夏本番も目前!窓を開けたり、お出かけをする機会もグッと増える季節ですね。
そこで必要になるのが「虫対策」。
蚊取り線香を焚いたり、市販の虫よけスプレーや防虫剤を使う方も多いかもしれません。
でも、ちょっと待った!その虫対策、赤ちゃんに優しいものを選んでいますか?
せっかく虫に刺されるのを防ぐのだから、どうせなら身体にも影響の少ないものを使いたいですよね。
実は、身体に優しい植物成分100%のものを使って、簡単に虫除けができちゃうんです。
使用するのはなんとアロマオイル!いい香りに包まれつつ、虫除けもできて一石二鳥です。
虫除けアロマの使い方
虫除けスプレー
用意するもの
- 精油14滴
- 無水エタノール10ml
- 精製水50ml
- スプレーボトル1本
作り方
- スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
- 1.に精油を加え、よく混ぜます。
- 2.に精製水を加えればできあがり!
使い方
使用する前に良く振ってから肌に直接吹きかけます。
網戸やカーテンに吹きかけての使用も可能です。
使用期間の目安
2週間
使用上の注意
3歳未満のお子様に使用する際は直接肌につけず、洋服やベビーカーなどにスプレーして使用してください。
芳香浴
用意するもの
- 精油10滴
- アロマディフューザー
使い方
ディフーザーに精油を垂らし、香りをお部屋に拡散します。
お部屋全体の虫除けになるほか、衣服などにも香りが残るのでゴミ捨てなどのちょっとしたお出かけなら、虫除け効果が持続するので便利です。
使用上の注意
猫やその他の小動物には、アロマオイルの香りの成分が代謝できずに、体調を崩してしまうことがあります。
猫やその他の小動物がいる部屋では、芳香浴を行わないようにしてください。
アロマサシェ
用意するもの
- 精油10滴
- 布製の巾着袋
- 綿(ティッシュでも代用可)
作り方
- 綿に精油を染み込ませます。
- 1.を巾着袋に入れます。
使い方
ベビーベッドの柵や、ベビーカーに引っ掛けて吊るします。
使用期間の目安
2週間
使用上の注意
お子様が誤って口に入れないようにご注意ください。
また、染み出した精油が皮膚に付くとかぶれの原因になりますので、肌に直接触れないよう使用してください。
虫除け効果が期待できる精油10選
虫除けアロマ1 【ゼラニウム】
ほのかに甘い花の香りですが、香り成分の中の約33%がシトロネロールという成分で、虫除け効果が大きいことで知られています。
アロマセラピーとしてはとてもメジャーな精油で、雑貨屋さんなどでも手に入れやすいのが嬉しいポイント。
虫除け効果の他に、抗菌作用もあると言われており、あせもができやすい方や、水虫がある方にもおすすめ。
また、ホルモンバランスの調整もしてくれると言われており、アロマセラピーを取り入れている医療施設などでは、PMS(月経前緊張症)や生理不順、更年期障害に悩む女性にも使用されている精油です。
まれに肌を刺激することがあるので、敏感肌の方は注意して使用してください。
虫除けアロマ2 【レモングラス】
ハーブとしても有名なレモングラス。
レモンという名前がついていますが、イネ科の植物で、葉っぱの部分を使用します。食品としては、肉や魚の保存に使われるほど、防虫・抗菌作用があることで有名です。
アロマオイルでは、香り成分の70%以上が防虫効果のある成分で、市販の虫除けキャンドルにも使用されています。
さっぱりとした香りで、暑い時期の虫除けにぴったり。また、男性に好まれやすい香りなので、お子様だけでなくパパも使いやすい精油です。
ただし、肌を刺激することがあるので、敏感肌の方は注意してください。
また、1歳未満の赤ちゃんや、緑内障の方、前立腺疾患のある方は、体調が悪化する可能性があるので使用しないでください。
虫除けアロマ3 【レモンユーカリ】
なんと香り成分の80%が虫除け効果のある成分であるレモンユーカリ。
虫除け効果は抜群です。虫除け効果の他にも、抗菌作用が強いことで有名。
ただし、肌にかなりの刺激を与えるため、虫除けスプレーとしての使用は控えたほうが良いでしょう。
虫除けスプレーとして肌への使用はおすすめできませんが、キッチン周りのお掃除にはとってもおすすめ。
排水溝や三角コーナー、ゴミ箱などにシュッとスプレーすれば、虫や菌が近寄らず爽やかな香りも広がって、いいことずくめです!
