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赤ちゃんの皮膚トラブルでよくあげられるのがアトピーですが、実はお風呂の入り方によって改善したり悪化したりすることがあります。
今回は、アトピー肌の症状が改善したという声が多くあがっている「タモリ式入浴法」のやり方や、アトピー肌の赤ちゃんの入浴時に注意すべき点などについてご紹介いたします。
赤ちゃんだけでなく、アトピー肌のお子さんがいる方や大人の方にとっても参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。
赤ちゃんの肌のケアやアトピー対策でまずはタモリ式入浴法!
赤ちゃんのアトピーの症状は、お風呂の入り方に気をつけるだけで大きく改善することができます。
最近話題になっているのが「タモリ式入浴法」。
肌がすべすべで有名なタモリさんがTVなどで紹介している入浴法で、福山雅治さんなども実践されているそう。
実際にアトピーの症状が改善した!という声もあがっている入浴法ですのでご紹介いたします。
タモリ式入浴法のやり方
38度くらいのお湯につかって、汚れが気になる首や腕の付け根などを優しくこすり、垢を落とすだけ。
この入浴法のポイントは石けんを使ったりタオルでこすったりしないこと。
肌への負担が最小限で済みます。アトピー性皮膚炎は肌を清潔にすることが大事といわれていますが、洗いすぎると皮脂がなくなってしまい、バリア機能が壊れて症状が悪化してしまうこともあります。
この入浴法のデメリットは浴槽やお湯が汚れやすいことですが、逆に言うと浴槽が汚れるというのはお風呂につかるだけでも汚れが落ちているということ。タオルでこすったり石けんをつかったりしなくてもある程度汚れは落とせるのですね。
実際にこの入浴法を実践したアトピー性皮膚炎の人は、最初の2週間ほどは肌がべたついた感じがして落ち着かなかったものの、1ヶ月もすれば肌の状態が変わってきて、アトピーの吹き出物が出にくくなり、その後も続けて実践しているとついには外用薬が必要なくなったそう。この入浴法は特別な道具などが全く必要なく、また入浴時間も短縮できますので、実践してみる価値はありそうです。
タモリ式入浴法以外でおすすめ!!乳幼児のスキンケアについて
タモリ式入浴法のほかにも、ネットや本などでアトピーを持った赤ちゃんのスキンケア方法はたくさん紹介されています。
重要なのは信頼できる情報を選ぶことですが、職業が医師で、身元がはっきりしている人の意見は信憑性があります。
おすすめは皮膚科医の池田大志さん著の「男が育休を取ってわかったこと」が、赤ちゃんの肌について書かれていてる本がおすすめです。
また小児科医である森戸やすみさんが書かれた「小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK」には、アトピーだけでなく、子どもが1歳になるまでのさまざまなトラブルについて書かれているので、1冊持っておけば安心です。
赤ちゃんや子どものアトピーは、ステロイド薬やアレルギー検査などに頼りがちですが、お金がかからず気軽に実践できる「タモリ式入浴法」を試してみたり、書籍などから得た情報を参考にしてみるのも良いかと思います。
【初めてママ必見】入浴方法が赤ちゃんのアトピーの悪化を防ぐ!?
