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赤ちゃんのトイレトレーニングは、親にとっても一大イベントですね。
他の子と比べて遅れていないか、いつまでにトレーニングを完了すればいいのか、いつから始めれば楽に進められるのか、等々気になることがたくさんあると思います。
今回は先輩パパママの意見を参考に、トイレトレーニングのやり方やコツ、注意事項などをご紹介してきます。
これからトレーニングを始めようとしている人も、すでに始めているけれど上手に進められず悩んでいる人も、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃん&子供のトイレトレーニングはいつから?準備するもの(おまる・補助便座・トレーニングパンツ)と練習方法
それでは早速、トイレトレーニングの流れや準備すべきものなどについて、ご紹介していきます。
赤ちゃんトイレトレーニングの流れ
準備するもの
- 補助便座やおまる(部屋の大きさや、子どもの興味に合わせたもの)
- ビニールシート(おまるの周辺に敷いたり、寝るときに敷くと安心)
- トイレトレーニング用パンツや布パンツ
- トイレを題材にした絵本やDVDなどの教材
トイレの意味を理解させる
絵本やDVD教材を使ったり、親がトイレをしているところを見せて、トイレが何をするところなのかを理解させます。
子どもが興味を持ち始めたら、何歳でも構わないのでトレーニングを開始してみましょう。
赤ちゃんトイレトレーニングの手順とコツ!
最初は朝起きたときにトイレに連れて行きます。
その後は30分ごとに声をかけましょう。トイレに行くことを習慣づけるのが大切です。
コツ1失敗しても怒らない
出来なくて当たり前、という気持ちでのぞみましょう。
最初はトイレに来れたこと自体を褒めてあげてください。
しばらくトレーニングを続けていくうちに子どもがトイレに行きたいときのサインも分かってきます。
コツ2諦めず辛抱強く繰り返させる
子どもの感覚では、おしっことうんちは別物のようです。
どちらが先、と決めずに、流れに任せてトレーニングを進めましょう。
また昼間は高い確率でトイレに行くことができても、夜中のトイレはもう少し先です。
夜中はおむつを使うなどして、ゆっくり進めていきましょう。
赤ちゃんトイレトレーニングの中だるみに注意!!
何回か成功するようになってくると、子どもがトレーニングに飽きたり、親の方も声掛けを忘れたりして、中だるみするようになってくることがあります。
一旦気持ちを落ち着かせるためにトレーニングを中断するのもあり。
一度でもトイレが成功した経験があれば、途中休憩を挟んでも、またすぐに出来るようになります。
外出時や寝るときもパンツのみに
中だるみの時期も乗り越え、9割ぐらいの確率でトイレが成功する段階になってきたら、思い切って外出時や寝るときも、おむつを外してみましょう。
外出時には、こまめに声をかけてあげるようにしてください。
寝る前と朝起きてすぐのトイレを習慣づけましょう、寝るときは失敗しやすいのですが、布団の上にバスタオルや防水シートを敷いておくと親の気持ちが楽になります。
おしっこの量によってはこれらの対策をしていても、布団が濡れてしまうことがありますが、子どもの成長のためと思い、ある程度は割りきることも必要です。
おねしょをしてしまった朝も、朝はトイレに連れて行って座らせます。まずは習慣づけることが大切です。
親が焦らず、失敗しても怒らないことが大切です。
親も子どもも楽しく進められて、気が付いたらトレーニングがおわっていた、となれば良いですね。
赤ちゃんのトイレトレーニングはいつから?開始の見極めポイント4つ
次にトイレトレーニングを開始する時期ですが、一般的には「2歳の夏が最適」と言われていますが、実は子どもによって最適な時期は異なります。
その理由と、開始時期の見極め方のポイントを見ていきましょう。
赤ちゃんのトイレトレーニングはいつから?
以下のポイントを目安にして、トレーニングを開始するようにしてください。
歩いてトイレに行けるようになる
子どもが自分の意思でトイレに行くことが重要なので、まずはトイレまで歩けることが大前提。
また自分の意思でトイレに行くようになるためには、脳からの「おしっこが溜まったから排泄せよ」「トイレまで排泄をガマンせよ」という指令が大切。
トイレが排泄する場所と覚えさせるために、親がやってみせるのも効果的です。
おしっこの間隔が2時間以上あく
平均で2歳頃になると、膀胱のサイズが大きくなって一定時間おしっこをガマンできるようになります。
おむつ替えのときに濡れているかどうか確認してメモするようにしておくと、大体の間隔が分かります。
また、こどもが遊びに夢中になっているときは自然とトイレを我慢しますので、それが我慢する感覚を覚える練習にもなります。
下手に遊びを中断させてトイレに連れて行ったり頻繁におむつ替えをすると、この感覚がつかめず、かえってトレーニングが長引くこともあります。
赤ちゃんが意思を伝えられる
おしっこをしたくなったときに言葉で言ったり、ママを引っ張ってトイレに連れて行くなど、意思表示ができるようになることが必要です。
最初はママはトイレに座らせて、たまたま成功した、というのでもOKですが、それでは自発的な行動には繋がりにくいです。
それまでは絵本やDVDで興味を持たせる、というやり方にしても良いでしょう。
3歳ごろになって言葉も話せるのにお知らせしてくれない場合は、トイレが怖いなど別の理由があることも考えられます。
できれば春スタートがおすすめ
夏に向かって汗をかくことが多くなるため、おしっこの間隔が長くなり、ママの負担が減ります。
しかし夏から始めると「秋までに終わらせなければ」と焦ってしまうため、春からはじめて、「これからどんどん楽になっていく」と思うほうが心の余裕ができるのでおすすめです。
赤ちゃんのトイレトレーニングの前に行う準備
トイレトレーニングを楽しく進めるために、トレーニングを行う前に準備しておきましょう。
トイレの雰囲気を楽しく
好きなキャラクターのシールやポスターを貼ったりして、子どもがトイレに行きたくなるような雰囲気作りをします。
消臭対策も万全に。
絵本やDVD教材でトイレについて学ぶ
まず排泄の仕組みを学び、トイレがどういう場所か理解させ、恐怖心をなくしましょう。
トレーニングパンツ等を購入する
使い捨ての場合は良いですが、布タイプを使う場合は、トレーニングがいつまで続くか分からないので、最初からあまり買い込まないようにしましょう。
おしっこの頻度や回数を見て、買い足していくのが良いでしょう。
トイレトレーニングは、他の子がもうはじめているから、とママやパパが焦っても上手くいかないことが多いです。
上記のポイントを参考に、トレーニングを始めるのに最適なタイミングを見計らってください。
それまでは絵本やDVDでトイレに興味を持たせるなど、事前準備を頑張ってみてください。
おまるはいつから?補助便座はトイレトレーニングに必要なの?
