子供はいつだって大人が予測できないような動きをします。
デパートや遊園地など、人が多い場所に行くときには迷子に十分注意しましょう。
運が悪いと、迷子になった子供が思わぬ事故や事件に巻き込まれてしまう危険性も考えられます。
今回は子供が迷子にならないための対策法と、迷子防止におすすめのグッズをご紹介いたします。ぜひお出かけ前にチェックしてみてください。
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迷子になりやすい年齢と場所は?
人が多い場所にお出かけにいく際には特に注意が必要。特に迷子になりやすい場所をピックアップしました。
- ショッピングセンター:70.1%
- 遊園地:26.3%
- スーパー:21.4%
- 公園:9.4%
やはりショッピングセンターや遊園地は人が多いので迷子になりやすく、広くて一度迷子になったら見つけにくいということもあります。
また迷子になりやすい年齢というのも存在するそうで、具体的には2歳~5歳。
小学生以前の年齢で、自分ひとりで不自由なく歩き回ったり走れるようになったら注意が必要、ということです。
子供の迷子防止方法<お出かけ前>
それでは早速、迷子にならないための防止対策方法をご紹介いたします。まずはお出かけ前に準備できる方法からです。
1.迷子の怖さを、しっかり子どもに説明しておく
子供が迷子になりやすい2歳~5歳は、親の話す内容をしっかり理解できる年齢でもあります。
まずは迷子の怖さについて子供に説明しておきましょう。
具体的には、パパやママとはぐれてひとりでいると、悪い人に連れて行かれておうちにかえれなくなるかもしれない、と事件や事故に巻き込まれる可能性があることをしっかり教えておきましょう。
2.迷子になったらどうするか、事前に確認しておく
もし迷子になった場合、子供がただただ泣き喚くだけでなく、どうしたらまたパパやママと会えるのか、事前に教えておいてあげることも大切です。具体的には以下のことを伝えておいてください。
- 迷子になった場所から動かない
- パパやママを大きな声で呼ぶ
- 名札をして制服を着ているお店の人や警備員に声をかける
特に3つ目については、万が一悪い人に声をかけてしまっては大変なので、誰が信用できる人なのか特徴を教えておいてあげてください。親がパニックにならないように、迷子センターの場所も確認しておいてください。
3.迷子札を用意しておく
もしも迷子になってしまっても、お店の人がちゃんと対応できるよう、迷子札を用意しておきましょう。100円ショップに売っている名札やパスケースを利用すると良いでしょう。
リストバンド型になっているものだと、海やプールに行くときにも便利です。迷子札には「子供の名前、年齢、血液型」「親の名前、携帯電話の番号」を書いておきますが、子供に持たせるときにはこれらの個人情報が内側・裏側になるようにしてください。
名前や親の連絡先を悪い人に悪用されてしまう可能性もあります。
アレルギーや持病を持つお子さんの場合は、それらの情報も一緒に記入しておくと安心です。
4.子どもの写真を撮影し、当日の服装を記録
親側が子供を捜したり、迷子センターに子供の特徴を伝えるときに、当日の服装がわかると大きな手がかりになります。
子供とお出かけに行く際には必ず写真を撮っておくようにすると、記念にもなって一石二鳥です。撮った写真は、できれば一緒にできる大人全員に共有しておきましょう。
また特に人の多い場所に行くときには、あらかじめ目立つ色の服を着せておくことも迷子防止に役立ちます。
子供の迷子防止方法<お出かけ当日>
いくら事前に対策しても、予測できないような行動をするのが子供です。
当日も気を抜かないようにしっかり対策していきましょう。
1.子供と手をつなぎ、絶対に目を離さない
一瞬目を離したすきに子供がいなくなっていた、というのが迷子です。
特に遊園地のような子供が気になるものがたくさんある場所だと、子供はいつにも増してあちらこちらへと動き回るでしょう。
行動するときは子供と手をつないで、はぐれないようにしましょう。
2.ハーネスや迷子紐も補助的に利用する
子供が手をつなぐのを嫌がる、振り払ってダッシュしていってしまう、という場合にはハーネスや迷子紐を利用するという手もあります。
