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ママたちが集まればワイワイ話し声が絶えないものです。
そんなママ友の間での雑談。
これがどうしても苦手…という人も少なくないはずです。
雑談をはずませるためにはルールがあります!
それは「中身がないことに意味がある」「結論はいらない」「サクッと切り上げる」ということです。
今回はそのルールに基づいた雑談下手さんへのおすすめ会話術を紹介したいと思います!
会話のプロであるカウンセラーも使っている方法も、ほんの少しのコツで身に付きますよ。
ママ友との雑談が苦手な理由
ママ友との雑談が苦手な理由には次のようなものがあります。
- もともと人見知り
- 話題についていけない
- 雑談に意味を見出せない
- 終わり時がわからない
- ママ友間特有の独特の雰囲気が苦手(相手を持ち上げすぎない程度にほめる)
ママ友間での雑談に限らず、雑談が苦手な人に良く聞かれる理由です。
学生時代の友人とは違い、「友達」といえども常に腹の探り合いをしているようなママ友間の雰囲気が話しづらさを増加させているようです。
だからこそ雑談をスムーズに行うことで、独特の雰囲気も軽くあしらえるようになっていくはずです!
雑談のここが大切!雑談の3大ルールとは?
雑談とは「相手との心理的な距離を縮め、人間関係を豊かにするための方法」です。
ではどんな雑談が「良い雑談」なのでしょうか。
教育学者である齋藤孝先生の著書「会話がはずむ雑談力」では、雑談の3大ルールが挙げられています。
それは
- 「中身がないことに意味がある」
- 「結論はいらない」
- 「サクッと切り上げる」
です。
中身がないことに意味がある
気心の知れた相手と話していると時を忘れるほどで、気が付けば何時間も過ぎてしまったことはありませんか?
けどどんな話をしたのか思い出そうとしても、特にこれといった話はしていない…なんてことも。
でもこれが同じクラスのママになると、途端に無口になってしまい沈黙に気まずい思いを味わうことになってしまいます。
これは「きちんと内容のある話をしなければいけない」という気負いのせいかもしれません。
もちろん話し合いのテーマがあって、それに沿って話をしなければいけない時はありますが、雑談の場合は会話のテーマは何でも良いのです。
雑談が苦手と思っている人の中には、そんな意味のない会話をするのが苦痛だと思っている人もいるはず。
でもママ同士の会話の中からは、行事での暗黙のルールや、学校や習い事の情報、受験対策までいろんな情報が得られるようです。
情報収集も兼ねていると思えば苦痛も少しは減るはずです。
結論はいらない
女性同士の何気ない会話を聞いてみると、例えば天気の話をしていたと思ったら次には夕飯の話、と思ったら柔軟剤の話に…とコロコロ話題が変わっていくものです。
一般的に「男性は話に結論を求めて、女性は共感を求める」と言われます。
女子の話が続くのは会話に結論をつけずに、共感しながら話を進めていくからなのです。
雑談は相手と時間を一緒に過ごす、ということが目的でもあります。
そのため、特に結論は必要ありません。
もし「○○と△△ならどっちにしようか迷ってるんだよね。」という話に、「○○はこうで△△はこうだけど、どっちにする?」などと結論を求めようとしたら、会話はそこで終了です。
この場合は「そうだね、まよっちゃうよね」と共感を示すことで、雑談としては成功したことになります。
サクッと切り上げる
「結論づけないこと」が雑談としては好まれますが、いったいいつ終わるの?という雑談も困りものです。
雑談を切り上げてしまったら、逆に薄情な人と思われてしまうんじゃないかと思い、なかなか終わらせるタイミングがつかめないという人も多いはずです。
しかし雑談はダラダラと長引かせるよりも、サクッと切り上げた方が良いそうです。
もうそろそろ切り上げたいな、と思ったら「ごめんなさい、そろそろ上の子が帰ってくるから」「この後買い物に行かないといけなくって」など、適当なところで理由を告げて、サクッと終わらせてしまいましょう。
もちろん真剣に悩み相談がされていれば別ですが、雑談であればいつ切り上げても大丈夫です。
サクッと切り上げることで楽しい印象が残り、「また話したいな」と名残惜しく思ってもらえるかもしれません。
雑談をはずませるポイント~おすすめ会話術!
「そうなんだ」で終わらせない~「+ひとこと」を意識して!
雑談が苦手だと思っている人の会話を聞いていると、「あ、そうなんだ」で終わってしまっていることが多いものです。
もしあなたが苦労してひねり出した話題が、相手の一言で終わってしまったら、この話題はつまらなかったのかな、と悲しくなりませんか?
ここで雑談を広げるポイントとして、「+ひとこと」を意識するとよいでしょう。
例えば次のような会話です。
B:ないよ。
A:この前行ったんだけど結構おいしかったよ。
B:○○○
こんな会話の時、最後のBの返事に
「そうなんだ」
と使ってはこの会話はそこでおしまいになってしまいます。
ここで、
「そうなんだ」+「どんなメニューがあるの?」
とひとこと加えれば、さらに会話は広がり、店の内観やAさんの好きな食べ物の傾向なども知ることが出来るかもしれません。
雑談をはずませるためにはまず「+ひとこと」を意識してみましょう。
聞き上手になる「オウム返し」は聞き上手への最短手段!
「オウム返し」は話を聞くプロであるカウンセラーも良く使う方法です。
話をふくらませたい、相手の気持ちをもう少し聞きたい、という時にこの「オウム返し」をすることで、相手にもう少し話を広げてほしいと無意識にメッセージを送っていることになるのです。
例えば次のような使い方をします。
A:それでどうしてもっていうから引き受けちゃったの。
B:どうしてもって言われて引き受けたの?
A:そうなの、だって断れなくて。
B:断れなかったんだ。でも大変じゃない?
下線をひいたBの発言は、Aの発言をほぼそのまま繰り返しているような形です。
相手の言ったことを繰り返すような返答をすることで、相手は無意識的に自分の発言の説明をしてくれます。
自分の全く知らない話の流れでも、この方法である程度は会話を続けることが出来ます。
そのうち自分の知っている話題になった時に、「そういえばこんなこともあって…」と話題を提供すれば、あっという間に「会話上手」になれるはず!
「知らない」は恥ではない!雑談を膨らませる絶好のチャンス
他のママに(世間知らずと思われたくない…)と思ってしまい、雑談が苦痛になっていませんか?
もしそれが面接や試験なら「知らない」ことは避けたいですが、雑談の場合その話題を「知らない」人がいることは雑談をはずませる最高のシ
チュエーションです。
例えば次のようなイメージです。
A:~~って本当にかわいいよね。
B:え、知らない!それって何?
A:え、知らない?あの猫のキャラクターなんだけど。
B:知らなかった!教えて!
というように、知らないことを教えてもらおうとすることで、会話が広がっていきます。
話題に出すということは少なからず興味を持っているということなので、相手も教えるのを嫌だとは思わないはずです。
なおさら教えたがりのママならどんどん話を進めてくれるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
雑談をはずませる会話術はちょっとした工夫ですぐに身に着けることができます。
中でも一番のおすすめは「オウム返し」のテクニックです。
相手の言葉をそのまま返すことで、「話をちゃんと聞いているよ」というメッセージにもなるので、相手も「あの人と話すと楽しい!!」と思うこと間違いなしです。
ママ友の雑談は苦手意識を抱きやすいものですが、今回の記事を参考に気楽な気持ちで雑談をしてみてくださいね。