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妊婦さん必見!ネイルは胎児への影響はあるの?ネイルで注意すべきポイントとは?

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近年は女性の4人に1人が常にネイルをしているというほど、ネイルは女性たちの重要なファッションツールとなっています。

そんな中「妊娠中もネイルをしたいけど、赤ちゃんに悪い影響があったらどうしよう…」と心配している妊婦さんもたくさんいます。
そこで今回は妊娠中のネイルについて詳しく説明していこうと思います。

マニキュアとネイルってどう違うの?

マニキュアとは合成樹脂を着色し有機溶剤で溶いたもののことを言います。
最近ではマニキュアといった言い方はあまり主流ではなくネイルカラーと言われることの方が多いです。
かたやネイルとは、本来はジェルネイルスカルプチュアなどのことを指しています。
しかし一般的にはマニキュアネイルもどちらも総称してネイル」と呼ばれていることが多いようです。

ネイルの胎児への影響は?妊娠中にネイルは大丈夫?

結論から言うと妊娠経過や体調が良好で特に何も問題がなければ基本的には大丈夫です。
ですがマニキュアやジェルネイルに含まれる有機溶剤には少し注意が必要です。

例えばこの有機溶剤の1つであるフタル酸ジブチルという物質妊娠初期である13週頃までの胎児に障害や奇形などを引き起こす危険性があるということがアメリカの研究で発表されました。
またトルエンという有機溶剤妊婦が大量に吸い込んでしまうことで奇形児や流産のリスクが高くなると言われています。
特に妊娠初期の4週から14週くらいまでは胎児脳や手足、臓器などが作られる大切な時期のため、ネイルは控えたほうがいいという医師もなかにはいます。
ですがこれらの成分が影響するのは大量に摂取してしまう場合であり、マニキュアやジェルネイルに含まれるのはごく微量のため直接危険性が伴うことはまずありません。
実際には問題ないとする医師がほとんどですので、あまり過敏になりすぎる必要はないでしょう。

どうしても心配な場合はこれらの成分を含まないものを選んだり、念のため産科医に相談してから使用するとさらに万全でしょう。

ネイルをしてもいい時期と悪い時期

妊娠中のネイルは時期や妊娠経過、体調に気を配ることがとても大切です。

例えばつわりの時期はマニキュアやジェルネイル、除光液などの臭いがつわりを悪化させる原因になるかもしれません。

特に妊娠中はあらゆる臭いに敏感になってしまう妊婦さんも多いため、臭いで気分が悪くなったり頭痛や吐き気をもよおすこともあるかもしれません。

反対につわりが治まり体調面も良好な妊娠中期はネイルを楽しむのに最も適しているでしょう。しかし体調面に問題がなくてもネイルは妊娠7ヶ月頃までにやめておくことをおすすめします。

なぜなら妊娠後期の、特に8ヶ月頃から妊婦検診で爪の状態を見て診察することが多いため、毎回検診のたびにネイルオフを繰り返すのは爪を痛めてしまうからです。

また8ヶ月以降は緊急入院や帝王切開などの手術が起こることも想定し、いつでも入院準備の荷造りをしておくことを病院から指示される時期でもあります。

どんなに経過の良好な妊婦でも何が起こるかわからないのが妊娠です。

もしネイルをつけたままだと、突然の出産手術時指先から正確なデータや数値が測れないなどの弊害があり、このことで様々な処置が遅れるという危険性があるのです。

赤ちゃんやママに何かあっては大変です。7ヶ月以降のネイルのおしゃれはなるべく我慢しましょう。

「ネイルサロンでジェルネイル」と「自分でセルフネイルカラー」妊婦にはどちらがいい?

