1年中手に入りやすく、さまざまな料理に使われている出番の多い玉ねぎ。
込んだり炒めたりすると甘みが出てくるので、赤ちゃんにも食べやすい食材に変わります。
離乳食でも料理の主役だけではなく、野菜スープや煮ものなど、優しい甘みを加えたい時に玉ねぎは大活躍してくれます。
そんな玉ねぎの調理の仕方や、月齢別にあった調理の仕方、おすすめレシピをご紹介します!
離乳食に玉ねぎ!いつから大丈夫?
5~6カ月ごろ
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7~8カ月ごろ
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9~11カ月ごろ
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1歳~1歳6カ月ごろ | 1歳7カ月~2歳ごろ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
やわらかく茹でてすりおろせば、5、6カ月ごろから与えることができます。
しっかり加熱して食べさせることが大事なポイント。
生に近い玉ねぎは独特の刺激臭や辛みがありますので、離乳食には不向きです。
ところが、しっかり加熱をすることで甘みが出て、まろやかで食べやすい食材に変わります。
離乳食ではしっかり加熱をして、うまみや甘さを引き出してから食べさせるようにしましょう。
玉ねぎの栄養効果は?
ビタミン類やカルシウム、ミネラル類も豊富に含まれており、血液をサラサラにしてくれます。
また、整腸効果のあるオリゴ糖や食物繊維なども含まれているので、風邪をひいている時や、体の調子を整えたい時にもおすすめです。
月齢別 玉ねぎの調理ポイント&レシピ
月齢別の玉ねぎの調理の仕方&レシピをご紹介します。
玉ねぎは縦にはしる繊維を断ち切るように刻むと、赤ちゃんも食べやすくなります。
また、切ってすぐに調理をすることで甘みが強くでると言われていますので試してみてくださいね。
離乳食初期(生後5カ月~6カ月ごろ)調理の仕方&レシピ
離乳食初期の時は、ペースト状にしてからあげます。
小鍋で茹でる場合は玉ねぎを薄切りにしてからやわらかくなるまで茹でて、それからペースト状にします。
電子レンジの場合は、すりおろしてから大さじ1、水大さじ1を加え、ラップをふんわりかけたら10秒ほど加熱します。
水の代わりにだしや野菜スープで加熱するのもいいですね。
味見をしてみて辛みが消えていない場合はもう少し加熱を。
ペースト状にするのが面倒であれば、フードプロセッサーや裏ごし器を使うと簡単にできますよ。
玉ねぎと人参のピューレ
常備野菜で簡単!赤ちゃんも親しんだ味。片栗粉でとろみをつけても◎。
材料
- 玉ねぎ・・10g
- 人参・・15g
- 野菜スープ・・1/2カップ
作り方
- 小鍋に野菜スープ、玉ねぎと人参を入れてやわらかく茹でる。
- 玉ねぎと人参を裏ごしして、1.の煮汁でのばす。
玉ねぎとかぼちゃのスープ煮
かぼちゃのぽってり感も加わって優しい甘みのスープ。
材料
- 玉ねぎ・・10g
- かぼちゃ・・5g
- 野菜スープ・・1/2カップ
作り方
- 小鍋に野菜スープ、玉ねぎと黄色い部分のみのかぼちゃをいれてやわらかくゆでる。
- 玉ねぎとかぼちゃを裏ごしして1.の煮汁でのばす。
離乳食中期(生後7カ月~8カ月ごろ)調理の仕方&レシピ
離乳食中期になると、与えられる食材もぐんと増えてきます。
玉ねぎはペースト状を卒業して、3mm角くらいに切って加熱調理をしましょう。
小鍋でゆでる場合はみじんぎりにしてから。
電子レンジで加熱する場合は、大さじ1、水も同量加え、1分ほど加熱しましょう。
玉ねぎはお粥との相性もいいですが、豆腐や白身魚などのたんぱく質とも合いますよ。
離乳食のレパートリーを広げていきましょう。
赤ちゃん用シチュー
シチューの匂いがして赤ちゃんも美味しそうに食べてくれます!他に野菜を加えたり、鶏ささみを加えても◎。
材料
- 玉ねぎ・・10g
- にんじん・・10g
- じゃがいも・・5g
- 調整したミルク・・50ml
作り方
- 玉ねぎとにんじんはみじん切りにしてやわらかく茹でる。鶏ささみとじゃがいもはやわらかく茹でてつぶしておく。
- 調整したミルクに1.を入れて混ぜる。
野菜としらすのとろとろ粥
炭水化物、たんぱく質、ビタミンがこれ1品でとれる便利な一品!お茶漬けのような匂いと味がして進んで食べてくれました!