「タモリ式入浴法」も良さそうですが、やはりアトピーの赤ちゃんは皮膚を清潔に保つべきという声や、洗わないと気になるという人もいます。
そういった人のために、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんをお風呂にいれる際、注意するべきポイントについてご紹介いたします。
そもそもアトピーとは、皮膚の炎症を伴う病気の一種で、主な症状は「湿疹」と「かゆみ」です。
良くなったり悪くなったりして治らないという特徴があり、2ヶ月~6ヶ月続くとアトピーと診断されます。
個人差がありますが、赤みがあってジュクジュクとして引っかくと液体がでたり、ささくれだって皮がむけたりもします。
おでこや目・口・耳のまわり、首、わき、手足の関節など、汗をかいたり皮脂がたまりやすい場所に出やすいとされています。
体が温まりすぎたり、皮膚が刺激を受けると症状が悪化することがありますので、お風呂にはいるときは特に温度と時間に気をつけてください。
ステロイド剤などの薬を使っている場合は、肌の汚れをしっかり落とさないと薬の効きが悪くなって量が増えてしまうという声もありますが、ゴシゴシこすったり洗浄力の強い石けんを使ったりすると、肌への刺激が強すぎて余計に荒れてしまうことがあるので、肌への負担は出来るだけ軽く、優しくソフトに洗うようにしてください。
アトピー性皮膚炎の赤ちゃんをお風呂に入れる時に注意すべきポイント
お湯の温度はぬるめで、長時間入らない
熱いお湯は皮膚への刺激が強く、また体が温まりすぎるとアトピーのかゆみが増してしまいます。
お湯の温度は体温より少し高い38度くらいが理想。入浴時間が長くならないようにも注意しましょう。
よく泡立てた石けんで優しく洗う
皮膚への刺激が少ない、アトピー性皮膚炎の赤ちゃん用の石けんも発売されています。
赤ちゃんの肌に合った石けんを使いましょう。
タオルなどでゴシゴシこすらず、泡立てた石けんを皮膚に優しく乗せるだけで汚れは取れます。
鼻の周りや間接の裏など、皮脂が多い部分や隠れた部分も丁寧に洗いましょう。
アトピーの症状が出ている部分も洗って問題ありませんが、石けんを優しくのせたあと、なるべく早く洗い流すようにします。
石けんはしっかり洗い流す
すすぎ残しはかゆみの原因になります。手の柔らかい部分や指の腹を使って、わきの下、首、おしりなどの隠れた部分も丁寧に洗い流しましょう。
皮膚を刺激しすぎないよう、シャワーの水圧は弱めに設定してください。
頭はしっかり、だけど優しく洗う
頭は皮脂が多い部分ですので、しっかり汚れを落とします。
ゴシゴシこするのではなく、指の腹を使って優しく洗ってください。
かさぶたがある場合は無理にはがさず、自然にはがれるのを待ちます。
アトピーでジュクジュクになっている部分がある場合、石けんの泡を優しく置いて流す程度にしてください。
お風呂からあがったらよく拭く
水滴の拭き残しがあるとかゆみや炎症が起こることがあります。
柔らかい綿のタオルを使って、こすらず抑えるようにして水分を拭き取ります。
しわになっている部分も、指でやさしくしわを伸ばしながら丁寧に拭いてください。
服は体のほてりが取れてから着せる
お風呂に入った後すぐに服を着せると、体がほてったり汗をかいたりしてかゆみが増すことがあります。
寒くない時期はしばらくオムツのまま遊ばせたり、うちわであおいだりしてほてりを取ってから服を着せるようにしましょう。
アトピーの皮膚にはできるだけ刺激を与えないことが大切です。「タモリ式入浴法」でも説明したとおり、お風呂につかるだけでも汚れは取れますので、洗浄力の強い石けんを使ったり、タオルでゴシゴシこする必要はありません。
人によってはシャワーヘッドの塩素除去まで気にされている方もいるそうですが、まずは体をこすらず優しく丁寧に洗い、流した後は水気をしっかりふき取る、そして全体の入浴時間を短くして体が温まりすぎないように気をつけるなど、出来ることから始めていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?アトピー肌の赤ちゃんの肌には、とにかく刺激を与えすぎないようにすることが大事です。
石けんやタオルを全く使わないタモリ式入浴法が最も刺激が少ない入浴法なのですが、やはり石けんを使って洗わないと汚れが気になるという方は、後半にご紹介したポイントをおさえながら赤ちゃんをお風呂に入れてあげるようにしてください。
入浴法ひとつで症状が改善することもありますので、ブログや書籍等も参考にしつつ、良いと思う方法を試してみてください。
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