X

妊娠初期にあごに吹き出物が出やすいのはなぜ!?その理由とケア方法を紹介!

Sponsored Link

妊娠初期は妊娠が判明して嬉しさいっぱいの時期ですよね。

でもその反面、肌トラブルに悩まされている妊婦さんも少なくありません。

私も妊娠初期にあごに吹き出物ができ、炎症を起こして痛い…しかもなかなか治らずとても悩まされました。

あごの吹き出物は妊娠初期にかなり多い症状なので悩んでいる妊婦さんも多いことと思います。

そこで今回は妊娠初期にあごに吹き出物が出やすい理由と妊婦さん向けのケア方法についてお話ししていきましょう。

「吹き出物」と「ニキビ」の違い

一般的に、10代などの思春期にできるものを「ニキビ」といい、大人になってからできるニキビを「吹き出物」といったように言い分けることが多いと思われます。

しかし基本的には2つは同じものであり明確に分けられていません。

また炎症の有無などの症状によって呼び方が違うということでもありません。

医学的にもどちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という同一の皮膚疾患として扱われています。

妊娠初期にあごに吹き出物が出やすい理由

プロゲステロンによる過剰な皮脂分泌

妊娠初期にあごに吹き出物が出やすいのはなぜでしょうか?

ズバリこれは妊娠によるホルモンバランスの影響が主な原因になります。

妊娠初期は2大女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が急激に分泌されるようになります。

このうちのプロゲステロンの方は男性ホルモンに似た作用を持っています。男性ホルモンは水分量を低下させ皮脂分泌を促す働きがあるため、過剰な皮脂が毛穴を詰まらせたりターンオーバーが乱れて角質肥厚しやすくなることであごに吹き出物ができやすくなります。

あごやフェイスラインにできる吹き出物は別名「ヒゲニキビ」といわれることからも、男性ホルモンに似た働きであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響が強く出てしまった状態と言えます。

つわりによる食生活の乱れ

妊娠初期はつわりが起こる時期です。つわりによって食生活のバランスや食事量が乱れることで肌は栄養不足に陥ります。

すると肌再生力が低下し肌の新陳代謝(ターンオーバー)も乱れてしまいます。すると角質が肌表面に肥厚してしまい毛穴を詰まらせることで吹き出物ができやすくなります。

妊娠初期の睡眠不足

一般的には妊娠すると1日中眠気を感じやすくなるものなので、妊婦さんに睡眠不足なんて縁がないように思いますよね?

たしかに妊娠初期は眠気が出やすいのですが「いくら寝てもだるくてスッキリしない」「寝ても途中で目が覚めてしまい眠りが浅い」といった症状も現れやすい時期なのです。

こうした妊娠初期の睡眠不足の原因には主に次の4つがあげられます。

妊娠初期の睡眠不足の原因

つわり

眠たいのにつわりの気持ち悪さからなかなか寝付けずに睡眠不足に。

私も妊娠初期はこうした状態に悩まされ、毎日夜寝るときは眠気が吐き気に勝つまでは眠れないといった状態でした。

トイレが近くなる

せっかく寝ても尿意で起きてしまい寝不足に。

妊娠初期は子宮が大きくなっていく時期なので、膀胱が圧迫されて尿意を引き起こしやすくなります。

黄体ホルモンで精神的に不安定に

妊娠初期に急激に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は赤ちゃんのいる子宮内環境を良くするために大切なホルモンです。

しかしこの黄体ホルモンは生理前にも多く分泌され、PMS(月経前症候群)を引き起こす原因でもあります。PMSは様々な身体の不調だけでなく、イライラや不安感などの精神的な不調も引き起こす症状で、原因は黄体ホルモンの影響と言われています。

妊娠初期もまさにこの黄体ホルモンの影響でPMS症状のように精神的に不安定になり寝つきにくくなり、睡眠不足を引き起こす原因ともいわれています。

特に初産婦の場合は初めての妊娠に不安や戸惑いを感じることも多いことから精神的に不安定になりやすいため睡眠不足につながることもあります。

吹き出物のストレス

妊娠するとそれまでと肌質がガラリと変わることも多く、肌荒れ1つしたことがない人が吹き出物だらけになるといったことも少なくありません。

今までと違う肌質に戸惑い、ストレスを感じることでホルモンバランスがさらに乱れてしまい吹き出物が悪化することもあります。

妊婦さんの吹き出物 改善ケア方法

では妊娠中の吹き出物を改善するにはどうすれば良いのでしょうか?

