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離乳食を冷凍保存!赤ちゃんのために安全な冷凍期間と解凍方法を紹介!

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毎日の離乳食作りって大変ですよね。

赤ちゃんが食べやすいように食材を裏ごししたり、すりつぶしたり。

いろんな食材をくみあわせて、栄養バランスも考えなければいけないし・・。

便利なのは離乳食の冷凍保存ですが、どのように冷凍保存をして、解凍する時は?衛生面は大丈夫?と不安がいっぱい。

これから離乳食を始めるお母さんや、既に離乳食を初めているお母さんにも、知っておいてもらいたい離乳食を上手に冷凍保存するコツや、電子レンジの活用テクなど、役立つ情報をまとめましたのでご紹介します!

離乳食を冷凍保存するメリットは?

今まで飲み込むことしかできなかった赤ちゃんが、離乳食を通して少しずつ、噛んで食べるという練習をしていきます。

離乳食は将来の食生活の基礎となりますので、この土台をしっかりとさせておくためにも離乳食作りにはこだわりたいですよね。

しかし、毎日離乳食を作るとなると、時間も手間もかかり、食材も偏ってしまう場合があります。

そこで、食材の冷凍保存です。何種類かの食材を調理し、冷凍保存してストックしておけば離乳食のレパートリーも広がります。

新鮮な状態で調理をして冷凍すれば、素材そのものの味も味わうことができます。

お母さんも離乳食作りの準備に慌てることが少なくなり、余裕が持てるところもメリットですね。

離乳食を冷凍するポイントは?

離乳食を冷凍保存する最初の作業は、食材を調理することです。

生後5、6カ月の赤ちゃんは、まだまだ胃腸の動きが未熟なので、大人のように消化・吸収ができません。

そのため月齢にあった大きさや固さで食べさせて、食べ物に少しずつ馴らしていくことが大切です。

そこで大切なのは、食材の素材の鮮度です。食材は冷蔵庫に入れておくと、鮮度も落ち、雑菌も繁殖しやすくなり、その上栄養も失われてしまいます。

旬な食材を選び、買った食材をその日に調理するのが鮮度を保つコツです。

新鮮な食材を調理し、急速冷凍、急速解凍することが、離乳食をおいしく、そして安全に冷凍保存するポイントになります。

離乳食を冷凍保存する方法は?

離乳食の形状によって、小分け方法をセレクトしましょう。

まとめて調理した離乳食は、1回分の量で小分けにして保存しておくと便利です。

ペースト状のものはジッパー式の保存袋に、だしやスープなどの液状に近いものは製氷皿にして、形状に合わせて冷凍しておくと、調理するときに取りだしやすいです。

密封容器やラップを使えばそのまま電子レンジで使用できるので手間も省けます。

製氷皿を使ってブロック状に!

出汁やスープ、水分の多いおかゆ(10倍粥や7倍粥)などの汁もの、水分の多いものなど

1回分をとりだしたい時に製氷皿を使ってブロック状にストックしておくと便利です。

製氷皿は蓋がついていて、1マスに大さじ1以上入るサイズがおすすめです。

完全に凍ったら、ジッパー式の保存袋に移すことで保存スペースも節約できます。

なるべく空気を入れないようにして、1個1個がくっつかないように保存しておきましょう。

おかずカップを使って1回分を入れて

水分の少ないお粥や、月齢に合った形状の麺類や野菜、魚、肉など

水分量の少ないものは、1カップに1回分の量を入れて、密封容器やトレイに並べてラップをかけて冷凍します。

完全に凍ったら、ジッパー式の保存袋に入れてストックします。

ジッパー式の保存袋に筋目を入れて

ミートソースなどのソース類や、めん類、野菜などのペースト状のもの

ペースト状のものを冷凍保存する場合は、ジッパー式の保存袋に平らになるように伸ばして入れて、箸などをつかって1回分の大きさに筋目をつけておきましょう。

そうすると解凍し使用する時に、ポキっと1回分が折れやすくなります。野菜や肉、魚など大量に冷凍する時などにも使えます。

密封容器を使って小分けに

軟飯、うどんや固形の主食、カット野菜など

1回分の量に合わせたサイズにして、ふたのついている密封容器で保存しましょう。

そのまま電子レンジで温めることもでき、ふたがあることで蒸されて食材もふっくら仕上がります。

洗えば繰り返し使えるところも経済的でいいですね。

ラップで1回ずつ包んで冷凍保存

かぼちゃやじゃがいもなどの水分が少ない野菜など

水分が少ない野菜やマッシュしたじゃがいも、かぼちゃなど、水分が少なくて粘度のある食材は板状に伸ばしたり、1回分ずつきんちゃくのようにラップすると、そのまま電子レンジで温めることができます。

