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ピラティスは、不妊の原因である骨盤のゆがみや冷え症、自律神経の乱れを改善する効果があるといわれています。
自分の体力に合わせてマイペースで行えるので、妊活中の方にも無理なく続けられる理想的なエクササイズといえるでしょう。
今回は、そんなピラティスの魅力について詳しく説明します!
ぜひ読んでみて下さい。
ピラティスとは
ピラティスは、身体の深い部分にあるインナーマッスルを鍛え、骨盤や肩甲骨、背骨などの骨格を意識して身体本来の正しい動きをすることで、身体のゆがみを取る効果があります。
「ヨガと同じでは?」と思われがちですが、エクササイズの目的も効果も実は全く違います。
ピラティスができる過程でヨガの要素を取り入れている部分もあることから似ているポーズなどもありますが、ヨガは自分の内面と向き合うことに重点を置いているのに対して、ピラティスは自分の身体に向き合うことに重点を置いています。
もともとリハビリ用に開発されたエクササイズなので即効性があり、自分の体力に合わせて強度を調整することができるため、性別や年代を問わず行えるエクササイズなのです。
胸式呼吸をしながら負荷の少ない動きを正しく行うことで、体の不調を改善します。
日頃、自分が無意識にしている動作のクセを矯正することができるので、日常生活でも美しく無理のない動きができるようになりバランスのとれた身体作りにも役立ちます。
ピラティスで不妊の原因となるトラブルを解消
ピラティスはなぜ、不妊に効果があるのでしょうか。
それは、不妊の原因であるトラブルを解消し、身体本来の機能を取り戻すことができるからでしょう。では、不妊の原因にはどのようなものがあるのか、みてみましょう。
骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみがあることで、子宮や卵巣、その周りの血流やリンパの流れが滞り、本来の身体の機能が果たせなくなってしまいます。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ、まさに身体の要ですから、ここが歪んでしまうと身体全体に大きな影響を与えることになります。
骨盤のゆがみを矯正することで、子宮や卵巣、その他の内臓の機能が高まり、血流やリンパの流れもよくなるので妊娠しやすい身体に改善することができます。
冷え症
骨格だけでなく筋肉、特にインナーマッスルを鍛えることで基礎代謝が上がり、血流を良くすることができます。
血流がよくなると体温が上がるので内臓の冷えが取れ、身体の免疫機能もアップして冷え症を改善することができます。
自律神経の乱れ
自律神経は自分の意志ではコントロールできない神経で、身体を活発に働かせる交感神経と、休息やリラックスしている時の副交感神経から成り立っています。
過度なストレスや不規則な生活などで自律神経のバランスが崩れると、女性ホルモンの分泌が乱れるので排卵サイクルにも影響し、妊娠しにくくなってしまいます。
ピラティスのエクササイズで自律神経のバランスを整え、ホルモンバランスの改善を図りましょう。
日常生活の中でピラティスを!
妊活を始めることは、自分の身体や心を見つめるきっかけにもなります。
特に身体は、日頃意識しないで使っていると、猫背や反り腰、内またなどのクセが歪みとなって身体本来の動きができなくなってしまいます。
ピラティスは、座る、立つ、歩くといった日常生活の中で行う動作を正しい動きに矯正して、無理なく美しい動作が日常でもできるように導いてくれます。
また、ピラティスはインナーマッスルに働きかけることで筋力アップを図り、身体をよりスムーズに動かすことに重点を置いています。
インナーマッスルは身体の一番深いところにある筋肉のことで、なかなか鍛えにくい筋肉といえます。
ピラティスは、このインナーマッスルを直接鍛えるエクササイズとしても知られています。
インナーマッスルを強化すれば、代謝が上がって血流が良くなるのに加え、関節の位置を整えて怪我をしにくい安定した身体を作ることができます。
妊活中はもちろん、妊娠中や産後も身体を正しく動かすことで、バランスのとれた健康な身体を保ち続けることができるでしょう。
妊活としてピラティスを行う上での注意点
ピラティスは体力のない人、運動をしていない人でも行えるよう、強度の調整ができるエクササイズなので気軽に始めることができます。
その人、その人に合わせた強度でできるエクササイズですが、より効果を引き出すために気をつけておきたいことがあります。
胸式呼吸
ピラティスは胸式呼吸をしながら行います。
胸式呼吸とは、鼻から肺いっぱいに息を吸い、おなかをへこませて息を吐く呼吸の仕方です。
この時、息を吸いながら肋骨を広げるようにするのがポイント。
肋骨の周辺にある腹横筋や肋間筋を動かすことができ、この動きによってより深い呼吸ができるようになります。
呼吸はそれだけでさまざまな筋肉に作用するので、ストレッチと同じ効果があります。
胸式呼吸は肺に十分な酸素を送り込むことができ、交感神経に働くので、緊張感を与え、頭がスッキリする効果があります。
いろいろな動きをしているとつい力が入って息を止めてしまいがちですが、常に呼吸することを意識しながらエクササイズしましょう。
無理はしない
動きに慣れてくると、よりレベルアップした動きを取り入れたくなりますね。
そんな時は様子を見ながら行いましょう。
身体に過度な負荷をかけて行うことよりも、自分が気持ちよく感じる強度で正しく行うことが重要です。
筋トレのように強度の高いトレーニングを頑張ってやるのではなく、常に自分の身体に目を向け、ていねいに正しい動きをすることに集中しましょう。
また、生理中など体調がすぐれない時は無理をせず止めることも大切です。
「妊娠したかな?」という時は、まず必ず医師の診察を受けてくださいね。
ピラティスは妊娠中や産後のエクササイズとしてもおすすめ
妊娠中のエクササイズ効果
妊娠中はおなかの中で赤ちゃんが育ち、ママの身体もそれに合わせて大きく変化する時期です。
ホルモンの変化により身体だけでなく、気分も日々変化します。
赤ちゃんが大きくなるにつれてママの体重も増えていきますが、やはり心配なのが体重管理。
ママの過度な体重増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症になりやすく、また産道に脂肪がつくことで出産に時間がかかるなど難産の原因にもなり、赤ちゃんにもママにも大きな負担ですね。
負荷の少ない動きで最大限の効果を上げることができ、好きな音楽などを掛けながら行えば気持ちのリフレッシュにもつながります。
出産時に備えて、重たくなった子宮を支える骨盤の周りのインナーマッスルや腹筋、背筋を鍛えておきたいですね。
ママと赤ちゃんの健康のためにもピラティスはぴったりなエクササイズなのです。
産後のケアとして
ピラティスのエクササイズで妊活中はもちろん、妊娠中の体力づくりをしておくと、産後の回復も早くなり体型も戻りやすくなります。
出産で骨盤が開いたままだと、将来尿漏れなどの心配もありますね。
赤ちゃんが生まれたら、育児は待ったナシでやって来ます。
産後こそ、ママの身体と心のメンテナンスが必要でしょう。
赤ちゃんが寝ている間やパパが見ていてくれるときなどのスキマ時間をピラティスタイムにしてみてくださいね。
まとめ
ピラティスの効果がお分かりいただけましたか?
正しい動きをすることで、身体の機能を取り戻すことができるなんて、夢のようなエクササイズですね。
妊娠・出産は、女性にとって大変大きな仕事です。
その妊娠・出産に備えて、ピラティスを取り入れるのはとても素晴らしいことです。
簡単な動きでも、驚くほどの効果を実感できると思います。
是非、取り入れてみてくださいね。
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