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歯が生えてきた赤ちゃんのおやつには、おしゃぶり昆布が最適です。
昆布にはたくさん栄養がありますし、硬さがあって長く噛んでいられるので歯固めとしても使えます。
一方できちんと噛み切れるようになってからでないと喉に詰まらせる恐れがあるなど注意しなければならないこともあります。
今回は赤ちゃんにおしゃぶり昆布を与えると良い理由やメリット・デメリット、与えるときの注意点などについてご説明いたします。
おしゃぶり昆布を手作りする方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
おしゃぶり昆布は、どうして赤ちゃんのおやつにおすすめなの?与え方のポイントは?
おしゃぶり昆布が赤ちゃんにおすすめの理由
栄養が豊富
昆布には食物繊維やカルシウムが豊富で、ほかにもマグネシウムやタンパク質、亜鉛、ヨードなど多くの栄養が含まれています。
ヨードには基礎代謝を高める働きと知能を発達させる作用がありますので、まさに赤ちゃんにはぴったり。
ヨードが不足すると、身体がだるくなる、動きが鈍くまる、成長が遅れるなどの影響が報告されています。
赤ちゃんに積極的に摂らせてあげたい栄養素の一つですね。
糖分がほとんど含まれていない
味付きのおしゃぶり昆布の場合、多少の糖分が含まれていますが、それでも他の市販されている赤ちゃん向けのおやつに比べると、だいぶ少なめです。
糖分が多く含まれているおやつに慣れてしまうと、食べ過ぎてカロリー過多になったり、離乳食やミルクを嫌がるようになってしまうことがあります。
食べ過ぎる心配がない
おしゃぶり昆布は噛みごたえがあるだけでなく、なかなかなくならないので、サクサク食べられてしまうクッキーやボウロなどと比べて、食べ過ぎてしまう心配がありません。
おしゃぶり昆布のメリットとデメリットは?
メリット
- 低カロリーである・・・昆布のカロリーは10gあたりわずか10kcal。しかも前述したとおり、硬くてなかなかなくならないので、食べ過ぎてしまうこともありません。
- ミネラルが豊富・・・ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルは成長に不可欠なのにも関わらず、身体に吸収されにくいといわれています。しかし昆布に含まれるミネラルは吸収率が高く、成長に必要な栄養を補うことができます。
- 長く噛み続けられる・・・噛むという行為は脳に直接刺激を与え、脳の発達を促します。長く噛み続けられるということは、その時間だけ長く脳を活性化できるということです。
デメリット
- 喉に詰まらせる恐れがある・・・きちんと歯が生えて噛み切ることができないと、昆布のかたまりを喉に詰まらせたり、口を怪我してしまう恐れがあります。
- 塩分に注意が必要・・・赤ちゃんは身体が小さいので、大人と同じ量でも塩分過多になりやすいですし、小さいうちから塩辛いものを食べなれていると、その先も味の濃いものを好むようになり、偏食や肥満、生活習慣病の原因になってしまいます。大人用のおつまみになっているおしゃぶり昆布は塩分が強いので、赤ちゃんや小さい子供に与えるには適していません。
与えるときに注意するポイントは?
- おしゃぶり昆布を与えるのは、2歳以降しっかり歯が生えてからにすること
- 塩分が強いおしゃぶり昆布は赤ちゃんに与えないこと低カロリーで栄養が豊富、長く噛んでいられるとメリットの多いおしゃぶり昆布ですが、赤ちゃんに与えるときは上記のポイントを守るように注意してください。
赤ちゃんにあげても良いおしゃぶり昆布の種類と味について
次に赤ちゃんに与えても良いおしゃぶり昆布の種類を具体的にご紹介します。
購入が可能であれば、ベビー量販店に置いている赤ちゃん用のものが望ましいのですが、味が濃くなければ大人用のものでも大丈夫です。
お酒のおつまみ用は塩分が強いので、避けるか、どうしてもあげる場合は塩気をサッと水で流しましょう。
かつお仕立て
基本の味付けです。大人用をあげても問題ありませんが、塩分の強いものには注意しましょう。
大人が食べて「ちょっと味が薄い」と思うぐらいが、赤ちゃんにとっては丁度良い味付けです。原材料を確認し、防腐剤等の添加物が使われているかどうかも確認しておくとより安心です。
梅味
梅味は赤ちゃんには刺激が強いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、かつお仕立てと同じく、味付けが濃くなければ赤ちゃんに与えても大丈夫です。
梅自体は赤ちゃんにも良い成分が含まれていますので、大人が食べてみて、優しい酸味を感じるものをあげてみましょう。あまり酸っぱいものだと赤ちゃんが食べるのを嫌がる可能性もあります。
だし昆布
おしゃぶり昆布ではなく、毎日の料理に使うだし昆布は与えても良いのでしょうか?