続いて、トイレトレーニングには欠かせないおまるや補助便座についてです。
どちらを使えば良いのか、どういったものがおすすめなのか、順番に見ていきましょう。
トイレトレーニングを始める目安・条件
繰り返しになりますが、トイレトレーニングを始めるためには
- おしっこの間隔が2時間以上あく
- 一人で歩いてトイレに行ける
- トイレに行きたい意思を伝えられる
という条件が必要です。これらの条件を満たしていないときにトイレトレーニングをはじめても、上手く進められずに長引いてしまうことが多いです。
トイレトレーニングのステップは?
- 1歳ぐらいから絵本やDVDなどでトイレの存在や、どういう場所なのかを教える
- ママがトイレに行くときに誘ってお手本を見せる
- トイレを楽しい場所と感じられるように雰囲気作りをする
- ためしに補助便座に座らせてみる
- おしっこの間隔が2時間以上あくようになったらトイレを使う。補助便座が難しそうであれば、おまるを使う
上記のステップで進めていきましょう。途中、嫌がるときは無理強いせずに一旦止めて様子を見ます。
怖い、不快などマイナスな印象を与えないようにしましょう。
上手くできたら、これでもかというぐらい褒めてあげてください。
おまるはいつから?補助便座は必要?:子どもの状態や月齢に合わせる
おまるを使うか補助便座を使うかは、こどもの年齢や体の大きさなどによって異なります。
- おまるを使うのが良いケース・・・ひとりでお座りはできるものの、椅子にバランスよく座ることができない場合
- 補助便座を使うのが良いケース・・・椅子にバランスよく座れるけれど、大人と同じ便座は怖がる場合
- おまるも補助便座も必要ないケース・・・1歳半~2歳ぐらいの時期で、便座にすわっておしっこができる場合。この場合も、大人用便座は背が高いので、踏み台を用意してあげること。
おまるや補助便座のメリット・デメリットは?
おまるのメリット・デメリット
メリット
小さなこどもでも、両足を床について安定させられるので、トイレに座るのが怖いという子に向いています。
またトイレの個室自体が怖いという場合も、おまるなら廊下やリビングに移動させられるので便利です。
デメリット
おまるに直接排泄するので、片付けや衛生管理が大変という人もいます。
また、おまるからトイレへの移行期間も必要になるので、トレーニング期間が長引いてしまうことも。
補助便座のメリット・デメリット
メリット
そのまま流せばいいだけなので後始末が楽です。
最初からトイレでトレーニングをするので、おまるよりも短期間でトレーニングを完了できることもあります。
デメリット
こどもの体がまだ小さい場合は、上手く座ることができず、体が不安定になることがあります。
また段差を置く必要があるので、狭いトイレでは使えません。
先輩ママの意見を聞くと、月齢が低いうちからトイレトレーニングに挑戦する場合は、おまるを使うのがおすすめとのこと。
子どもの体型や運動神経に合わせて選んであげましょう。
おまるや補助便座の種類やおすすめは?
おまるや補助便座の選び方は、こどもの体型やママの扱いやすさを考えて選びましょう。
いろいろな形のものがありますので、一部をご紹介します。
またぐタイプ
ハンドルが前についていて、力みやすいのですが、トイレのたびにパンツやズボンを全部脱がせなければならず手間がかかります。
座るタイプ
両側に取っ手がついているようなものや、お尻に当てるだけの壷のようなものなど、様々な形があります。パンツやズボンを下に下ろすだけで楽にできます。
おまると補助便座が兼用できるタイプ
おまるの中には入れ物と座面が分解できるタイプがあり、座面をトイレにとりつけ、補助便座として使用することができます。
最初からおまると補助便座の2段階でトレーニングを行うことを想定している場合は、このタイプを買うのがおすすめです。
トイレトレーニングは焦らず、最初はおしっこかうんちのどちらかにして、夜はオムツをつけるなど、ゆっくり気長に取り組むことが大切です。
おまるや補助便座を選ぶときは長期戦になる可能性もあるので、ママがお手入れしやすいというのも大事なポイントです。
まとめ
トイレトレーニングをスムーズに進めるためには、焦らず余裕を持って、楽しく行うことが大切です。
周りの子と比べるものではないということを理解し、子どもの成長に合わせてサポートしてあげてください。
少し大変かもしれませんが、この時期にしか出来ない経験です。せっかくですから、楽しい気持ちで行えると良いですね。
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