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いけないことだとはわかっているけど、どうしてもイライラしてついつい子供に怒鳴ってしまう。
子供は悪くないことはわかっているけど、どうしても許せない時がある。
そんなお悩みを抱えていませんか?子育ては思い通りにならないことも多く、ついイライラしてしまうのは誰にでもあることです。
本当は怒鳴らずにいられることが一番だけれど、つい怒鳴ってしまったときにどうすればいいのか、今回は子供に怒鳴ってしまったときの対処法をご紹介します。
子供を怒鳴ってしまうのはママが頑張っているから。
心の余裕がない
子供の世話に毎日の家事や仕事。子育て中はやるべきことがたくさんあるのに、全部子供のペースになってしまうので、自分の思う通りに用事を済ませられません。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと考えるだけでいっぱいいっぱい。
そのうえ、睡眠不足などで疲れがたまっていて、身体も思い通りに動きません。
それでもまだ頑張ろうとしていたら…ママの心には余裕がなくなって、イライラしやすくなってしまいます。
あれもこれも完璧にこなそうとせず、必要最低限のことができればよしとしましょう。
子供は悪くない
「子供が言う事を聞かない」「片づけたのにすぐ散らかす」「せっかく着替えたばかりなのに汚す」など、確かに、イライラのスイッチが入ってしまう子供の行動はあるかもしれません。
しかし、子供はママを困らせようとわざとやっているのではありません。
まだまだ成長の途中だから、わからなかったり、うまくできないだけなのです。
ついカッとなって抑えきれないのは、ママの心に余裕がないとき。
また、過去の何かが心にひっかかったままのときにも、特定の出来事に過剰に反応してしまうことがあります。
つい怒鳴ってしまうほどイライラしたときは、なんでそんなにイライラしているのか、自分の心を奥深くまで見つめてみてください。
子供にイライラしてしまう前に日常の中でこまめに発散を
育児で思い通りにいかないことなんて、毎日たくさんあります。子供を預けて一人で出かける機会があればとてもいい気分転換になりますが、そんな機会をしょっちゅう作るのは、かなりハードルが高いもの。
その機会を待っている間にストレスがどんどん溜まってしまい、発散する前に大爆発してしまいます。
そうなってしまう前に、読書やセルフマッサージなど、スキマ時間でできる気分転換を見つけましょう。
ポイントは「自分だけ」で楽しむことです。
夫や友人などの周りの人を巻き込んでしまうと、気をつかったり、自分のペースで楽しめなくて逆にストレスになってしまうこともあります。
一人で気軽に楽しめる気分転換を持って、こまめにストレスを発散しましょう。
ママも子供も楽しめるようなイライラ解消の工夫を
どうしても急いで欲しいときや、抱っこをせがまれてもしてあげられないときなど、子供に協力して欲しいときにわがままを言われると、ついイライラしてしまいますよね。
そんなときは、怒鳴るのではなく、逆にハイテンションで、まるで遊んでいるかのように子供に接してみてください。
たとえば、抱っこをせがまれても自分で歩いて欲しいときなどには、「抱っこできないけど、競争はできるよー!よーいどん!」と言って走り出してしまうのです。
すると、子供は抱っこをせがんでいたことを忘れて、案外あっさりついてきてくれたりします。
何でも遊びの延長のようにやると、楽しんで言う事をきいてくれますし、ママもイライラせずに済んで楽ちんですよ。
それでもイライラして怒鳴ってしまったときは
一旦落ち着く
怒鳴り声をあげるほどのイライラが沸き上がったときは、一度怒鳴り出すとついエスカレートしてしまうもの。
深呼吸したりその場を少し離れるなど、とにかく一旦気持ちを落ち着けることが大切です。可能であれば何か温かいものを飲んだり、甘いものを口に入れると、ホッとして心が落ち着きやすくなります。
カッとなった気持ちを抑えるのはなかなか難しいことですが、イライラを子供にぶつけると、子供は怯えてしまいます。とにかくまずは心を落ち着けることに集中します。
状況を客観的に整理する
感情的になってしまっても、事態はますます悪化するだけです。
少し落ち着いたら、なぜそんなにイライラしてしまったのか、怒鳴ることで子供はどう思ったか、怒鳴る以外にやり方がなかったか、客観的に整理してみましょう。
客観的に整理することで、本当に解決すべきだったことは何なのかが見えてきます。
子供の心をケアする
これが一番重要。子供は悪気があって何かをしたわけではありません。
ママが怒鳴ったりイライラしたりしていると、なぜそんなに怒っているのかがわからず、「自分は愛されていない」と感じて不安になったり、「自分はママを怒らせる存在なんだ」と自分の価値を低くみるようになり、その気持ちは大人になってもトラウマとなってずっと残ってしまいます。
このままの状態では、人とのコミュニケーションがうまくとれない大人になってしまったり、自分を傷つける行為をとることもあります。
感情的に怒ってしまったあとは、ママが悪かったところを子供にきちんと謝罪し、ママはあなたのことが大好きだから安心してねと伝えて、子供が安心するまで抱きしめてあげましょう。
このケアが子供の後々の人生に大きく影響することをお忘れなく!
ママの心のケアをする
怒鳴ってしまった自分を許せなくて自己嫌悪に陥ったり、そのあともイライラがどうしても解消できなくて悩むこともあるかもしれません。
ママの心のケアも大切です。怒鳴ってしまったからといって、ママが子育てに向いていなかったり、出来損ないということはありません。
子育てに真面目に一生懸命に取り組んでいるからこそ、腹が立つこともたくさんあるのです。
怒鳴ってしまっても、そのあとのフォローをちゃんとできれば大丈夫。自分を責めないようにしましょう。
楽しい雰囲気で終わること
怒鳴ってしまった後は、ママも気まずくてなんとなく嫌な雰囲気で終わりがち。
しかし、そのままでは子供は怖い気持ちだけがずっと残りますし、ママも嫌な気持ちが残って余計にストレスに。
特に、怒鳴った後にママのイライラがしばらくおさまらず、ずっとイライラしっぱなしなのは困りもの。
子供はその間ずっと不安を感じて、安心できる居場所がなくなってしまいます。
つい怒鳴ってしまうのは仕方のないことですが、そのあとは怒鳴ってしまったことを謝罪してきちんと子供と仲直りし、楽しい雰囲気を作って後味の悪さを無くしておきましょう。
安心できる居場所があるだけで、子供の気持ちも安定し、意思の疎通がしやすくなりますよ。
まとめ
育児は思い通りにいかないことも多く、イライラしてつい怒鳴ってしまうことも。
怒鳴るという行為は力で相手を支配しようとする行為であり、暴力をふるうのと同じくらい、またはそれ以上に子供の心を傷つける行為です。
怒鳴ってしまうのを避けるよう、まずはママが普段からこまめに気分転換をし、大爆発を避けることが大事。しかし、それでもつい怒鳴ってしまうことはあります。
自分を責めずに、怒鳴ってしまったあとのフォローを忘れずに。そうやって親子の信頼関係をきちんと築いておくことで、子供の情緒も安定し、わがままを言ったりママを困らせることも少なくなってきます。
スムーズに意思の疎通ができるようになれば、ママも楽ちんになりますよね。
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