見出し
思い通りに予定をこなせなかったり、自分のことは後回しにしたり、社会から隔離されている気分になったり…育児って幸せもいっぱいだけれど、そのぶん辛いことやプレッシャーも多いですよね。
自分でも気づかないうちにストレスが溜まってしまい、イライラが大爆発して自己嫌悪におちいる方も少なくないはず。
その大爆発を防ぐために、何か心がけていることはありますか?
ママの笑顔は家族みんなの幸せ。イライラを上手に解消して、楽しく育児をするにはどうしたらいいのでしょうか?
この記事では育児のイライラ解消法をご紹介しています。
ぜひ参考に読んでください。
まずは自分のイライラに気づくことが育児のイライラ解消に!
子供のことに手をとられて自分にかまう余裕がない子育て中は、自分の心に芽生えたイライラやストレスも見逃しがち。
まずは自分のイライラに気づき、大爆発を防ぎましょう。
イライラ日記をつけてみる
毎日じゃなくてもかまいません。1日の終わりに書かなくても、空いた時間でも大丈夫。
モヤっとした出来事とそのときの気持ちを振り返るだけで、自分が抱えているストレスの原因や、イライラしがちな傾向がわかるようになります。
ただただ不満を吐き出す
信頼できる人に話しても、紙に書きなぐっても構いません。心に浮かぶネガティブな言葉を吐き出すだけで、自分のストレスの原因が見えてきます。
イラっとした感情をそのままに味わう
子供にイライラを見せてはいけないと思い、無意識にイライラに気づかないふりをしてしまったり、イライラをなかったことにしてしまうと、そのイライラは心の中でずっとくすぶり続け、どんどん熱を増してしまいます。
「あ、私は今イライラしてる」と素直にその感情を味わうことで、そのイライラはスッと冷めていきます。
イライラをうまく解消するには
自分のイライラやストレスに気づくことができれば、子供に八つ当たりしてしまうことはグッと少なくなります。
今度は、そのイライラをうまく解消していきましょう。
完璧を求めない
「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と全てをこなそうとすると、余裕がなくなってついイライラしがち。
真面目なママほど、子供のためや家庭のためにとついいろんなことを頑張って苦しくなってしまいがちですが、子供の生命を危険にさらすことさえなければ、あとはサボってしまっても大丈夫。
キャラ弁が作れなくたって、子供の希望をいつも叶えてあげらなくたって、子供の前で泣いてしまったって…完璧なママじゃなくても、子供はママのことが大好きだから、心配しなくていいのです。
世界を広げる
子育てをしていると、つい子供との世界ばかりになってしまいがち。
どんなに大好きな人だって、ずーっと一緒にいると疲れてしまいます。
子供を誰かに任せて出かけたりするのは少しハードルが高いですが、子育て以外の話ができる友達に電話したり、子供のお昼寝中に読書やDVD鑑賞に没頭したり、スキマ時間でリンパマッサージをしてみたり…ほんの少しの時間でも「子育てママ」とは違った自分でいれる時間を作るだけで、気分がグッと明るくなりますよ。
共感できる人を見つける
ママ友や子育て中の芸能人など、「みんな同じだ」と共感できる人を見つけましょう。
子育て中はなぜか、自分だけが出来損ないなんじゃないかと不安になりがち。
でも、実はみんな同じようなことで悩んだり、同じようなことができなくて困ったりしています。
夫が気持ちを分かってくれないときも、憧れの芸能人が同じような悩みをブログに書いているのを見るだけで、すごく心強い味方ができた気分になりますよ。
あえて出来損ないになってみる
そもそも、何もかもうまくいかないといけないなんて、誰が決めたんでしょう?
うまくいかないことをうまくいかせようともがいてイライラを爆発させてしまうくらいなら、開き直って「ま、いっか。」と出来損ないの自分を受け入れてみましょう。
今自分が問題だと思っていたことは、実は大した問題ではなかったと気づくかもしれません。
私はあえて「今日は出来損ないday」宣言をする日があります。
今日は何もしないぞ!と決めて、部屋がどんなに散らかっても、夫がどんなに機嫌が悪くても、本当に何もしません。
そうすると、案外すぐにすっきりして、結局午後には気持ちよく家事ができたりします。
完璧にやる
先ほどとは矛盾しているかもしれませんが、今日やると決めたことをとことん完璧にやるのも、結構ストレス解消になります。
やっているときは少ししんどいですが、やり終えたときの解放感と達成感は、今までのストレスを吹き飛ばしてくれます。
「自分はこんなにやれるんだ!」と自信を持つこともできますよ。
一番いけないのはやらなければいけないことを妥協しながらただ何となくこなしてしまうこと。
大変な思いをしてやったのに、結局満足感もなく終わってしまい、疲れと「こんなんでいいのか」という不安だけが残ります。
やるときはやる!サボる時はサボる!のメリハリが、気分をあげてくれることもありますよ。
ママは辛いもの?いいえ、楽しいものです。
みんなが気づかない呪いの言葉
「ママなんだから頑張らなくちゃ」「子育ては思い通りにいかないもの」「自分の時間なんてないよ」。
周りから聞いたこんな言葉を、鵜呑みにしてしまっていませんか?子供に恵まれて、家族が成長していくって、本当はすごく幸せなことなのに、なぜか今の日本の子育ては、「辛いものでなければならない」「大変な思いをしなければいけないもの」として、価値観が定着してしまっている気がしてなりません。
でも、それって本当ですか?確かに子育ては大変なことも多いかもしれない。
でも、大変なことばかりに目を向けるような、そんな価値観に飲み込まれていませんか?こんな呪いの言葉を信用して、子育てを楽しむことに、罪悪感すら感じていませんか?
「親」である前に「人間」
子育てはママやパパの人生のほんの一部であり、子供にとっても成長過程のほんの一部分。
「育てる」のも「育てられる」のも、長い人生のなかのほんの20年ほどの出来事です。
もちろん、人間を一人育てるということは、重い責任が伴いますし、簡単なことではありません。
しかし、パパもママも、「親」である前に一人の人間。人生の全てを子育てに捧げる必要はないと私は思います。
子供が一人で歩んで行けるようパパやママが自分を犠牲にして全力で支えることも悪いことではないと思います。
しかし、パパやママが歩む人生に、子供がついてこれるよう軽くサポートするだけでも、子育てとしては充分ではないでしょうか。
パパとママの2つの人生を見ながら育った子供は、きっと豊かな価値観を持って自分の人生を歩んでくれるようになると思いますよ。
「ママになった」ではなく「ママという自分ができた」
私の友人で、子供が生まれたときに「ママ部に入部した」と言った人がいました。
私も初めは彼女のいう事がよくわかりませんでしたが、どういうことか詳しく聞いてみると、「ママになった」のではなく「自分の中にママという新たなポジションが加わった」という話をしてくれました。
「パパやママが自分を犠牲にしてまでやる子育ては、きっと楽しくない。
そんな親に育てられた子供はきっと、もっと楽しくない。パパやママが自分の人生の一部として子育てを楽しむことで、夫婦関係も家族関係もうまくいく。」のだそうです。
実際に、仕事や家事もこなしながら子育てしている彼女は、毎日が変化に富んでいてとても楽しそうでした。
まとめ
今回は、育児中のストレス解消法について、できるだけ夫や実家などに頼らず、ママだけでできる方法をメインにご紹介しました。
「ママ」である前に一人の人間として、子育てをもっと楽しんでいけるといいですね。
この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます。