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赤ちゃんが成長するにつれて、離乳食の回数も2回食、3回食と増えていきますが、離乳食だけの食材を用意して調理するのは大変になってきますよね。
3回食になれば、朝食べさせて、あっという間にお昼の時間!ママの頭の中は離乳食のことでいっぱいになってしまうかもしれません。
そんな時に大人の料理からとりわけて作る、「とりわけ離乳食」をおすすめします。
とりわけ離乳食のやり方や気をつけたいこと、とりわけができるオススメレシピも一緒にご紹介します!
とりわけ離乳食とは?
大人の料理を作る途中やできあがった料理から、赤ちゃんが食べられる食材を取り分けて作った離乳食のことを「とりわけ離乳食」といいます。
食べられる食材が増えて、やわらかければある程度食べられるようになる生後9~11カ月がおすすめです。
ただ、大人用の料理をそのまま赤ちゃんに食べさせることはできません。
赤ちゃん用に取り分けた食材は、赤ちゃんの食べやすい大きさや形に調理しなおしたり、お湯を加えて薄味にするなどひと手間工夫する必要があります。
1から離乳食を作るよりずっと楽ですし、同じ材料を使うことで調理する手間が省けて、食材のムダも減らすことができます。
とりわけ離乳食のコツとは?
赤ちゃんが食べられるメニュー選びを
とりわけ離乳食は大人が食べる料理の中に、赤ちゃんが食べられる食材が含まれていることが基本です。
赤ちゃんが食べられる食材を使ったメニューを考えたり、事前に赤ちゃんが食べていい食材なのか、確認してからとりわけるようにしましょう。
取り分けるタイミングを把握しておく
材料を切ったり茹でたりする下ごしらえの段階から、火が通った材料の味付け前、出来上がった料理からとりわけるなど、離乳食の時期や、大人の料理によって違ってきます。
とりわけるつもりで調理していても、カレー粉などの香辛料や添加物のだしの素などを入れたあと食材は、離乳食にはとりわけられません。
こんな失敗をしないためにも、どの段階でなにをとりわけるかを把握しておき、味つけなどの手順などを工夫しましょう。
赤ちゃんの月齢によっては、使ってはいけない調味料があります。
>>「離乳食の味付けに調味料は使っていいの?使ってはダメなもの」こちらの記事も参考にしてください。
とりわけたあとは、固さや大きさをひと工夫
離乳食用にとりわけたあとの食材は、赤ちゃんがそのまま食べるには大きさや固さが合っていません。
離乳食の時期に応じて形を変えたり、味を薄めたりしましょう。
形を変えるには刻んだりつぶしたり、赤ちゃんの月齢にあった大きさにして、場合によっては片栗粉やお粥などに混ぜて、とろみをつけて食べやすいようにする方法もあります。
味を薄めるには、お湯を足したり、茹でて塩分を飛ばしたり、味の濃い表面を削りとって、内側だけをあげる方法も。
ひと手間加えたとりわけ離乳食は、再加熱をするなどして、衛生面では十分に注意するようにしましょう。
赤ちゃんの月齢を基準にした離乳食の進め方や、1食分の目安をご紹介しています。
>>「離乳食 量の目安は?生後5~18カ月ころまでの1食分の目安をご紹介!」こちらの記事も参考にしてください。
おすすめ とりわけ離乳食
とりわけ離乳食はお味噌汁やカレー、和食料理など、身近な料理から取り入れることができます。
コツを掴んでしまいましょう!
【離乳食】とりわけミートソース
ご飯やパスタなど!どのような食材とも相性がいいミートソースです。
材料
- 鶏胸挽肉・・200g
- 人参・・1本
- 玉ねぎ・・1個
- トマト缶・・1缶
- 水・・トマト缶の1/2缶
- コンソメ ・・大さじ1 1/4
- マジックソルト(普通の塩でもOK) ・・適量
作り方
- 玉ねぎとにんじんをみじん切りにする。
- フライパンにくっつかない程度の油で鶏挽肉を炒めて細くポロポロにする。
- 玉ねぎとにんじんを入れて軽く炒める。
- トマト缶と水、コンソメ大さじ1/4を入れて水分が少なくなるまで煮詰める
- 離乳食用にはここで取り分ける。
- 大人用のミートソースにはコンソメ大さじ1とマジックソルトを加えて味を調整する。
(出典:クックパッド:https://feature.cozre.jp/71461)
1歳・離乳食・取り分け ハヤシライス。
大人も赤ちゃんも大好き!同じ容量でカレーライスもできます。
材料|(大人3〜4皿分+子供1皿分)
- 牛肉・・薄切り200g
- 玉ねぎ・・中1個
- しめじ・・1房
- バターorサラダ油・・適量
- 水・・500〜600cc
- ケチャップ・・大さじ1
- 中濃ソース・・大さじ1
- コンソメ ・・顆粒小さじ1
- 片栗粉 ・・小さじ1/2
- ハヤシライスのルー・・1/2箱
子供用の具材
- グリンピース、にんじん等 加熱した野菜・・適量
作り方
- 玉ねぎを薄切りにし、しめじは石づきを取ってバラす。牛肉は3〜5センチくらいに切る。
- 鍋にバターorサラダ油をしいて熱し、玉ねぎ、しめじを炒め、しんなりしたら牛肉の赤みが無くなるまで炒める。
- 水、ケチャップ、中濃ソース、コンソメを加え、煮立ったら弱火にし、15分程煮る。
途中アクを取る。 - 子供が食べる分の具と煮汁を取り出す。鍋にハヤシライスのルーを加えて混ぜる。大人の分はこれで完成!