妊娠中の体調面ネイルをする時期注意すればどちらでもかまいません。

しかしネイルサロンはマニキュアやジェルリムーバー、除光液などの臭いが充満している空間なので、妊娠初期のつわりの時期はその臭いが負担になるかもしれません。

また施術時間が2時間ほどかかるのでその間、座った状態を維持しなくてはいけません。特に妊娠後期の妊婦さんにとってこの状況は腰や背中に負担がかかる上、血流が悪くなってむくんだり気分が悪くなることもあります。

さらにネイルオフには専用リムーバーが必要な上、時間と手間もかかります。先にも述べたように、緊急時に備えるためにもこの時期のジェルネイルは特に控えましょう。

これに対しセルフネイルカラーなら臭いの問題はしっかりと部屋の換気をしながら行えますし、ネイルをつけるのも落とすのもさほど時間はかかりません。なにより体調を見ながら自分のペースでできるので安心してネイルを楽しむことができます。

このことから妊娠中はできればセルフカラーの方がおすすめです。

どうしても自分では上手く出来ないのでネイルサロンに行きたいという場合は、ジェルネイルではなくネイルカラーのような短時間で済む施術を選ぶといいでしょう。

ネイルサロンを利用する場合

ジェルネイルをするならつわりの時期妊娠後期以外の時期がいいでしょう。

そして施術前妊娠中であることを伝え、あらかじめ予約を入れておくなどなるべく時間がかからずに済むようにしましょう。

施術中に同じ体勢が辛くなったら休憩をとらせてもらったりなど、なるべく身体に負担がかからないように気をつけてください。

実はネイルサロンで扱うジェルネイルには有機溶剤をできるだけ排除し自爪に優しい成分のものを使用していることが多いというメリットもあります。

また足の爪のネイル(ペディキュア)の場合はセルフネイルですと前かがみの体勢なのでお腹にとても負担がかかりますが、ネイルサロンなら楽な姿勢で施術してもらえるのでかえって妊婦さんにとってはいいかもしれません。

フットマッサージもしてもらえれば一石二鳥ですね。

尚、ペディキュアの場合も妊娠後期は禁止にしている病院もありますので注意してください。

セルフネイルをする場合

有機溶剤が入っているネイルカラーは妊婦に有害なだけでなく、強力な除光液でないと落ちにくいため爪が傷んでしまいます。

有機溶剤をできるだけ含まない、身体に優しいネイルカラーをなるべく使うようにしてください。

速乾性の高いものを選ぶとより時間の短縮にもなります。

除光液も爪に優しいアセトンフリーのものを選ぶといいでしょう。ジェルネイルと比べるとネイルカラーはすぐに落とせることがメリットですが、あまり頻繁に落とすことを繰り返すと爪が乾燥して割れやすくなったりするので気をつけてください。

また除光液を使わずにネイルカラーを落とすという方法もあります。

セルフネイルで除光液を使わずネイルカラーを落とす方法

  • ネイルカラーの上から新たにネイルカラーを塗り、乾かないうちにティッシュでふき取るという方法です。上からネイルカラーを塗る前に指先をお湯につけて爪を温めておくとより取れやすくなります。
  • アルコール分の高いものを使う方法です。具体的にはコロンや消毒用エタノールなどです。コロンは香水などよりもアルコール分が高いので落としやすく除光液の嫌な臭いがしないので使いやすいです。また消毒用エタノールはどのご家庭にもあり、アセトンと同じ作用があるので除光液の代用品として一般的です。しかしコロンも消毒用エタノールもどちらも除光液ほど素早く落とすことはできません。ですのでコットンに浸して爪にのせ、しばらく時間をおいてからふき取るようにしてください。

まとめ

いかがでしたか?以上の点に気をつければ、妊婦さんがネイルをすることは問題ありません。

妊娠中は体の変化とともに、精神面も不安定になりストレスを抱えやすい時期でもあります。
妊婦にネイルをすると緊張や怒りなどの心的ストレスが軽減した」という研究結果も発表されていることからも、むしろネイルには妊婦のストレスを和らげるリラックス効果があるといえます。
ストレスは妊婦の大敵です。ぜひ身体に負担のない範囲で妊娠中のネイルを楽しんでくださいね。

be-a-mother編集部:
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