これらの使用については賛否両論がありますが、子供が迷子になって連れ去られたり、事故に遭うことを思えば、マシでしょう。
最近はリュックやベストと一体になっていて、子供に直接繋がなくて良いようなハーネス・迷子紐もあります。
3.親子ブザーを活用する
携帯を持っていない子供には親子ブザーを持たせておく、という方法もあります。
親機と子機が半径500m以上はなれるとブザーが鳴るので、子どもと遠く離れてしまう心配がありません。
特に子供が2,3人いて、全員を見ていることができない、という親御さんにおすすめです。
4.GPSやアプリを活用する
子供にキッズ携帯を持たせているのであれば、GPS機能をオンにしておきましょう。
迷子防止に使えるアプリも役立ちます。アプリを使う際は、事前に親のアプリと連動しているかどうかをきちんと確認しておきましょう。
前回使ったからといって確認しないのは危険です。そのあとでアップデートや設定変更されて、設定が初期化されている可能性もありますので、毎回きちんと確認するようにしてください。
子供の迷子対策ならコレ!〜おすすめ迷子防止グッズ紹介〜
次に迷子対策におすすめのグッズをご紹介します。どれだけ子供に口で言い聞かせても迷子になってしまう、とお悩みの方はぜひ活用してみてください。
子供の迷子防止のおすすめグッズ4選
1.バディタッグ
スマホのBluetooth機能を利用した、リストバンド型の迷子防止アイテムです。
バディタッグを身につけた子供が設定範囲から離れると、親の持つスマホのアラームが鳴る仕組みになっています。
その他10秒間水に浸かったままだとアラームでお知らせしてくれる「ウォーターセーフティアラーム」という機能もあり、海やプールでの水難事故防止に役立ちます。
カラーバリエーションが豊富なので、子供に好きな色を選んでもらうのも良いですね。どうしても子供が腕につけるのを嫌がる場合は、足首や靴紐に取り付けるという方法もあります。
2.ココキッズ
消防や自衛隊などで実際にレスキューの際に使われている技術を導入したグッズです。
予め子供に子機を持たせておけば、子供がいないと思ったときに親機のボタンを押すと、子機までの距離と方向の目安を教えてくれます。迷子になった子供を捜すのにとても便利な人気商品です。
子機は3色あり、20gと非常に軽量。アラームが鳴る範囲は10~100mの間の5段階で設定できます。
1回の充電で最大3ヶ月間も使うことができます。
商品情報
ココキッズ:https://hitococo.com/cocokids/
3.デジタルまいごひも
紐のない迷子紐で、機能はバディタッグと似ていますが、子機もアラームが鳴るのと、スマホ1台につき最大5個設定できるのが特徴です。
兄弟の多い家庭におすすめで、子供自身も親から離れたことに気が付くことができるので、自分で親を探そうとします。
設定範囲は8~30mの間で4段階に設定きます。迷子防止以外に、貴重品につけて盗難や置忘れ防止に活用することもできます。
4.ハーネス付きリュック
迷子紐をつけたいけれど、子供が嫌がる、子供に直接紐をつけるのに抵抗がある、という方におすすめです。
リュックなので、迷子防止と同時に荷物が入れられます。
買い物などの際に子供に持たせておくと便利ですね。以下におすすめ商品を2つご紹介します。
①リトルライフ|なりきりハーネスリュック
恐竜やお魚、蝶々などになりきれる、後姿が可愛すぎるリュックです。
こんな可愛いリュックなら子供も喜んで背負うこと間違いなし。見ている人も可愛くてほっこりします。
②スキップホップ|アニマル・ハーネス
ニューヨークの育児ブランドの商品で、他とかぶらない目を引くデザインのため、子供に背負わせているだけでも迷子防止効果があります。
ずり落ち防止のためのバックルもついていて、1歳頃から使うことができます。
まとめ
いかがでしたか?
子供が迷子になって怖い思いをしないために、お出かけ前から子供に迷子の怖さを説明する、迷子になったらどうするかを教えておく、などしっかり対策しましょう。
一昔前は子供用のハーネスなどは敬遠する人もいましたが、最近は可愛い迷子防止グッズがたくさんありますので、それらを活用しても良いでしょう。
万全に対策して、トラブル無く、楽しくお出かけできると良いですね。