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母乳育児は赤ちゃんに最良の栄養を与えるだけでなく、大切な母子のコミュニケーションの時間ですよね。
だからこそ完全母乳育児をめざしているママさんも多いのではないでしょうか?
しかし赤ちゃんに一生懸命おっぱいをあげてもいつも泣かれてしまうと、母乳が足りていないのかも…と心配になりますよね。
そこで今回は赤ちゃんが授乳しても泣いてしまう理由と母乳不足かどうかの判断方法についてお話ししていきます。
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母乳不足かどうかの判断方法は?
授乳中赤ちゃんが泣いてしまうということは母乳不足のサインかもしれません。
しかしミルクと違って母乳はどれだけ飲んだのかわからないので、足りているかどうかの判断がつきにくいですよね。
母乳が足りているか心配という場合は、以下の項目をチェックしてみましょう。
尚、母乳不足が原因の場合は1つではなくいくつかの項目が当てはまるというパターンが多いので、その点にも注意してチェックしてみてください。
授乳後すぐなのにミルクをたくさん飲む
母乳でお腹いっぱいならそのあとのミルクはあまり飲めないはずなので、母乳不足が疑われます。
しかし生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは満腹中枢の機能がまだ未熟なため与えられた分だけ飲んでしまいがちです。
また赤ちゃんにとっては哺乳瓶の方が母乳よりも飲みやすいので、ついミルクを多く飲んでしまう傾向にもあります。
授乳したのに機嫌が悪く、すぐに泣いてしまう
本来なら低月齢の赤ちゃんなどは特に、授乳と睡眠を1日中繰り返すものです。
しかし授乳後もグズってなかなか寝てくれない、寝てもすぐに起きて泣いてしまうような場合はお腹が空いていて眠れないのかもしれません。
授乳間隔が短すぎる、また授乳時間が長すぎる
低月齢の頃でも通常の授乳間隔は2〜3時間おきが普通です。
しかし1日中何度も母乳を欲しがり、1時間間隔など頻繁な授乳回数の場合は母乳不足が疑われます。
また通常の授乳時間は両側合わせて約30〜40分ほどですが、1時間以上ずっと赤ちゃんがおっぱいを離さずに吸い続けている状態なのも母乳が足りてない疑いがあります。
ただし、単純にママに甘えていたいだけという場合もあります。
便秘気味
便が2〜3日出ないなど、便秘気味の症状が出ている場合にも母乳不足の可能性があります。
便の回数は赤ちゃんによって個人差があるので、普段から1日の便の回数をチェックしておきましょう。
通常の排便のリズムがわかることで母乳不足の判断基準になります。
尿の回数が少ない
1日の尿の回数が5回以下の場合は気をつけましょう。
また尿の色が濃い黄色の場合も母乳不足の可能性があります。
オムツを替える時などに尿の色にも注意しながら、1日の尿の回数を簡単にメモしてチェックするといいでしょう。
体重が増えていない
最も明確で決定的な判断基準といえるかもしれません。
しかし赤ちゃんの体重の増加速度には個人差がありますし、体重と身長のどちらかだけが急激に増える時期があります。
また離乳食が開始している時期だと離乳食の進み具合なども影響してきます。
体重を基準に判断するときは赤ちゃんの体重が平均より軽いからといって母乳が足りていないと決めつけないようにしましょう。
順調に増えているかどうかの判断ポイントは平均より体重が少なくても成長曲線グラフのカーブに沿っているかどうかが最も重要なのです。
成長曲線に沿っているならその子なりのペースで順調に成長しているといえます。
逆に体重が平均より重くても、急に成長速度が遅くなった場合には母乳不足が考えられるかもしれません。
赤ちゃんの体重が増えていないときの対処方法
体重で明確に判断したいのならやはりベビースケールが最も正確に測れます。