虫除けアロマ4 【メリッサ(レモンバーム)】
こちらも虫除け効果が高いことで知られるアロマです。
虫除け効果がある成分を約60%も含んでおり、虫除けだけではなく、抗菌・抗ウイルス作用もあると言われています。
また、高ぶった神経を鎮め、穏やかに落ち着けてくれたり、憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれる効果も強いと言われているため、リラックスタイムの芳香浴にもおすすめ。
アレルギーや炎症を鎮めてくれる作用も持つそうで、ダニやほこりがつきやすい、寝具などの洗濯の際に数滴加えるのもおすすめです。
高濃度の使用で肌を刺激することがあるので、虫除けスプレーとして使用する際には注意が必要です。
また、2歳未満のお子様や、緑内障をお持ちの方、前立腺疾患のある方の使用は控えてください。
虫除けアロマ5 【ローズ】
虫除けに使うには少し高価な精油ですが、凝り固まった筋肉を緩めたり、肌の弾力を高めてくれるなど、プラスアルファの作用が嬉しい精油です。
非常に高貴で華やかな香りなので、フレグランス代わりにも使えます。
作った虫よけスプレーをお風呂あがりに肌に馴染ませれば、化粧水としても使用することができ、これ一本で虫除け&美肌のスキンケアに!
サシェを作ってクローゼットに入れておけば、防虫効果を得られると同時に、お洋服にもいい香りが移ります!
虫除けアロマ6 【カンファー(クスノキ)】
古くから防虫剤の原料として使われてきた歴史を持つカンファー。
特に衣類に付く虫が嫌う香りとして知られているため、クローゼットや寝具への使用がおすすめ。
爽快感のあるシャープな香りが、家中をすっきりさせてくれます。
また、一説によると、ゴキブリもこの香りを嫌うとか。
アロマサシェを作って冷蔵庫の下などに忍び込ませておけば、キッチン周りも清潔に保つことができそうですね。
虫除けアロマ7 【ヒノキ】
こちらは「和精油」と呼ばれる、日本ならではの精油です。
あまり市場には出回っておらず、出会うのが難しい精油ですが、京都のお土産屋さんなどに行けば手に入れることができます。
日本人にはなじみ深い、まさに檜風呂の香りは、スッと心を落ち着けてくれます。
ヒノキもカンファーと同様に、特に衣類に付く虫が嫌う香りです。
サシェを作ってクローゼットに入れたり、寝具などを洗濯する際に、洗剤などと一緒に数滴垂らして使うのもおすすめです。
虫除けアロマ8 【ラベンダー】
作用が穏やかで「万人に使用できる精油」と言われているラベンダー。
虫除けとしての効果も穏やかですが、そのぶん使用に際しての心配も少ない精油です。
リラックス効果も高いので、夜寝るときにルームミストとして使用すれば、耳元にちらつく蚊音も減るかもしれません。
また、日焼けや湿疹にも効果があると言われているので、虫除けスプレーだけでなく、ボディミストとしても活躍してくれます!
虫除けアロマ9 【レモン】
お料理にも大活躍のレモン。
その皮から抽出したオイルを集めた精油です。
虫除け効果は他の精油に比べると少し低くなりますが、爽やかな香りが親しみやすく、安価で手に入りやすいので、アロマ初心者におすすめです。
ただし、柑橘系の精油は紫外線に当たると皮膚を害する成分に変わるので、虫除けスプレーとしての使用はおすすめできません。
虫除けアロマ10 【グレープフルーツ】
こちらもレモンと同じく、アロマ初心者に親しみやすい精油です。
さっぱりとした香りで心を元気づけ、幸福感を与えると言われています。
ただし、レモン同様に、紫外線によって皮膚を害する成分に変わるので、皮膚への使用はおすすめしません。
また、グレープフルーツは血圧を上げる作用や、薬剤の吸収を抑える作用もあると言われているため、健康に不安のある方が使用する場合には、必ず専門家に相談してください。
天然成分100%のアロマで、毎日を安心に!
いくら肌をまもってくれるとはいえ、やはり化学薬品を赤ちゃんの肌に使用するのは抵抗があるもの。
天然成分100%のアロマオイルを使用して、優しく守ってあげることができれば、さらに安心ですね♪
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