長段階に合った画材を選んであげるようにすると、より表現の幅が広がっていくでしょう。
今回は幼児期から小学校高学年まで、年齢に合わせたおすすめの画材セットをご紹介します。
大人にも魅力的な商品を沢山ご紹介しますので、ぜひご覧ください。
子ども幼児が楽しく使える画材セット4選!思い出を絵に描いて残そう!
0~2歳(幼児期):歌や音楽にあわせて楽しく!ぐるぐる・ぐしゃぐしゃ描く。描く素材の変化を楽しむ
この時期は絵というよりも、ほぼ殴り書きの状態です。
身体全体を使って、自由に描かせてあげましょう。
画用紙が狭いようなら、床に模造紙を広げて描かせるのもおすすめです。
この時期は何よりもお絵描きの楽しさを知ってもらうことを第1目標に、ママやパパもその日あったことを話したり、歌を歌いながら、雨粒を点々で表現したり、雲や湯気をぐるぐる描いて、子供と一緒に楽しくお絵描きしてください。
現代の子は筆圧が弱いと言われています。
小さいうちに力任せに自由にお絵描きを楽しむことで、筆圧アップにもつながりますので、殴り書きのようなものも否定せず、描きたいように描かせてあげましょう。
画材はグッと掴んで描けるクレヨンのようなものがおすすめです。
1歳を過ぎた頃になると、素材の違いが分かるようになってきますので、クレヨン以外にも蛍光ペンやマーカー、色鉛筆を持たせてみましょう。
部屋が汚れるのを気にしないのであれば絵の具も良いと思います。
例えば、赤色と青色を混ぜると紫色になるといった色の変化も教えてあげると喜びますよ。
どんどん新しいことに挑戦させてあげてください。
描くものも、白い画用紙だけでなく、黒板やダンボールなど違った素材や色のものに描かせてみると、子供はまた新たな感動が得られるかもしれません。
おすすめ画材セット|ホルベイン 「アーチストソフトパステル」
一見、クレヨンやチョークのように見える棒状の画材です。
チョークのように手で持って描くことはもちろん、カッターなどで削って出た粉を指につけて紙に伸ばしたり、他の色と混ぜて使うこともできます。
子供の皮膚への影響もきちんと考えて作られていて、有害な物質は一切入っていないので安心です。
描いたところを指でなぞってぼかすと優しい風合いの絵になり、絵に自信のない大人にもおすすめです。
2歳~幼稚園卒業まで:集中をする遊び まっすぐの線や丸、角があるものを描いてみる
幼児期になると、それまでの力任せなグルグル描きではなく、徐々に線で形を描いていけるようにはなります。
しかし真っ直ぐの線やきれいな丸を描くのには、子供は大人以上の集中力を要しますので、線や丸の練習をするときは、あまり長い時間やりすぎず、終わったらたくさん褒めて、その後に自由に描く時間もあげてください。
子供の絵を描くのが楽しいという気持ちをなくさないようにしましょう。
焦らなくてもいつかはきれいな直線や丸が描けるようになります。
角の描き方を教えるコツは、線を引いて曲がるときに「スー、カクッ」というように効果音をつけてあげると良いです。
親が見本を見せるときと、子供が挑戦するときの両方に効果音をつけて、このタイミングで曲がるんだよ、と教えてあげましょう。
直線や丸、角の描き方を覚えると、好きなキャラクターや人の顔も描けるようになります。
子供が描いたものは決して否定せず、上手に出来たところを見つけて褒めてあげるようにしましょう。
描いたものをリビングなどの良く見えるところに飾るのも、子供のやる気アップにつながります。
おすすめ画材セット|ユニ 「アーテレーズカラー」
徐々に繊細な表現が出来るようになってきたら、クレヨンよりも細い線で描ける色鉛筆を渡してみましょう。
こちらの色鉛筆は描いたあとにケシゴムを使って、紙を傷つけずにきれいに消すことができます。
好きなキャラクターや家族の顔など、描くものの目標が見つかり、上手に描くことを目指して何度も描き直しをしたがるこの時期の子供にぴったりです。
小学校入学~小学校低学年:繊細な表現や色の変化・濃淡を楽しむ
幼稚園や保育園に通っていなかった子供たちも、いよいよ学校の授業で、人前で絵を描くということを経験します。