産院にはベビースケールがあり授乳前と授乳後にに測ることができたので、本来ならどれだけ飲んだかわからない母乳量を明確な数字で知ることができました。
しかしベビースケールは通常、家庭にはないので測りたい場合はデパートやショッピングビル、児童館などの授乳室や母乳外来などに置いてあったりするので利用してみましょう。
またベビースケールはレンタルすることもできるので、母乳不足がどうしても心配なら家庭でいつでも測れるような環境にするのもいいでしょう。
購入してもいいですが、一時期のことなのでレンタルの方がおすすめです。
ただし、思うように体重が増えないことで神経質になってしまい、それがストレスになると母乳にも影響し逆効果ですので気をつけるようにしましょう。
どうしても不安な場合は地域の母乳育児の相談会や産院などの母乳外来などで相談してみましょう。
完全母乳育児が希望の場合、なるべく母乳を欲しがるだけ何度でもあげるようにしましょう。
赤ちゃんに飲んでもらえばもらうほど母乳の出も良くなり量も増えていくとされています。ミルクと違い母乳は消化が良いので欲しがるだけあげても問題ありません。
ミルクは腹持ちはいいのですが消化に時間がかかるため、いざ母乳を飲んで欲しくてもお腹いっぱいで欲しがってくれなくなってしまいます。
しかもミルクの飲み過ぎは肥満につながることもあるのであまり足しすぎないようにしましょう。
また母乳不足の原因には母乳の出が悪かったり、乳腺が詰まっていたり、赤ちゃんの哺乳時のおっぱいのくわえ方が浅かったり、授乳姿勢によって赤ちゃんの哺乳が上手くいっていないことなどがあげられます。
これらに関しての対処法や改善方法については『赤ちゃんがおっぱいを飲まない!拒否する原因と対策』や『母乳が詰まる…つまりの原因とその解消法とは?』などの記事に詳しく記載しているので参考にしてください。
しかしこれらを頑張っても改善されない場合は、あまり無理せず必要に応じてミルクを足しましょう。
あまり完全母乳育児にこだわりすぎてしまうと赤ちゃんが栄養不足になり低血糖状態になるなどの恐れもありますので気をつけてください。
必要に応じてミルクを足す勇気も大切です。
授乳中に赤ちゃんが泣いてしまう母乳不足以外の理由
お腹が張っていて苦しい
授乳後にゲップがうまく出ないため苦しいという場合があります。
ミルクの場合は飲む時に空気も一緒に飲み込みやすいため、ゲップが出やすいですが、母乳の場合はあまり空気を飲み込むことはないので比較的ゲップが出にくい傾向があります。
対処方法
ゲップのさせ方は赤ちゃんを立て抱っこし、頭をママの方にもたれさせ、背中をトントンと軽く叩いていると出ます。
しかし母乳の場合などはどうしても出ないこともあるので、ある程度の時間が過ぎたら無理に出させる必要はありません。
眠いけど眠れない
赤ちゃんによっては寝付くのが苦手な子もいます。
上手く寝付けないことで辛くて泣いてしまっているのかもしれません。
対処方法
眠そうな時は赤ちゃんを安心させて眠りにつきやすくさせましょう。
抱っこしてウロウロする、優しく話しかける、背中をトントンする、歌を歌うなど、赤ちゃんそれぞれに眠りにつきやすくなる睡眠導入の儀式があるものです。
いろいろやってみて赤ちゃんの眠りの儀式を探してみましょう。
不快感
眠いわけでもお腹が空いているわけでもなければ、赤ちゃんが泣く理由は暑い、寒いといったことやオムツが気持ち悪いなどの不快感が原因である場合が多いでしょう。
また発熱などの体調不良も考えられるので気をつけてください。
対処方法
オムツのチェックと合わせて背中を触ってみて熱いか冷たいか、汗をかいているか、熱はあるかなどをチェックしてください。
それに合わせて衣服や室温を調節してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
母乳不足かどうかは赤ちゃんの様子をちゃんと見ていれば分かるものです。
最も大切なのは赤ちゃんとママの健康という事を忘れずに、けして無理をし過ぎないようにしてください。
ママさんたちが日々楽しく育児ができるよう願っています!