何をさせてもすぐに飽きてしまったり、他のことに興味を示したり…お子さんの集中力が続かなくて、心配になるママも多いのではないでしょうか?
実際に保育や教育の現場でも、集中力が続かない子供は増えてきています。
集中力が続かないと、学習能力や社会性に影響がでることも。
実はこの集中力、アロマの力でコントロールできるという事をご存知でしたか?
幼いころから始めることで、その効果はグンとアップ!
今回は子供の集中力を高めるアロマについてご紹介します♪
子供の集中力低下,ない原因は?
睡眠不足、睡眠の質の低下
近年では生活リズムの多様化により、親の生活リズムに合わせて子供も夜遅くまで起きることが増えました。
それによって睡眠の量や質が低下し、脳もうまく機能しなくなるため、集中力が低下する原因となります。
日光不足
人間は朝起きて日光を浴びることで、精神をコントロールするホルモンを分泌します。
しかし、近年では遮光カーテンの普及や住宅の密集などにより、起きてすぐに日光を浴びることが少なくなりました。
すると、精神をコントロールするホルモンがうまく分泌されず、落ち着きがなくなったりイライラすることにより、集中力も続かなくなるのです。
スマホやポータブルゲーム
スマホやポータブルゲームなどが子供の成長に良くないということは何となくご存知かもしれません。
スマホやポータブルゲームなどは、ボタンを押すという単純な動作だけで何でもできてしまうという利点がありますが、これは、子供の好奇心や探求心を育みにくくさせる環境であると言えます。
好奇心や探求心が育たないと、物事に興味を持たなくなり、何をしても集中できなくなってしまいます。
コミュニケーションの不足
仕事や家事と育児との両立で忙しかったり、子供に習い事や塾などのスケジュールを詰め込んでしまい、子供とのコミュニケーションが密にとれないことはありませんか?
子供にとって、親とのコミュニケーションは、基本的な安心感を得たり、人間関係の基礎を育む大切な時間です。
そのため、親子のコミュニケーションの時間が減ってしまうと、子供は漠然とした不安を抱えて育ってしまいます。
これによって、精神的に不安定になり、集中力も持てなくなってしまうこともあるのです。
子供にアロマって使えるの?
実はすごい!アロマの力
アロマセラピーと聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
日本ではまだまだホビーの分野でメジャーなアロマですが、アロマ発祥の地であるヨーロッパでは、病院で治療の一環として積極的に取り入れられています。
最近では日本でもその安全性や効果が認められ、産婦人科のクリニックやがんの緩和ケアを行う医療施設などで、サービスとして取り入れられてこともあります。
「香育」という言葉があります
このように、医療の分野で幅広く活躍しはじめたアロマセラピーですが、実は教育の分野でも注目されつつあります。
香りは五感の中で唯一、脳の奥深くを刺激する感覚です。
香りを感じる脳の部分は、記憶にも深く関わっており、香りの刺激を与えることで脳の発達を促すということがわかってきました。
また、香りについてを楽しみながら学ぶことで、感性や感受性も豊かにする取り組みも広まっており、この取り組みを「香育」と呼ぶのです。
ソムリエがワインの香りを上手に表現するように、子供が物の香りを上手に楽しんだり表現することで、物事に対する興味や関心も深めることができます。
子供とのアロマにオススメ。芳香浴のやり方!
芳香浴とは、お部屋に香り成分を拡散させて、その香り成分を鼻や気道の粘膜から体内に取り入れることで精油の効果を得る方法です。
リラックス効果が高く、作用も穏やかなため、お子様におすすめの方法です。
さまざまな実施方法があるので、お子様の性格や家庭環境などに合わせて使い分けると良いでしょう。
専用のディフーザーなどを利用する
アロマショップや家電屋さんなどに行けば、アロマを楽しむための機器が多く取り扱われています。
超音波で精油を拡散させるタイプやキャンドルの熱で香り成分を漂わせるものなど、種類は様々。
お部屋の広さや、手入れのしやすさで選ぶとGOOD!
