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「まだおむつ外れないの?」「うちはもうおむつ卒業したのよ」なんて周りの言葉が痛い!
と思っているママさんも居るのでは?子育て中は何かと周囲からの心無い言葉に傷つくママも多いと思います。
子どもの「オムツ卒業時期」は個人差があるとわかっていても、実際は「何歳くらいでおむつを卒業できればいいのか」気になるところですよね。
私も周囲の「まだなの?」の声に負けて焦って始めたトイレトレーニングで失敗した経験があり、そんな経験も交えながら「おむつは何歳で外れるのが一般的なのか」「ママが焦るとどうなるのか」をご紹介していきたいと思います。
おむつはずしの平均年齢は?
実際に周りのみんなはいつおむつが外れたのかチェックしてみましょう
ベビータウンのデータによると
*画像はベビータウンより
グラフを見ると最も多いのが生後36~40ヶ月で36.3%、だいたい3歳~3歳6ヶ月くらいですね。
その次に多いのが生後31~35ヶ月で28%、だいたい2歳6ヶ月~3歳くらいです。
3歳前後でおむつが外れる子が多いようですね。このデータからもわかるようにそんなに焦らなくても大丈夫そうです。
平均より遅いといけないの?
上記のグラフを見てわかるようにおむつはずれの平均年齢はおおよそ3歳前後が多いようです。
それでは平均より上の年齢でもまだおむつが外れていないのは良くないのでしょうか?答えは「NO」まったくそんな事はありません。
おむつはずれの年齢がまちまちなのはその子その子で成長の度合いが違うからです。
なので他の子がおむつが外れたからと言って焦る必要はまったくありません。
しかし、このグラフにあるように4歳でおむつが外れる子は2,6%とごくわずかです。
小学生になってもおむつでいる子はいませんから焦る必要はありませんが、あまり高年齢になってもうまくいかない場合は心配であれば1度小児科などで相談してみると安心ですね。
トイレトレーニング開始の理想の時期
おむつははずしはそれぞれの成長に合わせてとお話しましたが、ではいつからどのタイミングで始めるのが良いのでしょうか?
実はこの見極めがとても大切なのです。
このタイミングを間違えてしまうとトイレトレーニングが失敗してしまう可能性が高くなります。
ではトイレトレーニングを開始するタイミングの見極め方をご紹介していきましょう。
一人で歩くことができる
ひとりでトイレに歩いていける事が尿意を感じる機能が育っているかどうか見極める目安のひとつになります。
また、自分でトイレに行きたい!と思った時「自分の意思」でトイレに行ける事が大切だからです。
おしっこの間隔が2~3時間空いている
トイレトレーニングを始める時期を模索している間はこまめにおむつが濡れていないかチェックしましょう。
ある程度時間が空いてまとまった量のおしっこを出せるなら膀胱が発達していると考えて良いでしょう。
おおよそ平均で2歳頃になると膀胱のサイズが大きくなってくると言われています。
言葉の理解とおしゃべりが発達している
「トイレに行きたい!」と思った時それを伝えるすべが無ければトイレトレーニングは進みません。
ママがトイレに連れて行きたまたま座らせた時に成功した!では、トイレトレーニングはなかなか先に進みまず卒業までに時間がかかってしまいます。
「出た」「出る」「チー」「チッチ」など簡単な言葉で構いませんので、言葉が出るようになっている事がスムーズなトイレトレーニングのために大前提になります。
トイレトレーニングは春から始めるのがオススメ
①~③の条件をクリアしたら春にトイレトレーニングをスタートするのがオススメです。
「トイレトレーニングは夏が良い」とよく耳にしますが、実際夏に始めると「秋までには…」とか「寒くなる前になんとかしなきゃ!」と気持ちも焦りがちになり、スムーズにいかないと寒い真冬にパンツを濡らしてしまったり、寒くなったからと途中で挫折したりするなんて事も多いようです。
春はだんだんと暖かくなる気候と共に気持ちも前向きになり新しいことを始めるにはピッタリの季節です。
新学期のきせつでもあるように新しいチャレンジにはピッタリですね。
トイレトレーニング開始までに準備すること
いざ「さぁ今日からトイレトレーニングをはじめよう!」と意気込んでみても、子どもにしたら突然「トイレ」と言われても「何だそれ???」となってしまいますよね。
スムーズなトイレトレーニングには事前の準備が欠かせません。
絵本や動画でトイレをイメージ付ける
トイレトレーニングを助けてくれる絵本やDVDはたくさんあります。
毎日そればかりでも飽きてしまうし逆に嫌なものになってしまいかねないので、少しずつ遊びや読み聞かせの時間に取り入れてママも子どもと一緒にイメージトレーニングをしましょう。
トイレを楽しい場所に変身させる
子どもにとってのトイレはただ便器が置かれた無機質な空間でとても楽しい場所とは思いにくいですよね。
トイレは薄暗くて狭い怖い場所だと思う子も居るようです。
子どもが進んでトイレに行きたくなるような空間になるとトイレトレーニングもスムーズに進みそうですね。
大好きなキャラクターのポスターを貼ったり、ぬいぐるみを置いたり、照明を明るめの物に変えるなど、明るく清潔で楽しいトイレを目指しましょう。
おしっこやうんちが何なのかを教える
これ忘れがちですが実はとても大切な事です。
おしっこやうんちが何なのかわからなければ、いざトイレに連れて行って「チーして!」と言われても、子どもは何をしていいのか分かりません。
私の子どもも最初そうでして、「チーして!」といったら「チー!」とオウム返しされて面食らった事があり「あぁそうかチーが何かが分からなければこうなるよねぇ」と反省した経験があります。
絵本やDVDも良いものがたくさんありますのでぜひ活用しましょう。
また実際におむつを変える時にも「おしっこ(チー)出たね」と声を掛けてあげるのも効果的です。
自分がトイレに行きたいときに一緒に連れて行く又は声を掛ける
ママやパパがトイレに行くときにはできるだけ毎回「トイレ行っておしっこしてくるねー!」と声をかけていきましょう。
それもとても楽しそうに!トイレに行くことは楽しい事だと思わせる事も重要ですし、最初のうちは分からなくてもおしっこやうんちが何なのか理解できるようになれば「あぁそうか、おしっこの時はトイレに行くんだ」と脳にインプットさせる事もできます。
また抵抗がなければトイレに一緒に行く事もオススメです。用を足したら「ママおしっこでたよー!ママえらいでしょ?いい子いい子して♪」と言って拍手をして大げさに喜んだりお子さんにいい子いい子と頭を撫でてもらいましょう。
「トイレ=楽しい場所=トイレはおしっこする所=トイレでおしっこしたら褒めてもらえる」をインプットしていくとスムーズなトイレトレーニングの手助けになってくれます。
まとめ
トイレトレーニングをスムーズにできるだけ親子共にストレス無く行うには、何よりも「焦らない」という心構えが必要です。
他の子が始めたからウチもと言って焦って始めたり、始めてはみたもののちっともトイレで出来るようにならないと焦ってみても、同じ月齢でも発達の個人差は長い人生の中で一番大きい時期です。
「トイレトレーニングを始めた」とか「もうおむつが取れた」とか「まだおむつなのか」といったまわりの声も気になると思いますが、ママがお子さんの様子をよく観察し見極めて判断してあげましょう。
早すぎるスタートやママの焦りの気持ちはトイレトレーニングの失敗のもとです。
おむつが早く取れたからと言って偉い!なんて事はありません。
トイレトレーニングもお子さんとの触れ合いのひとつとして楽しんで、おおらかな気持ちで取り組んでいけるといいですね。