おむつ卒業の時期はこどもによって本当に様々ですね。昔の人ほど早いほうがいいと言いますが、のんびりのほうが良いという意見もよく聞きます。
最近では保育園に入ってから頑張ってオムツを外す子も少なくないようです。
私は周りから「まだおむつなの?」の声に焦りトイレトレーニングを早く始めすぎて失敗した経験があります。
そんなことからもトイレトレーニングを始める時期はいつがいいのか、スムーズに卒業するにはどうすればいいのかなどを体験談を交えながらご紹介したいと思います。
▼▼おむつのサイズの選び方についてお悩みの方はこちら記事をご覧ください。▼▼
https://be-a-mother.info/childcare/omutsu
トイレトレーニングをはじめる時期
トイレトレーニングはいつから始めればいいのでしょう?
まわりがパンツになったと聞くと焦ったり、おじいちゃんやおばあちゃんに「まだオムツなの?」なんて言われると「早く外さなきゃ!」なんて思ったりしますよね。
私も2歳児健診の時周りの子がみんなパンツでオムツをしているのは数人だった時ビックリと同時にとても焦りを感じました。
決して他の子と比べている訳ではないのだけれど、ママ友たちからは「最近はみんなゆっくりで保育園にいってから先生にお願いすればいいかな」なんて話を聞いていたのでウチもゆっくりでいいかななんて思っていたのに、全然みんなゆっくりじゃないじゃん!ととても焦ったものです。
しかしこれは焦る必要はまったくなく、早くオムツを卒業したからえらい!という訳でもまったくないので安心して下さい。
ではいつから始めるのが良いのでしょうか?
トイレトレーニングを始める3つの目安
一人で歩けますか?
一人で歩けないうちは体の発達自体がまだまだ未熟です。トイレに一人で座っていられるかも疑問です。
お家なら慣れたおまるもありますが、外出時などはどうしても大人用の便座に支えて座らせるようになりますので、一人歩きができる位の体の発達が必要です。
おしっこの間隔が2時間以上空くようになっていますか?
おしっこの間隔がまだそんなに空かないうちはそんなに膀胱におしっこが溜まらずに出ている状態なので尿意もそんなに感じません。
またしょっちゅうトイレに行くようになるので大変ですし、トレーニング中の失敗も多くなればその分自信を失う事にもなり兼ねません。時々オムツを確認して間隔を計るようにしましょう。
だいたい2時間くらい空くようならトイレトレーニングスタートの合図です。
言葉や動作で自分の意思を伝える事ができますか?
兎にも角にも「おしっこ」や「うんち」と言えなければどうにもなりません。言葉の発達はそれぞれです。「ちー」でも「うん」でも親子の間でそれと分かるような言葉が覚えて言えるようになったら始めても大丈夫でしょう。
以上の3点ができればトイレトレーニングを開始しても良い合図だと言われています。やはりまわりの状況ではなく子どもの体の準備が整ってから始めるのが良さそうですね。
おむつ卒業トレーニングスタート前の準備
実は私焦りも合って何の準備もせずいきなり「よし!今日からトイレトレーニングするぞ!」と意気込んで始めました。だから失敗したんだなと今振り返ると思います。
やはりどんな事にも準備は必要でトイレトレーニングもそのひとつです。
うんちやおしっこが出る時の癖を把握する
ウンチをする時は物陰に隠れてするとかおしっこの前にはやたら動き回るなど色々とサインを出してからする子が多いようです。
そんなサインを見逃さず覚えておくといざ!というときにトイレに誘いやすく成功しやすいので、事前にママが良くお子さんを観察しておくといいですね。
おむつが濡れたらすぐ替える
主婦としては少しもったいないような気がしますが、濡れたとわかったらすぐに取り替えましょう。おむつが濡れているとおしっこが出たという間隔が分からなくなってしまうそうです。
替える時は「おしっこでたね!すごいね!」といっぱい褒めてあげるといいですよ。おしっこが出るのが悪いことではないと思ってもらう為にも「おしっこ出たでしょ!?」と強い口調で問い詰めるような言い方をするのは絶対にNGです。
「おしっこでたかな~?」と優しく問いかけてみましょう。
▼▼おむつかぶれで悩んでいる方はこちらの記事をぜひ読んでみて下さい▼▼
https://be-a-mother.info/childcare/omutsukabure
ママがお手本に
私トイレに行くときには必ずこどもにトイレ宣言をしてから行きました。
「これからママおしっこしてくるね!頑張るね!」と(笑)終わったら「ママおしっこ出たよ!すごいでしょ!いい子いい子して」と子どもに頭を撫でてもらいました。
子どもはマネっこするのが大好きです。