結論から言うと、だし昆布を赤ちゃんにあげても大丈夫です。
ただし稀に塩分が濃いものもありますので、その場合は少し水洗いしてください。
縦に長めにカットしてあげると、赤ちゃんも長い時間噛んでいられます。
節約おやつに!だしを取った後の昆布
だし昆布をあげてもOKと書きましたが、だしを取った後の昆布もおすすめです。
だしを取った後は味も薄くなっていますし、だし昆布のリサイクルになるので、節約にもなります。作り方は、だしを取った後の昆布を食べやすい大きさに切って、レンジでチンするだけ。
再びパリパリとした噛み応えのある昆布になります。
だしが出切ってあまりにも味が薄すぎる場合には、レンジで加熱する前に、ほんの少し塩かほんだしを振りかけてみてください。
これなら安心!赤ちゃんの歯固めにおすすめの食材
おしゃぶり昆布のほかにも、赤ちゃんの歯固めになる、おやつとしておすすめの食材をご紹介します。
なるべく薄味で噛みごたえがあり、長く噛んでいられるものを集めました。
スティック野菜
野菜をスティック状にカットするだけですので、作るのも簡単です。
歯固めには人参やキュウリなど少し歯ごたえのあるものがおすすめ。持ちやすい大きさに切ってあげましょう。
セロリも歯固めに良いと言われていますが、繊維が赤ちゃんの喉に詰まる恐れもあります。
与えるときは目を離さないように注意してください。
干し芋
自然な優しい甘さが大人にも人気のおやつです。
栄養もたっぷり入っていますし、ほとんどの商品は無添加です。適度な固さがあるので歯固めとしてもぴったり。
赤ちゃんにあげるときは持ちやすい大きさに縦に裂いてからあげてください。
産地やさつまいもの種類もいろいろ選べますので、美味しいと思うものを探してください。
フランスパン
海外でよく歯固めに使われているというのがフランスパンです。
バターや砂糖・牛乳などが入っていないので、離乳食としてもおすすめ。
周りの皮部分が硬すぎるのでは?と思うかもしれませんが、何度もかみかみしているうちによだれで柔らかくなっていきます。
手作りクッキーやビスケット
クッキーやビスケットも、市販のものは柔らかくて食べ過ぎたり、糖分が多すぎたり、はたまた添加物が入っていたりしますが、手作りするとこれらの心配が一気に解決しますよ。
堅めに焼くと歯固めとしても最適です。
バナナなどの果物や、かぼちゃやさつまいもなどの野菜を練りこんでも良いですね。
牛乳や卵などアレルギーの原因となりそうなものは入れるのを控え、また砂糖も多くなりすぎないように注意してください。
参考までにおすすめのレシピを載せておきます。
砂糖は入れず、バナナのみの甘さなので、優しい味がします。
材料全部を混ぜて焼くだけと、とっても簡単ですので、時間があるときにぜひ挑戦してみてください。
バナナクッキーのレシピ
材料
完熟バナナ・・・2本
小麦粉・・・200g
全粒粉・・・100g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
オリーブオイル・・・大さじ2
作り方
材料を全部まぜ、大人の指程度の長さ・太さに成型して天板に並べる。180度に予熱したオーブンで表裏それぞれ15分ずつ焼いてできあがり。
(出展:バナナクッキー(歯固めクッキー) by まびさな [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが251万品 https://cookpad.com/recipe/1924560)
まとめ
いかがでしたか?
おしゃぶり昆布は栄養満点で低カロリーなので、赤ちゃんのおやつには最適です。
選ぶときは赤ちゃんのうちから濃い味に慣れてしまわないよう、塩分控えめのものや添加物が入っていないものにしましょう。
だし昆布から手作りするのもおすすめです。
その他にもおすすめの歯固めおやつをご紹介しました。
自然由来の味を楽しめて無添加、そして栄養が豊富なものばかりですので、大人のダイエット用おやつとしてもおすすめです。
親子でおやつタイムを楽しんでください。