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離乳食の味付けに調味料は使っていいの?使ってはダメなもの

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離乳食は、素材の味を生かした薄味にするのが基本だといいますよね。

しかし、赤ちゃんが食べてくれなかったりすると、味がしないからかな?そりゃ美味しくないもんね~。

と思ったことはありませんか?

筆者は子供に食べさせる前にいつも味見をするのですが、美味しくないなぁ・・と思うことがよくあります。

しかし、素材そのものの美味しさを味わわせることは赤ちゃんにとって、とても大事なことなんです。

使ってもいい調味料を月齢別にみていきながら、調味料の上手な取り入れかたについてご紹介します!

赤ちゃんの味覚について

 

赤ちゃんが成長するにつれて食べられる食材も増えてきて、献立のレパートリーも広がっていきます。

それに合わせて調味料で味付けをして、おいしく食べてもらいたいですよね。

人間の味覚は、舌にある「味蕾(みらい)」という感覚器官よって食べ物の味を感じることができます。

実は、生まれてから乳幼児くらいが1番味蕾の細胞の数が多いと言われています。

味蕾の数が多ければ多いほど、味を敏感に感じることができ、加齢とともに細胞の数は減っていってしまいます。

ですので、大人が味見をしてみて、味がしない、美味しくないと思っても、赤ちゃんにとってはしっかりと味を感じることができているんです。

調味料の上手な使いかた

赤ちゃんはさまざまな味を経験することによって、味覚がはぐぐまれていきます。

離乳食を始めたばかりの頃から調味料を使ってしまうと、内臓の働きが未発達の赤ちゃんにとっては負担が大きくなってしまいます。

また、濃い味に慣れてしまうと薄味のものを食べてくれなくなる可能性も。

味覚の形成は3歳までだと言われていますので、将来嗜好が偏らないようにするためにも、多すぎる塩分や脂肪分、糖分はやめて、使うのであれば少量や、風味づけ程度にしましょう。

「素材そのものの美味しさを生かす」を1番に頭に置いて、離乳食作りをするといいかもしれないですね。

離乳食に使える調味料、ダメなもの

離乳食にアクセントを与えてくれる調味料ですが、いつから使ってもいいのでしょうか。

赤ちゃんの月齢を目安にご紹介します。

  • ○は使用しても大丈夫なもの。
  • △はごく少量だけにした方がよいもの。
  • ×はその時期には不向きであったり、食べさせてはダメなもの。

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

× ×

塩は母乳やミルク、離乳食にも少量含まれています。

内臓の動きが未発達な赤ちゃんには負担が大きいので、基本的には使用しないようにしましょう。

9カ月以降は少量であれば使えますが、大人にとっては味がしなくても赤ちゃんにとっては十分に味覚を刺激していますので、ほんの少量に抑えておきましょう。

砂糖

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

砂糖

どのような食品にも糖分が含まれているので、使うとしても風味付け程度にしましょう。

白砂糖や上白糖などの加工されたものよりも、きび砂糖やてんさい糖はミネラルが豊富ですのでそちらを使用しましょう。

黒砂糖やハチミツはボツリヌス菌が混入している可能性があるので、1歳未満には絶対に食べさせないようにしてください。

バター、マーガリン

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

バター、マーガリン

バターやマーガリンは油ものですが、離乳食初期の段階でも風味づけ程度であれば使うことができます。

ただし1/4以下におさえて、無塩のものを使いましょう。

しょうゆ

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

しょうゆ ×

しょうゆも塩と同じくらいの塩分があるので、塩気を感じないほんの少量だけ使用するようにしましょう。

9カ月以降でも1~2滴でも十分なくらいです。

また、しょうゆの原料は大豆なので、アレルギーを起こす可能性もあります。

与える時は様子を見ながらにしましょう。

みそ

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

みそ × ×

9カ月以降から与えることができますが、こちらもしょうゆと同じで大豆が原料なので、様子を見ながら少量ずつにしましょう。

だし入り味噌は控えましょう。

トマトケチャップ

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

トマトケチャップ × ×

ケチャップは9カ月以降から与えても大丈夫ですが、多くても小さじ1杯程度にしておきましょう。

味が濃いので手作りのトマトジュースや、市販の無添加のトマトピューレ、無塩のトマトジュースなどに薄めて使用するのをおすすめします。

マヨネーズ

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

マヨネーズ × ×

マヨネーズの原料は生卵なので、卵アレルギーがないか確認してから使用しましょう。

また、1歳未満の場合は加熱して使用を。油も含まれていますので少量だけにしましょう。

みりん

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

みりん × ×

みりんにはアルコールが含まれているので、煮立たせてアルコール分を飛ばしてからにしましょう。

意外に糖分が多く含まれているため、9カ月以降も少量に抑えておきましょう。

酢(ポン酢)

5~6カ月ごろ

ゴックン期

7~8カ月ごろ

モグモグ期

9~11カ月ごろ

カミカミ期

1歳~1歳6カ月ごろ

パクパク期

酢(ポン酢) × × ×

赤ちゃんは酸味が強いものが苦手です。

また、酢は胃腸に負担をかけてしまいますので、離乳食では基本は控えた方がいいでしょう。

与えるのであれば、1歳半くらいから少量ずつにしましょう。

調味料なしでも美味しく食べてもらうコツ

 

味のアクセントとしておすすめなのが、野菜スープや出汁を使うことです。

手作りの野菜スープは栄養満点で、優しい甘さも感じられますし、昆布やかつおの出汁で食材を煮込めば十分味に変化を加えることができます。

野菜スープや出汁をたくさん作ったら、製氷皿に入れて冷凍しておくと便利です。

筆者も常備していますが、水を入れる代わりにスープを入れると、優しい甘さが加わるのでいいですよ。

他にも離乳食用のコンソメや、和風出汁なども販売されていますので、それらをうまく利用するのもおすすめです。

まとめ

調味料にもよりますが、大体9カ月ごろくらいを目安に、調味料をほんの少し加えて、味のバリエーションを増やしてみてもいいかもしれないですね。

ただし、使うのはごく少量にして、塩分の味付けは塩かしょうゆ、どちらかにするなどして、あくまでも味の風味付けを意識して使っていきましょう。

まずはいろいろな食材の本来の味を教えてあげるのが大切です。

楽しくておいしい離乳食の時間を過ごせたらいいですね!


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yuki-na: H28.6月に男の子を出産した新米ママ。毎日あれこれ模索しながら子育てを楽しんでいます。 分からないことがあるとネットを使ってすぐ調べるのが癖。自分の実体験をもとに、知りたい情報を読みやすくお伝えできればと思っています。