こうしてトイレに行くと褒めてもらえるという意識付けを先にしておくのもオススメです。
トイレを子ども仕様に
大人っぽい素敵なトイレは子どもにはまったく興味のない空間です。
好きなキャラクターのポスターを貼ったり、トイレカバーをかわいくしたり、トイレって楽しいところ!と思わせる事が大切です。
うんちとおしっこが何なのか教える
これ意外と見落としがちな事で、大人も自分がまったく興味の無い事を話されると「???」何言ってるの?となりますよね。
子どももいきなり「ウンチ出る時教えて!」と言われても「ウンチ?Why?」となっている子も結構いるのです。
そして「出る時教えてって言ったじゃない」なんて言われてしまったらウンチ=怒られるとなってしまい、トイレトレーニングも進まなくなっていまいます。
トイレトレーニングを意識した絵本やDVDがたくさんあるので、さりげなくそんな物で意識付けしておくといいですね。
トレーニンググッズを揃える
おまるや補助便座、トレーニング用のオムツやパンツ、踏み台など必要なものは揃えておきましょう。
トレーニング用オムツは紙製でおしっこが出た間隔がわかりおしっこが出ると気持ち悪く感じるようにできています。
汚れたら捨てるだけでとても便利ですが普通のおむつより少しお値段お高めです。トレーニング用パンツは布製で布が何層にもなっていて厚い作りになっています。もちろん布製のパンツなので濡れた感じも分かり履いていると気持ち悪いです。
汚れたら洗ってまた使えるので非常に経済的ですが、何層にもなっているのでなかなか乾きづらいので何枚か必要になってきます。
おむつ卒業のための4STEPトレーニング
STEP1 おしっこうんちのサインを見たらトイレに誘う
準備の時にしたそうな時のサインを確認していますね。
そのサインを見たらすかさずトイレにさそいましょう。またオムツをチェックして2時間以上たつのにオムツが濡れていない時もチャンスです。偶然にも成功したら「おしっこでたね!!」といっぱい褒めてあげましょう。
もし嫌がるようだったらあまり深追いせずにその日は諦めてまた翌日チャレンジしましょう。
トイレに座りたがらない子も居るでしょう。そんな時もムリは禁物です。
STEP2 おまるやトイレで成功する回数を増やす
1回でも成功したら子どもも褒められた事を良く思っていますから何度もタイミングをみて誘ってみましょう。
起きてすぐはチャンスです。またお出かけの前やお昼寝の前など意識的に誘ってトイレに座る癖をつけるのもいいですね。
ただ遊んでいる最中や何かに夢中になっている時はなるべく声を掛けるのはやめておきましょう。せっかくの楽しい時間がトイレで台無しになってしまうとトイレが楽しくない物になってしまいます。
タイミングを間違えないようにしましょう。
STEP3 いよいよパンツに
成功する回数が半々くらいになってきたら思い切ってパンツにしましょう。
ここがママの踏ん張り所です。オムツではなくなった途端失敗して洋服や床を汚されたらと思うと、ついつい頻繁にトイレに誘ったり、失敗すると怒ってしまったり。
すると一気に子どももトイレ嫌いになりまたSTEP1からやり直しになってしまいます。
失敗して足をつたうおしっこを気持ち悪いと思ってトイレに行くようになる子も居ますし、そんな時にこそ「おしっこでたね!」と言ってあげると「あぁこれがおしっこなんだ」とおしっこを認識してくれるようにもなるので、怒ったりため息をついてりせず頑張りましょう。
STEP4 トイレ宣言を待つ
子どもが自分から「おしっこ!」と言ってくれるのを待ちます。
ママはトイレに誘うことはできても自分から言うようにするのには、その子の自主性や成長があってこそです。誘って成功しているなら焦りは禁物。
絶対にそのうち自分から教えてくれるようになるので焦らず気長にその時を待ちましょう。どうしても自分から教えるようにならなければママが誘うのをここでいったんやめてるのも手です。
ママが誘ってトイレでおしっこをすると気持ちいいという感覚をもう十分に知っているので、ママが誘わずに失敗すれば「気持ち悪い」と感じトイレに行こうと思ってくれるようになります。
後始末が大変ですがイライラせずに見守ってあげてください。
まとめ
いかがでしたか?トイレトレーニングは始める時期も方法もさまざまです。
お子さんの様子をよく観察して大きな心でゆとりをもってチャレンジしましょう。イライラと怒ることはトイレトレーニングでは禁物です。うまくいかなかった時はいっそ少し大きくなるまで先延ばしにするのも手ですよ。その方が子供の自主性も増しトレーニングもしやすくなります。
どんなに遅くても保育園に入ってプールが始まる頃には絶対にみんなパンツになっているので心配いりません。焦らずママとお子さんのペースで頑張りましょうね。