図工以外の時間でも、せいかつの授業で朝顔の観察日記を書いたり、地図の塗り分けをしたりするなど、意外と絵を描く機会はたくさんあります。
使う道具も色鉛筆のほかに絵の具が登場し、広い範囲を塗りつぶすという作業も発生します。
幼児期までは好きなキャラクターを好きなポーズで、ときには見たことがないような構図で自由に描くことができましたが、小学校の授業では見たものをそのまま本物そっくりに描くことが求められるようになります。
細かい線での正確な描写を求められるようになる一方、絵の具を重ねることによって起こる色の変化や濃淡の違いなども学んでいきます。
描くものは制限されるようになりますが、いろいろな道具を使い技術を学んで、表現の幅はぐっと広がるはず。
子供が家に作品を持ち帰ってきたときには、良く出来た部分を褒めてあげるほか、自分でもどこが上手にできたと思うかを聞いてあげると良いでしょう。
自分で自分の良い部分を認識することで、自信がつき、その部分をどんどんのばしていけるようになります。
おすすめ画材セット|ステッドラー 「カラトアクェレル クリエイティブボックス」
色を水で溶かすことができる水彩色鉛筆です。
色鉛筆で書いた上から水でなぞるだけで水彩画風の仕上がりになりますし、芯を水で溶かして最初から絵の具として使うこともできます。
絵の具やパレットを持ち運ぶのは大変ですが、色鉛筆の状態でしたら比較的楽に持ち運べるので、屋外での写生などにも使えます。
こちらのセットには60色にブラシがついていて、気軽に水彩画風の絵を楽しめます。
色鉛筆のタッチから水でなぞると一気に絵の具のように変化する様子は、この時期の子供だからこそ理解し、楽しめるものです。
ぜひ親子でお絵描きを楽しんでください。高級感のあるウォールナット材のケースに入っていて、プレゼントにもぴったりです。
小学校中学年~小学校高学年:遠近法、にじみやぼかしなど多彩な表現が可能に
小学校中学年以上になると、遠近法や影などを使って立体を上手に描けるようになってきます。
ものを立体に描いたり、影をつけるのは最初は難しいですが、教科書に載っている静物画を参考にしたり、自分で作ったり選んだりしたものを注意深く観察することで、表現できるようになってきます。
影を表現するために何色を使うか、どの段階で影をつけるかなども個々の判断に任されるようになってきて、表現力のほかに観察力や判断力、全体を見る力や、決まった期限までに絵を完成されるスケジューリング能力なども求められるようになってきます。
技術的な面でいうと、遠近法を使って風景などを描く場合は、手前のものから描いていくと上手におさまりますよ。
上手な子は遠くの木の緑や雲をぼかして表現したりもできるようになります。
これらの表現は模倣することでも覚えていきますので、授業以外の時間で家で絵を描いているときなどは、漫画や好きなキャラクターの真似でも何でも、自由に描かせてあげると良いと思います。
絵を好きでいることが何よりも大切ですし、その時間に習得したものは授業などで求められる絵を描いたときにも活かされます。
おすすめ画材セット|「あかしや水彩毛筆 彩」
筆ペンのような画材で、毛筆で描いたような水彩画を簡単に楽しむことができます。ただ線を描いたり色を塗ったりするだけでなく、水彩ならではの水を使ったにじみやぼかしなどの表現も可能です。
若草色や朱色、牡丹色など日本の伝統色を多くそろえているので、風景画を描くのにもぴったり。
大人の方も、絵葉書などに活用できそうです。
まとめ
いかがでしたか?
子供の成長段階に合わせておすすめの画材セットをご紹介してきました。
年齢があがるにつれ、多彩な表現ができるようになるので、それを存分に活かせる画材を与えてあげると、絵はぐんぐん上達すると思います。
家族で行った旅行などの思い出を絵に描いてもらうなど、お絵描きの機会を与えてあげるのも良いですね。
子供の好きなように自由に描かせてあげること、出来た絵を見て褒めてあげることも忘れずに。
技術や表現力と同時に、お絵描きを楽しいと思う気持ちも伸ばしてあげてください。
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