ラップをして保存袋に移し替えるとさらに鮮度を保てます。

冷凍保存ができない食材

食材の中には冷凍保存に向かないものがあります。下記の食材は注意してください。

  • 豆腐・・冷凍すると水分が抜けて食感が変わってしまいますので冷凍保存には向きません。
  • こんにゃく・・冷凍すると水分が抜けて固くなってしまいます。
  • 卵・・そのまま冷凍すると黄身と白身で分離してしまいます。冷凍保存するのであればいり卵にするとOK。
  • きゅうり・・そのまま冷凍すると水分が多く冷凍保存には向きません。ゆでたりすればOK。
  • 大根・・水分の多い食材なのでそのまま冷凍保存するには向きません。おろして水けを絞ればOK。
  • ゼリー・・ゼラチンで固めたものは冷凍してしまうと水分が抜けて、形状が変わってしまいます。

離乳食の冷凍保存、賞味期限は?

どのような食材でも、1週間を目安に使い切るようにしましょう。

冷凍保存する際に、何の食材か、いつ調理したものなのか、何を冷蔵庫に入れたのかをメモをして管理するようにするといいですね。

冷凍保存していても時間がたてば味は落ちていきますし、どんなに気をつけて密封していても食材は少しずつ酸化していきます。

難しいですが、上手に1週間の献立を考えて、食材をムダにしないようにしたいですね。

離乳食を冷凍保存する際に気をつけること

赤ちゃんは大人のように消化、吸収もうまくできず、抵抗力も弱いです。

ポイントをおさえて、衛生面では特に気をつけるようにしてください。

  • 新鮮な食材を使う
  • 調理前や調理中は手を綺麗に洗うようにする
  • 調理器具、保存容器は清潔にしておく
    (熱湯をかけると殺菌することができます)
  • 空気にふれないように、きっちり密封してから保存する
    (殺菌の発生や酸化を防ぐため)
  • 調理したものは十分に冷ましてから冷凍庫で保管する

離乳食の冷凍保存、解凍方法は?

フリージングした食材は、凍ったまま電子レンジなどで加熱をして利用しましょう。

自然解凍はNG! 雑菌が繁殖しやすくなる上、美味しさも逃げてしまいます。

必ず凍ったままの状態で電子レンジで加熱したり、鍋で煮たりフライパンで温めるようにしてください。

また、一度解凍したものを再冷凍するのも味も鮮度も極端に落ちてしまいます、衛生面においても×なのでやめましょう。

赤ちゃんの食べ残しを冷凍するのは?