- 取り出しておいた具をお子様が食べられる大きさに切り、煮汁と混ぜる。
- 鍋から小さじ1程度ルーを取り出し5.に加え、片栗粉も加えて混ぜる。
- 子供用の具も入れてレンジでグツグツ言うまで加熱する。
- よく混ぜてご飯にかけて完成!
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/3817096)
簡単副菜♫離乳食取り分けにも☆かぶの煮物
和食の優しくて美味しい味も赤ちゃんにも。赤ちゃんからお年寄りの方にもおすすめの一品です。
すぐ柔らかく煮えるかぶ。短時間でできる簡単煮物。途中で取り出せば離乳食にも☆柔らかいのでお年寄りにも優しい一品です。
材料|(3〜4人分)
- かぶ・・2個
- 鶏ひき肉・・約200g
- だし汁・・600cc
- しょうゆ・・大さじ3
- みりん・・大さじ2
作り方
- だし汁と鶏ひき肉を鍋に入れ、火にかける。
- その間にかぶの皮をむき、くし切りにする。
- アクが出て来たら綺麗に取り除く。
- アクを取り除いたらかぶを入れ、蓋をして5〜10分弱火〜中火で煮る。
- 5〜10分煮たら、離乳食取り分けの方は赤ちゃんの食べる分取り分けておく。中期の方はかぶも一緒に。
- 離乳食後期以降の方はつゆとひき肉のみ。かぶは少し味がついてから。
- 鍋に醤油、みりんを入れ一度沸騰させ火を止める。冷めていく段階で味が染みます。
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/4208137)
大人取り分け汁だく親子丼★離乳食完了期~
離乳食用の味付けですが、大人が食べる分は離乳食用を取り分けたあとに味付けしましょう。
【材料】(大人2人+幼児1人分)
- 鶏挽き肉・・50g~
- 卵・・2個
- 玉ねぎ・・1/4個
- 人参・・1/3本
- しいたけ・・2個
- ネギ・・5cmくらい
- 水・・500cc
- 鶏ガラスープの素・・大さじ1/2
- 醤油・・大さじ1/2 ★
- 砂糖・・大さじ1/2 ★
- ・・少々
作り方
- 野菜は子供が食べやすい大きさにカットする。(我が家は短冊薄切り)卵は溶いておく。
- 鍋に水、鶏挽き肉、野菜、鶏ガラスープの素を入れ、あくが出たらすくい、野菜が柔らかくなるまで煮る。
- 柔らかくなったら、味を見ながら★の調味料と塩を入れしばらく煮、溶いた卵を上からゆっくり流し込む。
- 卵に火が通ったら完成★あとはご飯にかけて召し上がれ♪
- ※大人が食べる場合、味が薄く感じたら子供用に取り分けた後に★の調味料をそれぞれ小さじ1ずつ追加してみて下さい。
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/3563532)
離乳食後期♡取り分けで♡筑前煮
筑前煮も食材がやわらかくなったら離乳食分を取り出しておいて、そのあとに味つけをすればOK!冷凍保存もできます。
材料
- 筑前煮・・保存したい分だけ
- BF和風出汁・・1本
- 片栗粉・・適量
作り方
- 大人用の筑前煮を作る時、味付けを最後にし煮込む。具が軟らかくなったら離乳食分を取り分け。
- 里芋・人参は一口大に、その他根菜類と蒟蒻と椎茸はみじん切り、鶏肉は細かく裂く。薩摩揚げや厚揚げは使用しない。
- 1.をお湯で油分を切り、出汁汁で更に軟らかく煮込む。
- 水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成!
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/3408384)
まとめ
大人が食べている食事と離乳食を一緒にすれば、どちらの料理も一緒にできあがります。
家族いっしょに食卓を囲める3回食以降にとりわけ離乳食を取り入れるといいかもしれないですね。
赤ちゃんが1歳以降になれば、一緒に食べられる食材も増えて、食べることへの興味や、赤ちゃんの満足度もあがってきます。
とりわけ離乳食をうまく利用しながら楽しい食卓を囲めますように!
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