家にあるもので代用する
専用のディフューザーがなくても、アロマは楽しむことができます。
熱湯を入れたマグカップに精油を5滴ほど垂らすだけで、蒸気とともに香りが広がり、お部屋全体に心地よく漂います。
ただし、精油は口にすると危険ですので、誤って飲んでしまうことのないよう注意しましょう。
ハンカチなどに垂らして持ち歩く
外出先で集中力を高めたいときには、精油をハンカチやガーゼなどに3滴ほど垂らせば、簡単に香りを持ち歩くことができます。
上手にアロマを使いこなすことができるようになれば、集中力を高めたいときだけでなく、落ち着く香りや元気が出る香りなどを持ち歩いて、気分によって使い分けることもできます。
子供にアロマを使うコツ
好みの香りを一緒に選ぶ
アロマセラピーに用いる「精油」というオイルには、様々な香りの種類があります。
子供はハーブなどの独特な香りが苦手な場合が多いので、フルーツや甘い樹液の香りなど、子供が親しみやすいものを選ぶことが大切です。
安全に配慮する
精油は使用方法や使用量を間違えると、身体を害してしまうこともあります。
特に子供は身体も小さく刺激に敏感なので、安易に精油を使用するのではなく、正しい使用法などの知識をしっかりと身につけましょう。
不安であればアロマ専門店にいるアロマセラピストなどに、使用についてを相談することもできます。
生活にうまく取り入れる
集中力を高めたいからと言って、子供に無理にアロマの時間を押し付けるのは逆効果。
子供が部屋にいるときにさりげなくアロマの香りを漂わせてみたり、洗濯のときに洗剤と一緒に精油も垂らしてみるなど、最初は子供が自然にアロマの香りに触れる機会を作ることから初めてみましょう。
6歳未満は芳香浴のみで
アロマセラピーには、様々な方法があります。
しかし、子供には刺激の強いものや、安全性に欠けるものもあるため、6歳未満のお子様には、「芳香浴」という、香りを楽しむ方法をおすすめします。
一緒に楽しむ気持ちを大切に
効果ばかりを期待して、親も子もアロマを負担に感じてしまっては逆効果。
精油選びや精油の香りを親子で楽しむ時間にできるよう心がけましょう。
注意!子供に使えないアロマもあります
精油の中には非常に刺激の強いものや、子供のホルモンバランスなどに悪い影響を与えてしまう精油もあります。
1歳未満は以下の精油を使わないようにしましょう。
1歳未満のお子様には使えない精油
- クローブ
- シナモン
- ジンジャー
- タイム
- バジル
- フェンネル
- ペパーミント
- レモングラス
- ローズマリー
- クラリーセージ
- サイプレス
- シダ―ウッド
- フェンネル
- ミルラ
子供の集中力アップにオススメのアロマ!
グレープフルーツ
フレッシュな柑橘の香りで、子供にも人気のグレープフルーツ。
血圧を上げる働きがあり、脳の血流もよくしてくれます。
特に朝のボーっとする感じを取り除いて、心も身体もシャキッとさせてくれるため、1日のスタートにぴったりの精油です。
ラベンダー
そわそわとして落ち着きがなく、それによって集中力が保てないタイプの方におすすめの精油です。
高いリラックス効果で心を落ち着け、目の前にあるものを受け入れやすくします。
ただし、眠くなる作用もあるため、使用する場面が限られます。
ユーカリ
キリっとしたシャープな香りが、集中力を高めます。
抗菌作用もあるので、マスクに一滴垂らして着用すれば、風邪をひきにくくする効果も。
受験前の集中力UPと体調管理にオススメの精油です。
まとめ
子供は様々な環境の影響を受け、集中力が低下してしまうこともあります。
しかし、アロマを使えば手軽に集中力を高めることができ、親子のコミュニケーションの機会にもなります。
子供に安全な精油を選んで、楽しく集中力を高めることができるといいですね。
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