赤ちゃんが食べ残してしまったものを冷凍するのもNGです。

食べ残しには赤ちゃんの唾液も入っているため、より雑菌が繁殖しやすい状態になっています。

次の離乳食の時間に再加熱してあげるのもやめておきましょう。

そろえておくと便利!冷凍保存の道具

  • 製氷皿
  • ジッパー付き 冷凍用の保存袋
  • ラップ
  • お弁当用カップ
  • 耐熱密封容器
  • 金属製のトレイ

製氷皿をはじめ、冷凍保存する道具はたくさんあります。

そろえておくと食材の下ごしらえから使えて便利ですよ。

製氷皿や密封容器など、繰り返し使うものは毎回熱湯消毒をして清潔にしておきましょう。

電子レンジ調理の活用テクニック

電子レンジはもともと、少量を温めるのに向いています。

電子レンジの活用テクをマスターしておけば、離乳食作りの時間も手間も省けます。

活用テク①水分を加えて温める

電子レンジの仕組みは、食材の中の水の分子に電磁波が当たり、それが振動することで摩擦熱をおこし加熱するというもの。

食材の水分が少ないと、均等に温めることができなかったり、上手に調理ができません。

水分が少ない食材(じゃがいもやかぼちゃなど)を電子レンジで温める場合は、少し水をかけてから加熱すると、食材もやわらかく仕上がります。

冷凍保存した離乳食も同じで、そのまま温めてしまうと、ボソボソしてしまったり、少量調理のため焦げてしまうことも。

加熱する前に水やだしと一緒に加熱することで、作り立てのようにふんわり仕上がります。

活用テク②時間は短めに設定する

電子レンジの調理で1番難しいのが、時間の設定。加熱しすぎてしまうと食材がぱさついてしまったり、固くなってしまい、食感も変わってしまいます。

かといって加熱があまいと加熱ムラが出てしまい、衛生面でも不安になってしまいます。

電子レンジによって加熱する時間が少しずつ違うので、設定時間は目安と考えましょう。

まずは設定時間よりも短めにスタートし、様子をみながら加熱時間をプラスしていくのがおすすめです。

フリージングしたものを解凍する場合は、解凍専用の機能を使ったり、目盛りを「弱」に設定すれば、失敗も少なく加熱できます。

活用テク③ラップをうまく使い分ける

加熱する時にするラップのかけかたにもコツがあります。

一般的な電子レンジを使用した場合の説明ですが、電子レンジによってはラップを使用しないで加熱する場合もありますので、使っている電子レンジの説明書を確認してくださいね。

ラップの耐熱温度が140度以上であることも必ず確認しておくようにしましょう。

ラップをふんわりかける

水分量の多いものは、加熱中に蒸気があがってラップが破裂するおそれがあります。

だしやスープなどを温める場合は、水蒸気を逃がすために、両端を少しあけてふんわりラップをかけるようにしましょう。

ぴったりかける

水分量の少ないごはんなどを加熱する場合、水蒸気を逃さないようにするためにラップをしっかりめにかけますが、ぴったりかけすぎてしまうと容器に密着してしまい、ラップを外すときにやけどをする危険があるので注意が必要です。

ラップなし

揚げものや焼きものなど、水分をとばしてからりをさせたい場合はラップをかげずに加熱します。

活用テク④どきどきかき混ぜる

電子レンジは食材を急速に加熱しますので、中央部分は加熱させやすく、外側は加熱されにくいなど、加熱にムラが起きてしまいます。

様子を見ながらどきどき下かき混ぜるなどして、均一に加熱ができるようにチェックしましょう。

活用テク⑤なるべく食材の大きさをそろえる

電子レンジで食材を加熱する場合、野菜などの食材を同じくらいの大きさにカットすることも大切なポイントです。

大きさが違うと、加熱ムラができてしまったり、火の通りにもムラができてしまいます。

また、耐熱皿にのせるときも、食材が等間隔に並んで加熱すると均等に加熱ができます。

よく使う食材や傷みやすい食材は冷凍保存しよう!

お粥や食パン、うどん、だしやスープ、ニンジンやかぼちゃなどは、離乳食初期から後期までよく使う食材です。

これらを冷凍保存して常備しておくととても便利です。

また、果物などの痛みやすい食材も、調理して冷凍保存しておけば美味しさをキープできます。

月齢別に合わせた形状の離乳食をストックしておくことで、毎日作る手間も省け、お腹がすいたときに手早く準備できて、慌てることも少なくなります。

まとめ

新鮮な食材を選び、その日のうちに調理、冷凍することで、新鮮な状態を保つことができたり、食材本来の味や食感を味わうことができるんですね。

時間があるときにまとめて冷凍保存をしておけば、他の食材と組み合わせたりしながら献立のレパートリーも広がります。

冷凍保存を活用していくことで、忙しいお母さんにも毎日の生活にゆとりが生まれ、赤ちゃんとよりよい時間を過ごせるかもしれません。

是非活用してみてくださいね!


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yuki-na: H28.6月に男の子を出産した新米ママ。毎日あれこれ模索しながら子育てを楽しんでいます。 分からないことがあるとネットを使ってすぐ調べるのが癖。自分の実体験をもとに、知りたい情報を読みやすくお伝えできればと思っています。