妊娠中のニキビケアに関しては別記事の「妊娠中のニキビはなぜできるの??ニキビの原因と治し方、予防方法まとめ」でも具体的にお話ししました。

ですので今回は、あごの吹き出物の主な原因であるホルモンの影響を重点に置いた改善ケア方法をお話ししたいと思います。

妊娠初期のホルモンが影響している吹き出物は妊娠中の一時的なものである可能性が高いです。ホルモンバランスは妊娠中期ごろには整ってくるので、それに合わせて自然と吹き出物も治ることが多いでしょう。

とはいえ、吹き出物ができていても何もせずにただ我慢しろというわけではありません。

吹き出物改善にはスキンケアや食事や生活習慣、睡眠、ストレス改善を行い、肌に負担をかけないようにし、身体の内側から健全な妊娠環境を作っていくことがとても大切です。

これはお肌のためだけでなくお腹の赤ちゃんのためにもなるので妊婦さんにとって最善のケア方法といえます。

では具体的なケア方法について詳しくみていきましょう。

食事改善

あごニキビはビタミン不足が原因と言われています。

なかでもビタミンA 、B1、B2、B6、C の5つが不足すると吹き出物ができやすくなるので積極的に取り入れていきましょう。

ではそれぞれのビタミンが肌にどのように作用するかをみていきましょう。

ビタミン 作用 多く含まれている
食べ物
ビタミンA 皮膚の再生力と免疫力を高める。

アクネ菌の増殖を抑制する。

不足すると乾燥肌になりバリア機能が低下。

角質が肥厚し毛穴を詰まらせ吹き出物に。

  • ほうれん草
  • 人参
  • かぼちゃ
  • バター

など

ビタミンB1 自律神経を整える。

妊娠中の睡眠不足から交感神経が優位になると皮脂分泌が増加し吹き出物に。

  • 豚肉
  • 大豆

など

ビタミンB2 皮脂の代謝を正常に促進して過剰分泌を抑える。
  • ヨーグルト・
  • 青魚(イワシ・サバ・サンマ)
  • 豆類

など

ビタミンB6 肌を作る元であるタンパク質の代謝に関わり、肌のターンオーバーを正常に整える。

不足するとターンオーバーが乱れ角質肥厚から吹き出物に。

  • 人参
  • 青魚(イワシ・サバ・サンマ)
  • さつまいも

など

ビタミンC 抗酸化作用→吹き出物の炎症を引き起こす活性酸素を抑制する。

ホルモンバランスの影響によりストレスを受けやすい妊娠中のストレスを緩和させる働きもある。

  • レモン
  • いちご
  • キャベツ
  • キウイ

など

 

スキンケアの見直し

妊娠中は肌が敏感になります。スキンケアやメイク品などの化粧品を低刺激性のものや敏感肌用のニキビケア製品にかえるといいでしょう。

また正しい洗顔を心がけ肌に負担を与えないようにしましょう。

(詳しくは別記事「「妊娠中のニキビはなぜできるの??ニキビの原因と治し方、予防方法まとめ」や「妊婦さんが敏感肌に肌質が変化する理由とおすすめケア方法」に記載しています。)

ストレス改善

先述したとおり、妊娠初期の吹き出物は黄体ホルモンなど妊娠初期特有の影響によるストレスが原因の1つです。言い換えれば、妊娠中という期間限定の肌トラブルです。

「結局、一時的なものなのでいずれ治る」と大らかに捉えることもストレス緩和にはとても大切です。

改善のためにあまり気にせず悩まないようにしましょう。

またつわりのストレスを感じるようなら、別記事の「つらいつわりに先輩ママが実践したつわり軽減方法20選」に記載してあるものを参考につわり改善を試してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

食事や睡眠、スキンケアなどのセルフケアでの吹き出物改善はママさんの身体を健全な妊娠環境にすることができるので、お肌だけでなくお腹の赤ちゃんのためにもとってもいいことですよね!

真っ先に薬などに頼る前に、まずはセルフケアで改善できるよう頑張りましょう!

Nemonon: 元BA(ビューティアドバイザー)& 美容クリニック勤務経験を活かして「いつまでもキレイなママでいたい!」そう願うママさんたちがもっと輝くための美容情報を提供していきたいと思っています! 同じ子育てママとしての立場からファッション関連や妊娠・出産・子育て関連など、みなさんのお役に立てるような情報も書かせていただいてます。
Related Post