材料
- 7倍粥・・15g
- 玉ねぎ・・10g
- 小松菜・・10g
- しらす・・5g
- 野菜スープ・・大さじ3
作り方
- 小松菜と玉ねぎはみじんぎりにする。しらすは熱湯をかけて塩抜きをし、粗くつぶす。
- 小鍋に野菜スープを入れて①を入れてやわらかく煮たら、7倍粥と混ぜる。
離乳食後期(生後9カ月~11カ月ごろ)調理の仕方&レシピ
2回食から3回食に移り、赤ちゃんもだいぶ離乳食に慣れてきたのではないでしょうか。
玉ねぎは5mm角くらいに切ってから加熱調理をします。
電子レンジを使う場合は大さじ2、水大さじ2を加え1分30秒ほど加熱して、水けを切りましょう。
この時期から手づかみ食べが始まり、お母さんは毎日の離乳食作りに追われているかと思います。
大人の料理からとりわけられる料理を取り入れていくといいかもしれないですね。
簡単やわらか豆腐ハンバーグ
手づかみ食べの練習に。栄養満点の美味しいハンバーグ。
材料
- 鶏ひき肉・・170g
- 玉ねぎ・・1/4個
- 絹ごし豆腐・・130g
- ひじき(缶詰)・・適量
- にんじんなどのお好みの野菜(今回はなし)・・適量
- 片栗粉 ・・大さじ1
作り方
- 玉ねぎ(お好みの野菜)をみじん切りにして耐熱ボウルに入れ柔らかくなるまでレンジで加熱する。ひじきは刻んでおく。
- 玉ねぎに鶏ひき肉、豆腐、ひじきを加えて混ぜたら片栗粉を加えて粘りが出るまで手でよく混ぜる。
- フライパンにクックパーを敷いてスプーンで小判型に形を整えながらのせていく。
- 中火で少し焼き目がつくまで焼いたらそのまま弱火にして蓋をし、上まで火が通るまで焼く。
- 火が通って表面までかたくなったらひっくり返して中火にし、焼き目がつくまで焼いて出来上がり。
- 粗熱が取れたら1つずつラップに包んでジップロックに入れて冷凍。
【出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/4245610】
鶏挽肉と野菜の味噌炒め煮
お粥に混ぜたり、うどんのトッピングにも◎。大人が食べても美味しそう!
材料
- 鶏挽肉・・100g
- 茄子・・小1本
- にんじん・・1/3本
- 玉ねぎ・・1/4個
- 煮干し出汁・・適量
- 味噌・・少々
- 砂糖・・少々
作り方
- 鶏挽肉は熱湯をかけ油をおとす
- 野菜は全てみじん切り、茄子は数分間水に浸してザルにあげる
- 鍋に油を熱し、鶏挽肉を炒め野菜を炒める
- 3.に出し汁(煮干し出汁)を加え、柔らかくなるまで煮る
- 出し汁が少なくなれば砂糖と味噌で味付けする。
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/4317170)
離乳食完了期(生後1歳~1歳6カ月ごろ)調理の仕方&レシピ
離乳食もそこまで細かくしなくても食べれるようになり、調理は楽になってきたかと思いますが、好き嫌いが始まったり、落ち着いて食べてくれなかったりと他の面で大変になってきたのではないでしょうか。玉ねぎは1cm角くらいに切ってから加熱調理をします。電子レンジの場合は大さじ2、水大さじ2を加え2分ほど加熱して、水けをきりましょう。
ノンエッグハンバーグ
卵の代わりにじゃがいもと豆腐を使っているので、アレルギーが心配な方に!
材料
- 牛ひき肉(赤身)・・100g
- 絹ごし豆腐・・30g
- じゃがいも・・30g
- 玉ねぎ・・30g
- ピーマン・・10g
作り方
- 玉ねぎとピーマンをみじん切りにする。耐熱容器に入れ、水少々を振りかけてふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分程加熱。
- ボウルに絹ごし豆腐を入れ、なめらかになるまで混ぜる。じゃがいもは生のまますりおろす。
- 1.の粗熱が取れたらボウルに加える。ひき肉も加え、混ぜ合わせる。
- フライパンを熱し、しっかりと温まったら弱火にする。5〜10等分した肉だねをスプーンですくってフライパンに丸く落とす。
- 肉だねに火が通り、ふちが白くなってきたら裏返す。
- 裏面に焼き色がついたらできあがり。
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/4280152)
根菜と納豆の洋風煮込み
野菜もバランスよくとることができて栄養満点!洋風な味付けです。
材料
- 玉ねぎ・・1/4個
- 人参(中サイズ)・・1/3個
- ブロッコリー(茎)・・1〜2房
- しめじ・・10g〜20g
- 納豆・・半パック
- 水・・大さじ3
- コンソメ・・少々
- ケチャップ・・少々
作り方
- 野菜をみじん切りにしレンジで加熱
- 鍋に1.の野菜としめじ、水を入れて火にかける
- グツグツしてきたら納豆と調味料を入れて水分が半分以下になるまで煮込む
(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/4232600)
まとめ
玉ねぎはお粥や野菜、白身魚や豆腐などのたんぱく質とも相性がよく、常備しておくと離乳食のレパートリーも広がります。
月齢にあった形状で調理をして、小分けして冷凍しておくととても便利です。
調理の仕方も簡単なので、加熱をして甘みを引き出してから、自然な甘み
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